神州纐纈城 (河出文庫)
神州纐纈城を追加
神州纐纈城の感想・レビュー(29)
02/13:ひもろぎ
実家本棚にて発見、再読。講談調、難解な漢字に夥しいルビ。昔懐かし貸本屋の香り。禍々しいとも、頓珍漢とも付かない奇怪さ。アクロバチックかつ、エキセントリックな作品を輩出し続けた作者のプロフィールを見るだけでもう何だかすごい凄い。珍妙・怪奇・幻想の書。耽溺。
01/11:新戸博士
11/16:f/k/a 上海
きっかけは、携帯ゲームで付与されたアイテム「纐纈布」。いったいこれは何?と検索したら、この本に辿り着いた。 信玄と謙信が相争う戦国末期、捕らえた者の生血を絞って染めた纐纈布、本栖湖に隠された水城と仮面の城主、触ると瞬く間に身体が腐り始める奇病、富士の裾野の宗教集団、造顔術を会得した面作師の美女、殺人鬼の陶器師、不治の病も治してしまう五臓丸などなど、奇想天外、陰惨怪奇、幻想神秘の展開に、あっという間に読了して大満足。三島由紀夫も大絶賛する美しくも妖しげな描写にも思わず引き込まれました。
10/16:長野賢
10/04:りゅう
05/26:ふくの
04/29:kokekak
03/11:どどんぐり
魅力的なガジェットが釣瓶打ちにされて……そのまま終わってしまった。なんだったのだ、ほとんど嵐のように吹き抜けていった読書だった。完結して欲しかったとは思いつつ、「彼」が城を出た時点で物語として妥当な落としどころは消失しただろうから、下手に終わらせて竜頭蛇尾になるよりも良かったのかもしれない。富士の裾野の魑魅魍魎を味わっていたのに、このまま続いていれば始まっただろう武田と上杉の超科学大戦なんて読みたくなかったし。
漢字の難しさを除けば、普通の和物ファンタジー。舞台的、講談的なノリがあって、本当ならもっと調子良く読める本。霊峰富士の裾野に知られざる場所があってという発想は、宇宙警備隊の秘密基地を連想させる。夢の中の話をそのまま繫げてストーリーしたような部分もある。▼ここまでの話だと、纐纈城はメインではなく、むしろ癩病や富士教団の話がメイン。未完が残念。
08/02:sanson
05/10:tobamorycat
人血を以て染め上げる紅布「纐纈」に導かれ、武田の寵臣「土屋床三郎」は、富士山麓にあって魔界と恐れられる妖かしの城「纐纈城」を目指す。殺人狂「三合目陶物師」、造顔師の末裔「月子」、富士胎内洞の新興宗教教祖「光明優婆塞」……。「業」を背負う怪人たちは、みな一様に「纐纈城」の奇面の城主、疫病をもたらす「業」の権化のもとへと収斂していく。解説で三島由紀夫も触れているが、これほどの作品が当時一顧だにされなかったという事実は驚愕すべきことだ。艶のある名文、溢れる綺想、これは日本における頽廃文学のひとつの極致だ。
08/04:ヒライ
08/16:かのこ
11/01:case_k
--/--:ehftbmon
--/--:naonchi
文体がお気に入りすぎて一時期こればっかり読み返してた。ストーリーといいキャラクターといい非の打ち所がない。すごい所で未完なのすら評価を下げる要素にはなり得ない。贔屓目を抜きにして語れなくなってしまう程好きな一冊
神州纐纈城の
%
感想・レビュー:11件














ナイス!






