シェヘラザードの憂愁

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シェヘラザードの憂愁の感想・レビュー(8)

人の心を惑わしてはつけ入り、悪戯を仕かけるジン(妖霊)たちが、我が物顔に跋扈する不思議な世界! どこがどう換骨奪胎なのかわかったりわからなかったりだったが(なはは…)、隅々まで堪能した一冊。シェヘラザードの憂愁、厖大な《物語》を語り終えたことによって、新たに彼女の心にさした翳。それは、夫スルタンへの拭い去れない不信。血の匂いへの嫌悪。シェヘラザードの憂愁とスルタンの悔悟の念、この二つが物語全体を貫いてどう変わっていくのか…が読みどころ。庶民たちの物語も盛り沢山で凄く楽しかった。そして…ラストはずしり。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/27

04/05:ほくと
09/29:杏仁
06/08:tobineko
06/06:バローロ
イフリートの立ち位置がおもしろいですね。他の宗教の悪魔みたいなものとは違って、アッラーをあがめながらも、人間より下の地位に置かれたことに納得してなくて、やることは他の宗教の悪魔と同じで、人間を誘惑する、という。

エジプト生まれの、現代アラブ文学を代表とする著者の作品。アラブ人初のノーベル文学賞受賞者だそうです。アラビアン・ナイト・・・・好きなんですよねー!殆ど読みました。アラビアンナイトがどういうお話なのか、それを知らないと面白みは半減すると思いますがジンやイフリートも沢山出てきて、楽しく読めます。どんどん、横に繋がっていく感じですね。

大変面白かったです。アラビアンナイト後日譚と副題にあるように、シェヘラザードのお話が終わった後のお話です。スルタンが自分のしたことに対して自責の念を持っているというのを根幹として、お話は四方八方に広がっていく・・・ファンタジーとしても面白いし(またアラビアンナイトのようだ!)シンドバッドとかアラディンとかも出てくるし、透明人間とか夢の中での出来事が現実になったり、縦横無尽に物語が語られ。それでいて強烈な純文学でもあり。ラスト収束具合が美味でした。挿絵があったら良かったね、更に。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/28

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シェヘラザードの憂愁の 評価:100 感想・レビュー:4
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