名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語を追加
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語の感想・レビュー(308)
絵画を中心にハプスブルク家の歴史が書かれている。複雑なヨーロッパ情勢や近親結婚が繰り返される様子は混乱するほど難しいが、個性的なハプスブルクの人々が下世話で人間臭く描かれているため、楽しく読むことができた。特に後半は、衰退期に入り運命に翻弄される小さな人間の姿に心が動かされた。盛者必衰の理がいかに強力かを改めて知ることができた。
途中でお休みしてたので、も一回頭から読み直しました。序章にあるハプスブルク家成立が実に端的だし、本編も一族の代表的な人物を取り上げ展開されるので、周辺諸国との関係なども分かりやすいと思います。個人的には、プラハ城で錬金術等神秘学に耽溺したというルドルフ二世が好き♪
欧州でその権勢を誇った名門ハプスブルク家の歴史を、12枚の絵画と共に辿っていく。神聖ローマ帝国、スペインハプスブルク、オーストリアハプスブルクなど、複雑で全く分かっていなかったつながりと流れを、かなり分かり易くシンプルに辿るので、欧州の歴史に疎い人には分り易い。とは言え、すんなり頭に入るものでもなく家系図を見ながら何度か読み直ししたい作品。ブルボン家ヴァージョンや有名な『怖い絵』シリーズも読んでみたい。
衰退と末路を綴った第12章は、著者の主張がどっち寄りなのかわからず、突然終わってしまった感が否めない。残念。
ミーハーで浅学な私。マリー・アントワネットが見たくて読んだけど、以前ミュージカルを見て途中何だかよく解らなかったエリザベートが少しわかつた気がする。もう一度ミュージカルを観たくなった。
高校を卒業する頃グレコ「オルガス伯~」の絵を見た。何も知らないで見ても圧倒されたのだけれど、つくづくもっと勉強しときゃ面白かったろうにと思う。ライヒシュタット公のエピソードが興味深かった。
以前からハプスブルク家に興味があって色々な本を読んではいたけど、名画と照らし合わせて書かれたこの本は凄く分かりやすい!文体も小難しく書かれてないし読みやすい。もっとハプスブルク家を知りたくなった。
絵画とハプスブルグ家と両方に興味があったので、読んでみた。私的には、どうしてもハプスブルグ家はオーストリアの方だったので、スペイン・ハプスブルグ家のことがわかって面白かった。
絵画と歴史の両方が楽しめる本。大まかなハプスブルク家の流れを追っていく感じで文章も読みやすい。けれど結局、赤子実験ってどっちのフリードリヒ2世が行ったんですかね?神聖ローマ皇帝のフリードリヒ2世の方ならこの本の記述に間違いがあるという事になるけど。
ハプスブルグ家,徳川15代より面白い人物続出.肖像画もすばらしい.家系が複雑で,だんだん訳が分からなくなる.家系図をまとめながら再読したい.
大変面白い本であった。有名であったようだが、ハプスブルク家の遺伝子の強さは恐るべきものがある。それにしてもドラマチックで、いつまでも人の心を惹きつける物語に満ちた王家である。フアナ・ラ・ロカが絵としてはとても好き。
世界史に疎いけど十分に楽しめた。(むしろ詳しい人は物足りない?)ハプスブルク家の人物の生涯にスポットを当てており、通史というよりそれぞれの人間ドラマが面白い。最後の『エリザベート皇后』が最も美しく華やかに見えるのは、歴史の皮肉だろうか?
絵画をもとにして大ざっぱな説明にとどまっている程度だが、ハプスブルク家の歴史について知りたいと思う糸口になってくれる本。ひとつひとつの事件を歴史の流れの中に見、ヨーロッパの歴史全体を眺め渡してみるとさぞや面白いことだろう。またまた好奇心の扉が開いた。
650年の歴史。混沌としたヨーロッパ情勢、ちょっと目には理解し難いあの世界の「統治権の承認」条件、そしてあまりに入り組んだ系図のせいで敬遠していたハプスブルグ家の歴史だが、非常に面白く興味深く読めた。入門書として満足した分、これをじっくり長く記述した本編を筆者の筆でぜひぜひ読みたいと願う次第。画家の意識・無意識が作品に反映される様を説き起こしているところもよかった。何度見てもぞっとする、スペイン・ハプスブルク家カルロス2世の絵ににじむ、粉飾できないまがまがしさ・・・。続編超希望。
jdrtn640
続編ではないですが、姉妹編としてブルボン王朝版があるみたいですよ。『名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語』http://bit.ly/gndzrh
ナイス!
