経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学の感想・レビュー(342)
経済学と言うと、ミクロとマクロの原論を少しかじった程度しか知りませんでしたが、そんな知識は不要で、面白く読み進められました。経済的な行動って、数式化出来るほど単純でもなく、かといって欲求のままになされるほど無秩序でもない。感情と理性が両立される様が、なんとなくわかった気がします。個人的には「時間的な選好の逆転」が一番のあるあるネタで面白い話でした。
前半はわかりやすく面白かったけれど、後半は難しすぎて理解しづらい箇所がチラホラ・・。読むのにすごく時間がかかった。やっぱり経済は苦手だ。
行動経済学を学ぶには良い本かと思う。損と分かりながらなぜ宝くじを買ってしまうのかやら、あえて損な行為をしてしまうのかがわかる。また基本的なミクロ経済学も日常に置き換えて読めるので、経済学を学んできた人にもそうではない人にもおすすめである。この世の中合理的だけでは動いていないのである。
訳も構成も良くて、ものすごく読みやすかった。ただ、終盤の心理学や脳の分野について言及されていた部分は、このボリュームだとキャパオーバーだった気も。 行動経済学に触れる1冊目として最適だと思う。
『行動経済学』について書籍。従来の経済学では「人は合理的に判断するもの」とあるが、現実世界では、常に客観的に合理的に判断することなど出来ず、しばしば理性よりも感情が勝ってしまい「非合理」な選択をすると定義している。経済学+心理学という内容だが、仕事上でも大変役に立つ項目も多く1,600円というコストは安かった…。そして、そんな気持ちに対しても『行動経済学』で述べられていた。「お金の価値は一定」は幻想であると。「後知恵のバイアス」「相対的リスクと絶対的リスク」「損失回避」「利用可能性」…参考になる点が多い。
■人間は感情で物事を判断する。最終決断は理性ではなく感情が勝っちゃうんだよね。だから経済学は人間学(心理学)なんだね。●選択肢が多いほど混乱する●+に注意を向けるか、-に目を光らすか●三つあると真ん中を選ぶ●自信過剰がはまる罠●自分の都合のいい面だけを見たがる●経験が邪魔をする●理性<感情●プラシーボ効果とフレーミング効果ヽ(^。^)丿
タイトルから、消費者心理をうまく利用して儲けるアイディアとか事例を集めた本かと思い購入。使い方によってはその側面もないではないが、具体的に人間の脳がどの様に働いているかを説明している「脳科学?」の書という感じ。行動経済学自体がそういうものなのかもしれないが、今はググるつもりもない。いくつも設問が出てくるので、できれば日常生活と同じ直観に近い形で答えを出してみると、いかに自分が騙されているかに気付くと思います。まあ金銭的に非合理でも、合理的な判断をしたと満足しているのであれば、いっか。・・・いや、良くない。
事例やまとめが分かり易い。けど、文章がやっぱり読みにくい。個人的に私達が情報だと思う殆どは風評っていう所が良かったかな。感情って侮れない。
人間は経済学で想定されているほど合理的ではない判断をするけど、そのエラーは予測できるんだよって本。例示が多く面白いが、実際の経済学の考え方にどれほど影響が出るのかがわからないのが残念。
豊富な例題で入っていきやすい。キーワードと「教訓」がさらに理解を助けてくれる。「感情は理性を支える不可欠なパートナー」であってほしいが、なかなかそうはいかない。人間はそういうものさ!
