あるキング
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あるキングの感想・レビュー(3512)
主人公の人生を複数の視点から語り口調で物語が進んでいく、独特な文章だった。読み始めたときはこの独特な文章に慣れなかったが、読み進めていくとあまり気にならなくなった。主人公の変わったキャラクターと登場人物がつながる展開はこれまでの作品と共通していると思った。
一言で表すなら、狂気。それか異常。物語の中では全てが予定調和のようなのに、私には次に何が来るのかわからないところが怖い、というか不気味。でも結構好きです。面白かった。
王になる男と、それを見守る語り部と。さしはさまれる三人の魔女(?)によって寓話のような雰囲気が全体に流れていて、結構好きなテイストでした。●人と人が関わりあうことで、運命は歯車が噛み合うようにどんどん動く。伊坂さんのそういう物語が好きです。
なんというか、スッキリしなかった話だった。山田ドカベン太郎の打率を越えているはずの王求なんだけど、自分の中の野球観とはずれてて感情移入できなかったな。まぁ、天才は理解できないのやろからそれが正解なんかも。
不気味な感じがする話だった。登場人物全員がなにか決まったレールに敷かれていてあらかじめ決められていたことのようにその上を進むという雰囲気だった
何というか、ちょっと気持ちの悪さというか、不気味さのようなものを感じてしまった。伊坂作品には珍しいことではないけど、いつもに増して、登場人物が全員駒みたい。まあ、それは意図してやってることなんだけど。こんなにどの登場人物にも共感できない小説も珍しい。ちょっと今の自分にはこの小説の楽しみ方が分からないかなぁ。
読メに登録してから伊坂幸太郎を読むようになったのですが、あまりらしくない?お話。王求は幸せだったのかなあ・・・
不気味な本だった。昔読んだオイディプス王とか思い出した。スポ根では全然ない。描かれたのは異質というか異空間というか、王として選ばれた子が王として生きていく。野球の、だけど。むしろ大衆的な野球を背景にしてるから王の性(さが)を描かれても異質なのかも。伊坂さんの作品の持つ、異様さが全面に来た感じがした。あと、いつもよりさらに視覚的。映像が流れてくるみたいだった。あるキング、タイトル良し。
いつもの伊坂さんと違って、とっつきにくいと感じ戸惑いました。王求の感情があまり見えず、驚異的な能力や両親の盲目的さも手伝ってなんだか怖いなと。でもたまにちゃんと人間味が垣間見えるとほっとするんですね。王求が笑ったりすればそれはもう印象に残ります。
今まで読んだ伊坂さんの印象と随分違う。今までとは違う不思議ワールド。3人の女が出てくるあたり、奇妙な感じがしてよかった。天才の子供とその才能を伸ばすために必死な親、周りとうまく調和が取れないもどかしさ。天才って難しいー。
再読の印象は、「現代演劇」でした。淡々と語られる王求の姿が最初は怖く感じましたが、理解する人が少ないが故の孤独が哀しいのは私が平凡な人間だからでしょうね。王求は、きっと自分を孤独だとは感じてないでしょうから。伊坂作品では異色作のようですが、私はわりと好きでした。
弱小野球チームの中で、しっかりと受け継がれていくキングの座。万年最下位であっても、野球の王たる選手を生みだせるというだけで十分存在価値があると思う。
エンディングの唐突感に唖然とした。野球が題材になってると、それだけでノスタルジックな感じがする。地方の弱小球団と都市部の強豪球団という構図はもう成り立たないと思う。主人公が中学校にはいるあたりからの展開は惹かれる。時々ストーリーのこれからの展開について予告めいた文が入るが、興味をそそるというよりは削ぐ。色々事件が起こるがどうにも動機が不明。というよりは登場人物全般に通じて理解できない行動が多い。ちょっとつかみ所がない印象。面白いんだけど興味沸かないって感じがだせるのは、ある意味凄い。
