薄紅天女
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薄紅天女の感想・レビュー(766)
風神を読んだのでさかのぼってそのまま再読。やっぱりすごく好きなお話。ただ不満というか、そこがいいところでもあるから悩ましくもあるのだけれど、主役2人の自覚が他3作に比べて遅すぎるので物足りないー!もっと読みたいー!その後のお話が1番読みたいのがこの作品かもしれない。千種と苑上が意気投合して二連に立ち向かうお話とか読みたい読みたい。
最後はスッキリ!って感じで読み終えたけど、最初はなかなか物語に入り込めなかったなぁ。阿高の意志みたいなモノが感じ取りにくかったし、かと言って藤太の視点で読み進めるのもどうかと思ったし。苑上の章に入ってからは一挙に話にのめり込んでいけて、後はラストまですんなり読めた。やっぱり、このシリーズは女の子が生き生きと飛び回ってるのが良いね。自分の宿命に振り回されながらも、運命を切り開いていこうとする姿は清々しい。図書館に返す前に、ラストだけ再読しておこうw
阿高と藤太の絆に胸を打たれました。藤太が阿高に呼び掛けたときの言葉、苑上が阿高に思いを打ち明けたときの言葉、最後に仲成がようやく想い人に気持ちを告げたときの言葉。どれも心からの言葉で、ひとつひとつ大切に読みたくなりました。
勾玉三部作の最後の物語。個人的には、この「薄紅天女」が一番好き。荻原作品の女の子にはある種の癖があって、それが若干苦手だったりするのですが、苑上はその癖がだいぶ薄くなっていることや、登場人物の魅力、なにより平安という舞台が大きかったのかも。これをはじめて読んだのは子供のころでしたが、その記憶を消して、もう一度まっさらな気持ちでこの物語に心をゆだねることが出来たら良いのに、と思ってしまう。勾玉三部作にはそれぞれに思い入れがあるけれど、そのなかでも特別な一冊。
勾玉三部作ついに読了。実はこのシリーズはなんだか読みにくかった(ここは漢字で!な語が平仮名だったりするからか)歴史上の人物がちらほらと垣間見、もう一度日本史を勉強しなおしたくなりました。あと、男の子の友情っていいなぁ。二連は無論のこと、茂里や広梨のあけっぴろげなところとかちょっと羨ましい。ただ個人的には白鳥異伝が好みです。
勾玉三部作ついに読み終えた!なぜか、ちょっと読み始めるまで気合いが必要だったのだ。 前二作より、時代が下っているぶん、こっちよりに感じた。友情に重点がおかれていて、すがすがしかった。うらやましいくらい。恋愛も、対決もあっさりしていたけれど、勾玉の役割が無事におさまって、フーと一息。
勾玉三部作、最後のお話。三作品を一貫して描かれている、それぞれが生きることや生き方を選び成長していく様子や、青年たちの揺るぎない真っ直ぐな感じがすごく好きです。自分の想いを固く押し込め、皇女としての生を全うしようとする苑上に、思わず涙ぐんでしまった。世間知らずのお姫様だったけれど、強く気高い女性だった。三作品の中で一番好きな女の子かも知れない。
【再読】世間慣れしていないけど、しっかりして強い女(よりまだ女の子かな)だったんだな、苑上は。後半の身分の差を感じる描写は、皇女とはそういうことなのだなと思った。何度も読んでいて、苑上の章が好きなお話なのだけど、阿高の章に重点を置いて読んでみたけど、感想は苑上の章だなあ。。
三部作で一番好き。勾玉三部作って、それぞれの物語はハッピーエンド?で終わるんだけど、結局後の世ではまた争いが生まれたりして…って考えるとなんか切ない。要は、いつの時代も人のやってることってのはたいして変わらないけど、大きな歴史の流れの中ではそれぞれの人生を歩んでる「個人」がいて、その人たちは傷ついたり喜んだりしながら生きてるんだよ~とかなんとかそんなことを繰り返し言われてる感じ。
阿高の力との向き合い方は稚羽矢や小倶那のように危なっかしい物でなかったのから、こちらも安心して読み進められました。友情という絆、他人を思いやる心の大切さを終始感じさせられます。歴史嫌いの私ですが、物語の舞台となった時代をもっと知りたくなりました。最後の場面大好きです。阿高がかっこよすぎてずるい!
