わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因を読んだ人はこんな本も読んでいます
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因を追加
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因の感想・レビュー(331)
これは、すごい名著だ。「コンテクスト(ステレオタイプも含めて)によってテクストの解釈が変わる」っていう使い古された言説をこれ程までに実感させてくれた本を僕は他に知らない。筆者の本は初めて読むけど、多分言語哲学や認知心理学、脳科学、コンピュータ科学に明るい人に違いない。また、センター試験の国語科試験で、「適切な解釈を選ばせる」よりも「適切でない解釈を選ばせる」方がいいのでは無いか、という筆者の主張に大賛成。何度も読み返したい本だ。
「わかったつもり」の状態になっていることが多そうだなぁ……。「全体の雰囲気」という魔物に注意したほうがよさそう。
読んだものを「より深く理解したい」という思いは、本を好んで読む人にとって誰しも一度は抱くことではないだろうか。そんな願いを持つ人への一助となる一冊。
一見、誰が読んでも「わかる」ような例文を読解させ、その後より深い読解の鍵となる語、あるいは思考法を提示していく手法・構成は、「わかったつもり」とはどういう状態なのかを実にわかりやすく体感させてくれる。面白かった。
図書館で借りた。国語の試験に疑問をもつ中高生にお勧め(僕はこの本に出会いたかった。中高の時には、まだ出版されてないけど。。)購入して、よりわかるようにしたい。
人は,本当には理解していなくても言葉と言葉の繋がりに納得が出来れば理解したと感じることが多い.そして,質問をされた場合にはその質問に従って自分の記憶を改ざんしてしまうことも少なくない.今一度,本当に自分は理解できているのかを問い直してみる事が重要なのかもしれない.
「わかった」(わからなかったことが無い)状態は、安定状態で、「わかった」から「よりわかった」への必要性を感じない。読むという行為の障害となるものは「わからない」であるが、「わかる」から「よりわかる」の障害になっているのは「わかったつもり」なのである。―― まずは「わかったつもり」でいるということを自覚することが大切!
「分かりましたか?」「分かりました」「いや、本当はあなた分かってないでしょう?」「分かってますって。」「本当に?じゃあここをこう考えると…どうです?」「先生…わたし分かってないでもういいです」な本でした。正直な感想を申し上げると、「分かった」「分かってない」「分かったつもり」のオンパレードで、わたくし半切れ状態で読ませて頂きました。ウッセェよって。(←じゃあ読むなよって感じですが)言ってる事は分かるんです。でも日常の読書でここまで深読みするのは、必ずしも得な事なのかなぁと疑問に思いました。→コメ欄に続く
身に覚えのあることが多い。なんとなくでも文脈が通ってしまっていると、『わかったつもり』になってしまう。常に内容に矛盾を探し、疑問を持つことが、『よりよくわかる』ことの契機となる・・・意識します。
今までの自分の感覚が「わかったつもり」になっているだけということがよくわかった。たとえ腹に落ちた状態であっても、もっと先があるのではと考える癖を付けなければ、という気づきを与えてくれる本です。この本を読んで「ふーん」で終わる人はいないはず。
紹介してもらった本。文章を読んで「わかったつもり」になるとはどういうことか、なぜそうなるのか、「よりよく読む」には、と例題など含め平易に解説。理解してもらおうという姿勢が強いせいか面白おかしいとまではいかなかったけれど、読み通した最終章の国語教育への違和感については共感する人が多いのでは。
どうやって「わかったつもり」という安定状態を脱出するか?の方法について紹介していた。読書はテキストとの整合性を保ちつつより鮮明な解釈を求める活動であり、それを意識する事が大切だと主張してた。最後は、センター試験の設問形式を解釈の整合性の立場から批判している。「わかる」という解釈の成立した状態は、文章自体・文脈・スキーマの働きで獲得されると説明されていたが、文脈・スキーマはどの様に特定されるか?など疑問が残こる。また著者も書いていたが「わかったつもり」のパターンは分類とは言い難く、ざっくりした印象でした。
ある文章を一読して内容を理解したにも関わらず、それについての鋭い質問を受けると上手く答えられなくなる。こうした現象を筆者は「わかったつもり」と定義し、その発生メカニズムと打開方法(すなわち多角的な視点から内容をより深く理解する方法)を説く。精読技術の解説がベースでして、速読には不向きな面もありますが、内容理解の取りこぼしが常に発生しているという事実は頭の片隅に置いておくべきだと認識させられます。読書に限らず人との会話や発表の聴講等にも適用可能。一度聴いただけで内容を多角的に理解できたらいいんですけどねえ。
「浅いわかりかたから抜け出すことが困難なのは」なぜか、「認識の進展」に必要なものは何か。「正しいと間違っているという判断はシンメトリーなものではない」、「法則が法則たり得るのは」といったあたりが参考になった。自分は「いろいろというわかったつもり」に陥りやすそうなので気をつけたい。「もっとよい読みが存在する」
より多くの本に接してエッセンスを抜き出す読み方をしている自分には「わかったつもり」になってさらっと読んでいることが多いです。ただ、わかったつもりを壊して深く読むには、相当な労力と時間が必要であり、自分にとってこういう読み方がはたしていいのか疑問も感じます。この本に記載された例文と解説を見ている時はなるほどと思いますが、これをヒントなしに自分でやろうと思うと全く自信がありません。気づかされる点は多々ありましたが、私が実践するのは不可能だと思いました。
