八月の路上に捨てる (文春文庫)

八月の路上に捨てる (文春文庫)
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八月の路上に捨てるはどんな本ですか?

小説
伊藤たかみ
芥川賞

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八月の路上に捨てるの感想・レビュー(131)

【八月の路上に捨てる】【貝からみる風景】【安定期つれづれ】八月の路上に捨てるは、離婚を目前に控えた自動販売機の補充アルバイトをしている男性とその先輩女性の話。ちょっぴり切ない。貝からみる風景は、スーパーの投書コーナーに出没する主婦に思いを馳せる男の話。ひたすらに「ふう太郎スナック」を追及する主婦の鬼気迫る感じが怖い。あとこの男の彼女が可愛い。安定期つれづれは、夫とうまくいかなくなり実家に帰ってきた妊婦と、生まれてくる孫の為に禁煙を始めた父親の話。定年越えてからパソコン覚えるなんて、この父親スペック高いな
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/03

伊藤たかみさんの本を初めて読みましたが、予想以上によかったです。三編とも楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/12

再読。三篇収録されていてどれもよかった。でも、やっぱり表題作の「八月の路上に捨てる」。三十歳になる主人公は自動販売機を補充するバイトをしながら、相方の先輩ドライバーに自分の離婚に至る経緯を話していく。主人公と恋人の、気持ちの擦れ違いが大きくなっていく様子だったり、その心情がとてもリアルに細かく描かれている。非常に心に来ました。あと他の二つの作品も両方よくて、もっと伊藤たかみさんの作品に手を伸ばしてみたくなりました。

異動を控えた水城さんと、30歳に離婚を予定している敦は、最後の自販機回りの仕事をしながら、これまでの夫婦の顛末を語る。 他夫婦の物語2編。 場面を移しながら描かれる主人公の感情が、リアルでどきどきする。

伊藤さんの作品初読み。三編とも期待以上だった。共感できるというか。満足。他の作品も是非読んでみたい。スーパーの掲示板の話、実際にありそう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/29

8月なので読んでみた。初の伊藤たかみさん。へぇ、角田光代さんと結婚されてた方なんですね。で、久々の芥川賞受賞作。本谷有希子の『生きてるだけで、愛。』がノミネートされた回で受賞したのか。うん、その話を通して何を伝えたいのか全然わからない(苦笑)。でも細かく描かれたエピソードは読みやすく、ああ、なんかわかるかもという話が重なっていく。よくこんなに何気ないことを考えて書けるなと思った。表題作より他の2編、特に「安定期つれづれ」が好き。確かに安定期なんかないのかも。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/25

表題作は芥川賞受賞らしい。短編3つとも、とても良かった。ふだんのじぶんの、漠然とした感情や思いのしっぽが、ここに言葉になっていて、かなりどきっとした部分がある。とくに「貝の中の風景」が好きだった。「大人なんだから、子供らしくしてればいい」には、はっとさせられた。夫婦の思い、親子の思い、妊婦のいる家族の思い…わたしはほんと、全然ヒトの気持ちを考えることができてないなぁ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/25

八月だし、ちょうどいい薄さだし、タイトルにも惹かれるし、と読んでみたらものすごくよかった。夫婦本だ。3篇とも、人と人との距離感とか、すれちがいとか、言いたくても言えないこととか…うまく表現されていてた。いい小説だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/23

離婚、ダメゼッタイ。長く付き合うと男と女は混合して一つの生き物となってしまう。それを引き剥がすというのは、まるでシャム双生児を二人に分けるようなもので、相応の苦痛と喪失感を伴う。ぼくは離婚しなくても済むような結婚をしよう。

s@i
ほんとうに ほんとうに 擦れあうか あわないか 触れるか 触れないか の 擦れ違い が 一番の掠り傷 なんだ それが 膿んだり 残ったり そして 消えていく

短くも丁寧に書かれていて読みやすい。個人的にこの人の書く食べ物の描写が好き。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/24

嫌な本。いい意味で。人間の感情や日常の場面が、リアルに現れてる。読むと疲れるかも。表題作は、まさに8月の暑さのように鬱陶しく、途中で清涼飲料水で飲み干したいと思うが、やっぱり我慢して仕事後のビールが一番って感じ。あーでも、芥川だろうねって納得。なんだかんだ読むべし。

初めての伊藤たかみ。芥川賞受賞作である表題作は、適度な、だけども決して心地良くないくたびれ方が好みでした。娘の妊娠と禁煙のお話「安定期つれづれ」は穏やかでいい話でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/16

よく考えるとこの物語で経過してる時間は1日もない。でもちょいちょい主人公の敦の話が入ってきて、でもそれが不自然じゃなく読めるようになっているのがすごい。安定期つれづれも好き。人間には安定期なんてない、っていうのに妙に感心してしまった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/08

おそらく約10年前に読んだ『リセットボタン』以来の伊藤たかみ。すごくよかった。『リセットボタン』も実はものすごく好きだったけど、これもイイ。今の自分の気分にも合ってる。世代も合ってるのかな。誰かと生きていくことへの渇望感と煩わしさと。特に表題作は鬱になりそうなくらい素晴らしかった。伊藤たかみ、全部読もう。

