カラフル (文春文庫)
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カラフルの感想・レビュー(4449)
みなさんがおっしゃるようにやさぐれていた中学の頃に読んでいたらどれだけよかっただろうと思いました。きっと少しは、家族や友達、自分自身にも優しくできたのではないかなと思います。でも、こうやって社会人として社会にもみくちゃにされている今、絶望とか希望を色にたとえて、この世界で色まみれになりながら生きていこうという一文を読んだとき、ああ今この時に読めてよかったと心から思うのと同時に不覚にも泣いてしまいそうでした。子供にも大人にも全年齢問わずおすすめできる一冊だなと思いました。
以前からこの本が気になっていて、書店で手に取ってみては棚に戻すこと数回。ようやく買ってみたら、一気に読んでしまいました。主人公の母親の年に近いので、どうしても母親目線で読んでしまいました。思春期の頃(はるか昔ですが・・・)に、主人公目線で読んでみたかったな。
何気なく本屋で平積みされていたものを手に取ったのが始まり。気づくとあっという間に読み終わってた。皆が皆、周りの人を少しずつ誤解して、誤解されながら生きている。それが自分というものを縛り付けていることに気づかずに・・・。今の自分に当てはめて考えると、そういう部分があるなぁと確かに思える。この事を知っていれば、もっとうまく自分を表現して、もっとうまく人と付き合っていけるのかもしれない。もっと早くこの本に出会いたかったなぁ。
他人には自分から見えている面以外に違う面がある。他方を見ようとせず、思い込みで判断してしまうととても危険。真はリトライできたから、一つ一つ紐解く事ができたけれど、実際はそんな事はできないのだから、過ちをしないように気をつけたい。
中学生時代のあの思春期真っ只中の潔癖さを持ち合わせた自分が読んでいたら…と思う。途中で魂が誰かすぐにわかってしまうけれどそれも計算か。今の自分が読んだらどうしても真の両親目線になってしまう。子供の純な心で見たら両親は汚れて見えるだろう。でもそれでも大人は大人で生きているんだよ、と。いつの間にか私も平凡な大人になっていることを実感する。平凡で、取り柄もなくて、ずるいところも汚れたところもたくさんあって嫌になっちゃうこともあるけど、それでも生きていくんだよ、と。
あっという間に読み終わった。人との関わりを客観的に見ることで生まれた余裕、そして気づいた自分の本当の思い。たまにはホームステイしているような感覚で、自分の周囲を客観的に見てみようと思う。主観が入りすぎて見えなくなってる部分が多分にあるはず。親にも優しくなれるかも。
最初はいらいらしてる主人公にいらいらした。多分いらいらしたときの自分を見てるようでいらいらしたんだろうなあ、と思う。中学生のときに読みたかったな。
他の本がなかなか進まないので気分転換に読んだ。 中高生に書かれた本ではあるのだけども、きっとこの本は年齢を問わずあたたかい気持ちになれる、そんな一冊。たまにはこういう本を読むのもいいなと思った。 さて家族物つながりで、舞城王太郎のビッチマグネットを読むとするか……
中学生の時に読んだ一冊で、ちょっと考えさせられました。途中で展開は読めましたが、読みやすく、情景の形に納められたような文章で、簡単に読めます。天使のキャラが好きでした。
初森絵都作品。一瞬で読了。読みはじめてすぐに"自分の罪"がなにか勘づいてしまい、あ、やっぱり?となった。真の思い違いとはいえ家族に対する最初の嫌悪は極端では。でもひろかの感じていた思いに返した真の言葉に、心が和らいだ。みんないろんな絵の具を持っている。自分、がわかなくなった時に、また読み返したい。
イジメや、周囲に溶け込み損ねた事が原因で自分の殻に閉じこもってしまい、悩み苦しむ類いの小説はた~くさんありますが、とっても優しく、ユーモアもふんだんに盛り込んでサラッと語りかける作風は見事でした!読み始めたら止まりませんそして期待以上にグッとくるエンディング!些細な誤解をしたり、されたりするのは当たり前だし、出会って、話して、触れ合って理解し合える踏み出す勇気を、押し付けがましく無い爽快な物語を通して、そっと教えてくれるところが憎いですね!
