風神秘抄
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風神秘抄の感想・レビュー(572)
読んで、思わずほう…と溜め息が漏れました。美しさの危うさを、これ程までに表現出来る方は中々居ないと思います。三部作のキャラを匂わす箇所があり、何倍も楽しめました。
刊行直後に読んだ時にいまいち…と思ったまま読み返さなかったのを、大河を機会に再読してみた。ら、びっくりするほどおもしろかった。三部作の思い入れが強すぎてハードルがあがりすぎていたのかもしれない。あえて言うなら時代設定が下ってるぶん架空の人物と史実の人物のバランスが他作品より悪い気はする。今読み返すと勾玉シリーズというより、RDGのテーマに近いように感じた。というか、風神で消化しきれてなかったものがRDGの一部になっているような。空色からRDGまで同じ豊葦原が舞台なのかもなぁと思った。しかし大河の後白河上皇
児童書とは思えないほど読むのに時間がかかってしまった 主人公が悪い展開の方へ進んでいくのを読むのは辛い 結果はハッピーエンドなんだろうか?主人公的にはそうかもしれないけど私はちょっと悲しかった あれもこれも全部が手に入るなんて世の中そんな甘くはないだろうけど…
舞と笛。目に見えるなにかで つながるって素敵やなって。現代でいうところのミュージシャンのセッションのように、個々の力が相まって新たな魅力、パワーを生み出すように。人と通じあえる なにかがあるって、憧れる。それが芸能・芸術やったら おしゃれやなぁって。そんなわけで『風神秘抄』読了です。面白かった!
鳥彦王がいいキャラしてました。勾玉三部作よりも恋愛要素が強かったです。草十郎は朴念仁とか言われっぱなしでしたが、意外と押さえるところは押さえていたような(笑)糸世に負けないくらいモテモテでしたし。
源平の争いで世が荒れている平安末期。悪源太こと義平を将として慕い、戦い続けていた草十郎。主を失い絶望と孤独に生きていた彼を救ったのは清澄な気を生じる舞を舞う糸世だった。孤高な彼の笛音とひたむきな少女の捧げる舞が出逢うとき数多の天界の花々を降らし、世の天命を変えてゆく。だが類い稀な才気は惹かれあう二人を翻弄の渦に巻き込んでいく。◆大好きな時代背景を舞台とした荻原さんの作品が読めるなんて幸せこの上ない。朴念仁の草十郎とお茶目な鳥彦王の絡みがあまりに滑稽で吹き出してしまう。鳥彦王の最後の言葉はすごく切なかった。
読もう読もうと思いつつ、あの分厚さにしり込みしてました。それに、荻原さん、面白いけど、読み終えた時の疲労感がハンパないのは私だけ?(笑)源氏と平家が争う平安時代。上皇とのやり取り、歴史的なものが背景にある分、ちょっとソワソワしてしまった。運命を変える舞と笛の音色。糸世はその重大さがわかっている分、不安をぬぐえない。自分を見つけ出して欲しいという願いの切実さにギュっときた。草十郎を支えたのは鳥彦王だね☆鳥彦、好きだわぁ☆
図書館。勾玉三部作を読んでから読んだのだけどこれまた面白かった!荻原さんのこういうファンタジーすごく好き。初代も好きだけどこの鳥彦王も魅力あふれるキャラクターでした。
RDG5読んだついでに再読。今までは勾玉シリーズとの繋がり(つーか子孫?)にばかり着目してましたが、舞、山伏、熊野、異界?そしてカラスと、RDGへ繋がるモチーフも多いですね。このお話は何といっても鳥彦ですね~!!楽しい、可愛い、一途だ(草十にね)~!ラストシーンは鳥彦のほうにきゅんきゅんしちゃいました。この世界とRDGの間の話もぜひ書いてほしい…。
荻原作品に対する拭いきれない苦手意識を抱えつつもこの作品の舞台となっている時代設定に興味をもち手に取ってみました。 そんな「おっかなびっくり」の読み出しではあったものの、最初の数ページであっという間にこの物語の世界観にどっぷりと浸っていました。 これまでの荻原作品ではかなり強烈に感じ、KiKi の苦手意識を醸造してくれちゃっていたあの「少女マンガチックさ」がこの作品ではほとんど気になりませんでした。 そして、彼女が描く精緻な情景描写が、さながら「平安絵巻」のような、又は「曼荼羅絵図」のような美しさを
【再読】勾玉三部作と違うのは、糸世と草十郎がわりと早い段階でくっついちゃうのね。けど、一筋縄じゃいかず…糸世が分かっていることを草十郎はわかってなかった。自分がしたことの後始末は自分でしないといけないのだな。争いがあって、人々の生活があって。烏たちも世界があって。鳥彦王誰をえらんだのかなあ。草十郎に雌の子に構いすぎ、って忠告が面白かった。全く覚えていなかったので、新しいお話を読んだ気分でした。
再読:全く覚えていなかった。男女の関係は、互いを時に破滅させ、時に思いもよらぬ力を発揮させる。源氏と平氏が争う平安末期の世界でもがく草十郎と相棒のカラス、鳥彦王の掛け合いに助けられながら荻原さんの古代ファンタジーをこころゆくまで楽しめました。ただ、糸世が迷い込んだ天上の世界の設定があまりに興ざめで残念。天上は天上であって欲しかった。SFの要素はここではいらない不協和音だ。ともかく笛と舞で神々と交わる力を持った若人二人の素晴らしい物語でした。
