太陽王と月の王 (河出文庫)
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太陽王と月の王の感想・レビュー(46)
エッセイ集。澁澤龍彦のエッセイは面白い。日本のこと、フランスのこと、文学のこと、社会のこと、日々のこと…あれもこれも、バランス良く収まっている。しかしバランスが良いと言っても、文章のあちこちに皮肉やら遊び心やらが散りばめられているし扱う話題や切り口が独特なので大人しくはなっていない。全体を通して澁澤龍彦の人となりが伝わってくるようで、一方的に親近感が湧いてきてしまう(これも"仮面"なのかしらね)。マルキ・ド・サドとの架空対談…脳内対談なんかも、おいおい、と苦笑しつつも笑ってしまうし面白い。
澁澤龍彦を読んだのは初めてだ。私はこの歳になって、ようやくエッセイを楽しめるようになってきたと感じた。印象深いのは『魚の真似をする人類』『望遠鏡をさかさまに』『神話の復活のために』の3編。1980年の言説だけど、現在に物凄く響く。言葉を扱って伝達をする私には『嘘と真実』は大変参考になった。あとは澁澤さんの趣味嗜好。好きか嫌いかと言ったら、好き。
11/04:ビビッド
10/27:まろ
10/04:みもり
06/17:Catharsis Rate
03/16:moriya
12/28:らいち
11/21:ザ・12
07/14:yuki-san
07/10:あやちか
05/28:ナヲ
02/11:s.shinji
01/12:新地学
01/10:アメリカノマスオ
07/28:ararato
06/11:kotaoue
絶景のノイシュヴァンシュタイン城にそんないわれがあったのかと、ルドヴィヒ2世を少し気の毒に思ってしまう表題作と、サドとの架空対談がおもしろかった。
04/25:shiroko
04/13:ねじけ
「嘘の真実」と題されたエッセイが興味深い。「仮面は素面よりも多くを物語る」というオスカー・ワイルドの言葉を引用しながら澁澤は、様式美に惹かれる自分は子供時代からリアリズム教育とは折れ合わなかったと吐露する。この子供時代を手掛かりにしたノスタルジックな博物誌ふうエッセイが『狐のだんぶくろ』を、そして嘘にこそ真実があるとする方法論が晩年の傑作小説群を生んでいくのだと思うと、ここにはのちの澁澤の仕事の萌芽が垣間見れる。
11/26:Kimura
06/01:dot_aia
--/--:kinako
--/--:kog
--/--:R氏
--/--:ハジメ
--/--:moco
--/--:klo
--/--:wakabon
--/--:くれは
--/--:doradora
--/--:Ta283
太陽王と月の王の
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感想・レビュー:9件














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