ベーシック・インカム入門 (光文社新書)
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ベーシック・インカム入門の感想・レビュー(206)
ベーシックインカムについての思想的な背景やら生まれた経緯やらを解説した本。どう実現するか、どんな影響があるかについてはあまり語られていない。社会保障制度についてというよりは労働と賃金に関する哲学の本という印象。
一律にベーシック・インカムである必要はないし、当然もっといい形もあるのだろうが、少なくとも現状よりはベーシック・インカムを採用するほうが良いのではないかと思っている。
誰でも無条件に生活に困らないだけのが受け取れるという夢のようなシステム、ベーシック・インカムについての概略。いやいや死ぬのが嫌で働かされてる限り生産性は上がらないというのは同意。
BIがどのように議論されて来たか、というのがとても理解しやすかったが、他の方も書かれているが、「財源はどうするのか、というのは恫喝にすぎない」と切り捨てるのは良くないと思った。恫喝であろうがそうでなかろうが、ちゃんと議論するべきことではないだろうか。
レポート用に流し読み。ベーシックインカムについて、何故これが議論されるべきか、フェミニズム・現代思想・歴史・経済学などの視点から解説している。どの章からでも読めるという構成はよかったが、少し話が細切れな印象。あとは「財源はどうするのか、というのは恫喝に過ぎない」というのは、どうだろうなぁ……。たとえ恫喝に過ぎなくても議論しなくてはならないところだと個人的には思います
財源論は恫喝というのは、まあ一理あるがやはりそこにちゃんと答えないと駄目だと思う。歴史的、思想的な解説書としてよく出来ていると思う(とくにフェミニズムとの関係をちゃんと扱っているあたりは)が、経済的な側面は弱いという印象。
少し難しく感じたが、来歴や概観、またその周辺を知るには良い本なのかもしれない。飢餓への恐怖によって社蓄になる危険を回避できるのは、とても魅力的だ。放っといても働く人は好きな仕事であれば働くと思うし、ワークシェアに向いた合理的な制度だと思う。今後は、もっと具体案を深めた議論を期待したい。
ベーシックインカムを考える基本に良かった。社会的セーフティネットからこぼれる人が、アメリカより日本のほうが多いとか、福祉対象者に序列ができてしまうとか、気付きにくいことが明らかになっていた。完全雇用が成立しなかったり、ジェンダー役割でアンペイドワークを引き受けざるを得ない人達にも、ベーシックインカムは必要なことなんだろう。ベーシックインカムを考えることで、労働や人間の生き方の価値、ジェンダーも考えることになる。理論だけでも、少し深めたい題だと、考えた。
経済学的・哲学的・歴史的視点からBIについて論じられており読み易い。「生きること自体が労働だ」という価値観からすればネグリの言うところの、労働時間と非労働時間の区別が曖昧化し、人間の生そのものが価値を生産しているという、ひとつの非物質的労働がまさに、BIの根拠となりえようが、第五章終盤にもあるように、どうしても「財源」の議論に陥ってしまう。(コメントへ続く)
経済学の基礎知識がないので、読み進めるにはかなり難儀しました。この間、貧困問題のなかで取り上げられている内容なので、基礎知識だけでもと思いましたが、どこまで自分が理解できたかやや不明…。けれども無償労働(家事・育児など)に対する給付ととらえるとスッと理解はできる。ただ、日本ではまったく論議の俎上には上がっていない。そもそも生活保護の捕捉率の低さや、政治に関心・ポリシーを持たない人が日本人の特徴ともいえる中でどこまで理解が広がっていくのだろうか。子ども手当も結局、満額現金給付は消えたし…
どういった過程でこの思想が生み出されてきたか等も書かれている上、分かりやすい。「ベーシックインカムなんて」という思いで読んでいたら「存外悪くないのでは」という考えに読み終わっていたときには変っていた。入門書には最適。