厚かった。そして長かった~。3人の許婚がいる鳥彦王の苦悩が笑えた。ピュアな物語だったな~。いつもおどろおどろしい本しか読まないので一時の清涼剤。
もっと若かりし頃(勾玉三部作を初めて読んだ頃)に読めればよかった。勾玉よりも恋愛色が強い分今はこちらのほうが好み。でもなんといっても鳥彦王!空色勾玉が懐かしく。今後彼らはどうやって暮らしていくのか気になった。
登録は初めてだけど再読。著者との出会いの作品。三部作の番外編ではあるけれど勾玉より好き。ひとりひとり魅力的なキャラが立っているけれど、なんといっても鳥彦がいい。熊野に行ってみたいなぁ。そしてまた勾玉を読みたくなるループに(笑)
笛吹きの少年と舞姫が出会い、その旋律は大きな運命の流れを変えてゆく。その波に抗い、迷いながら、神にすら近付きながらも、ただひたすらに糸世だけを求め続ける草十郎。行く先々で、自分や他の誰かの運命を変えていったのは、笛の音ではなく、その実直さだ。最後の代償は切なかったけれど、糸世を取り戻すと共に、草十郎の閉じ続けた心は開かれた。少し寂しくもある新しい始まりに、二人の幸せを願わずにはいられない。
偉大な力を秘めた美しい若者達が、普通の人になるまでの長い長い道のり。ひたすら糸世を求めることで、正しい道を選び取っていく草十郎。彼をとことん支えるカラスの鳥彦王。とてつもなく大きな存在であったはずの上皇が、小さく見えてしまうラスト。私も長い旅をしてきたみたいな気がする。
足立の姓や、鳥彦の名に聞き覚えが…ない。勾玉読み返さないと。ぎりぎり端で生きようと、糸世を助けようとする草十郎が格好良い。…めでたしで良かった!個性的なキャラが登場するけれど、さみどり姫がなかなか良いとこ取りだった(笑)扇を投げる所がぐっと来たかな。荻原さんの小説は恋愛の描写は少ないと思うのに、そこで見事に心を掴まれる。
分厚かったけど思わず熱中。ごはん食べるのも忘れていっき読みしていた。勾玉三部作より時代は下るけど、話のなかには同じ古代の空気が息づいていてうれしかった。
図書館から。勾玉シリーズより好き。なんといっても鳥彦王。もともとカラス好きなのにあのキャラ!最高。それだけにラストは切ないなぁ…本当に寂しい。糸世は現代にタイムスリップしちゃってたのね(汗
この人の描写する古代日本の風景は青々としたイメージがあるので好き。ただ、個人的な印象としては薄紅天女、白鳥遺伝に比べてパワー不足な気がした。何がといわれると困るけども。
☆☆☆RDGから連鎖読み。かなり手垢のついた設定・展開を、異形・鳥彦王視点でうまいこと新味出してるねー。話自体よりも、作者のテクニカルさ・プロらしさに感心
再読。初読時には「糸世と草十郎がどうなるか」しか気にしてなかったが、今回は登場人物それぞれの生き方や、「力」を持つことの危うさ、豊かな情景描写が心に入ってきた。ハッピーエンドだと思っていたけど、鳥彦王との別れはやっぱり淋しい。RDGを読んでから読むと、(直接的ではないけれど)繋がっているところも見えて、それもまた面白かった。
勾玉三部作大好きなのに、この本の存在を全く知りませんでした…。糸世が舞い、草十郎が笛を吹くと、キラキラした空間が自分の周りもにぱぁっと広がっていって、うっとり。堪能しました。鳥彦大好き!!
勾玉シリーズが、小学生の時に読んで衝撃を受け、以来大学生になった今でも私のno.1ファンタジー小説なのですが、その最終作!勾玉こそ出てきませんでしたが、ちょいちょい前作とかぶるところがあってニヤニヤ。荻原さんはすごいなあ。一度読むと、惹きつけて離してくれません。音律を舞う少女。音律をとらえ、笛吹く少年。ふたりが交わると、運命が変わる。情景が美しすぎて、ドキドキした。荻原さん、お疲れ様でした。大作をありがとうございました。
荻原作品においては「白鳥異伝」と並ぶ2大作品となりました。心躍り、血が騒ぐファンタジーに出会えました。笛の音、風の音、舞を舞う少女。そして音律。戦いですら音律を踏み、戦う少年。太鼓の鼓の音と舞の足を踏むリズム。空から舞い落ちる花々。何もかもが肌で感じているようでした。なぜこうも幻想世界を表現する事ができるのか。荻原作品の醍醐味なのでしょうね。Suaraさんの(永久に)(春夏秋冬)をこの本のイメージ曲としてずっと聞いていました。正に名作とはこの本のことを言うのだと思います!
とにかく、上皇と草十郎にはイライラ。糸世のいじましさと、鳥彦王のキャラに救われたかな。まあ、最後草十郎はちゃんと成長してたけど。ラストは収まりが良かったとはいえ、切ないな。
風神秘抄の
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