ブラザー・サン シスター・ムーン
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ブラザー・サン シスター・ムーンの感想・レビュー(1094)
特別な事件が起こるわけじゃなく、すごく平坦でさらっとしてるのに、なんでこんなに読みやすかったんだろうと不思議になるような本。読めばよんだだけ入り込んでいくような感じだった。読了後の爽快感もここまでのものは久しぶり。夜のピクニックより入りやすかった。綾音みたいな子にはなぜか昔から妙な親近感を感じる。無駄に時間を過ごした、ってあったけど、やっぱりその無駄さに憧れずにはいられません。楽しかったなぁー
第1部は、たるくって・・・読むのやめようかと思いました。 大学生って、だいたいみんな同じように無駄なようなでも後から思うとすごく貴重な時間を過ごしているんですよね。 THE青春。 平凡だけど、自分も同じと思えるようなエピソードな本。 恩田さんの本は、いつもその当時に戻りたいって思わせてくれるから やめられません。
この本書かれている大学時代の自由さや自堕落さを羨ましいと思う反面、ちょっとイラッとします。ですがそういう時間の無駄遣いのような時期を過ごすこともやはり大事だと思う。その時の楽しさや焦りはその時だけのものだし、ゆるい時間に浸かってる時の楽しさなんて、社会に出てからは中々感じることの出来ないものだから。
第一部、回りくどすぎ(苦笑)第二部がいちばん好きかな。学生のうちで自由が認められてるのは大学生だけだと思う。でも自由には責任が伴うから、実は一番重たい。縛りのある生活をしてたら「自由になったらあれもしたいこれもしたい」となるけど、いざ自由になったら何をしたらいいかわからなくなる。そんな自分の大学生活を思い出した。
大学生のころの物語のようなので、同じ学生として読んでみました。社会へ出る前のモラトリアムというぬるま湯に浸って、時間を無駄に浪費する綺音。こんなに豪華に時間を過ごせるのもいまだけなんだし、そんなにあわてる必要はないと思う。
再読。恩田陸の作品は、あちこちに不思議がちりばめられていて大好きだが、何てことはない学生時代の回想譚もここまで魅力的だとは‥。恩田陸がますます好きになった一冊。
再読。こんなにも開かれた終わりだったっけ、と思いながら読了しました。さらさらと描かれた絆は過去のもので、三叉路に立っていた彼らはそれぞれの道を確かに進んでいて、でも三人で見た景色はずっと胸に引っかかってる。そんなぼんやりした絆が、逆にとてもリアルでした。
高校生の時に読んでいたのですが再読です。現在、大学生である私は綺音の気持ちが共感できました。大学に行くことで「女子大生」と呼ばれることとその言葉の意味と身の釣り合わなさに居心地が悪くなることはよくあります。むしろ「一学生」や「女生徒」の方が個人的にはしっくりきます。そしてぎすぎすした家から離れることを望んでいたのに一人暮らしの自由に戸惑うことも授業中にも読書していても怒られない状況に吃驚したこともその自由に馴れて自堕落になっていくのも今、起きていることなのでリアルでした。青春の無駄遣い、でも楽しいかな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/03
「船に乗れ!」を読んだら引き続き“青春モノ”が読みたくて、読み始めたが第一部はこれ青春小説かなあ?という印象。だが、二部、三部と進めると、確かに“青春”の話だ、と変わっていった。こういうところがうまいんだよなあ。
手に余る程の自由を許される大学時代。過ぎてしまえばその自由さに焦がれることをわかっているからこそそれを目一杯謳歌したり、逆に、わかっているのに上手くそれを使いこなせなかったりする。私は後者で、綾音の気持ちがよくわかった。その渦中では生活の中心にいる人も、長い人生からしてみれば過程にしか過ぎない縁(人付き合い)だったりする。まさに、「別れるために出会った」ようなものだけれど、でもそんな一つ一つが今の自分を作っているのだと思うと、大切にしたいと思う。ミステリー要素なしの恩田作品は初めてだったので、新鮮だった。
同じ高校出身の三人がそれぞれに大学時代を振り返り、それぞれ全く異なる印象を持っているのが面白い。小説、映画、音楽と誰もが親しみを持っている内容で、大学を出た人・今在籍している人どちらも楽しめそうという印象。大学を卒業したらまた読んでみたいと思った。
図書館。大学時代って、大切な人やものと密度の濃い時間を過ごすけど、卒業したらそれまでなんだよなぁ。別れるために出会った、その言葉通りの本だと思う。
ずっと読むの我慢してた、恩田陸の最後の未読作品。あー、しばらくは「読んだことのない本」を読む時の、あの感じが味わえない…恩田先生、早く新刊出してください!!笑
それぞれ出てくる三人の中に、著者本人を見たような気がしました。
第三部は視点がよく変わるので、忙しい印象を受けました。
個人的には、第一部が好きです。
何が何やら、分からないままいつの間にか終わってしまいました……あぁ何だか残念な読み方をしてしまった気分です。私にとって大学は未知の世界も同じなので、憧れる部分もあり、そんな生き方でいいのかと驚くような部分もあり。まるで空白があるみたい。
学生時代、あの時に過ごした日常に流れていた時間感覚を見事に表現されていて、なつかしさを感じました。今思えば贅沢な時間の過ごし方をしていたものです。この小説結構好きです。
