パラレル (文春文庫)
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パラレルの感想・レビュー(158)
自分の環境が丁度マッチしていることもあり比べたりしてあっという間に読めました。結婚は文化・・・なんだよねぇ。もし彼と同じ状況になったとき心配して家まで行くのか?色々考えちゃったり。主人公と津田との共通点が少ないけれどずっと付き合う友達・・・理想だよね。腐れ縁も縁。 解説にタランティーノのって書いてあってなるほど。 文化がなくなるのを怖がってんだよな。
「結婚は文化」という津田のスピーチを読んだ時にもう、早々と「読めて良かった」と思えた。感動したり元気になったりする読後感ではないのに、そんなことどうでもよくなるくらい、引き込まれてしまう不思議な文体。好きかも。 **元妻と七郎の関係性はちょっとモヤっとするんだけど、元妻の言動を私は「知ってる」んだよなあ。なんで長嶋さんは知ってるんだろう。やだなあ。笑
別れを経験したことのない自分では、正常なのか異常なのかはよく分からない。ただ奥さんが死んでなかったと分かったときのあの感じは良くわかる気がした。青との関係が唐突だったなあ。---「うん、おまえはそれが正しい」
醒めているようで、何とも言えない登場人物たち。津田との関係は、元妻との関係は、そして新しい恋人?との関係は。と気になる、というか、なにか読み落としていそうな長嶋有の作品
雑誌で長嶋有の漫画化計画みたいなのを読んで気になって購入。本当になんでもない話というか、ただ離婚した男の日常がつらつら並んだ話とも言える。でも嫌いじゃないんだなあ。七郎ってなんかはっきりしないし、意外にしたたかな感じがしていいやつとは言えないけど、なんか憎めない。津田もなかなかに愛おしいやつ。植松と大輔もかわいい。とりあえずそんな感じ。
この本から得たものは?感動した所は?関心した所は? そんなのわからないけど、どっか頭に小さな気付きを残してくれる。そんな長嶋有の作品が大好きです。
七郎はわたしに似ている、と言ってしまうのはまずいと思うけど、なんだかやっぱり長嶋さんの描く「ひと」にはやたらと共感してしまう。細部までリアルに描いているから、とまとめてしまうのもなんかなあ。とにかくよかった。やっぱり長嶋さん好き。うん。
著者にとって初の長編ということもあるのか、おなじみのセンスのいい細部で読ませるというよりも、粘り強く物事を考えながら小説を書こうという気概が序盤からみられる。男女関係も友人関係もきちんと両方一つの小説に収めた長嶋有ならではの長編(ただこの作品のもの悲しい雰囲気が、近作との違い)。米光さんの解説も素晴らしく、ゲームの作り手が何を考えているかをはじめて知った。章の構成が映画を参考にしたとあったけれど、美容師の花山さんや結婚式の使い方も映画っぽい。映画化する必要がないくらい既に映画だ。
地震や原発の現実逃避で一気に読む。プレイボーイや遊びでセックスする男女が大嫌いなので敬遠してたがなかなか面白かった。印象を残す一場面を作るのがこの人はうまいなぁ。津田が倒産して屋上で会話をするシーンがよかった。やっぱり長嶋さんの小説はあんまり遊び慣れてない人たちが主人公の方が好きだ。
長嶋有にしては、読みごたえがあったような…冗長なのか?
現在と過去のストーリーが交互に出てくるのが若干読みづらい。たぶん、現在と過去の雰囲気が似てて、区別がつきづらいから。
長嶋有の描く男って、とことん女っぽいなぁと思う。男であって女っぽい、淡々としてそうでいて、寂しがり屋、大胆なのか、不安がりなのかわからない。そういう辺りが何ともいえず好きな作品。物語がパラってるってことは解説読むまで全く意識にありませんでした。
物足りません、全体的に。30歳ぐらいで読むと面白いのか?オレがそれくらいの頃は、ちょうど村上龍の『テニスボーイの憂鬱』にやられてたっけ。いま読んだとしても、あっちの方が面白い気もするが。
漠然としたダメ感を、些細なダメ事例の集積によって浮き彫りにする、長嶋さん独特のタッチが癖になります。「男女間の気の利いた名言が満載」との触れ込みで読んでみたのですが、そういう意味では他の作品のほうがずっと楽しめるかもしれません。
浮気をした元妻(妻)っていう設定なのでジャージの2人の続編みたいな感じ。序盤は正直、退屈。後半物語が動き出すと面白いですけど。元妻の態度は未練なのか負い目なのか、別れた男女の機微ってこんな感じなのかな。経験がないからわからないですwあと、相撲ゲームの「金輪際」関のくだりがなんだかせつなくなりました。
この話の何がいい、って言われると説明しにくいけどとても好きな話。自分の中のダメ人間な部分がこの空気感を求めてると思うんだよなあ。地味な話だし映画化なんてないだろうけど、私の頭の中では本を読んだと言うより、一本の映画として映像が残ってるように感じる。
日記調にばさっばさっと切られて、唐突に語られている時代が変わる。はじめはその唐突さに戸惑うが次第にその断絶感のうちに響きあう音を感じて、愉快な気分になる。津田の、ラブもジョブもゲームじみた、マニュアル的な薄っぺらさも、七郎の情けなさもデカダンも、薄っぺらそうにみえて、その表面を剥いで見ると、ね。
なべてこの世はラブとジョブ/結婚とは文化であります/人はすべてその人にふさわしいものを得るといいます/喧嘩の理由って、大抵くだらないよな/腐れ縁も縁のうちだよ
恋がしたいフェス『切ない恋』編26:結婚式のスピーチ「結婚とは文化である」と話す起業する事つまり脇目も振らず打ち込める事に心底無邪気な子供がそのまま大人になった友人:津田。片や主人公:七郎のスピーチ「結婚とは信じること」と話す予定の元ゲームデザイナー、且つ元夫、且つ元子供・・・大人になりたくなかったのになってしまいましたけど、みたいな。とても変な二人の男の周りに繰り広げられる切ない恋を七郎の不器用な恋しかしらない素直な観点でのお話。嫉妬、中絶、倒産、ダークで重く引き摺りそうな 続
なんだか伊藤たかみみたい。とも思うが、少しは好みというかオレにとってかなり違和感は少ない。どこが違うのかと言えば、わかりにくい言い方かもしれないが、長嶋有はちょっとは自分のことを客観的に見る気があるというか、自分のことが結構嫌いそうと感じるのだ。そこに共感する。別に自分探しをしている人たちを批判する気はあんましないんだけど、「自分は何者か」という問いに対する答えは自分の内面をいくら追求しても無いんじゃないか、人間はやっぱり「人の間」という関係性の中にしか答えを見いだせないのじゃないかと思う。
「ジャージ」と同じような素材で、もう少し時間が流れている=「僕」が歩いている話。ジャージの思いっきり休止しているかんじも好きだけどね。でもやっぱり、新しい恋をしたり、色々と友人が出てくると安心してしまいます。長嶋作品の会話文の書き方が好き。なんだろ?コトバにしているのか、ココロの中で思ってるのか、それはどっちでもイイか。って思う。
男が読むとすげえわかる。F1ではセナよりマンセルだけど、セナの死にずたぼろになったり、マニュアル男になってみたりと、ぐっと共感できる部分が多々あった。これ好き。
「これは断言してもよいですが、文化のない場所に人間は長くいられません」 「だから、物語が終わるのは『悲しい』だけど、文化がなくなるのは『怖い』なんだ」(本文より)
パラレルの
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感想・レビュー:43件














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