できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)
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できそこないの男たちの感想・レビュー(387)

遺伝子についての既述は悔しいけどあまり頭に入ってこなかった。ただ私にとっての福岡さんの真骨頂は、卑近な例で難しいことを説明してくれることろ。医学界で頂点を極めたハーバードの学者が結局は「女」を喜ばせるために、そして余剰を得ることをモチベーションに突き進み、最後に自滅する話しはとても面白かった。また、加速感は時間を実感するがために快と感じられる、との既述は非常に興味深かった。ただ加速感を射精感と同種の快感とし、男にだけ与えられた報酬とするのは疑問。女にだってジェットコースターが好きな人は一杯いるのに。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/13

生物としては女が基本仕様で、男は基本仕様の女を作り変えた生き物。だから、女に比べて構造上無理が多いし、早く死ぬ。男の存在意義からして、女の使い走りなんだってあたりは笑った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/13

生物としての基本仕様は女である。これは広く知られている事実だか、著者は親切に読みやすくこれを説明してくれる。生命の縦糸を繋ぐ横糸としての男は、その他の仕事もこなすようになっていく、テストステロンの毒に蝕まれ、出来損ないと呼ばれつつも生命に真摯であり続けた男が居たからこそ今の文化、文明、社会がある。やはり男に生まれて良かった。

男は女をカスタマイズした形に過ぎない。しかも良い方向ではなく、悪い方向へ。「男は仕事、女は家事」の起源がここにはある気がします。男として女に使いっ走られるのが運命なら、使ってくれる女を大事にしなければいけないんですかね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/29

生物の不思議・性の不思議に易しく触れることが出来る本。 個人的には加速覚についての記述がおもしろかった。「人間にとっての媒体が時間であり生命の流れであり、その存在を知る行為としての加速度が最上の快感である。」・・・これこそができそこないの男への唯一の生の報償であるならば、男として虚しくも思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/21

男女の性差について常々疑問に思うところがあったが、この本ですっきり理解することができた。 絶対的に思えてしまう現代社会での男女の力関係(文化的にも社会的にも)だって、進化の途上で選択されてきた結果に過ぎず、これからどんどん変わっていく可能性も十二分にある、と感じた。読んでいて楽しい一冊だった。

生命の基本仕様はメスで、オスはメスをカスタマイズして生まれる。だから不整合があって男は死にやすいそうです。なるほどなぁ。納得。作中では貧乏くじとまで言ってましたが、あながち間違いないではないかもしれませんね。それにしても、この人は小説仕立てにするのが好きなんですかねー。かなりの描写(!?)を飛ばした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/06

雄の性決定に関する論文レースの裏話から始まり、人だけにとどまらずナチュラリストを目指されていた著者ならではの昆虫まで、多岐にわたる性の話。恥ずかしい事を大まじめに学問する著者の真摯な姿勢(わざとそう書いている節もありますが。笑)、また、論文レースとはいかに凌ぎを削って行われているのか。ノンフィクション・ノベルを読んでいるようでとても楽しく読ませていただきました。「プリオン説はほんとうか?」とはまた違った良さがあります。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/11

★★★☆☆
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/10

高校の社会の先生に薦められたシリーズ。教科書で体系立てて学ぶ前に読みたい知的好奇心刺激系の書。精子やY染色体に関してこれまでばらばらにしか知らなかった事柄が面白く紡がれていたので、ありがとう!です。あとアノ線をいつか確かめよう・・・
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/23

なるほど。男は斯くも弱き存在なのか。世の女性たちには、弱く儚い男たちに是非深い愛情を注いで頂きたいものです(´д`)。遺伝子の縦糸と縦糸を繋ぐ横糸としてのオスの存在を分かり易く「分子生物学」レベルで解説してくれてます。(と言っても、僕には難しかったけどね…)。ちょっとお勉強になる本。

前半が科学的見地から、後半特に終章は小説かと思う様な内容。最後の方は笑ってしまいました。

久々に福岡ワールドにはまりました。 やはりそうだったか。人間社会においても女性が男性より優位。何より人生そのものを女性は楽しんでいる。これらは全て、デフォルトとしての女性の特権。せめてジェットコースターに乗って憂さ晴らしを!!    ・・・でも、ジェットコースターは・・・・・

