単純な脳、複雑な「私」
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単純な脳、複雑な「私」の感想・レビュー(453)
脳のことが知りたくて何かの本で紹介されていたこの本を図書館で借りてみたら、すごく面白かった。 後半になると少し難しくなるが、前半は新しい知見がいろいろと散りばめられていてどんどん先を読みたくなった。電車の中で朦朧とした意識の時に読んだところなどよく理解できなかったところがあるので買ってじっくりと読みたいと思う。
面白くてわかりやすい。ちょっと難しいとこもあるけどやっぱりわかりやすい。結構読んでる人多くて驚いた。たしかになーって思うことばっかりだった。理由って後づけのものがほとんどってのも。なんかこれ聞いて直感とかなんとなくっていう理由って別にいいんだなって思った。なんとなくっていう理由も無意識のところに根拠があるかもしれないって考えるとちょっと楽しい。ちゃんとした理由聞きたくなる時もあるけども。そんなときは理由よりもきっかけを聞くといいのかもしれない。あと、無意識の段階でもその人の性格って反映されるのかな。
ビジネス本で紹介されていて興味を持っての読書。行動経済学についての本かな?と思ったら、バリバリの脳科学本だった。ご自身の母校での講演内容をそのまま収録したようで、くだけた文章だし、挿絵もちょくちょく入ってくるから読みやすい。その一方で、思考の迷宮に入り込んでしまいそうな内容。やっぱり脳っておもしろいね。
自分の行動は自分の意志の表れだと普段感じているが、実際には脳の無意識の部分が大半をしめていて、自分の意志や感情はその無意識を合理的に説明するための後付けにすぎないというのは印象的だった。自由はあるのかどうかという哲学的な問いかけをしていてとてもおもしろい。
脳は、自身の生存にとって有利なように動く。自分としては大真面目に捉えてることでも、脳がそう仕向けているだけかも。やはり、脳のことを脳で考えても答えは出ないという気がする。それが人の限界なのか?とても哲学的。そもそも、哲学って言えば何となく納得しちゃう自分ってのも、なんだか得体のしれない生き物だ。都合よく分かった感の満足感を得て終了。
わかりやすく、興味を引く語り口が秀逸。著者をうならせる発言をするあたり最近の高校生の脳はすごいのね。脳について自分について他者や世界について、わかったようなわからなくなったようなそんな一冊。
自分自身の深くへ探検の旅に出ているようで、終始ドキドキしながら読んでいた。強いて印象に残った話題を上げれば、一つは生物が進化の過程で残した脳の「ゆらぎ」。必ずしも精緻であることがいいとは生物は判断してこなかった。これが羽生さんが負けると分かって打ってしまう一手だし、レディガガではないが他人と違っててもいいという担保になっている。もう一つは脳波や血圧は数値を知ればコントロールできるということ。改めて心は身体を変えうる。
著者は最後に脳研究はある意味で、答えに行き着けないことを運命づけられた学問かもしれないと述べている。なぜなら脳が脳について考えているからだ。その性質上、自己言及のパラドクスの罠から抜けることはできないからだ。リカージョンにはスパイラルの悪魔があるということを自覚することこれこそ、一番大切な教訓なのかもしれない。
ちゃんと順序を追って説明してくれているけれど、それでも後半がかなり難解でビビった。医者でもビビった。それを差し引いてもかなり面白い。脳から「私」が生み出される過程、適当な「ゆらぎ」ついてのくだりは「おお!」とひざを打つほど。
受験勉強の合間に読みました。とても面白くすんなり読めたのですが、最後のほうは少し難しかったので大学生になってからもう一度読みたいと思います(笑)
著者のさわやかなキャラクターが印象的。科学講義録として実に面白かった。ゼミ形式の対話部分をふくらませたら、「自分とは何だろう?」というテーマの青春小説にもなると思う。脳自体が素材として魅力的だし、教える側も教わる側もピュアで若々しい。
脳は私のことをホントに理解しているのか。刺激的な章題に惹かれて読んだ。私の眼前に広がるセカイ、感じる心、それらは脳がどのように作用した結果なのか。脳を使って脳を研究することの矛盾など。文系人間にはこんな世界があるのかと驚くばかりでした。
脳ってもっと完璧なんだと思ってたけど、案外そうでもないんですね。面白く読めました。僕のパターが下手くそなのは、「ゆらぎ」のせいにしておきます(笑) てか、、この高校生賢すぎ!