売り場作りには役立つけど製品作りには向かないんだよなあ。 訳した本ってのはなんでこう読んでて眠くなるのか・・・。知りたいな。そういう本ないかな。
人間の選択・決定の非合理性に関する法則性について叙述したもの。本書では、エキスパートの判断を一般に信用するが、彼らは自らの判断を過大評価するために、かえって不適切な判断を招くとあり、逆に、真のエキスパートは慎重な判断をするという指摘も興味深く、なるほどと頷ける。加えて、人間の利他的行動や他人の不正を正す行動が、本能的な快楽ともいうべき脳の生理的機構に基づくとするのは不思議な現象であり、本書にはないが、かかる利他的行動と本能的快楽との結びつきが、いかなる進化の過程を経て獲得されたかは、気になるところである。
心理学の力を借りて経済学でいう“合理的人間”に疑問を投げかける。訳がまずいのか分からないがいくつか読みづらい表現。「これはないわ」という事例やその解釈の仕方が気になるものも。が、自分も感情にだまされたものもあった。感情はときに理性の邪魔をするが、理性は感情なしでは“合理的”には働かない。だから大事なのは感情を除くことではなく、「それが理解の妨げになることがある」ということを知ること。なるほど。マサチューセッツ工科大学生のテスト結果も、要はそれを知っていたかどうかの違いだということだろう。
経済初心者にも、例題が多くてさくさく読めた。ゲーム理論の本を再読したくなった。後半は脳科学や心理学分野の話が多かったけど、いっそマイケル・サンデルの講義やなんかと絡めたら面白いかも。
古典的な経済学は、「人間はその状況においてもっとも合理的な判断をする」という前提のもと理論が組み上げられている。しかし、現実の人間は泣いたり、笑ったり、怒ったりと、合理的であるよりも感情的である事の方が多いようだ。 それは何故なのか? 様々な実験例やクイズを通して、感情と理性が複雑に絡み合う我々の行動原理を解き明かしている。 文章がすこし読みづらかったけど、各章のまとめが秀逸だったので、そこまで違和感無く読めたかな。
経済だけでなく、広く決定や行動に関わる心理について書いてあり、非常に面白い。感情が排除できれば合理的であるなんて発想は修正されていかなければならないのかもしれない
【★★★☆☆】コラムの便利さもそうだが、「教訓」が非常に日常的で分かりやすいと思ったら編集部の人の挿入か。原書より一段上質になったのは間違いない。/設問の統計的データがないのが気になったが、言わんとすること(感情・直感的判断の優位性)は伝わったのでまあいいか。比較的「理性」的判断が出せたと思うが、「利用可能性(79頁)」などまず「気付けなさそう」なものもちらほらと。知る段階はとりあえずこなしたとして、「気づく」「身につける」よう努力したい。
行動経済学の紹介。従来の経済学が想定するホモ・エコノミクスと現実の人間が以下に離れているかの説明。提示されてなるほどと思ったがそれを同意化していくかが難しい。後半は神経経済学の紹介。経済学と脳科学の融合でしょう。
ケースを踏まえた解説が〇。投資をするにあたってメンタルを鍛える上で必要なテーマが含まれており、参考になった。保有効果、現状維持バイアス、コンコルドの誤謬、秩序のないところに秩序をみつけがち、フレーミング効果、タクシーの話、後悔回避、プロスペクト理論、ピークエンドの法則、感情が論理をつなぎとめる。
大学の学部で学んだ経済学がどうして役に立たないのか、間接的にだが示してくれた本。物は言いようによって相手の反応が大きく変わること。ドラッカーの言葉を借りれば、「統計を作った人を知らないが故に統計は信用できないし、知っているが故に信用できない」ということでしょう。
経済学に置いて,人は合理的に動くものと定義されている.しかし,現実世界に置いて,人は必ずしも合理的な判断を下す訳ではない.同じ意味の情報であっても,提示の仕方によって人は大きく異なった判断を下す.合理的な判断を下せる人が多数派となるグループは,経済学を収めた一部の集団のみなのかもしれない.
