死神の精度 (文春文庫)

あらすじ・内容
俺が仕事をすると、いつも降るんだ死神は雨とともに現れる——彼の7日間の調査で対象者の生死が決まる。様々なスタイルで語られる6人の人生。人気作家の傑作短篇集
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死神の精度の感想・レビュー(22738)
- 感想・レビュー
- ネタバレ
無駄なく的確な描写。キャラを活かした人間へのメタ視点や独特の比喩。良い。最後は晴れたが、主人公が成長しないため、話を締めるための代わりだろう。晴れの理由を設定してほしかった。軽く読むには良いが、焦点の持続が無いため、一つの話から次の話へ読みに入るのが億劫で一気読みできない。この人は事件の情報の公開順を調整しミステリ風に描くのは得意だが、人の葛藤を描くのは苦手なのかもしれない。登場人物が、自分の人生を受け入れているところがあり、事件自体は大きく感情は揺れているはずだが、人間の深さを描写できていない気がする。
『死神の浮力』を読み、数年ぶりに原点である本作を読み返した。死神の千葉の視点で描かれる人間は、滑稽に見えるほど愚かで自分本位で、でもそれと同じくらい大切な人を思いやる優しさがある。そして、いろんな人の人生が最後に一瞬だけ交わるのは、小説を読んでいて本当に気持ちのいい瞬間だ!!伊坂ワールド全開の一冊♪
どうして死ななければいけないのだろう?という人が死んで、どうしてこの人が生きているのだろう?と思うような人が生きている。人の生死というものは誰かによって決められているものなのだろうか。サクサク読めて面白かったです。中でも恋愛で死神がお気に入りです。短編だけど物語の中で繋がるのもいい感じです
短編集は読み切るのに時間がかかる私ですが、これはスムーズに読めました。もし死神に調査されるような時がきても「見送り」にしてもらえる生き方をしていたい…!どれも面白かったけれど「旅路を死神」がお気に入りです。
他の作家さんの連作短編よりも編ごとの(というか最後の話での)関わりが濃かったりしていいな、と。最初、「精度」と言っときながら最初から死神の心のなかで結論出てるのはどうなのって思ったけど、「精度」って言葉がかかるのは身辺調査についてなんだなと思い直す。なるほど納得。
死神と死、暗いイメージを彷彿とさせる設定なのに、、ホッコリする気持ちになる。そして、皆「見送り」にして欲しいと思うのは、星の数程人はいるが皆それぞれの時間(人生でなく?)があるということ。
【再読】死神がとてもクールで,死神に対する印象が完全に変わってしまう.物語全体に仕掛けられた構造が物語の大きさを感じさせてくれて,なんだかよくわからない感動を得た.この前,ヘッドホンを買ってしまったのは,この物語の影響が少しはあったのかも.
千葉が人間に対して抱く感情がいちいちユニークで面白い。確かに人間は他の動物に比べると醜く滑稽でありながら憎めない可愛い生き物なのかもしれないと思った。
あまり伊坂さんらしくないなと思いながら読んでいたが、最後の最後でやられた! やっぱり、伊坂さんの作品はこうでなくては!
