賢者はベンチで思索する (文春文庫)
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賢者はベンチで思索するの感想・レビュー(265)
等身大の大事件「日常の謎」+文字通りの「隅の老人」、おまけに一冊で二度美味しい連作短編形式と、好きな人はすごく好きなタイプのミステリー小説だと思います。やわらかな文章もぴったりマッチして、さらっと読めるのに充実感がありました。ラストはちょっと意外な展開で、続巻でどう繋がっていくのか気になります。
ファミレスでバイトする久里子と、不思議な常連客の老人。犬の毒餌、ファミレスの食中毒、誘拐と、重い事件の割に軽い文体のライトなミステリーだが、人の悪意と善意が複雑に交錯する内容で、意外と読後感はしっかり満足。久里子、弟、バイト仲間達の人物像はなかなかリアル。そしてやはりアンとトモ、二匹の犬が可愛い!どんでん返しには驚いたが、ラストシーンでふわっと気持ちがよくなった。近藤さんがミステリ?と思ったが予想以上に楽しかった。
ファミレスで働く女の子と認知症?疑いの老人との交流。犬がいい味出している。ほんわかムードの一冊。日曜日の午後に、紅茶片手にのんびり読むのに最適。
表紙絵のワンコに魅かれて読んでみた。あえてジャンル分けするなら日常の謎に分類されるんだろうか。人死んだりしないし。重すぎず、軽すぎず。泣き所とかも特にないので作品としては可もなく不可もなく。解説の柴田さんは絶賛されてるけど、私はそこまでのめり込まなかった。『サクリファイス』の近藤さんの作品だから読んだけど、近藤さんは晩成の大器だったんじゃないのー?と思った。まぁ1冊だけで評価を決めるのもアレなので、続編にも手を出してみようと思います。
21歳のクリコがバイト先のファミレスで知り合った老人は、店と外ではかなり印象が異なった。店の外や中で起こる事件を、老人は的確な指摘で解決へと導く。 著者の作品は女の子の描写がイイ。今作は犬が登場してぶち可愛え。続編出てるから読みたい。
表紙の二匹はなんだ?と、思ったけど読んで納得。アンとトモは犬好きには堪らない可愛さ♪恋と日常の3つの謎。謎も面白いけど、やはり主人公が素敵。国枝も気になるし、くりの恋の行方も気になる。さて、続編へ!
読み友さんレビューでずっと気になっていた作品。名前の由来知ると表紙のアンとトモが楽しいです。ベンチで思索する賢者。なるほど人生の先達ですね。年齢は違えど、北村薫さんの《円紫さんと私》のような日常の謎系と思っていましたら、ひっくり返される第三章。この賢者は気になります。続編手元にないのが残念。柴田よしきさん解説で『サクリファイス』のブレイクまで15年かかったことを知りました。読書メーター始めてから知った近藤さん。評価以前に知るのが遅かった分、ゆっくりコンプリート目指します。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/29
面白くてサクサクよめました、物語全体にあたたかい物があふれてました、続編もあるんですね、ぜひ読みたいです
乃南アサをちょい柔らかくした感じの作家さんだと思う。似てる気がする。二匹のワンコが可愛すぎ(*≧m≦*)
少しずつ鬱積をため込みながら日常を送っているところへ事件があり、ちょっとだけ自分を見つめなおす。人はそれぞれ何かの不満を持って生活しているけど、それを無防備な者へとぶつけてしまう時があるのかもしれない。近藤さんの作品はサクリファイスから読み始めたので、こういうやさしい感じの作品もあるんだなと。続きがあるようなのでそちらも読んでみたいです。
ファミレスで働く久里子の周囲で起こる日常の謎を扱ったお話。国枝さんと久里子の関係が良かった!世代を越えた良い関係を築いていて羨ましくなりました。また日常の謎を通して、家族間のしがらみだったり、将来に対する考え方について久里子の成長が見られ、読んでいて前向きな気持ちになります。そして何よりもアンとトモが凄く可愛い!!続編も読みたいです。