とりあえず、結びに「だから、気をつけて書けよ」とついてもいいのかなぁ、と。読者が分かったつもりになって読むであろう事を想定した所々の文脈にはニヤリとサせられた。文脈やあらすじをなぞる形で、文章を、物語を読みがちであるというのは、真っ当なご指摘。ただ、個人的には精読よりも速読を取るかな。訓練次第で両立が可能なら越したことはないが。文中で解説されてるような査読がいつも出来るわけでもなく、読書の目的や意識にも左右されるとも思うので、一概に読解力と括るのは少し疑義。国語教育に関しては、いささか的はずれな気がする。
タイトルに惹かれ、購入。確かにと、気付かされる箇所がみられた。
『スキーマ』による、潜在意識で作られた知識は、読む対象となる文章に「わかったつもり」を作らせて、それ以上の理解や興味を示さなくなる。これは、非常に見逃せないところである。
わかりにくい文脈は、ディテールに拘り目をつけ読まないといけない。
現代国語教育の抱える矛盾点を,分かりやすく指摘してます。「わかったつもり」状態へ,いかに陥りやすいのかが書かれています。 この本から分かることも,「わかったつもり」状態に陥らないようにしなかれば・・・
目鱗。わかったつもりの種類の多さ、幅広さに、納得、感服。この本の内容は書くこと、話すこと、聞くこと全てに共通して言えることかもしれない。中途半端にわかったと思うのが一番怖いな。
読書を愛する方にはぜひ読んでほしい本。感銘を受けた。目から鱗、今までの自分の読書が殆ど「わかったつもり」だっことが分かったと同時に、読書とはなんと奥の深いものなのかと感慨深い。「わかったつもり」は「わからない」よりたちが悪い。この本に出会えたことをとても嬉しく思う。願わくば、もっと早く読みたかった。何度も何歳になっても読み返して、自分がわかったつもりになっていないか確認したい。
例題を通して、普段わたしたちが文章を正しく読めていないことを指摘し、より良い読み方を紹介している。一度読んで理解したと思っても、注意力を持って読み直すと、より多くのことが読み取れるとしている。___ 正確さと整合性の話がとてもためになった。科学的実証ですら完全に正確とすることができないのには驚いた。ほとんどの例題で引っかかってしまったので、一度読んで本棚にしまいっ放しの本も全部読み返してみたくなった。
文章を読んでわかったつもりになってしまう理由とそれを回避するための方法論が語られている本。後半では、センター試験国語の出題形式に対する批判と提案も述べられている。
わかったつもりになってしまうことについての考察とそれを回避する方法について。深くわかるには時間をかけて読まなきゃだから大変だ。あと、いい事が書いてあった。国語の問題で解釈について"正しいものを選択しなさい"という問題があったが、そんなの正しいかどうかわからないよねって話。問題としては"解釈として可能なものはどれか、また不可能なものはどれか"こういった聞き方がよい。確かに!国語教育間違ってる!
読解力向上のために 文章をよりよく読むための最大の障害は「わかったつもり」。本書はいかに「わかったつもり」が障害となるか、わかったつもりを壊すにはどうしたらよいかが丁寧に解説されている。最終章では現代の日本の国語教育に対する批判も。人は「わからない」状態には敏感で、読んでみてわからなかったら必死にわかろうとする。しかし「わかったつもり」には鈍感。わかったつもりも一種の「わかった」状態ではあるが、よりよく読みには障害となる。「わかったつもり」の恐ろしさを知った。深い読みが必要ならば、是非一度を。
★★★ 素晴らしい本でした。もっと早くに出会いたかった(小中学生ぐらいに)。いまさら読んでも、「俺だけが馬鹿だと思っていたが、意外とみんなもいっしょじゃん」と思って、安心するぐらいです。
「わかったつもり」から「よりわかる」へ意識を向ける。スキーマによって情報認知できるが、スキーマそのものが「わかったつもり」にさせる要素も持ち合わせる。本で読むよりも、授業として受けてみたかった。
文章を読む際は、表面をなぞるだけではなく、行間を読み、言葉の繋がりを考えましょう、と言うことかな?それを具体例を添えて説明してます。が、目的によってはなぞるだけでいいかなぁ。
久しぶりに面白い新書を読んだ。本は眺めると言っても過言でないくらい、読むのが下手だし、感想もうまく作れないが、なぜ読み下手なのか道筋を立ててもらえた気がする。下手なロジカルシンキング本より面白いし為になる。論文作成にあたって、出会いたかった。
「わかったつもり」状態にいることを自覚し、「よりわかった」状態が存在することを意識させるための心構えが手に入る本でした。ただ、精読にはやはり、本書を読んだだけでは手に入らない自前の読解力が必要であることも痛感します。
とっかかりは面白かったが、全体としてはそうでもない。要は行間を読めっていう話でもあるのかな。つまらない文章をじっくり読み解く作業より、最初から「もっとわかりたい」って思うような文章を読みたいものだ。とりあえず本書はわかったつもりくらいでちょうど良いと判断。
わたしたちは自分たちの持っているスキーマのなかで文章を判断し、情報処理の速さを得ているが、同時に事実判断をないがしろにしている。対処法は「わかる」は「わかったつもり」であることを自覚すること。「正しい」は存在せず「間違い」だけが読解の精度を高める。
5章より構成。「わかったつもり」の状態はひとつの「わかった」状態。「わかった」というのは「わからない」ことがないからわかったこと。「わかる」から「よりよくわかる」至る過程の障害は「わかったつもり」文脈やスキーマが時には邪魔している。まずは自分を疑ってみよう。
読んでてものすごく驚くようなことは書いてなかったけど,結構楽しく読めた。目的をもって文章を読むとそうでないときに比べて格段に深く理解できる,ということを昔から感じていたのだけど,それも明確な目的が「わかったつもり」から一歩先へ踏み出すきっかけになるからだと理解できそうだ。ところで,この本に書いてあることって,書くときにも応用できないかなあ。
わかったつもり 読解力がつかない本当の原因の
%
感想・レビュー:109件














ナイス!


