正直、途中から集中できなくなり飛ばし飛ばしになってしまいました。再読したいと思います。ただ、自分の中のベーシックインカムに対する思い込みに間違いがあったことを認識したことは良かったです。
ベーシックインカムとは何ぞや。そんな疑問に歴史から、思想から、哲学から、経済から、と多方面から応える本書。民主党が提唱する最低保障年金はまさにこのベーシックインカムの考え方から来ているものだろう、という事で読んでみた。確かに入門書としては良書なのだろうが、アプローチが幅広過ぎて自分にはあまり合わなかったですねえ。
明瞭でわかりやすい表現で、入門としては◎。ベーシック・インカムに対する自分の中の偏見もほどけた気がした。ただ、実現性や今後への課題への追求がもう少しほしかったかな。まぁ、それは他の文献でってことですよね。
著者の山森氏と自分の意見にいくつかちがいがあるせいか、アタマに内容がすんなりと入ってこない部分があった。その分いろんなことを考えさせられたし、興味深いこともいくつか知ることができた。たとえば、ベーシック・インカムと負の所得税を明確に切り分けることとか、「資力調査なし」という意味の裏表とか、労働の概念をくつがえす可能性をもっているなど、かなりおもしろい。ベーシック・インカム論はまだまだ詰めのあまい所も多いが、本書が歴史や運動や議論をひとつの本にまとめた意義は深いように思う。
各方面で話題のBIについて、歴史、思想、経済などなどの複数の視点から記述した、文字通りの入門書。コレ一冊だけで解ったつもりになったら危ないけれども。一つの問題にも切り口によって多様なスタンスがある、という前提が現代社会では見落とされているのかもしれない
多少話があっちこっち行ってる感もあったが、BIという真新しい(実はそうでもないのだけれど)概念を紹介する書としてはかなり良かったと思う。個人的にはBI導入には賛成なのだが、システムの整備やら労働観の変革やらで、実現するとしてもだいぶ先の話になりそう。
年寄りが多い国では選挙で勝てないから無理っぽい?知識人のお金儲けツールとしてのお話にしかならないんだろうな・・・本当はすばらしい政策なんでしょうが、21世紀中も人類は馬鹿やってる気がするねぇ
問題点や導入への障害に向き合っていないため個人的には肩透かし。まだ学問の域を脱しきれていない(入門書だから?)。これをきっかけに他の文献もあたってみよう気になりました。
第1章で生活保護の捕捉率を上げるために予算を5倍にしようといって始まるのだけど、就労インセンティブやフリーライダーの話が第5章にあるので随分おあずけを食らうような印象。5→1と戻って読むといいかも。財源の話は「何でBIの時だけそんなこと言うの?」という開き直りが最初に来ていて構成に難あり。開き直るのは散々まくし立てた後に付け足す感じで出さないと説得力が落ちちゃう。全体としては素晴らしい導入本だと言える。雇用と所得保証の分離や、労働という概念の見直しは今ある社会のルールを根底から覆すだろう。
ベーシックインカムについて、新書の形ではあるが大変よくまとまった力作。ベーシックインカムの財源をどうするかについての詳細は他の文献で補足して考えるべきだろう。
BIについての議論を懇切丁寧に解説している。とりわけ、多いであろう『財源はどうするの?』、『働かない人にお金あげてどうするの?』という疑問に対して、色々なサンプルを提示してくれていて、納得させられる。考えていかなくてはならない問題であるが、飽くまで入門なので、この本を読んでからどう考えていくかが重要だろう。
恥ずかしながら「ベーシック・インカム」という用語自体最近知った…。後半はそれほど詳しいところを知りたいという欲求もなかったせいもあり多少難しく感じた。ちゃんとは理解していない。
ベーシック・インカムってのは貧困・再配分・ジェンダー・などの問題に対しての選択肢の一つというよりは、前提であり、インフラなんだってのがよくわかった。
ベーシック・インカム入門の
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感想・レビュー:48件














ナイス!































