ありふれた風景画 (文春文庫)
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ありふれた風景画の感想・レビュー(216)
個人的には「ガールズ・ブルー」のほうが好きだなと思う。この作品を読んでる時、思い浮かんだのは当時を懐かしむ気持ちではなく、何となく苦い気持ちが思い出された。自分が学生の時に、琉璃や周子みたいな相手に出会えなかったからかもしれないけれど。だからこそ、2人が葛藤しながらも、普通に惹かれあっていく様子に共感ができなかったのかもしれない。あと同性愛を否定はしないが、自分がそうでないから、理解するのが難しいかったのもあるかもしれない。
制服を着られる間に読みたい青春小説。登場人物たちの透明な生き方は、高校生という同じ時間を生きる読者には、自らのifの姿として浮かび上がる。残り少ない「十代」を生きる者にとっては、瑠璃のように強靭に、周子のように綺麗な少女でありたい、という一つの指標になるのではないか。
2011.11.29 あさのあつこ著。 (カバー) ウリやってると絡まれた琉璃、助けた周子。同じ浮いた存在同士。親、姉妹、異性・・・。不器用でまっすぐ。出会いと別離。みずみずしく。(あさのあつこ) 1954、岡山生まれ、青山学院大学文学部卒業。
i-miya@灯れ松明の火
運命、変えられますから。最終章、あるふれた街角で。 一.車窓から。 出雲は雨だった。日本海気候をなめるんじゃないよ、マフラーお持ち。これから父さんに会う。すこし痩せた母。母さん、おねえちゃんおこと自慢だんたんよ。あんた、不器用になった。殻みたいなもの、とれたよ。ロングコート等、武装100%。タロウ。松江-出雲-宍道湖-神姫桜(しんきろう)。120年。
ナイス!
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12/16 07:21
運命、変えられますから。最終章、あるふれた街角で。 一.車窓から。 出雲は雨だった。日本海気候をなめるんじゃないよ、マフラーお持ち。これから父さんに会う。すこし痩せた母。母さん、おねえちゃんおこと自慢だんたんよ。あんた、不器用になった。殻みたいなもの、とれたよ。ロングコート等、武装100%。タロウ。松江-出雲-宍道湖-神姫桜(しんきろう)。120年。
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12/16 07:21
i-miya@灯れ松明の火
二.ここから見えるもの。花びら一枚。ウサギ-因幡。大国主命。捨てられる。これ以上求めるな。タロウじゃないですね。注連縄(しめなわ)。大社駅前、私鉄。浜山公園北口でございます。 (読了、2011.12.14 0750)
ナイス!
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12/16 07:21
二.ここから見えるもの。花びら一枚。ウサギ-因幡。大国主命。捨てられる。これ以上求めるな。タロウじゃないですね。注連縄(しめなわ)。大社駅前、私鉄。浜山公園北口でございます。 (読了、2011.12.14 0750)
ナイス!
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12/16 07:21
あさのあつこさんの絵本がよかったの買ってみましたが やはり絵本作家なのかなという印象を受けた。 私とは感性と価値観があまりに違い過ぎ、義務感で106ページまで 読んだ。 中高生向けかもしれない。 だが、今どきの高校生は普通にセックスするのか? 私には理解できない。 彼女の小説を読むことは恐らくもうないと思うが 絵本はこれからも読んでいきたい。
自分をさらけ出すことをできずにいる二人の少女。理解しあうにはまだまだ時間がかかるのかもしれないけれど、きっといい関係を築けていけるんじゃないかなと思いました。
出雲での旅行の最中、漠然とした不安に駆られ周子の事を信じきれていなかった琉璃。安易なロマンチシズムに逃げ込もうとした彼女を叱咤する周子さんの姿が非常に印象的です。今は互いの道が違ってもそれは別れではなく、いつの日か同じ空の下二人並んで微笑み会う、そんな未来の為に……。読み終えた後に本を閉じるのが惜しく思える程、素晴らしい物語でした。
