字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)
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字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶを追加
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶの感想・レビュー(139)
ずっと抑圧されてきたであろう「字幕屋さん」の意見(愚痴)が聞ける本。おもしろい!めちゃくちゃウキウキ書いてあります。 ほんとに好きな映画は吹き替え・字幕を何度も繰り返して観るけど、たいていの映画は一回観ておしまいだし、そんな我々の態度が筆者のような被害者を作っているのかもしれない。 この人の字幕は好きだな〜。「字幕は単なる「映画理解のための補助輪」にすぎない。」
81点…「キネマの神様」から映画繋がりで。普段何気なく見ていた字幕にも色々苦労や工夫があるのですな。台詞を話している時間で文字数を調節したり、解りづらい話を内容を要約したり。配給会社とのやりあいの話も面白かった。著者のいいたい放題が読んでいて気持ちよかったです。「!」連発の話や何にでも「さま」をつける話では爆笑してしまいました。読みやすくて、新書を敬遠してる人にもぜひおすすめしたい本です。
映画字幕は映画を観るのに邪魔にならない長さの字数にしなければならなかったり性別やそのキャラクターによって口調を変えたりする日本語の特性があったりそこから生まれる苦労やトラブルなどを面白おかしく書かれていて楽しく読めた。字幕と吹き替えで訳が違うのは知っていたけどその苦労が知れて納得。DVDは原語で字幕で見るのが好きだけど吹き替えでも見てみよっと。どんなふうに違うか比べるのも楽しいよね。
ほとんどグチなので筆者と波長が合わないと読むのがしんどくなってくる。ところで『指輪物語』の問題って、原作とか以前になっちの訳が意味不明だからやめろって話じゃなかったっけ。ヘラルド?の対応についても触れられてたけど、結局最後までなっちに依頼したんだから真摯な対応とは言えないよね。しかし客寄せタレントの吹替といい、心無い配給会社のせいで映画界の問題は山積みだなあ。
字幕制作にまつわる苦労話はもちろんのこと、最近(この本が書かれた2007年当時)よく見かける言い回しを通して現代日本の文明批判をしているところなども面白かった。かなり真っ正面から配給会社を批判している部分もあって、太田さんのその後の仕事に何か影響がなかったかな?と余計な心配もしてしまった。
英語を勉強なさっている方、息抜きにどうぞ! 字幕と、翻訳の違いからはじまりテンポよく読むことができます。 私はふむふむ...と面白く読むことが出来ました。
字幕翻訳者の苦悩がひしひしと伝わってきました。特に配給会社との意見の対立についての部分は読みごたえあり。映画における字幕の役割など、色々と考えさせられることが多かったです。
P71は、漢字に弱いわたしには、ちょっと意地悪だなぁ〜。しかし、P100の『あんばい』が何故『塩梅』ではなくひらがななのか分からない。
〜禁止用語をめぐって〜の項が一番興味深かった。
この本の文章が娘の高校受験の入試問題になっていました!とてもおもしろい入試問題でしたが、もちろん、一部分だけだったので、親子して、もっと読みたくなり読みました。私は映画が好きで特に字幕を好んでみていましたが、こんな苦労があるんだ!ってびっくりしました。それからは、映画のクレジットに「太田直子」さんの名前が出ると、にやっとして特に楽しんでいます。
作者さんの愚痴、意見なども含めながら、字幕をつける仕事を知ることができました。なかなか大変なんですね、字幕をつけるって。どちらかというと私は字幕派なので字幕屋さんたち、がんばって欲しいです。
映画の字幕翻訳家のお話。単なる翻訳ではなく、短い文章で伝える意訳であるとの事。確かにその通り。最近、吹き替えで見ることが多いが、字幕も見るようにしてみようかな。難しい事はなく、気軽に読める本です。
普段聞くことのない字幕屋さんの愚痴。これが思いのほか面白かった。『イカとクジラ』のエピは印象的。軽快でゆるい新書っていいですね。笑ってしまいました。字幕屋頑張れ!
字幕は1秒=4文字という文字制限の中、読み返しは不可なので、一読了解可能な表現を探るもの。ときどきは俳優の口の形で訳語にも制約。ああそうか、そういう視点はなかったなあ。最後の方の字幕に関わる人材の軽視使い捨て、他の業界にも通じる指摘。教養について、コミュニケーションについて、良書です。
字幕屋のグチというか、吹き替えに押され気味な状況に対しての皮肉というか、まぁ舞台裏を覗き見る感じで面白くはある。確かに洋画ってほとんど字幕見てる気がするし(笑)。字幕派の小生も、吹き替えの方が情報量が3倍もあるって聞いて、ちょっと浮気したくはなった思い出がある。字幕屋ピンチだな。
映画が大好きだから、特にヨーロッパとか字幕屋さんは神様ですvv
外国の本も映画も、良い本っていうより良い訳者に出会うことが大事だ!!