これはもはや小説である。縦糸と横糸で紡がれていく男と女の物語。生物ドキュメンタリー小説という新しい分野が確立された瞬間に立ち会った感触。快感。

アリマキにはメスしか生まれないという事実、そして気温が下がると越冬のために必要な卵をつくるためにオスを作り出す。それは生殖のためだけに作られたできそこないなのですぐに死ぬ。これがオスなのか!身近にある驚異の世界を現実に置き換えてくれる語り口がとても良い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/05

地球上に生命が誕生してからずっと、メスしかいなくて、それが単為生殖を繰り返して命が続いてきた。環境の大きな変化に対応する為、他の遺伝子と交流する必要にかられ、遺伝子を運ぶ役目を担ってオスが生み出された。実験のやり方とか、先生の回顧録とかが延々と書いてある場面では、眠くなってしまった(福岡先生すみません!)けれど、終わり近くなって俄然面白くなってきた。アダムがその肋骨からイブを作り出したのではなく、イブが自分達の為にアダムを作った、そうですよ。

○雑誌の連載をまとめたものらしく、「章」ごとの話は面白いのだが、全体の内容を考えると、何が言いたいのかわからなかった。小説のような書き方で、知識を体系的に得るような書き方ではなく、科学の知識を楽しもうとする姿勢で、文章が書かれていると思った。ただ、個人的には「おしゃれ」な文章に気を取られてしまって、内容が入ってこない印象だった。少しわかった気になる、という状態にしかなれないので不満も残る。『男の弱さは生物学的に運命づけられているとしか考えようがなくなる。』
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/19

分子生物学という「どうやって」を調べる学門の先駆者が陥る事例を赤裸々に描く。見えないものを見てしまうひとたちのドラマ。最後に残る「なぜ」への模索過程が心に染みいる。そこに探究者の心象風景を見る。

Azu
タイトルに惹かれましたが、生殖のしくみを説いた理系本でした(新書ならではの、編集者のタイトル戦略!やられた!)でも、ガチ文系の私でも思いがけず読みきれる、わかりやすい書き方がされています。特にアリマキの話は衝撃的!男女はやはり根本的なつくりから違うことを実感。そして、メスが強いということ。客観的な視座を得て、あらためて異性をいたわらねばと思うのでした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/12

今まで読んだ福岡本のなかで一番面白かった(3冊目).蟻の戸渡りが縫い目・・なるほど知らなかった.そしてアリマキの生態が非常に衝撃的でこれぞまさにできそこないのオスだと感じた.エピローグに書いていた五感に次ぐ感覚としての「加速覚」,この考察は素晴らしいと思ったが自分はジェットコースターがあんまり好きじゃない..
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/01

すべては女性が中心です。男は女のために存在している。それは真理です。

文中のアリマキのくだりはなるほど面白いなぁーて感じた。男尊女卑の思想がいっきにトーンダウンて感じかな。確かに男は子供の頃は病気にかかりやすく精神的にももろい、横糸系の役割が男の使命。繋げて繋げて・・・野球で言うと送りバントの名手か元巨人の川合的な感じ。でもつなぎがいなければ勝負には勝てない。子孫繁栄のゴール無い長い戦いに。

遺伝子レベルでは「人は男に生まれるのではない、男になるのだ」が正しいそうです。生物の歴史の中ではメスはメスだけも生きていけたけど、環境の大変化に適応するためオスを作り、多様性と変化を生み出したのです。もともと生物の基本仕様はメスなのですから、何をやっても女性(メス)が勝るのです。だから女性の皆さん男性をあまりいじめないでくださいね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/28

なんて、きれいな文章。あれ?これって生物のお話だよね?と。紡ぎだされる文字に、うっとりしながら読み進める。デフォルトではない男性というイキモノ。の視点から描かれた生物の物語。帯にあるように「私たちの体は物語そのものだった!」面白かった。他の著作も是非!読みたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/25

読みにくい本では無かったです。あんまりこういう本を読まないので、楽しく読めました。

2008年初版。福岡先生2冊目でしたが、前著と同じように読みやすい。これらのことを難しく述べるのは簡単なのに・・・。僕たちも出来損ないですが、大事な存在であることを再確認。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/11

