ガールズ・ブルー (文春文庫)
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ガールズ・ブルーの感想・レビュー(818)
ブルーと聞くと悲観的なイメージが浮かぶ。でも、このブルーは違う。真っ青な空の様な清々しい青。そこにあるのが当たり前で気づかないけど、確かにある美しさ。この物語は、高校生の彼女達のなんて事ない日常だ。ふったりふられたり、海行ったり、花火見たり。でも、彼女達の内から放つ光が、全てをキラキラ煌めかせる。彼女達自身も、取り囲む時間も。この「時」の光は不思議だ。何があるわけでもなくサラッとしてるけど、私は好き。続編があるらしいので、また読んでみたい。
今しか愛せない物が分かった気がする!衝撃の展開も、感動の結末もないのだけれど、読み終わった後にこんなにも清々しい気持ちになれる本が他にあるだろうか。
とても読みやすくてほどよい読了感でした。主人公と幼なじみの4人がとても良い関係でうらやましい。次も気になりますがしばらく余韻に浸ります。
高校時代がとても楽しい時だってこと、友達は大切だってこと、それらに気がつきながら過ごしているあたりがえらいと思いました。私は大人になって思い返してから実感したのに…。睦月と理穂ちゃんのこれからが気になるので「ガールズ・ブルーⅡ」も読みます!
久しぶりのヤングアダルト。あさのあつこさん、未読でしたが侮ってました、すみません。よくこんなにもちゃんと観察できたもんだ。今時の思春期の高校生がとっても自然に描かれていてはっとしました。この物語にオチもすごい展開もいらない。ありのままの日常と言う感じが私は大好きです。
高校生たちの何気ない日常の物語。振り幅の表現とかキャラの視点、描写が秀逸で初のあさのあつこ氏の本でしたが面白かった。高校生の頃の普通の生活の中にある純粋じゃないけどとても純粋な、無駄なんだけど全然無駄じゃないキラキラした物語。
この本は、元あった話題をちゃっちゃか展開していくんじゃなくて、語り部である理穂の思考があっちいったりこっちいったりふらふらしながら全然進まないくせにいきなりぱっと現実に戻ってくる、まさに女子高生「らしい」思考を自然に表現されていて、正直今まであったあさのあつこさんのイメージ(ほたる館物語だけしか読んだことはなかったのだけど)がガラリと変わった一冊でもありました。日常はどこにでもあるけど、それを書くのは難しい。ありのままの日常がありのまま描かれている。それがとても心地いい。大好きです。
(☆☆☆)偏差値の低い高校に通う主人公たち。高校生のときに読んでいたらどう感じたかな。今回は中途半端な気がして・・何となく物足りない・・・。
もう何回読んだかわからない、それぐらい好き。大きな事件とか問題とか、なにも起こらない。だけど、だからかな?すっと溶けるように入っていける。理穂も美咲も如月も睦月も、みんないい。彼らが紡ぎ出す言葉が、大好きすぎて泣きそうになる。
落ちこぼれ校に通い何の目標もない高校生たちが、将来を悲観されながらも、自分なりの考えを持って青春を生き抜く話。不良と見て万引きを警戒する店員や学歴だけを誇る先生をからかうなど、安易に人を型にはめて決めつけることを風刺している。___ ゴミ拾いが新聞に載った所は、いかにもありそうで笑ってしまった。作中では否定していたけど、美咲と理穂の様に遠慮なく言い合える仲こそ、親友だと思った。
性別も違い、(自称)進学校に通っている僕にとって、彼女達の高校生活はかなり新鮮に感じられた。美咲も璃穂も他人から与えられたレッテルに対抗して生きてる姿が魅力的だった。あと、彼女ら二人の微妙な距離感も素敵。
バッテリーを友人に進められて、初めてあさのあつこ氏のことを知った。特別に大きなことがおこるわけではない日常生活、友達との会話の描写がなんだか共感を持てる。第三章のエピソードはなかなか面白く、ぐいぐいストーリーの中に入ることができた。
