小鳥たちが見たもの
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小鳥たちが見たものの感想・レビュー(30)
『恐い物リスト』なるものをつくり、いろんな事に怯えるエイドリアンにイラッときたり、エイドリアンを試すような事をするエイドリアンの友人やポールに「はぁ?あんたら何様だ」と思いつつそれでも友人を引き留めたいと願うエイドリアンに「あたしだったら1人でいる方が楽だと思うのになぁ」と思いました。しかし、そういう私もエイドリアンの友人関係の所は、小学校の頃の私にずいぶん似ている。
08/25:ocean
三人の子どもたちが消え去るところから物語は始る。少年期特有の不安、怯え、臆病さが9歳のエイドリアンを通して描かれる。彼は出しゃばらず、従順で目立たない。自分の居場所はなく、誰にも必要とされないと思っている。だが、それは違うと否定してくれる大人はいない。どんよりと薄暗く、不穏な空気漂うまま読み終えた。美しい文章は冷静すぎるほど。それは読者をも突き放しているように見える。ページを繰るごとに、少年の孤独の哀しみが重く堆積する。彼は最期に太陽の明るさ暖かさを感じただろうか。小鳥のように飛んで母のもとへ?
08/05:まちこ
07/24:さの
06/30:tami
06/27:ももんた
ある冬の日、アイスクリームを買いに行った幼い姉弟が忽然と姿を消す。たくさんの目撃者を残して。連日、半狂乱となった姉弟の両親が「あの子たちを返して」と訴えるニュースが報道され、9才のエイドリアンは思う。あの子たちはいいな、あんなに誰かに必要とされていて、と。冒頭から言いようのない不安に溢れ、ONE、TWOという章立ても、まるで途方もなく恐ろしい出来事が起こる前の、カウントダウンのようだった。幼い子の不安、悲しみ、絶望。それを取り除いてあげるのは、周りの大人たちの役目なのに。ラスト、涙が止まらなかった。
街には「消えた3人の子供」のニュースが流れていた。憔悴した彼等の両親を見て、9歳のエイドリアンは衝撃を受ける。「誰かにあんなに必要とされるなんて」それは自分には向けられる事のない愛情の表れだったから・・・。繊細で美しい文章が、少年の恐怖と不安と孤独を容赦なく浮き彫りにしていく。ページを捲っても捲っても辿り着くべき場所が見えず、不安だけが大きくなっていく。そこにはシン・・・と静まり返っていくような世界が広がっていた。小鳥たちは空へ羽ばたいたのだろうか。ここではない、どこかを目指して。
06/02:ミツキ
05/26:おいもさん
安全なはずの主人公の日々は苦々しく不安で、恐ろしい不幸のはずの三人の子どもたちの幻影は光の中で輝いて見える。この対比がある限り、いなくなった子どもたちが、主人公から遠ざかることはない。彼はその光に手が届いたのだろうか。それは安らぎの風景なのか。あまりに美しすぎる。すぎるものは息苦しくさせる。
最初から重苦しい色調で、物語がどういうふうに着地するのか、不安感を抱いていたけれど… まさかこんなふうな幕切れとは。やはり、ハートネットの作品は侮れない。うっかりしてると、心が持ってかれます。
描かれているのは、九歳の子どもだけれど、ここに描かれている問題は、そのままYA世代にも通じる。言いようのない不安感、足元の危うさ… 希望はどこにあるのか? 答えのない問い。
エイドリアンが最後に見たものは希望だったのか、絶望だったのか… 繰り返し考えずにいられない。
心臓がぎゅっとされた様だった。繊細な文章だからこそ少年の苦しさがダイレクトに伝わってきた。ラストはとてもショックだったけど逆に色んな事から解放された瞬間だったのかもしれない。
えーーーー。ショックで暫く感想が書けませんでした。小鳥とガラスのように繊細で美しいものたちを思い胸がつぶれそうになります。ときは何を象徴しているのだろうか。などあらゆるものごとにふせんが貼られている繊細かつ丁寧な表現は見事。
読んでいるあいだ中、ひたひたと押し寄せるいやな予感に、心臓がどくどくしていました。ドキドキはしだいに大きくなってきて、ラストシーンを読んだ時は、衝撃のあまり頭が真っ白に。本を閉じた後は、しばらく何も手につきませんでした。。。なんていったらいいのか・・・雪降る日のような美しい静けさに包まれた、哀しい物語です。
この本を読むと、シンシンと降り積もる雪を思い起こさせる。孤独がどんどん降り積もり、やがてすべてが真っ白となる。そんなイメージがわく。★★★★
01/22:あお
11/12:whose
11/04:kaori
05/06:きたくり
02/20:なな、し
どうする術もなくこの結末を迎えねばならぬこと。ひたひたと押し寄せる予感めいたもの。けれども小鳥たちの見ていたものはもっともっと静謐なその時だったこと。それは音もなくただ静かに訪れます。静かで美しいラストは思いもよらなかった結末に心痛める読者を慰めるかのような優しさに溢れていて、ちょっと泣きたくなるような複雑な思いでした。今にも壊れてしまいそうな繊細な少年の心を見事に描き、その細やかな描写に感動すら覚えます。大きく揺さぶられた作品でした。
01/14:ましろ
--/--:ケニオミ
--/--:selma-na
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01/24:nanaco☆
小鳥たちが見たものの
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感想・レビュー:15件














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