男は遺伝子の運び屋みたいなもの。ずっと長い間生命は女系だけで続いてたが、環境変化の中で種が存続するためには多様性があればあるほどいいので、互いの情報を交換して多様性をもたらす必要があった。ただしこれらの説はあくまでダーウィニズムの考え方に基づいて身体の機能をそう「解釈」しているだけであって、正しく「理解」しているわけではない。ひょっとしたら男と女に別れたのは全く違う理由があるのかもしれない。

福岡さんのエッセーはとても読みやすい。文章がうまいです。高校・大学生の教科書の副読本として最適。学校の勉強で生命科学に飽きてしまって興味を失ったときに読むと、再び生命科学に興味を呼び戻してくれるような一冊。

内容については的確なレビューがすでに出揃っているので、個人的な覚書にて失礼いたします。歴史関連の文献続きで食傷気味になり、自然科学系のものを読もうと本書を手に取る。しかし、すべてはつながっているのか、本書にもチンギス・ハーン登場。宮脇淳子『最後の遊牧帝国─ジューンガル部の興亡』でチンギス統原理について読んだばかりですよ。なんというシンクロニシティ。こういうことがあるから、図書館や本屋さんに通うのがやめられないのだとも思います。

おもしろかった。正直いって世界観が変わった。…トピックとしては知ってる話じゃない。誰だって男性器の裏の縫い目が女性器がふさがった跡だって知ってるよね。だけど改めて詳細にその話をされるとさ、要するに男の体は女を改造してできたものなんだ、と。アダムからイヴが作られたんじゃなくて逆だ、と。早い話、女の生存戦略でもって男は作られたんだってことだよね。だったら女が男を愛玩しているというのが真実の姿で、女こそが生命の実体だという。このあたりに納得がいくというのが本書の効用でありましょうか。なむあみだぶつ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/18

男の自分が言うのもなんですが、男こそ不要なものでした。

ken
これだけ詳細な性の生体に関する記述は稀。それであって飽きさせない。」
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/29

なんで奥さんのお尻に敷かれるのか・・・なんとなくわかったような気になります。

生物の世界では女が主人公である。逆に人間の世界では身体性を離れたロゴスの世界が幅をきかせてきた。ロゴスを支配した男が権力を持ち世界を支配してきた。この書はロゴスを司る者たちが科学というロゴスの力で自分たちの足下を掘り下げた記録である。男たちが「戦争」で目に見えない理想のために消えていくなか、女は地に足をつけて生活してきた。男はその弱さを補うために膨大な妄想と哲学と社会を創った。旧約聖書はやっぱり書き直さなくていいと思う。人間学の書なのだから。女性の方々、どうかこの可愛らしい男たちを優しく見守ってくださいな
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/12

s2s
物語のような文章が心地よい。誰がどんな発見をして~っていうドラマは好きなんだけども、横領うんぬんのゴシップは求めてないのでもっと短くまとめてほしかったかも。

とても興味深い内容が、福岡氏の文章でより引き立てられていると思いました。

面白かった!SRY遺伝子発見レポート。福岡伸一さんの文章も独特の詩情と美しさがあって好きです。そうか、全ての生物はまずメスとして発生するのか〜確かに女性って意外に男性より逞しいんじゃないかなと思う時はあります。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 11/01
shinano
タイトルにドキッ!★指差されている様なきがしました。(笑)         この遺伝子の変異での染色体異常の例を世界中から集めている機関があるそうですね。
ナイス!ナイス! - 11/03 12:48

手毬猫
いえいえ決してできそこないではないです(笑)ちょっとタイトルと内容があってない気もしますが、シニカルに題名つけられたんでしょうね(笑)
ナイス!ナイス! - 11/03 22:14


女性が発生のデフォルトだという話がメイン。小さなエピソード一つ一つが興味引くものばかり、語り口がうまい。やはり面白いです、この人。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/11

SRY遺伝子の発見の歴史など興味深かった。非常に凝った箇所もあった。例えば、ホルマリン固定から標本作製までの過程.
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/01

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できそこないの男たちの 評価:67 感想・レビュー:129
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