前に途中で挫折した本。多分あの時の自分は(今もだけれど)まさに思春期の″ふきげん″真っ只中で共鳴する余裕も無かったのかもしれない。なににも当たり障りなく、テキトーな自分。異性に恋愛感情を持てない自分。歪な愛情に、壊れかけていた家庭。こんなにも自分とリンクするのに、あの時の私には綾目さんが見えなかったから。今も決して見つかった訳じゃないけど、それでもこの物語を受け入れられるようになったのは、私もすてきに老けてきたってことなのかな。
高校時代に単行本を、大学の生協で文庫本を購入。タイトル買いだったけど、買って損はないと初めて思った作品。 風景・心理描写がとても素敵。私が初めて購入した同性愛ものは本書だったけれど、(最近のBLのように)露骨なものではなかったので、同性愛というものに嫌悪感を抱かない作品でした(差別意識があるわけではありません)。こういうあっさりしたのが好きです。 でも少年視点のところは必要だったのかなぁと読んでいて思いました。薄桃色のマニキュアを塗りたくなります。
10代特有の、女の子同士でその子がいればそれでいいくらいの強い愛情なのか、ほんとうに同性愛なのかは微妙なところ。そこは敢えてはっきりさせてないんじゃないですかね。高校のころ、急激に知恵はついて、自分なりに考えることも増えて、でも世界は家族と学校のなかだけで、その分近くにいる人との関係や感情が密に深く濃くなる。その感覚がわーっと読み手を包む、そんな本だと思います。
同性愛がテーマと知って以前から読みたいと思っていた作品。かと思えば、それだけではなくメインだけではなくサブストーリー(と言っていいのか分からないが…)もしっかりと形成されており、読み応えはがっちりあった。特に好きなのは琉璃と周子が指を絡ませて手を繋いだ描写。たった7行でこんなに繊細に書けるものなのかと読んでいてドキドキした。ちょっと間を空けたらまた再読したい。
児童書に近く肩の力を抜いて読める。タイトルの割に話題は殺人、烏との対話、そして同姓愛と多岐に渡る。根拠の無い噂(踏み込んで捉えるならば偏見一般)を鵜呑みにする思考停止への警鐘として、筆者はあえて刺激の強い話題を出した上で状況を描写したとも考えられるが、そこに上手く馴染めなかった。
表題は「ありふれた風景画」だが、内容は同性愛がテーマ。しかし、なんの違和感も抵抗もなく、すっと心に入ってくるのは、あさのさんの繊細な文章だからなんだろうな。
初あさのあつこ作品。映画化された作品とかもあるので、勝手に流行作家だとイメージしていて、こんなに書ける(描きこめる)作家さんだとは想像していなかった。思春期な日々の揺れが丁寧に描かれて、なんか無駄に(無駄じゃないんだりうけど)悩んでいた自分を思い出した。こんな頃もあるのよね。
タロウも小説を面白くしていますね。
あさのあつこさんの小説を初めて読んだ。思ってた物語とはちょっと違ったけれど、高校生である登場人物の心情がありのままに描かれている。高校生が読んだら、少しは共感する部分があるんじゃないかな。
いわゆる青春が鮮やかな青色ならくすんだ紺色みたいな、ちょっと苦い感じのお話。なんか老成してる、とまでは言わないけれど、大人っぽいって感じでもない女子高生像が素敵なんだけど、男子中学生がこれ読んだらいろんな意味でどきどきしちゃってどっかーんってなりそう。これを持ってた弟が、読み終えたあとどんな風に思ったんだろうか。
再読。この小説の描写はとても綺麗で、いちいち感動するし、自分自身がハッとさせられる言葉もたくさんちりばめられている。瑠璃と周子、二人のキャラクターも魅力的でほんとに好きな作品です。
あさのさんの少女ストーリー。ややエスかも。「ガールズ・ブルー」よりももっと倦んでいる高校生の少女を軸に描かれている。大勢の中で、多数派に属せないということは思春期にはとても辛いことなのだけれど、それでもみんなと同じにはなれない瑠璃と周子(周子は烏と心が通っているし)。大人の話が理解できる年齢なのに、大人と同じには扱われない。理不尽なくすぶりの中で少女たちは大人になっていくのだが、大人になるって、つまり「他者と、その違いを許せること」だろうな。それは諦めとは違うと思いたい。母に父に姉に自分の嗜好に対してくす