僕らが生きていくのはとても色鮮やかな世界。見る角度次第ではどんな色だって見えてくる。一度は絶望し自殺した少年が『あなたはあの世界にいなければならない』と祝福され彼の世界を再び歩み続けるまでの話。人が持つそれぞれの世界に対する希望の話。
現役中高生に読んでほしい青春小説。一見ラノベ感覚で読めますが、そうだ、学生時代ってこんなにも生き辛く理不尽なことで溢れてて必死で生きてたんだよな、と肌感覚が蘇るよう。ライブ感あります。家族や友達のありがたさや感謝の気持ちって、一皮剥けた時にわかるんよね。
いつもお世話になってる読友さんにお借りした一冊☆すーっと心に響く作品でした。“ホームステイ”かぁ…そう思えばもっと日々ゆるりと生きていけるかも。人生はやり直すことは出来ないけれど、幸いにもそのきっかけをもらった主人公の真。とても優しい物語。最後は前向きな気持ちになれる一冊。私たちは毎日、いろんな色に出会っている。そしてそれに何度も何度も色を足して、塗り直して、進む。人生はその繰り返し。自分の人生、自分のペースでゆっくりと、いろんな色をつけていけたら素敵なのかもしれない。そう思うとなんだか和む(*^-^)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(6)
- 01/24
森絵都さんを知ったのはある文庫本の本末にある解説だった。 その小説良かったので解説も読んでみたら、解説の方が心に残ってしまった。森さんのシンプルだけど、前向きで暖かな文章に心惹かれた。 主人公は死んで気がつくと天使に「抽選にあたりました。」ということで、主人公の魂は生きる事に諦め自殺をした中学三年性の体にホームステイ。 世の中には黒い部分やグレーな部分があって悲観的にもなるが、別の角度でみると鮮やかでカラフルな部分もある。 とってもわかりやすく、読み終えて前向きな気持ちになれました。
先日会った大学の友人に勧めてもらった一冊。ほっこりしました。私自身、小中高、真みたいに思ってたことあった。全てが悲観的に見えて、なんで自分こんなんなんだろうって。今回は、魂が自分の罪が何かってことに気づいて、よかったなぁと(ネタバレになるから書かない)。満が真の「サルでもよかった?」って質問にめっちゃ怒ったとこが一番好きかも。
白黒の世界がどんどんカラフルになっていく、回りの自分に対する色を理解されてないと世界に閉じこもっていたけど、自分もまた家族の色をみ誤っていたと気づく、素敵な話。
大変面白かった、世界観が少し変わったように感じます。 ついてない時はとことんついてない、、人生良いこと悪いことたくさんある、でも悪いことはいつか終わるんだね。 鬱気味なときに読みましたが、なかなか嬉しい本です。
表紙に魅かれて。ジャケ買いならぬジャケ借りです。この作家さんの本は初めてでした。レイアウト的にもストーリー的にも子供でも読みやすいだろうなあと思ったら児童文学の作家さんなんですね。ラストはもう読み始めから予想できてしまったし、とにかく「分かりやすい」お話なのだけど、言葉選びが綺麗だったり登場人物に少しずつ共感できたり。。中学生でも大人でも楽しめる1冊だと思います。『せいぜい数十年の人生。長めのホームステイ。』
これはいい本ですね。フレーズがひとつひとつ心に響く。優しいのに人の悲しみをきちんと描いてすくい上げていく。プラプラ好きです。「ほんとは長生きしたいけど、一日おきに死にたくなるの」なんて、こんなに純粋で残酷な言葉にはなかなか出会えないです。それにしても主人公超毒舌ですな。あとお兄ちゃんいい奴じゃないですか。
面白かっただけに、映画化が残念。観てないが、テレビで流れた予告編だけでがっかりした。天使が子供になってて、しかもヘタクソな関西弁…映画じゃなくて原作を読むことをおすすめします。
面白かった。子供向けの作品かな・・?だからとっても読みやすかったし、後味もスッキリ。誰も悪者がいない終わり方。 心に残った言葉がたくさんあった。 「問題は、生まれ変わるぼくが変わっても、生まれつく世界は変わらないってことだよ。」
森絵都さんの中編小説。この方は何気ない生活を描写し、なかなか気付かなかった側面に焦点を当てるのが上手な印象。 この作品はいきなり天使が登場し、いつもの現実世界を描く作品と違うのかなと思いきや、主題展開のための取っ掛かりに過ぎませんでした。 普段は目に見えている色、それはベタ塗りの単色ではなく、様々な色から構成されているのかもしれない。もしくは角度によって全く別の色に見えるのかもしれない。 僕らが見ている悲哀も、ひょっとすると歓喜と隣り合わせなのかもしれない。心が温まるお話。
妹に勧められなければこの物語と出会うことはなかったでしょう。プラプラの、少し長いホームステイだと思えばいい、という言葉にちょっと救われました。
恥ずかしながら初読。「抽選に当たりました!」と天使に言われた主人公。生きることに懸命になれない中学三年生の魂。父母兄に囲まれハードで過酷な中学生の生活。天子のプラプラがいい味を出している。人生なんて、少し長めのホームスティであると思えれば乗り切れるのというのは、非常に現実的で実践的なのだろう。ちょっと悲しいけど。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/05
この著者の作品は初めて。死んだはずの14歳の僕が、誰かの体を借りてよみがえり、生きる力を取り戻していく話。あっさり読み終わるし、ラストはバレバレだけど、そこがむしろ良い。読むと元気をもらえる、家族と再生の物語。天使のプラプラがちょっといい脇役。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 01/03
自分のことを意識的に客観視してみるのはどうかな!?何かが変わるかも♪
書きようによっては、もっと暗く歪んだ話になりそうなストーリー設定だけれど、決して暗くなりすぎないテンポで進めていったのは見事だと思った。読みやすいながらも綺麗であたたかい文章、影を落とした話ながらも最後は優しい心で読了できる。確かに、名作。
初森絵都著。王道の展開で結末も早い段階で読めてしまったが、色彩の捉え方が秀逸。だけど、唱子の「おめでとう」でエヴァを思い出したのは私だけではない…はず(エヴァの方が先に発表されている)。文体も読み易いので主人公と同年代の中学生に読んでもらいたい。人と人とが向き合うのは大切なこと、向き合うためには自分自身をさらけ出さなければならない。私は長女なので満の真へのぶっきらぼうだけど愛のある言葉に共感し涙した。映画も良さそうなので借りたい。
主人公の抱える学生特有のコンプレックスだとか、心の葛藤には、私自身も似たような経験があるだけに、とても共感できました。特に、母親からの手紙は泣きそうでした。誰でも、色んな壁にぶち当たって「何で自分はこうなんだろう」って思いながら生きていると思いますが、こんな自分でも誰かのかけがえのない存在であること、自分は自分で良いんだと、生きていく事が少し気楽になる本でした。
自分の家族でもちゃんと見えてない部分っていっぱいあるんだろうなぁって思いました。知らない方がいいこともあるやろうし、言葉にしなきゃいけないこともあると思う。そうやって色んなことを受け止めながら生きていくことって大切だと感じました。あと、プラプラがすごくすき。
カラフルの
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