読了。人間は、往々にして損な判断をするということがとても分かった。特に、投資に対する損益の考え方が勉強に。「利益は大きく、損失は小さく」とは分かっていてもなかなかできない。FXをしている時に味わった、『あるある!』がこの本には詰まってた。
人間がいかにホモ・エコノミクスとはかけ離れているかを解説し、より人間らしいモデルを目指した行動経済学入門書。感情と理性、そしてその統合を説く論旨は実感的にわかりやすい。ただし翻訳が駄目。内容自体は平易なのに読解が難しくなっている。読みづらい苦痛に耐える自信があるなら、読んで損はない。こちらは学問書ではないが、『まただまされたな、ワトスン君!』のほうが読みやすく、おすすめ。
%で表示されることと、具体的数字で表示されるのとでは感じ方が違う。とくに、0.001%のような小さな数字だとなおさら違う。応用行動分析が経済であらわされているような感じがした。理系と文系でアンケートすると違う答えがでるような気がするのは気のせいだろうか。CMや広告を見るのが楽しくなりそう。笑。
多くの経済理論は人間を超合理的存在=ホモ・エコノミクスであることを前提にしているが、多くの実験から人間は状況や、問いの形式の違いによって非合理的な判断をすることが往々にしてあることを具体的な例を挙げて説明する。ヒューリスティックによるバイアスなどもその一例である。一歩引いて考えることは多くの人間にとっては難しいことであるが、基本的に感情的な選択をしてしまうのだということを知っていれば、対策として自分はいまどういう選択をしようとしているのか自ら問いかけることによって考え直しができるのではないだろうか。
このジャンルを経済学という学問体系の中で整理しようとするのって、どう考えても無理があるっていうか、認知科学の領域で整理するほうがしっくりくるような気がするなぁ。帰納法的な積み上げをひたすら繰り返してもモデル化が難しいのは、やっぱりしっくりこない。そういう新しいジャンルだってことは、分かってはいるんだけど・・・。
行動経済学=経済学+心理学、というより脳科学に近いのかなーと思った。「意思決定」の錯覚というかなんというか。「感情」ということばから、heartやfeelingの作用について書かれていると期待していたたけれど、実際はmindの方に大きく傾斜していた。求めていたものでなくて、少し残念。ただ、クイズ式の具体例がふんだんに盛り込まれているので、読みやすい良書であることには間違いない。
我々はいかに思い込みが激しく、欲張りで、気が小さくて、見栄っ張りで、自分自身を知らずに日々の経済活動を行っていることによりいかに多くのものを失ってきたかを思い知らされた。人間の意思決定の際には、常に感情と理性が綱引きをして決定が下されるのだそうだ。示唆に富む内容の一冊。
わかっちゃいるけど・・・というような類の話を理論的に解説されても、結局は自分で自分を律することができなければ何にもなりません。ということがわかりました。
人が起こす非合理的な選択の紹介は「そうそう!」と唸るところがとても多かった。それだけに、行動経済学という学問の入門としては最適だった。まとめがあることもいい。もっと簡潔なら最高。これから学ぶのは、人間がどれだけ考えずに選択しているか、ということ。迷っているときですら「考えたつもり」になっている場合が多いこと。そこにつけ込むのが広告とも言える。提示しているものが、どのように感情に訴えているか?どのように真実や合理性を隠しているか?学問という枠を超え、学ばせてくれる一冊だった。
行動経済学のお勉強第三弾。たぶんこの前に読んだ「行動経済学からみる脳のトラップ」よりこっちを先に読むべきだったんだろうけど、内容はほとんど同じで、しかも脳科学的記述はこっちのほうが多いように感じる。内容が似通っていることがわかったので速読でざっと読んでしまったのだが、どっちにしてもこの人の本はあまり読みやすくないな。なんでだろう?
ケーススタディを交えながら、感情が経済活動にどんな影響を与えるかを読み解く。中盤は興味深くすらすら読めるが、終盤が脳内メカニズムに触れ始め、面白みに欠けてしまった。自分の購買活動について、客観的に考えさせてくれる。
具体的な例題を出しつつの解説で、分かりやすかったし、納得しやすかった。心理とか感情とかは、どこの国でも同じ、やっぱり人間ってそう変わらないんだなあ、と思った。
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学の
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