こんな名作があったのかと驚く。今、描かれている単純な青春の物語ではなく、人間の内面を深く深く鋭く捕らえて書かれた文章と言うことがわかる。サクサク読めるし、なにより驚いたのはその合間合間に挟まる、驚くほど鋭い言葉。あさのあつこさんのファンになった。感動。
自分の殻に閉じこもる高校2年生の女の子は、あらぬ噂を立てられている。そんな時彼女は、同性の一つ上の先輩に出会う。その先輩は異形の力を持っていた。場面場面の描写に力があり、想像してしまう。鴉たちが舞い降りる校舎の屋上がとても印象的。壊れていく家庭閉ざされる教室。だけど、好きな人がいる。電話で話せる。散歩できる。心が通じ合う。
青春とは不機嫌な時期の帯書きには有る。確かにそうかもしれない。身体の成長と精神の成長が吊りあわないためか、人は精神的に不安定なる。それは、誰しもが通ってきた道かもしれない。だが、その痛みを他者と共有することは難しく、人は独り痛みに耐える。だが、この小説はそんな状態を覆していた。他者の心に誰よりも敏感な少女。そんな少女に惹かれる少女。痛みを共有し、共に歩むことを決めた少女達の未来は、もはや独りではないと願いたい。
女子高生。
ありふれているようで、ありふれていないはずの、物語。
高校生の私は、全然こんなふうにまっすぐ立てなくて、ゆらゆらしてた。
ゆらゆらしてたというか、折れずにいるので精一杯だった気がしてならないけど。
あさのさんが書く中高生は大人びていて、というかもはや大人にしか見えないんだけど、でも、じゃあ大人が主人公ならそれはそれで、違和感があるに違いないところがすごく不思議。
「十代は否応なく全てが変わっていく時期」という表現にすごくピンと来た。そんな留まれない季節に追い立てられながら、同性に対する愛情に喜び、踏み込めば失うかもしれない恐怖に戸惑い、それでも自分の気持ちに素直に行動する主人公の姿は瑞々しく、美しく見えた。ほんとうに心の奥で通じ合える相手、自分を保つための鎧を捨てても繋がりたいと思う相手に出会えたこと、その相手とのやり取りに喜びを感じる様子が羨ましく思えた。
ガールズブルーのような10代の話。そう、解説にも書いてあったように青春期の不機嫌さ、不器用さ満載。でも、自分にもそんな時あったなぁって読んでいると思い出す。心の移り変わりとか、考え方の変化とか。
誰かを想う事とは他人とつながる事なのだと改めて思う。主人公二人よりも瑠璃のお母様が気になった。長い間、しがみついていた何かから逃れる事は難しいのに、決心した姿はどんなに太った姿でも凛々しいと思う
誰かを想うことの難しさの根本には失う恐怖とか傷つく怖さに怯える自分がいる。素直に想うままを口に出せないのは拒絶された時を想像してしまうから。それでも瑠璃は周子を好きになってしまうし、誰かは誰かを好きになる。単純に人を想うことが素晴らしいなんていうと綺麗事っぽいけど、でも読み終わった後意地を張ってた自分を愛しく思えるような本。
同性愛要素あり、なお話でしたが、メインのテーマが同性愛ではなく、ちょっとしんなりした雰囲気の青春もの、ですか。まぁ、女子高生が女子高生であるだけで持っている悩みとか葛藤が、性癖だったり他人と違った感性だったり、ってことなんでしょう。私的には彼女たちはイマイチつかみどころがなくて入り込めませんでした・・・が、最後は良かったと思います。
最初は同性愛のお話だとは思っていなかったので、瑠璃が恋を自覚したときはびっくりしましたが、周子が受け入れる頃には、すんなりと二人の関係を受け入れていました。ただ、自らを真剣に受け止めてくれる人は、とても大切なのだと改めて分かった一冊でした。
ど真ん中に好みの百合でした 瑠璃と周子が一緒に幸せに生きていけますように ところで解説にあった、この作品とは違う「いわゆるガールズラブもの」というのはどういうもののことを指しているんだろう
ありふれた風景画の
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感想・レビュー:48件
















