さらっと読める文章なんだけど、しっかりした登場人物。姉弟の関係とか、アルバイトの女の子とか、あーわかるわかるって思う。表紙の犬もきっちり出てきた。解説で続きがあると知ったので買いに行こうっと
手に取ったとき、この2頭の犬はなんだろうと思っていましたが、読んでみて納得。国枝さんの謎解きや秘密よりも、久理子がほんの少しずつ歩んでいく姿に、微笑ましさを感じました。年をとってきた証拠でしょうか。傍目にはぼんやり座っているようでも、じっと観察して、様々なことを思い巡らせているものです。
サクリファイスの続編の前に他の作品が読みたくなり突入。むむむ…面白かったぁ。物語が進むにつれ、よよよ!という展開になり、一気に読めます。続編でその後が覗けるのが楽しみです。
国枝さんが好き。。アンとトモがカワイイ!久里子と信の関係が他人事とは思えない。。一冊の本の中でこんなに沢山のキャラに心奪われたのは初めてです。。私もホットケーキ作って弟に会いに行こうかな・・(*´艸`*)ァハ♪
「サクリファイス」に感動したのでこの本を読んでみた。まったく毛色の違う話だったけど、ジュニア小説のように読みやすく、登場人物にも個性があって一気に読めた。主人公の久里子はあまり好きな性格ではないけど、彼女の国枝さんに対する対応や話し方はとても好き。結局それが彼の心に入り込むことができた理由かな。犬は人の言葉を理解するというくだりもなるほどと思った。アンとトモ、文句なしでカワイイ!
さくっと軽く読めるのにどこかきちんと重たい、そんな近藤さんならではの絶妙なバランス感が今作も変わらず、面白かった。しかし国枝さん、素敵な人だな〜。久理子もとても好感が持てるキャラ。犬ではないけれどペットを飼う身としては、共感出来る部分も沢山。後半はええっ?という展開でハラハラさせられてしまった。続きを読むのも楽しみ!
ファミレスでバイトする久里子は周辺で起こる事件をファミレスの常連国枝のアドバイスで解明して行く。日常のミステリと呼ぶには事件を起こす人の心に悪意があって、すっきり爽快とは言えない。 久里子の周りで起きる事件よりも国枝老人の存在そのものがミステリだった。 ラストは「そうきたか~~~!」でした。
猫が出てくる作品は結構見掛けますが、犬がこんなに存在を主張している作品はお目にかかった事がなかったので、新鮮でした。主人公とその家族は、世の中のどこにでもいる家庭を築いていて、身近に感じられます。なので遭遇する数々の事件も然り。それが何となく現実味を帯びて恐怖にさえ感じました。 この先、主人公姉弟がどうなるのか?二人とも自分で存在意義をきちんと見い出せるのか気になります。
とても読みやすい!ワンコの事件で弟信くんへの疑惑を取り去ってくれ、さらにトモの存在は信君の心をほぐしてくれたり、ロンドでの事件を解決してくれた国枝さんが・・本当はそうだったの?国枝さん『隅の老人』を思い出してしまいました。サクリファイス、エデンに続き、読んだ作品。続編あったら読みたいです。
サクリファイス、整体師シリーズ(?)、タルト・タタンに続いて久里子シリーズに着手…って続編が手元にないけど。近藤さんはどのシリーズでも人の心の闇を書かずにはいられないんだな、闇の濃さの違いはあれど。犬好きには堪らないけど、愛犬を亡くした人にはしんどい一篇があります。タルト・タタン的な日常の謎系の話ながら最後はサクリファイス的なぐるんぐるんの返しがくる。国枝老人みたいなカッコイイ、達観した人は素敵だ。伊坂さんの黒澤みたいね。
さすがだなあ、近藤さん。安心して読めるオススメの一冊。キャラがみんな好感持てるし、犬もかわいい!一匹欲しくなりますね。ちょっと意外な展開に引き込まれるし読後感も○ もちろん続編にいきま~す
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/12
犬好きの私は、一気に読んでしまいました。どこにでもいそうな主人公と家族とバイト仲間、そして犬に至るまで、描き分けられていて感心しました。もちろん、国枝老人も!