高校生向けの講義を書籍化しただけあって、導入部分から読みやすく、分かりやすい。。。と思って読み進めていくと、ん?これ本当に普通の高校生?中盤から一気に内容が高度化するんですけど。私の理解が追いついていないだけ? タイトルの由来でもある最も大きなテーマは「リカージョン」、つまり、脳のことについて脳で考える事には矛盾があり、永遠に解決しない入れ子構造になっていること。こういった無限の入れ子構造について思春期に悩んだことのあるヒトは楽しめると思う。私も楽しめました。
前半は前巻のおさらいをしつつ、脳は「入力+ゆらぎ=出力」あるいは「構造+ノイズ=機能」のプロセスで動く単純なものであるとして、我々が心や自由意志に抱く幻想を壊していく。そして後半、ただ幻想を壊すだけではなく、出力から入力へ、機能から構造へのフィードバックを脳の活動で例示し、リカージョン(再帰)の構図を描き出す。ということは、知ることができれば(フィードバックして)もっと意識的に使い回すこともできるという話になるんだよね。しかもこれは様々に応用できそう。脳科学がこんなに使えるものだとは思わなかった。
人間の行動はかなりの部分を環境や過去によって定義されているとは思ってたが、殆どそれらによって動いているといっても良さそうだ。オートマティックな私なのだな。
読み物として単純に面白い。著者が高校生相手に、興味を持って聞いてもらおうと努めているためか、ざっくりとした脳科学の知識さえあればついていくことができ、楽しく読み進められる。特に自由意志、脳内時間、ゆらぎの話がおもしろかった。単純なルールによるランダムな動きから、あそこまで秩序だった動きが発生することに驚いてしまう。それと同時に、人間の意志や自由とかが、思った以上にあいまいであることを思い知らされ、考え込んでしまった。
「脳のゆらぎ」という考え方には大いに触発された。揺らいでいる以上、人のやることに完璧はないことを再確認できた気がする。脳の単純さや複雑さが分かりやすく書かれており、興味深く読めた。また、作者のアウトリーチ活動に対する考え方も参考になった。
実に実に実に面白い。才能溢れる研究者が、母校の才能溢れる高校生たちに講義すると、こんなにワクワクするようなことになるのか…。話し手と聞き手の両者がエクスタシーを感じたんじゃないだろうか。「知的なことに興味なくはないけど、脳には興味がないなぁ」というヒトも騙されたと思って読んでほしい!ってなくらいの勢いでオススメ。
いくつかおもしろい気づき・発見があった。 「人は相手の顔の左半分しかみていない」「ビールなどの苦みは本来苦みを毒と感じる人間にとってリスクを冒す快感ある」 特に「ゆらぎ」の概念は実に面白い!
★★★★★ 再読。この本は本当に面白い!高校生に対する講義形式なので、とっても分かりやすいし、交わされる会話を読んでいるとその中に入っているような気になってくるから、どんどん読めちゃう。サイエンス哲学書!?
面白かった〜!面白過ぎて咀嚼が多くてなかなか読了出来なかった!高校生に対する講義なのでわかりやすかったけれど、理解力が高い高校生にも驚き…。脳とは、科学で、哲学で。合わせ鏡で自分探しと言う不可思議さと矛盾。
星空を見上げたときと、体の中を覗いたときの感覚って似ている。肥大した自我にがんじがらめになっている自分がスーっと小さくなって謙虚な気持ちになれるからかな。
高校生への講義録というだけあって、平易でわかりやすい内容になっていて脳科学を気軽に楽しめる本。これまでどこかで聞きかじったことがあるような事象について脳の機能とつなげて語られていくのが、まさに紐解くって感覚で、気持ちよかったな。
かなり面白かった。普段、脳のことあまり考えなかったが、この本は面白い。理系の人が書く文章には多少ついてゆけないところもあるが、無意識が意識よりはるかに大きいというのはなんとなくうなづけた。
面白くて、読みやすくて、奥が深くて、ちょっと読むたびに人に披露したくなる。そしてどんどん勉強したくなる。この本に高校生のときであってたら、きっと科学者目指してたなあたし(←単純) ここで講義を聴いている高校生のレベルがとっても高くて、自分のレベルの低さを恥じました。どうやらこの前にNYの高校生向けに講義した本があるようなので、次はそちらを読みマース。
面白いね、これ。2章までは脳の生理的実験から、3章以降は、神経回路の情報理論の観点からの話。人間の「心」って幻想なんじゃない?ってことを一般向けの科学書で言ってしまったのですね。
単純な脳、複雑な「私」の
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