窓の灯
窓の灯を追加
窓の灯の感想・レビュー(197)
主人公の若さゆえの虚しさや不安定な気持ち…が少し共感できた。青山さんの作品はすごく読みやすいけど、なにかモヤモヤしたモノが残ってしまう。でも、また他の作品も読むと思います!
[図書館]この著者の作品は初めてですが、昼休みであっさり読了。淡々としてるというのが第一印象。最後のオチもなんだか取ってつけたよう。でも、主人公のやってる覗き見、ちょっと分かる気もする。電車に乗ったり、車の信号待ちだったりで外を眺められる瞬間、ふと目に入るのは家の窓。窓辺だけでも家の個性が出ていたり、奥が見えると更に面白かったりと楽しめる。住人と目が合うと気まずいですが。しかし、リレキショといいこれといい拾われっ子の話に目が行ってしまうな、最近。
【図書館】独特な世界観。ただサーッと流れていくお話の中でぽつぽつと異質な何かが溶け込んでいるような気がしました。正直、読んでいる間から「ふーん」としか思えず、読後には何とも言えない空しさしか残らない感じが好きになれない作品でした。
登場人物を自分自身のごく身近に生きる人たちに重ねては、知りえる事のない、だけどなからずある空白の時、感情、行動に思いを馳せずにはいられない。ぼやっと続いていく日常を文面にするとこんな感じなんやろうな。
窓の灯とともに見える、住む人それぞれの生活。こちら側と向こう側。向こう側の人々の暮らしは、もしかしたら自分自身の暮らしであるかも知れない。見ているだけで繋がりがもてなかったまりもが、ミカド姉さんと先生を覗き見る向いの部屋の彼の姿を見て、その中に初めて自分自身の姿を見つけ繋がったのだと思う。
設定や登場人物の濃さは、自分の日常とは程遠い。しかし、まったく別世界のことだとは思えないのは、劇的な事件も起こらず、なにかしらの事実や結論がはっきりするわけでもなく、少々の変化とともにけだるい日常が続いていくという点においてリアルに感じるからなのかなと思った。特に言葉には出さないちょっとした感情の動きを捉えるのがうまいなと思う。
独特の雰囲気がある作品だと思いました。なんだか危うげで、でも目を離せなくなる・・・そんな感じがしました。「ひとり日和」とはまた違って好きな作品です。
大学を辞め、ミカド姉さんに拾われ、お店に住み込みで働き始めるまりも。向かいのアパートの男の子の様子を窓から覗いたり、夜の散歩して他家の家を覗いたり。ミカド姉さんに憧れ、先生にも惹かれるが…。ラストの向かいの男の子の様子にはっとさせられた。こんな風に繋がらずも繋がっているものかもしれない。 淡々と静かながら見え隠れする感情。作品の温度としては好き。ただ今のわたしには合わなかった。
夜、明るい窓を見るとその灯りの下の人はどういう人なんだろう、と想像することはある。まりものように行動に移して覗くことはないけれど。覗かれる側覗く側の人間がいるのかもしれないが、私はどちらかというとまりも同様覗くほうの人間なんだろうな。
青山七恵初読。不思議な感覚。以前に同じような画をどこかで見たような既視感と、何だか妙な安心感と。覗き見と日常、それで世界が完結していて、丸く完成されていて、何だかやわらかい。
文藝賞受賞作。このストーリーと似たようなのをテレビドラマで見た気がするのは気のせいかしら?青山さんの描く影の薄い主人公。主人公の肉体は目立たなくても魂が色濃いような気がする。いつも誰かの目を気にしている。そして自分も人の事を気にしている。覗く行為には興味本位と寂しさがあるのかもしれない。灯りの灯る部屋は自分以外の人の呼吸が聞こえる。大きな波も小さな波もない物語の中で人の息遣いを表現している作品だと思う。読むのは暑い季節には不向きなような気もする。ねっとりとした暑さが息苦しくさせる。物語の季節は真夏だけど。
ゆるやかな文体で読みやすかった。
内容に抑揚は無かったが、他人の家の窓を覗くという非日常を描きながら全く嫌な感じはしなかった。
まりもがミカド姉さんに憧れる気持ちも何となく理解できる。
これも記録こそしなかったけど、読んだ本だった。でも途中まで気付かなかった。面白いです、主人公の目線についついと連れて行かれたような。それに 主人公の想いを伝える文章に、深い言葉があって何度もピタッと止められて、読み直してしまうところがありました。読む季節も今回のほうが身体に合ったのかもしれません。
向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課の主人公。登場人物にはあまり共感出来ませんが、さらさらと読めました。話よりも文章を楽しむ作品のようです。
好きな作家さんの一人、青山さんの最初の本。まだ大学在籍中の作品らしいですが情景とか心情とかが心地よく伝わってくる。やはりデビュ-当時からプロの作家として成功する素質がある方だったんだ!
ストーリーとしては、全くおもしろみがなかったが、綺麗な文章でさらっと読めてしまった。ここから数年で「ひとり日和」までに文書力を上げるなんて予想もしなかった。
うーん、よく分からなかった。ただ、夜の散歩は、私も経験があります。さすがに、オペラグラスで覗くとかはやりませんでしたが。たぶん、自分の求める場所が周りを見渡しても見つからなくて、苦し紛れに、見知らぬ人の見知らぬ生活にそれを求めた、大体そんなところなのでしょう。 「あの窓から手を振る」っていうのは、どういうことなのだろう?
お話を読む、というより情景を追っていく感覚でした。雰囲気を味わうような独特の世界観で、ミントの香りがふわりと漂ってきそうな一冊です。
凄く悪い、というわけではなかったけどそんなに面白くはない。なんというか作品に深みが無い。もう少し描き込んで欲しいところはさらりと流され、言葉だけが上滑りしている印象。読み易いし、口当たりは悪くない。悪くないんだけど、読んだ後には何も残らない。少なくとも最後はねーだろ、と思った。これで終わるのかよ、とも。
流されて漂う感じが心地よい文章で、筋そのものは入ってこない。読んでいて苦痛もなく、カタルシスもないのが楽ちん。面白いという興奮はないけど、安心して読むことができる。
憧れと妬みは紙一重だと改めて思える作品。コンプレックスを持っている人間なら誰しも少しは共感できるかなと。でも最後はなかなか面白い。みんな「姉さん」に惹かれていく、私も。
すーっと、世界に入った。いつもは、主人公に同調する感じになっちゃうんだけど。これは、第3者として見ている感じだった。静かに進む話の中に、時々出てくる荒々しい感情がとてもよかった。こんな感じの文章の書き方は個人的に好き。
窓から中を覗いて、人が動いているのを見て、行きているっていう事を実感する う〜ん、読みやすい文だけど、一人日和と同じで印象に残らない話だな 好きでも嫌いでもない
窓の灯の
%
感想・レビュー:48件














ナイス!



