『蛇が泳ぐ』第3部に何度か出てくる文章。丁度読んだ今日、私も蛇が泳ぐのを実際に見たので、印象的だった。又、『私たちは、別れるために出会ったのね』は何の事は無いが心に残る言葉だった。
不思議な感じの本でした。高校時代からの友人たち3人がそれぞれの章で語っていく構成になっていて、綾音が本、戸崎が音楽、箱崎が映画についての話が中心でしたが著者の好みも入っているんでしょうね。心象風景という単語も出て来ますが、心に浮かんだ事をとりとめ無く書いて行く感じにしてある印象を受けました。最後の箱崎が思い浮かべるピクニックと初夏の午後の蛇を見た日の描写が良かったです。いきなり本書を読まずに、著者の作品を数冊読んでから読むのが良いと思いました。
「別れるために出会った」の一言がとても印象的。特別なことは何も起きず、さらさらと流れていくような日々が淡々と描かれている。物語の起きない日常は「小説」にはしにくいものかもしれないけれど、現実の毎日はそんなもんだよなあ、とリアルを感じた。単に流れていく日々とふと思い出し立ち止まる心象風景が切なくも美しく、自分自身の何も始まらず何も起きない日常がいつもよりも少し綺麗に思えた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/06
繋がっているけど繋がっていない三人の話。『私たちは、別れるために出会ったのね』が印象に残った。恩田さんの作品は雰囲気がいいと思う。
読みやすかったなあーでも内容はよくわかんなかったです。これといって特徴があるわけでもない3人のお話。淡々としてて、ああこういうのもありだなと思った。
最初の話とか恩田さん自身ぽくて好き。だけど作品に入り込めなかったなー。三人は淡々としていて平凡そうだけど、凡人ではない気がした。だから感情移入できなくて、もう少し感情的なとこ見たかったなーて。そこがもしかすると現実味溢れてるということなのだろうけど
本当に恩田陸の作品?会話形に近いさらりとした文体で、それこそバブルの頃に流行った新世代作家の小説みたいだった。タイトルから想起する同名映画。アッシジの聖人は物語に深く絡んでくるわけではない。でも主人公三人が、大学の4年間、あるいはそれ以後の人生において何かの啓示を得て、代わりに何かを捨てて立ち上がったのだと言うことはわかる。ドラマチックな物語も奇跡と呼べる展開もない実に淡々とした小説。バブルを振り返るような作品が最近増えているのかな。2章のジャズのシーンはなかなかよかった。あとはあまりぴんと来なかった。
こんなに何も起こらない小説が何でこんなに面白いんだろう。語ってる主人公たちの年齢がおそらく今の僕と近いからかな。読者の年齢で評価が分かれるんじゃないかな。
読み始めて、これはエッセイなのかと思う。そのうち、私小説なのかと思う。この作品は、作者特有のつかみ所のない現実と空想の間を漂う感じが全くない。そうかといって、つかみ所のある出来事もまったく起こらない。人生とはそんなものだと言えなくはないが、その時その人にとっては山も谷もあるだろう。その辺りをもう少し突っ込んで欲しかった。振り返ることの虚しさだけが印象に残った。
話しかけるような口調で、回想を中心にしているがために話がぽんぽんと飛ぶ・・・。何が起こる訳でもないけれども、大学がモラトリアム期間であり その時の自分が自意識過剰かつコンプレックスの塊だったという考えには頷いてしまいました。 登場人物の三人が思ったより関わり方が希薄というか、さらっとしていたので、その点も予想していたものと違っていたなぁ。
「何が起こるんだろう?」とわくわくしながら読み、全く何も起きなかった。まぁ…たまにはこをなかんじのも、書きたかったんだろうな、恩田さん…。
三叉路。衛が言っていたこれがしっくりくる。確かに大学生活はドラマやアニメみたいに華やかなものばかりじゃない。ボーっとするとただ過ぎて行くだけの時だ。「別れるために出会った」。同じ時を生き、別れていく3人の哀愁が漂う。
う〜ん… 長すぎ(-_-)ストーリーに面白みが欠けているよーな…(-_-)映画の『ブラザー・サン シスター・ムーン』はとっても大好きな1本です♪ドノバンの主題歌を聴くと涙がちょちょぎれます(^^) http://www.youtube.com/watch?v=DBNYhr4QY6M
第一章、女の子のとこ、途中で読むのやめかけた。流し読みしたら、最後まで何も起こらなそうだったから。書き方としては、第三章がよかった。主体?がぽんぽん変わる感じ。うーん。もう一度読んだら良さがわかるのかな。まあでも再読はなし。
語りかけるように大学時代を振り返り、語る3人の大学生のお話。すごく読みにくい文体で入り込めない。青春小説のカテゴリーされるのだろうけれど、話は淡々とし過ぎていて、何も起こらないから味気ない気がする。感動もしない。読むのが苦しい作品だった。
高校時代の同級生3人が、それぞれ本とジャズと映画に浸った学生時代を振り返る。なんでもないようなワンシーンが、なぜか印象に残っていて、何度も思い出してしまう心象風景。語り手は自分の記憶にたどり着き、納得すっきりしているが、読み手としてはおいて行かれた気持ちにもなるかもしれない。ハリウッド映画でなく、ミニシアター系の邦画を見たときの、気の抜けたような、美しい画面にうっとりしたような読後感。場の中心から一歩引いたところにいるクールな(クールぶった?)キャラクタが恩田作品らしい。
ブラザー・サン シスター・ムーンの
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