高校2年、17歳の夏。友達と過ごす何でもない日々。でも、1日1日が輝いていた。特別な出来事なんて何もなくて、ちょっとした良いことや悪いこと、過ごしている時は、ありふれた日常だと感じていたと自分も思う。でも何年後かに振り返れば、それはかけがえのない思い出に変わる。そんなことに気付かぬまま過ぎていく、17歳の夏。この本にも特別な出来事は何もないけれど、それでも充分に17歳の頃のみずみずしさが溢れていて、読み手を引き付ける。作者の心理描写がとても素晴らしい作品でした。
バカな高校生っていいな。成績が悪くても、将来に目を背けていても、なんか色々間違っていても、勢いと、その時の自分のありのままで勝負している感じがいい。それを女の子で描いているから、もっとポップで楽しくなる。男子ではこうはいかないだろう。
ごく普通の生活があさのあつこが描くことによって生き生きと輝いて見えた。表紙絵もぴったりだと思った。 美咲と如月の掛け合いが好き。
落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。夢中になれることもなく、緩く毎日を過ごす高校生活。ドラマのような輝きはないけれど、これがほんとうの青春なのかもしれない。わりとスローテンポな話だが、後味がすっきりして読みやすかった。高校生だけでなく、大人にも読んで欲しい本。
そう今、何でもない青春の1ページが読みたかった。彼女達の多感さと、飛び跳ねるような会話。偏差値が低いと評判の高校生徒が、中身のない子だと誰が決めるの。老若男女誰にだって、物語はある。そんな彼女達の夏の一部。無責任な覚悟のない優しさは、ただの憐れみにすぎない。同じものを見て、感じて、言葉にして確認する、そのことが何より大切だった.... 何でも出来る気がするし、仲間とずっと一緒に居れる気もする。経験することが出来なかったその青春をなぞることで、私自身に無いものに気付き、愛しく、触れることを許された気がした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 08/17
うーん個人的にはあっさりし過ぎていたかな? と思う。でも高校生の日常なんて平凡で何も無いんだよな。それが意外と心地よかったり。濃い味付けの本の合間に読むのが丁度イイんじゃないかと思う。
二巻を読むための再読。やっぱあさのさんが書く少年少女たち(高校生だけど)はいいなあ、と思う。福音もバッテリーも他の作品に出ている彼らは凛として持つべきものを持っていてぶれない。美咲の性格は吉本ばななのTUGUMIに似た感じがして一番ぶれないのは多分彼女だ。病弱で強気で、そんな彼女たちが愛おしいと思う。そんな少年少女の時にしかない日常が、ぎゅっと詰まった一冊でした◎
何もない。何もないから、友達と何かを見つけるために途方のない夢を語る、しかし結局そんな事もできず中途半端にそれらしい事をしてみる。そんな何をしても中途半端、でも楽しい青春時代のお話だった。でも、何もないと思っていても実はなんでもあり、小さな事の積み重ねで、心は大きく成長していき、安定していく。小さな出来事でも気付くといつのまにか自分が受け入れられていた。読みながら自分の思い出も振り返る事ができた、そして自分の過去を振り返って微笑ましかったのではなく、この物語の少年少女のわずかな成長を感じ微笑ましくなった。
物語としてリアル寄り。展開が無い日常の描写。でも青春時代って実は事件それほど無いのかもしれない。それでも楽しかったし…
10代の少年少女を描くのがあさのあつこは本当に上手だと再認識した一冊。彼女たちの会話はくすっとわらえて自分もこのような青春が送りたかったとすこしおもってしまう。
現状にすごい不満があるわけではない。むしろ居心地はいい。気にいっている。だけど、自分に特別な力が備わってる事も期待している。そんなところが共感できる。出てくる仲間関係を考えると自分のその時代の友達関係を肯定できるようでいれしい。弟のキャラが可愛らしい。
ガールズ・ブルーの
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