字幕翻訳家の愚痴話。というか本音満載で実に楽しい。映画ファンはもちろんファンでなくても業界事情が包み隠さず出ていて楽しめるだろう。「イカとクジラ」のエピソードは素敵。DVD化にあたってマニアックな用語も翻訳に含めそれをパンフレットで解説。制作者の意図を再現しようと言う配給会社の心意気に感動。
こんなに爆笑しする新書はなかなかないだろう。本書を読むと字幕屋ってこんな仕事をやってるんだ、となんとなく分かります。韻を踏んでいるような文章は読んでいると吹き出しを禁じ得ない。さすが言葉のプロだなぁ、と感じる。セリフが近年増えていて、人々の行間を読む力が無くなりつつあるとの指摘は、偶然にも最近読んだ『日本人はなぜ申し訳なく〜』の忠臣蔵の章とほとんど一致しており驚いた。もっと太田さんの文章が読みたいと感じる一冊。
ちょっと鼻につく表現が多かったけど、字幕へのこだわりはよくわかりました、いやぁ、いろんな仕事がありますな・・・どんな仕事でもこだわりが大事だと思います
字幕屋さんってある意味で演出家だね。その台詞で登場人物のキャラの印象が変わってしまうもの。もっと堅い本かなぁと思っていたら、意外とすごく柔らかかったのでビックリです。読みながら笑いましたよ、大声で。
愚痴や暴言も多いけれど、書かれていることはその通り、と納得できることばかり。字幕に頼りきりにならず、元の台詞を頑張って聞き取りつつ、字幕がどうやって要約しているかを比較出来たら面白いんだろうなぁ。あとは、ざる知識は大事だなぁ、とは特にしみじみ感じた。
字幕の裏側を垣間見る事ができる1冊。我々素人は字幕が直訳であることを当然だと思っている。しかし、実際違う。1秒を4文字とした要約翻訳が行なわれているのだ。これは驚くべきことだろう、役者と字幕のせりふが違うのである。著者であり字幕翻訳者である太田氏は、その実情を痛快なエッセイ風にして解説してくれる。これがまた痛快でおもろい、殆どが愚痴であるのだか、その軽妙な語り口はついつい笑みがこぼれてしまいます。
現場の肉声、愚痴多め。字幕翻訳の仕事がどのような環境で行われているか垣間見ることができます。字幕に文句を言う前に、字幕翻訳家の言い分を聞いてみましょう。本書を読む限り、誤訳・超訳を引き起こす一番の原因はどうも配給会社の営業努力にありそうです。著者はあの総統閣下の翻訳もなされているそうで、嘘字幕シリーズをどう見ているか非常に興味があります。ちなみに、『ロード・オブ・ザ・リング』の誤訳は字幕の字数・表現制限とは関係ないところで発生した問題ですので、本書で予想されていることは全く的はずれだと追記しておきます。
今まで気にも留めなかった字幕の裏事情を知ることができ、非常に面白い。シーンの例をあげての説明などわかりやすいし、笑える部分も多い。ただ、他人の無知を冷笑するのはよくないと書いている割に、色々なことへの作者の批判を見る限り同様の行為をしているように感じ、あまり好きになれない部分もある。
字幕派なので、字幕の質が低下しそうな現状への警鐘に、ものすごく心配。昨今の配給会社のレベル低下ぶりは配給ラインナップでもわかっていたが、やっぱりなぁ。やれやれ。あと字幕に文句言う人について。中途半端な己の言語能力に胡坐をかいて「意訳にイラつく」など言う人は、ご自分でもうちょっと努力して、字幕の世話にならないようにすればいいと思う。字幕に頼る程度の能力で知ったかぶりはやめた方がいい。ちなみに私は「あ、そう訳すのか!なるほどー」と唸る派。
言葉に対する感度が鈍くなってるのは実感します。文字数制限の中で翻訳するには、母国語の知識がないとやっていけない。仕事へのプライドと、クライアントとの妥協点を探ってさまざまな案を出す箇所はなるほどなあとため息。
映画字幕事情をエッセイ風にまとめた新書。タイトルから言葉の乱れがどうのこうのという嘆息調/糾弾調でやられたらかなわんなと思っていたが、そこは抑制がきいていてよかった。不満や愚痴をあけすけに調子よく語っている割に不快感が少ないのは、字幕屋稼業の現場にしっかり足場をおいているからだろう。制作会社・配給会社が人を育てていないという指摘は他のメディア業界にも通じるところがあり、うーむとうならざるをえない。紹介されていた「映画字幕の父」清水俊二氏の著作も読んでみたくなった。
主張には同意できるものもありそうでないものもありですが、映画は字幕派なので今後もお仕事ぜひ頑張っていただきたい。意識しないと言葉だって廃れてしまう。寂しいものですね。
これは面白い。新書らしい楽しめる1冊です。外国映画を楽しむためには、外国語が理解できないと面白さも半分。本当はその国の言葉を理解できるようになるのが一番なんだろうけど、そうは簡単にはいかない。そこで、台詞を日本語に訳して画面の隅に表示する。当然視野の隅でチラッと見るのだから文字数に限界がある。そんな特殊な技能を持つ著者の意見は納得できるものが多かった。
わたしは字幕が好きなんですよね〜。耳があんまり良くないからと言うこともあって日本のドラマでも字幕で見る始末。だから吹き替えや読めない漢字の危機感はわかるなー。アイドルグループのKくんはどっちなんだろう?
字幕の話のみならず、今世の中で使われている日本語に関する批判等、確かにと納得できるものもある。けれども私は、著者のこの書き方、あまり好きではなかった。
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶの
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感想・レビュー:54件














ナイス!