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12/22 20:37
続編ではないですが、姉妹編としてブルボン王朝版があるみたいですよ。『名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語』http://bit.ly/gndzrh
ナイス!
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12/22 20:37
650年あまりもヨーロッパの中心勢力を保ち続けたこの一族の栄華と終焉を12人の画家の描いた絵を元にひもとく。ハプスブルク家と聞いて思い出すのは神聖ローマ帝国とマリー・アントワネットくらいの無知な自分を恥じつつ読了。うむ、世界史をも一度学びなおすかのぉ。
とても面白かったです。欧州の歴史を新たな面から理解し直したように感じます。一族が支配する時代が650年もの間継続するというのも驚愕ですが、その中に歴史の重要局面を司った人物が多くいるというのも凄いものです。ますます興味が沸いてきました。
絵画評というよりは歴史と描かれた人物中心の本でした。ハプスブルク家について調べたかったのでとても興味深く読みました。歴史って裏側の方が面白い事が多いんですよね。マネの「皇帝マクシミリアンの処刑」への批評がなかなか辛口で良かったです。王族故その血や家に縛られて不幸な人生を送る人のなんと多いことか。
タイトル通りの1冊。絵もちゃんとカラーで載っているし、サクサク読めるしで楽しい。が、まえがきでも書いてあるけれど、偏り気味。絵メインでその背景を語るには絵への記述が少ないし、歴史メインで絵はオマケだと見なすには人選が偏っているしで、なんとも難しい本に。
中野先生の本はほんとうにどれも面白い。入り組んだ西洋史を名画を説明することでわかりやすく面白く解説してくれています。絵画も西洋史も学校で習った程度の知識しかない私ですが、どちらもこんなにも面白いのかと夢中になってしまいます。アントワネットのみならず、ファナの人生の壮絶な悲しさ。歴史に翻弄された女性の悲しみが絵から伝わってきます。
いままで点だったものが線になりました。しかし、本当にすさまじい家系だ!と改めて感じました。そしてこんな複雑なものを、わかりやすく興味深く描ける中野京子さんは本当に素晴らしい。『怖い絵』といい、全作品読みたいです。ついでに中野さんのblogも楽しいです!
最近の新書にしてはかなりどっしりした読後感があり、かなり長いスパンを扱ってるにも係わらず、中だるみせず面白く読めた。ただ残念なのは、帝国の版図が拡大する記述に対して、帝国が瓦解するさまが少し急ぎ足な感があること。
「幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」という言葉の通りに政略結婚を繰り返すハプスブルグ家。血を流さないからこそ薄ら寒く感じるのはなぜでしょう・・・?
ハプスブルク家を説明するために、うまい構成だと思います。ハプスブルク家の有名な人物にスポットライトを当てながら、時代背景や当時の状況を膨らませています。この本は3つのことが楽しめます。ひとつは、ハプスブルク家のことを知る。ふたつ目は、紹介された絵画の背景を知る。最後は読み物として楽しむ。著者である中野京子さん、素晴らしいです。
私は美術と歴史が好きなので、楽しく読むことができた。とても読みやすい本になっているので、ハプスブルク家についての入門本としてもお勧めできる。
教科書や参考書だと読んだだけではぼんやりとしかわからないが、これは代替わりごと、人ごとに章がわかれていて、背景や人物像に関してイメージしやすかった。ブルボン王朝の方も読んでみたい。
『怖い絵』程、文章と絵画作品との間に関連性がないような気がする。言うなれば、この画家のこの作品でなければ、この話はできないというものが少ない。当てはまるのは、「ラス・メニーナス」、ルドルフ二世、メキシコ皇帝マクシミリアンの項位ではないだろうか。勿論、単なる「図版つきハプスブルク史」として、中野氏の考察は十分興味深い。エリザベートの項において、彼女への同情に流されず、ゾフィ大公妃に触れていたのは面白かった。しかし、『怖い絵』の著者の著作として、美術史的視点を期待していたため、やや肩透かしな印象は否めない。
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語の
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感想・レビュー:91件


















