数年ぶりに再読。作者の男子(女子もだが)造形はかなりパターン化されているが、阿高はある意味で、いくつかのパターンが統合された理想の完成形なのかもしれない。小倶那の無欲さと、菅流の情熱を押し殺した恬淡さに、稚羽矢の奔放さが融合している。ちなみに菅流がいちばん好きなのだが。
再読。勾玉三部作って、実は同工異曲というか、同じモチーフの物語を歴史の推移と共に繰り返す話なんだなあ。そこに寧ろ人間の生き様の変わらなさを感じ取ってしみじみしてしまった。薬子のその後・アテルイの最期といった苦しい未来を思うと、ハッピーエンドがとても貴重なものに思える。
本作は、私の好きな平安が舞台とあって、嬉々として読み始めたのですが…なかなか読むのにてこずりました。というのは、第一部が驚くほど自分にはつまらなかったからです。全く読む手が進まず、何度も読むのをやめようかと思いました。しかしながら、第二部は魅力的なキャラが多い上、阿高や苑上の活躍も目覚ましく、本当に面白くて一気に読んでしまいました^^それにこの作品のラストは、三部作の中で一番好きです。なにはともあれ、ファンタジー嫌いな私が、無事に三部作を読み終えることができ感慨深いです。自分お疲れ様でした(笑)
支配者の醜い争いが自身を滅ぼす。それに巻き込まれる、数多くの「ふつうの人」が憐れ。蝦夷もそうだが、なぜ数が少ないだけでここまで淘汰されるのか。少数民族にとても興味が湧いた。それにしても、勾玉三部作ではやっぱり「白鳥異伝」が良かったな。
久々に再読。荻原作品の中で一番好きなのが薄紅。多分、空色や白鳥の時代から時がたって神代の力が薄れた分、登場人物が人間臭い感じのする所が好きなんですね。人間らしく、自分の足で一歩ずつ踏み出していくような。そして何よりヒロイン・鈴の魅力がたまらない。凄く凛とした芯の強さを感じる。弟を妬み、守らなくてはならないものと信じたいものの間に挟まれながら、自分の闇に立ち向かっていく姿がいとおしい。「ここにいるのは鈴鹿丸です。たとえわたくしが死んでも、そのように通してください」の台詞の悲しいまでの気高さに心を打たれた。
★4 勾玉3作目。今までの中で一番好きかも。またしても登場人物が(特に男子)魅力的でうなる。二連という絆も呼び方もニクイー!さて後1作いくぞー。
更科日記の「たけしば」物語がモチーフの勾玉シリーズ3作目。シリーズの中でラストも含め一番好き!!知っている名前が登場したのもあるし、阿高が前シリーズまでの主役級男性キャラと比べて最初から自分自身の危うさを踏まえたうえで嘆いてばかりじゃない精神的な強い土台があるからだと思う。二連の絆は精神的にものすごい強みだけど、坂上少将頼りがいあるわ~wwここぞというときに嬉々として登場する所とかあからさまな野心が潔くて好感持てた♪ 終盤で痛いほど感じた・・・今までの行動は愛ゆえだったのね薬子、きゃあ大胆(//△//)
聞いたこと、学校の授業で受けたことのある人物が結構でてきたのが、楽しく読めた理由の一つかもしれない。アテルイ、田村麻呂がでてきたときすごく自分の中で反応したものがあった。今回は巫女が男の子で少しいままでと違う展開であったのが面白かった。今までの流れとは違ったので、ハッピーエンドではないかもしれないと思っていたけど、最後はハッピーエンドで良かった。
シリーズ中一番かっこいいと思うヒーロー阿高と、シリーズ中一番純粋なヒロインだと思う苑上、この二人が大好きです。でもちょっと物足りないんですよね。二人の話をもっと見たいと感じたからかな。
勾玉3部作読了。前半はちょっと辛かったけど、再会後は読むスピードも一気に加速。2連の絆や重里、広梨のさらっとした在り方が良かった。最後の最後で繋ぎ止めるものは絆ということか。ラストはいつのまに!?って感じでホンワカで好きでした。こんなに大きな時代の流れを書き切る荻原さんはすごい!
シリーズ中一番好きです。阿高は前2作の大きな運命を背負った男の子達と違ってかなり安定感がある。孤独なのも何故自分なのかという悩みも同じでありながら危うさは感じなかった。彼が王家の外にいるからか、藤太という得難い理解者がいるからか。坂上田村麻呂に藤原薬子、大王は桓武天皇、ようやく知ってる名前が出てきて古代史物を読み返したくもなり・・・・・(^^ゞ
長かったけど、途中から時間を忘れて読みふけってた。皆が幸せになれる話って、読了後の気分が本当に爽快だから嬉しいです。最初は阿高好きじゃないのに、最後はもう好きで仕方がない!蝦夷の話が出てきたのも面白かったです
全2作のように、精神的に危うげな人がいないため、大事な局面で間違った判断をしてしまわないか心配しなくて良い分、読みやすく一気に読んでしまいました。二連や皇の兄弟たちの、大事な人を慮る純粋さが最後の結末を引き出したように思います。武蔵の少年たちが故郷に帰ろうと思い続けている所も、地に足が着いた人柄が感じられて良かったです。
前2作は勾玉を探して手に入れる物語。そして今回は勾玉を手放す物語。人が人を思う力ってどんな呪術より強力で。二連の絆、藤太の旅を見守る千種、そして自分を見つけて苑上を見つけた阿高。萩原さんの中で育った神話の種はファンタジーと併走し歴史の中に見事に溶け込んでいきます。この壮大さ!体験して損はないですw
ラスト近く、戻ってきた阿高を苑上が迎えに行く場面が好きなんです。阿高が、誰かの声が聞こえて戻ってきた、って台詞は苑上の心情になっていっしょにドキドキしたものです。二連の絆の強さが取り沙汰される事が多いこの作品ですが、わたしは阿高と苑上の距離がなかなか縮まらないようで実は縮まってたところが好きです。決めた?っていう最後の阿高の台詞、ずるいですよね。
三作の中では、あまり来るものではなかった。 前の2作がとても面白かったせいなのか、どうしても比べてしまうと引けを取る。 でも、かなりあっさりだったけど時代ものは好きである。
勾玉三部作読了。前のよりかは全体的にあっさりした感じ。時代が平安あたりなのでイメージしやすかったです。最後のたたみ方は今作が好きかな。
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