人のセックスを笑うな (河出文庫)
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人のセックスを笑うなの感想・レビュー(1027)
良い。何が良いかって…そんなの分からない。でも良いのだ。そんな小説。僕には、巷でよく見る改行の多い作品、言わば「読みやすい」小説をあまり良くは評価しない傾向があるのだけど、この作品はその傾向から僕を助け出してくれた。媒体は何であれ、何かを書くという事に少なからず執着していて「らしさ」を模索している人にとってこの作品は「救い」だ。精緻に富んだ描写やムーンサルトみたいな比喩が無くても、言葉は心を打つんだな。センス、リズム、視点の置き場所、そんなところが凄く長けている作家さんだなぁ。
映画が大好きなので原作も読んでみたくなった。でも原作はとってもアッサリ!ユリちゃんもみるめ君も、えんちゃんも、猪熊さんも映画のイメージとは少し違う。でも堂本はあんまり変わらないかな*堂本、いいポジションw
軽い気持ちで読める。みるめくんが「オレ」と言ってた。映画のイメージとはちがう。猪熊さんが悲しい顔するところが悲しいけど、おいしいごはんをつくってくれるところがすてき。ホームでえんちゃんにキスするのいいなっておもった。もしじぶんが男の子だったら 飲み会のかえりに急に駅のホームでキスするようなやつになりたい。短編の『虫歯と優しさ』は、歯医者さんが伊東美咲似というのが印象にのこった。あと歯磨き粉を冷蔵庫にいれるところが好きっていうのはなんかわかる。男の子はなし。
映画になったり話題になってたので、今更ながら読んでみた。ページ数も少なく、あっさりした文章でさらっと短時間で読めた。タイトルが衝撃的なだけに、内容がシンプルなのに違和感があるような。特に心に残るようなお話ではないんだけど、文章のセンスがすごい。なんか新鮮。映画も観てみたいし、他の作品も読んでみようかな。
映画版がすきで読んでみた。永作博美が演じたユリがすごく魅力的だったんだけど、本は全体的にあっさりしすぎてるのか、何か物足りない。でも言葉や表現、雰囲気はよくて読了感も悪くない。
シンプル&ピュアーな読後感。タイトルも名前もマーケティングの勝利?19P「ブラジャーの中の乳首のように、俺を引っ張る。」意味わからん。想像でもできない。誰か教えて~。
ちょっと衝撃的だった。気まぐれで手にした本だったのに、見事に心を奪われてしまったのだ。読むやすさも、親しみやすさも抜群である。読んだ瞬間から、本の世界に入り込んでしまう。男子学生と女教師の恋の物語なのに、ありきたりのストーリーではない。ありきたりのお話だと、自分には決して手の届きそうにない年上のキレイな先生に恋する的なものだと思うが、そうじゃない。澄んだ想いと儚い未来と純粋な恋心が懐抱されたような、簡単な言葉では言い表せないような物語なのである。
おはなし自体は平凡だと思いますが、文章を眺めるのが面白いです。マーカー引きたい文章の宝庫。ブンガクって感じがしないのがすごくいいです。タイトルはあんまり内容に関係なかった気がしますが……。
この本すきなんだよ。映画も永作博美がいいけど原作のさらにゆるーい感じもじぶんのツボ。いつもカバーつけてカバンに入れて持ち歩く大好き本!
表題作は最後の一文に至るまでの思考の過程を、感触を足がかりにして辿ってみる試みとして読んだけど、そう思うとかなり面白い。自分は男だから(と敢えて言うけれども)最後の一文はそれなりに了解できてしまう内容で、なんでもないことだとも思えるのだけど、その了解が崩れかかっているところからそれを捉えようとすると、足がかりがないのだから難儀なことになる。それは結局どんな感覚やどんな言葉で語ればいいのか、ってことなんだろう。なんでもないことが強調されるそのポイントが、なるほどと思える。良い意味でもどかしくなる小説でした。
実家所蔵本。再読です。題名がびっくりします(笑)が2人の距離感がよくて好きです。何でもないことのようなのに大切だったり、人を必要としなくなったり、大切な人が居なくなったことの喪失感など言葉にできないことが表現できてるのですごく、大好きな本です。
この作家、好きだなぁ。夕陽をマグロの切り身みたいと、表現できるところとか。あまり深くは書かないところも、想像させる余地があっていい。
女性の作家が書いた男性目線の恋愛の話なので、感覚が違って面白かった。 「会えなければ終わるなんて、そんなものじゃないだろう」を言いたいがための話であるように感じた。確かにたとえ付き合いが終わっても、お互いに影響し合うもの、残すものは大きいと思う。 読み終わった時の気持ちは、少し前向きになれた気がする。