上手く感想が書けないので、再読中です。読み終わったら、ちゃんとした感想を書きたいと思います。初読の印象は、「オペラ」かなぁ。
天才の過ごす環境はこんな風に感じてるのかな〜、と凡才は思いました。第三者の語り口や不思議な運命を示す登場人物は何だろうと最後まで注意をひかれたり、身の回りに起こる出来事も淡々と語られるのも良かった。
これまでの彼の作品とは随分違う。ちがうからどうだってことはないけど、なんだか描ききれてない感じがしてちょっと残念。謎の登場人物たちがもうちょっと活きてきたらいいのに。
評価がイマイチと聞いていたのですが、面白かった!どういうこと?どうなるの?と頁を繰る手が止まらなかった。野球には疎いのだけど、逆にそれがよかったのかそのまま受け止めて読めた気がする。天才であるがゆえに孤独な、決められた過酷な運命を歩んでいく王求がとても切なかった。とても独特だけど、相変わらず、関係ないとこで上手いこと言うのは健在。何度かツボにはまり一人でウケてしまった。
伊坂さんらしくないのはすぐわかったので他作品と比較せず気にせず読んだ。いろんな伊坂さんがいてもいい。ただ、なんかすぐに感想がでてこない。なんだろう、哀しい。王の概念と野球選手の姿を重ねるのが私にはピンとこなかったし、魔女も獣もよくわからないしで結局よくわかんないんだけど、何とも言えない哀しさ、でもまっすぐな家族愛のおかげか、すがすがしさも感じる。王求のホームランは黒い布を払ってきっと誰かを救えたはず。そう思いたいな。
王求のことがよくわからなかった。なんせ相手は王様で天才なのですよ。彼の当たり前と自分のが遠すぎて凄いなあと眺めていた。題名でぼんやり浮かんだ王の姿が、色んな切り口で語られることにより次第にはっきりしてゆく。確かに王求は王だった。
なんとなく伊坂っぽくない話。抽象的で感覚的。小説というよりポエムっぽく思えた。たまにはこういうのもいいか。
後期伊坂一作目と称され、評判もいまいち…と聞いていたので正直全然期待せずに読んだのですが…面白いじゃないですか…!淡々と語られる「おまえは」という地の文や、黒い魔女、ロボットの例えなどなど、抽象的で感覚的でしかないイメージを文で捉えた感じと言うか、表紙の一見真っ白なんだけど実は絵があるんだよっていう箔押し表紙のイメージぴったりな、異空間を第三者視点で眺めているようなそんな感覚でぐんぐん読めてしまった。魔王の続編であるモダンタイムスの次に出た作品がこれというのは…やっぱり「考えろ」なのか?
★★★ おーくは、伊坂幸太郎自身かなぁ。天才すぎるゆえ、敬遠され、扱いに困られ、嫉妬され、さいごは・・ ガンバレ!こーたろー!わたしはあんたが大好きだー!!
これが野球じゃなくて、剣道とかタイマン勝負するようなスポーツだったらもっと入っていけたのかも。日常から徐々に逸脱していく童話のような矜持的ファンタジーを感じればよかったのかもだけど、ただの謎な話なまま読了してしまった。
文体が難しくて(私の読解力不足か…)、また野球に疎い私は、あまりこの世界感に引き込まれなかった。でも、王たる者の孤独と抗えない運命に何とも言えない気持ちになった。悲劇的でもありながら、あっさりな味わい。
モヤモヤ・・・あの女の3人は誰だったのかな?読み方が甘いのかぁ???伊坂さんらしさ、というか僕が求める伊坂幸太郎らしさはあまりなくて残念でした。
何だか不思議な話…。結末もよく理解できず、あまり世界観には入り込めなかった。個人的には、野球と言えばドアラ。
不思議な話です。誰が綴った物語だったのかな.1人じゃないんですかね? 王求って、なんだろう.少しだけ某映画を思い出すラストでした.
あるキングの
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