追憶のかけら (文春文庫)
追憶のかけらを読んだ人はこんな本も読んでいます
追憶のかけらを追加
追憶のかけらの感想・レビュー(192)
★★★★ 自殺した作家の手記。それを巡る複雑な人間関係。 手記の記述がちょっと長すぎましたが、手記の中にも謎があり、二転三転するストーリー。最後の最後まで裏切られます。
劇中劇とも言える小説家の手記、旧仮名遣いで辛いかなと思ったけど、さすがに甘口に描かれてましたね、読みやすかったです。っていうか手記そのものをもっと膨らませれば面白いサイコサスペンスになるかも。真犯人?はひねりすぎて動機に無理があった。一ひねり前の人物で十分だった気がします。手記も含めて二度美味しいミステリーですね。
物故作家の手記長いな!(;´Д`A とか思ったけど、真相を探るべく調査に乗り出す主人公、二転三転するストーリーは全く飽きることなくぐいぐい惹き込まれた!主人公がアホ過ぎて多少イラつく場面もあるけど、ラストは泣いたし良い作品だったなー。今まで読んだ貫井徳郎作品で一番かも♪
犯行動機のリアリティってかなり重要だと思うのですが、結末が二転三転するたびに動機が浮世離れしてきます。そうだよね、それはないよねって感じで読み進めてきたのに、そんなオチかいと。あと、もっと短くまとめられるんじゃないですかね。「さよならのかわりに」がとても良かっただけに一寸がっかりです。
事故で喧嘩中の妻を亡くしてしまった大学講師の主人公は、ある日物故作家の未発表手記を入手する。本の半分近くを占めている手記も結構面白かった。人には知らないほうがいいことがある。強い悪意を向けてくる人もいれば、たくさんの愛情を注いでくれる人もいる。世の中はそういう風にして成り立っているのだろう。
従兄弟に勧められ読んでみたものの、最初なかなかこの話にのめり込めなかった。主人公がダメダメすぎだし運も全くないな笑 初めてこの人の話読んだけどあまり好きではないや。志水君が最後まで良い奴。普通あんな良い人いないよ。山崎との会話好きだな。
貫井さんの作品を前から読みたくてやっと読み終えました。
物故作家の未発表手記から始まり、2転3転するストーリー。どんどん引き込まれていきました。
主人公の松嶋先生、自分に自信がもてず、思い込みが激しく、ネガティブな性格。性別は違うけれど、私性格似てるかも…。でも、娘の為に頑張る姿が格好良かったです。
貫井徳郎さん、また好きな作家さんが1人増えそうです。
思ったより読者レビューが少なくて驚きです。しばらく貫井さんに嵌まりそう。犯人?は比較的驚きが少ないというか動機が物足りないかな。主人公と佐脇キャラかぶるし。ただ人生はいつも思い通りにはいかなくて、意志とは関係なく弄ばれて、みたいな深さが好みだった。とにかく慟哭が読みたいな。
そうきたか・・・と。 知らない間に人の恨みを買わないよう、気をつけようとつくづく思った。 でもこの作品のように、気をつけてもどうしようもないことがあるので怖い。
ふぅ〜。なかなかのボリュームでした。理不尽で濃密な悪意の描き方はさすが貫井さん。珍しく?ラストは救いがあった。主人公と作中手記の佐脇の思考、行動が微妙にリンクしてるあたりも巧い。二人とも実は境遇、才能、人、とかなり恵まれてるのにそれに気づかずグジグジと卑屈で、若干イラッとする(笑)
過去の手記と現在とが見事に作用し、溶け込んでいるので、あまり複雑さを感じさせず読みやすくなっています。一体何が彼を追い詰めようとしているのか・・・読めば読むほど真相が気になるんじゃないかと思います。幾度のどんでん返しに、ことごとく自分の予想が裏切られていくのは・・・ある意味嬉しい。
なんか読みづらい、と思ったのは最初だけで、すぐに作中作にも慣れグイグイ引き込まれました。 二転三転四転した結果、思いのほか黒い真実に胸糞悪くもなりましたが、これ以降、親娘の関係はもっと密になったんじゃないかな、と勝手に想像。
パラパラとページをめくると手記の部分が長いようなので読み進めるのをためらったが、その後は一気に読めた。真実と思われる事が現れるたびにドキッとさせられる感覚が本当に面白い本だなと実感する。貫井作品にはとても多い。最後のクソババァの告白は心の底から憤りを感じたが、こんな勝手な感情を持ち反省どころか楽んだような素振りをみせる人がいるのかと思うとだんだん悲しいというかやるせなくなった。自分がどのような感覚を持った人間でありたいかわかった。そして最後が本当にいい終わり方です。
この厚み、なるほど・・・。とにかく色々詰め込まれている「ビックリ箱」みたい。二転三転したワリにはオチはストンと落ち着いた。そんなところが作者の魅力なのかも。ストーリーはたくさんのカタチの「愛」が出てきて、ちょっと複雑な気持ちになった。人を愛することで誰かを傷つけたり、誰かを救ったり、自分を追い詰めちゃったりするのかな・・・。やっぱり「女は怖い」に行きつくのはワタシだけ?