「オレは昔、かっこよくなりたい、筋肉をつけたい、としきりに考えていたが、今はゆがみたかった。(p.28)」に共感。 この、緩くて、だめで、だらしなくて、ゆがんでるかんじが愛しい。嬉しくなる。今のわたしと同年代のみるめ。思い浮かべながら読んだ。
あっという間に読めてしまう。題名のインパクトが強い分、内容が弱く感じられる気がしないでもないが、こういう雰囲気が何だか現代っぽくて良い。何だか分からないけれど、「オレ」が最初から気になった。「俺」じゃないからかな。それとも全体の雰囲気から浮いているのか。良いな、と思う表現があれば、何だかよく分からんぞ、という表現もあり、若い文章だなとも思った。ちょっと頭がふわふわする。
美術専門学校の学生と講師の不倫。文学としての新しさはないものの、若い人の目に映る恋愛の相貌がうまく書き表されていると感じた。磯貝君の「心の穴」に関する考え方には共感。
独特のワードチョイスと静かな文体に魅かれた。何の変哲もない日常の風景も、切り取る角度次第で無限の表現のパターンを生み出せるんだなあ、と感じた。言葉のパーミテーションの広がりを体感する一作。とてもすきな雰囲気。他の作品も読んでみたい。
在り来たりな内容。不倫もの。タイトルから予想していなかったのでガッカリしつつも読了。独特な言い回しや比喩なんかナオコーラ特有の味なんだろうと納得。また彼女の作品を読んでみようと思う。
ユリが無神経で読んでいてイライラさせられた。いろんな価値観の人がいるんだろうけどいくらなんでも彼女のしていることはユルすぎ。無意識にせよ周りを傷つけていることに気がついていない。主人公もそんな彼女の欠点に気付いているのにそれでも好きなのが恋愛の不思議なところだけど…。ユリ視点から見るとどんな感じなのだろうか気になった。
ブクオフ。初読著書。サラサラ読み進め。ただ読んでる最中はそうでもなかったけど読後ジワジワくる物悲しさ。ボディーブロウ型。体にもあるように、恋愛にも新陳代謝ってあるんだろうなと思った。激しい嵐があってまっさらになるんじゃなくて波が満ちる様に始まって、引く様に自然に終わる。そうゆうのも形の一つかあ。常にキラキラしてはいないけど、たまに眩い。そんな風にこの作品も、かなり淡々とした雰囲気だけど時折、あっとなる言葉や文がある。電話は温度しか伝えない。寂しさというものは〜等スンとくる。解説の小難しさが芥川賞候補な感じ
[女の子は人を支えたりなんかしない。気持ちがすぐ変わる。思っていないことを言う。そのくせ「察して」って言うのだ。]‥(そんなことは有り得ないけど)恋愛に正解とか不正解があるとしたら、磯貝くんは後から思い返してみてバッテンを付けるかも。いろいろ良くないけど情熱的に好きだった、好きだけどユリは何にも考えていなくて、やっぱり考えるのを放棄されてしまった。男の浮気心と同じくらい、女の「ずっと一緒に居ようね」は信頼できないと思っている。もちろん両者例外あり。
芥川賞候補になっていた作家さんだったので友達に借りました。 約1時間ほどでサクっと読みましたが、とても面白かった。なんというか、視点が良い。一頁目の、鳥の描写とか言葉の選び方にセンスが感じられる。どこが面白かったのか、説明するのが難しく、もどかしい。何だかんだ恋愛なんて久しくしていないので、なぜか懐かしい気分になりました。
さらりと読んでしまいました。なのに、思い浮かんだ風景はそのまま、しっかりと頭に残っています。言葉の使い方が上手いんだろうなと感動しました。とても楽しくよめましたが、ユリを想像したら木更津キャッツアイの薬師丸ひろ子が出てきて邪魔でした。
う〜ん。かなりさらっと読んでしまって、流した感じ。終わりがあやふやな恋は引きずるモンです。みんなそうやって大人になるのかな!?
タイトルのインパクトが凄い。しかし内容はそこまで驚かない。
こういった人もいるんだな〜くらいで読めるし、短いのですぐ読み終えます。
読んで良かった、とは感じないかな。
まぁ暇つぶしってところでした。
今まで、失恋したことなんてもちろんあるけど、この主人公みたいに失恋してから想いに耽ったことはないんだと気づかされた。いつも"心ここにあらず"とまではいかないけど、全部の心で相手を想ってこなかったってことかも。当たり前だけ付き合い方にはそれぞれ他人にはわからない想いがきっとあるんだ。この物語のような未練なら"一生ついてきたっていいよ。"
何度読んでも新鮮な気持ちで読めるというか読んでしまうというか。なんか不思議な物語。 本質がつかめないのは私のその時々の状況で感じ方が全然変わるからだろうか。
人のセックスを笑うなの
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