全ての糸を最終的には一本の太い糸に撚り合わせてしまう。この感覚が忘れられなくて、また伊坂さんの作品を読むのだろうな。
人気があり、気になったので読んでみました。短編集とも言えるのでとても読みやすかったです。主人公の発言、視点で面白い要素がたくさんありました。最後ではストーリーの時間軸の大きさが実感でき、さすがの表現力だと感じました。
とても読みやすく、面白かったです。音楽が好きな死神が、一週間かけて該当の人間の死の可否を判断する。短編集ですが、各作品は繋がりがあり、何度か同じ人物も登場するところが良かったです。また、時間経過が大幅なのにも驚きました。構成が凝っていますね。次もぜひ読みたいです。
伊坂作品で一番好きです。ちょっとズレてる死神、「千葉」のお話。短編集ではありますが、所々で話が繋がっており、あぁ!という感嘆の声をあげることもしばしば。伊坂ワールドを満喫できました。
「死」という重いテーマにも関わらず、千葉の飄々とした性格のお陰でどの話も温かい気持ちになれる。「恋愛で死神」と「死神対老女」が好き。荻原を失った後の古川朝美が心配だったけれど、最後の老女の様子にほっとした。どんな状況でもミュージックに過剰に反応する千葉が面白い。
面白かったです。死神というのが重たくて、1話読んでしばらく休んでいましたが、先日2話を読み始めて、そこから止まらなくなりました。主人公にドキドキハラハラしなくていいのと、結末が気になるのとで熱中しました。続編も機会があったら読みたいですね。解説も良かったです。ただ、時間の流れがよくわからなかったです。
死の可否を決めることができる死神と、その対象となった人をめぐる6つの短編。死神のキャラが面白く、作品と作品のちょっとした繋がりも良かった。
短編集だがほんの少し繋がりがあるのが良かった。死神と藤田が一番面白かったかな。だけどこれといって印象に残るようなセリフが見つけられなかった。
短編集で文や展開も難しくなく読みやすい。比喩表現がセンスがよいものが多かった。死神が人間に対して疑問を投げかけるシーンが可笑しかったり感心したり。お気に入り決定です。
この小説は死神、千葉と関わった人間の6つの短編からなっていて、とても読みやすかった。死神の仕事によって最後には死んでしまう人が多かったけど、何故か心が暖まる話が多くて、不思議な心地がした。個人的には最後の老女の話が特に好きで、彼女の正体が分かった時は「ああ、そういうことか」と思わずにんまりしてしまった。
短編集で読みやすかった。死神の千葉さんがほんと恰好いい。太陽を見たことがなかった千葉さんが、最後に晴れを見ることが出来たのも良かった。死神がミュージック好きというのも面白かった。数日後には死んでしまうと分かっていても、暖かくなる話だった。
千葉氏扮する死神としての何処か坦々とこなしていく仕事から、当たり前に思っていた出来事が実は、感動に満ち溢れている事に気付かされる。特にラストのお婆さんの表情には、色々と学ぶ所があった。人生は、時の流れは、美しい。
久しぶりに読み返したくなった。何度読んでも死神・千葉のキャラが良い。特に最後の老女の話が良かった。彼女が誰なのか気付いた瞬間はぐっとくるものがあるというか。続きをぜひ読みたい。
【再読】死神なのに雨男で、ミュージック好きで、死神と感じさせない飄々した千葉。人が死んでいくのに、嫌な感じに思わせない気がする。千葉もさることながら、「死神と藤田」の阿久津と「恋愛で死神」の荻原のキャラクターが好きでした。荻原は、生かしてほしかった。そして、古川との恋を叶ってほしかった。最後の「死神対老女」の結末は狙ったものなのかな?心地良い読後感でした。「思い出はいつの日も雨」
千葉サン会ってみたいな。初読時CDショップで視聴器のまわりうろうろしてしまったのを思い出した(笑)映画ももう一回観たくなった。確か犬がかわいかったんだ!!
今、伊坂さんにハマっています!!
毎回登場人物のキャラクターがとても面白く、すぐに作品の世界に入り込んでしまいます。
最後の死神と老女が1番好きですが、やっぱり他の話とのリンクあってこそだと思いました。
自分と他の人が同じことを考えたり、同じことを言ったりするのってすごく幸せに感じますよね。。。私もそう思います☻
伊坂作品はどれもそうだが、今回も死神のキャラクターが魅力あるものだった。死神から見た人間のおかしなところ、しかしそれがある種真理を突いていて、「確かにな」と思わせる部分があった。短編集なんだけど意外なところに前の登場人物が出てきて面白かった。
★★★ 再読。人の生死に最後の決断を下す死神の話。初めて読んだ時はひどく感動したのだけれど、今回は意外とそこまでだったので、レビュー上書きです。「死神」という存在を組織化させ、上司や同僚、部署(情報部・調査部)や、残業などのワードで、ある種サラリーマンのように描く発想は面白い。千葉のキャラもドライで死神っぽい。「死神対老女」で老女が最悪なことは「死なないこと」(P316)と答えているのが印象的だった。ラストに向けての伏線の回収は心地よく、著者らしい終わり方だが、イマイチ消化不良。再読には不向きかも?
人間より人間味のある死神・千葉さんと一緒に、人間たちから一歩離れて、人間について死について見つめ直すことができた。『人生の大半は、ただの時間である』そうか、そうなのか。でも……それならば、どう過ごせばいいのだろうか? 大好きな大バッハの無伴奏チェロ組曲と、春に出会えました。春はやっぱりいいですね。
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