現代と約50年前の話が途中クロスするところで、この本にのめりこめる。主人公はだめんずだったけど、それが肝なのね。最後の方にだれそれが誰の息子でとか祖母でとか兄弟でとか複雑な家系図がでてきて混乱するがその遠いようで近い繋がりがおもしろい。なかなか長い物語なので途中に他の作家の作品を挟んでもよいと思う。
面白かった!主人公が本当にダメ男でした。作中の手記も読み応えあり。佐脇もダメっぷりが主人公にちょっと似ている。志水君、良い男ですね~。主人公の志水君に対する劣等感もハンパなく卑屈です。おまけに風俗に行っちゃうわ、事故で死んじゃった咲都子さん、本当に可哀想です。やっぱり志水君と結婚しておけばよかったんじゃ?あ、でもお姑さん始め、親戚がみんな面倒そうだなあ。憎めない人ではありますが、なぜ志水より松嶋を選んだのか、分かりませんでした。志水のダークな側面が出てくるのかと思ったので。青井さんがかわいい。
何度目かわからない再読だけど、相変わらず面白い。たまにみると、人生において大事なことがなんなのか、思い出させてくれる。主人公があっちへふらふらこっちへふらふらしてるので、初読の方はまず何度もだまされると思います。そしてオチは心が動かざるをえない。文句のつけようがない、満点の出来。読書家さんたちにすすめて、否定されたことがないので、オススメだと断言します。未読の方は、だまされたと思ってぜひ。長いけど、読み終えた後には心が暖かくなり、大事な人をより大事にしたくなることでしょう。
貫井作品にしてはサスペンス性には少々欠ける作品だと思いますが、落としどころはそこだったのか!という感じでまた新たな貫井作品の魅力を感じられる一冊でした。手記の謎と現実の謎、二つの謎解きの進め方が絶妙でおもしろい。自分のことが全くわかっていない主人公のキャラクターがイライラしながらも憎めなくて、ラストでは本当に泣かされました。よかったね、松嶋先生。
読書メーターの中で見つけた本。出会えてほんっとによかった(>_<)!!
おもしろかった!!
手記の部分は昔の口調で読みにくそうと感じたけどすぐに慣れたし面白い内容だった!
長いけど全然飽きない!!ラストもすごくいい!
面白い!!