久里子シリーズは先に2を読んでしまったがために、誰が誰やらさっぱりな上に、オチだけ知ってるってのが、ビミョー。と、思ったが、そこはそれ。さすがの近藤さん。そうきましたか。犬話だけでも十分楽しめるのに、そこに謎をからめて、ちゃんとすっきり!というのが、さすがデス。大安のアンちゃん。友引のトモちゃん。というネーミングセンスはどうかと思うが、アンとトモが家族になる。までも、描かれていて、芸が細かいなぁ。と。
探せば何処にでも居そうな家族の一人、フリーターの女性を視点に進む物語。何処にでもありそうな日常のような物語で、不思議な老人の雰囲気と、弟と久里子のふれあいなど。これからどうなるのか気になってとてもすらすら読み進めることができました。
法律で裁かれる悪だけが悪ではなく、悪意は身近にごろごろ転がっているもの。どことなく若さゆえの甘さが感じられるようなところのある主人公が、賢者こと老人と出会って前を向く様子にこちらも励まされたりする。「こんなことやってていいのか」という焦燥感を中年になっても未だに抱いている自分にも、どこか優しい読後感と追い風をくれるような作品でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/17
国枝老人の雰囲気がとても良かった。一つ一つの話も面白いけど、その話を通じて動いてく信や国枝老人との関係も読んでて気になって一気に読んだ
日常の中の小さな謎を、ファミレスでアルバイトをする久里子と常連客の国枝老人とが解決していく。久里子の家族の将来は?国枝老人の正体は?二匹の犬、アンとトモの賢さにも癒される、三つのエピソード。将来に不安を抱えながら生活する、久里子の気持ちに共感します。
good.主人公の久里子(フリーター)には共感できる一方、自分の勝手さを突き付けられている気もして、若干同族嫌悪気味です(苦笑)彼女の周囲で起きた謎を、国枝老が解いていく話。お手並みは鮮やか。そして国枝老の正体には、そうきたか!と思わされました。事象だけ見ると、久里子始め周囲は騙されたということなのでしょうが、後味は悪くない、良いお話だったかなと。焙じ茶が飲みたくなりました。
わんこの話がとても良かった!心にじんわりときた。国枝老人に隠された秘密には、本当に驚いた…。そうくるかー!比較的日常的な謎を描いたミステリで、読後感がとにかくいい。
痴呆症だと近所から言われている国枝が、久里子の前ではしっかりと話し、若返って見えたりする不思議さにも、偏屈老人がしていることと思っていたら、最後にあっと驚く真実が・・・ ちょっとした出来事ばかりなのに、心の闇や人間の嫌な部分を抉り出してくれる著者の手腕は、いつもどおり鋭いですね。 もっと暗く深刻に描けば、恐ろしい事件の連続する小説にもなるでしょうに、こういう身近で些細な出来事の中に組み入れられてしまうのもまた、怖い物です。 久里子と国枝老人のコンビがいい感じになってきた所で、終ってしまい残念に思ったら、ち
2作目を先に読んでました。飼い犬が来た経緯、こうだったんですね。アンとトモの可愛らしさにやられました。お帰りなさいの舞、観てみたいです。 でも、事件の方は日常の謎というには重いのではないかと思いました。犬が被害に遭うのは読んでても 辛いです・・・・。
怪人二十面相のような老人と、身近な日常に起こりそうな謎のコラボがなかなか斬新でした。勿論主人公の久里子ちゃんも魅力的で、彼女の家族や恋の話も続きが気になります。そしてこの表紙を見ていると、もれなく犬が飼いたくなります。早く続編に行かなくては!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 04/21
日常の謎シリーズ…と呼ぶには少し日常過ぎて生々しいなあと感じながら読み進めていました。主人公やその家族の描写に、とても実体感があり、共感したり反感を覚えたり(笑)。本編最大の謎(笑)、公園に佇む賢者:国枝老は『探偵』というより『妙に面倒見のいい御隠居』といった風情で、謎の解決手法も日常の常識レベルから外れない物語です。謎とか推理を期待して読まれるよりは、自意識過剰気味で夢見ることも諦められないこの年代の少女の成長物語として読まれると、楽しく読めるかと感じます。次作もあるので引き続き楽しみたいです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 04/11
賢者はベンチで思索するの
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感想・レビュー:108件















