表題作と「貝からみる風景」は強く孤独を意識してしまい、恋愛や人生に懐疑的になってしまって辛かったのだが、「安定期つれづれ」を読み終わると、着地点が与えられたようで、優しい気持ちになれた。「生まれてきた人間には、もう安定期なんかないのかも」という一文のとおりであっても、信じていたいものもある。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/20

頼りなくもの足らない男性の描写、上手いです。芥川賞作品独特のタッチ。重くなくて読みやすいです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/16

20110519

さほどめずらしい題材でもなく、清新な文章でもなかったが、最後の数ページでもろもろが急によくなった。終わりよければすべてよし。

カチンときた、など日本語に違和感を感じる箇所があった。 内容は良かった。夫婦、または男女の険悪なムードがよく伝わってきた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/25

離婚する敦と再婚予定の水城さんの現在の立ち位置というか距離感がいい感じでした。一時たりとも遊んでいないと敦は言うがはたから見るとやっぱり物足りない男。伊藤さんは物足りない男を書かせるとほんと上手い。他の二編もなかなか面白いです。ふう太郎スナックは入荷してもらいたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/02

本屋で偶然出会ってなんとなく買った本。あたりだった。---絶望をみつめて、その事実をたんたんと描く、自分好みの話だった。知恵子とのやりとりを読んでいると、そのきびしさに涙が出そうになった。かみあわないストレスを「八月の路上に捨てる」と「安定期つれづれ」に感じた分、「貝からみる風景」が穏やかでほほえましかった。「ヒ」。解説を読むまで、ふたりが夫婦ではなくカップルだと思い込んでいた。なぜか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/11

気になる一文:色んなものをなくしても、それでも勝つかもって夢見ながらやってんだもん

mnm
かつて読んだミカ!以来の伊藤たかみ作品。急いでいるのに、ゆったりとじっとりと進む話はまさに夏の話だと思います。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/02

家族や夫婦、親子の関係は難しいんだよね。なんかの関係でググッと崩れてしまう事もある。自動販売機の業界が解り、おもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/24

何もかも真面目なんだけど・・・、と思う気持ちはちょっと共感できる。でも、作品そのものは自販機の入れ替えの裏側の面白さだけで終わってしまったような気が。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/26

4年間の結婚生活をともに過ごした妻と、明日離婚する30歳。その経過を職場の2つ年上に話すが、、、路上に捨てたらまずいだろうと思うんだけど、俺は本気だったんだという一文が結構衝撃的。でも、回避するような努力もあんまりしてない気もするんだけどさ~
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/27

俺はとてもいい、と思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/18

普通でした。特に面白くもなくまったく何も感じない事もなく・・・

いつ盛り上がるのかなと思いつつ読んだが最後まで盛り上がらずに終わった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/05

なんでもない日常を積み重ねての人生。その日常が実はドラマさながら素敵な時間であることに気付いた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/29

何かを含んでいるのだろうけれど、あまり印象には残らなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/28

日常のワンシーンが鮮明に描かれている。淡々としている文体だからこそ伝わるものがあるのでは。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/22

草食系というか…一見覇気のない男性が主人公の短編集。あまり読まないタイプの小説だったので表題作は個人的にはしっくりこなかった。「貝から見る風景」の世界観は嫌いじゃない。「安定期つれづれ」の主人公みたいなお父さんっていいなぁ。「他の誰かがいなければ、最初から何も失うことはない。だから安定期そのものが存在しない。」みたいな一文がある一連のくだりが、胸にきた。そうなんだよね…。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/22

自動販売機に商品を補充する仕事を今日で降りることになった水城に、明日離婚届けを出すよと敦が告白した。二人の一日の会話の中で、敦の四年間の彼女との出会いから今日までの話を描いています。読んでいくうちに、私も敦の話を聞いている気がして…… そして敦は子供だなぁって叱りつけたくなってしまった。。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/11

うーん……。これが芥川か……。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/09

本当はないんだけど、どこかに存在していそうな国の味/好きとか嫌いは、足し算できないよ。かけ算ならできても、足し算はできない

こういう淡々と積み重ねるような作品が好きだったりする。たぶん作者自身が経験したであろう自動販売機補充の仕事の内容などは相当細やかだ。だから何だと思う人も多いのかもしれないけれど、日常の中に物語りはあるんだ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/28

☆☆☆☆

芥川賞受賞作というオビと本の薄さに惹かれて買ったが、伊藤たかみって「アンダー・マイ・サム」の伊藤たかみかよ。あれは面白く無かったなぁ…、というのが読み始めるまえの感想。しかし伊藤たかみの小説に登場する人物たちはどうしてこうも気弱で魅力がないのだろう。スーパーで妻と自分の欲しいものを(焼き豚なんだけど)ダブって買うことになって、何でレジで言い訳するかな?嫌なら1個返してくれば良いし、どんなに譲っても言い訳することになるというメンタリティは理解出来ない。これが「大多数の者の疲弊と痛み」(解説)だってか??

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八月の路上に捨てるの 評価:66 感想・レビュー:43
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