手記の部分と現在とが切り替わるタイミングも絶妙。
手記は昔の文体で書かれていますが読みにくいことはなかったです。
むしろ引き込まれてどんどん読み進めることができました。
主人公の正直すぎる真っ直ぐ素直な性格が良いですね。
志水の嫌みなほどの良い人ぶりも素敵。
何故あの母親からこんな子が…
どんでん返しを繰り返し、落ち着いた先がただの子離れできない、というかこれはモンスターペアレントですね(笑)
想像できずただの脇役だと思ってた私は完全にやられました。
手記が非常に面白かった。昔の文体なので、最初は読みづらかったけれど、内容はそれ自体で一つの小説として成立している。戦後の雰囲気がよく出てて、よくこんな内容を書けるなと感心。物語本体は結論がころころ変わり、目まぐるしい展開になるけれど、テンポよく読み進められた。読後感も非常に良い。
妻を交通事故で亡くし、娘は義理の親が育てている状態にある冴えない大学講師。彼の元へある作家の手記なるものが渡される。読み終わり感銘を受けたが、どうやら裏には一筋縄でいかない事情がある様子。襲い掛かる苦難から彼は立ち上がれるのか。親子間の関係の大切さが最後に浮かび上がってくる一冊。地味ながらも良い話。ただ、作中作なども含め淡々としているだけにどうも主人公が悪意の計画にはまってからの展開が慌しくなってしまった印象。
面白かった。最大の美点は冴えないけど憎めない主人公の造型。これのおかげで、話が深刻になりすぎず、ラストの救いまでテンポ良く引っぱってくれる。真相については「こんな複雑な計画考えるか普通?」とは思うけども、話が暗すぎないのでさほど気にならない。おかげで首謀者の連中の悪意まで軽くなってしまってる気はするが。手記が古臭く書こうとしてるけど結局は貫井の文章なので読みやすいなぁと思っていたらそれすら作中の伏線だったのには笑った。普段の重い作風と、『悪党たちは千里を走る』みたいな軽さが上手くブレンドされた良作かと。
二つの作品を同時に読んでいるよう。作中の手記がそれ単体でとても面白い。この50年前に自殺した作家の手記の謎をとく形で、主人公は二転三転、真実にむけ翻弄されていく。人の悪意の、というか純粋に?悪意をもってそれを相手に手加減なく突きつけることの出来る人間が怖い。なにもそこまで・・・と思うんだけどなぁ。かなりのページ数だったけど失速せず最後にはホロリでした。
事故で最愛の妻を亡くした主人公が、自殺した作家の未発表手記を入手し、物語が展開していきます。娘を争っての義理の両親との関係や、悪意ある人間の意図に翻弄されながらも、不器用に生きてゆく主人公の姿はココロを打つものがあります。かなり厚い本なのに、3日とかからず読まされてしまいました。貫井さんの作品特有の暗い喪失感が少なく、主人公の性格もあって、温かささえ感じ作品です。暗すぎるのが嫌いな人でも読めると思います。きっと泣いちゃいますよ。おすすめ!
とても面白かったです。劇中劇ならぬ作品中の手記だけでも面白いのに、その手記のなぞが現実とからんでいきハラハラします。最後は泣きました。
読ませる。この大容量ながら一気読みでした。おかげで寝不足に。手記部分だけでも下手な小説より読み応えあり。最初は淡々としているもののだんだん転がり始めて、物語がスピードアップ。貫井氏の力を感じる渾身の1作。
運もないし覇気もない、でも誠実で人を信じられる真っ直ぐな性格が気に入った。彼の性格や環境に佐脇と同じものを感じたが、最後は佐脇のようにならなくて良かった。夫婦愛、良いなぁ。最後の咲都子の手紙に泣きそうになった。
主人公のなんともいえず純朴で素直で誠実で、それでいて逆境の中でもくじけない楽天主義なところが好きです。男性としても包容力があっていい旦那様タイプだな。ミステリは過去と現在が複雑に入り組んでいてわかりにくいところもありましたが、面白く読み進めました。過去のストーリー部分だけでも十分読み応えがあったと思います。
がっつりしたミステリーかと思いきや、意外にハートフルでじ〜ん。単純ダメ男な主人公に時折イライラするも憎めない。一番面白かったのはやっぱり手記。手記だけでひとつの作品のよう。手記以上の盛り上がりが自分の中では無かったのがやや残念。作者は意図せずかもだけど、いろんな教訓が得られる作品と思います。
長い長い手記の部分は、旧字体で仮名遣いも古くて慣れるまでは読みづらかった。だけどそれに慣れたらもう止まらない。特に後半からはどんでん返しの連続で、面白かった!最後の手紙は感動しました。
追憶のかけらの
%
感想・レビュー:63件














ナイス!






























