神のロジック 人間(ひと)のマジック (文春文庫)
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神のロジック 人間の感想・レビュー(192)
後半まではあまり展開がなかったけど、最初から上手い文章で引き込まれて、仮説を重ねる生徒と同じ「一体何故、何の為にこの施設があるのか」が気になって読み進んだ。連続殺人の犯人はなんとなく見えたけど、その裏に隠されている動機や施設そのものの真相に唖然。叙述トリックを期待しても、沢山フェアな複線があっても、謎が解かれる間際まで気づかなかった。そしてなにより驚いたのはその真相の重くて、痛くて、切ない衝撃でした。感心した。
☆8
快作。
まず一人称の文章が非常に読みやすく、どんどんと物語に引き込まれる。
そしてラストの展開には圧倒。
終わり方も切なくて好きだ。
ただ叙述的なトリックに関しては、正直あまり新鮮味はなかった。
本の最後、最も重大な謎が解き明かされた瞬間に、それまで読みながら思い浮かべていた世界が全部崩れ去っていく感覚で背筋がゾッとした。読み終わったあと、思わず自分の手を見つめてしまう。 解説はよくわからなかった。念のために解説でネタバレはしないでほしいよ
何度目かの再読。落ちに強烈なインパクトがあるため、最初に読んだ時のぞっとするようなインパクトはないが、その代わり、張り巡らされた伏線を丁寧に回収することができた。そこにる切なさは、いっそグロテスクなまでに。
犯人は想定の範囲内。だけど、最後の本当のタネ明かしが想像を全くしていなかったものだから、久々にやられた。と思いました。個人的にはすごくおもしろかったです。最後の終わり方も報われなくて悲しい、けれど素敵だと思った。
終盤の終盤まで「?」だったのに、僅か一言で伏線を回収してしまうとは。気持ち良く騙されました。真相は他にも似たような作品ありますが、こちらは絶望的で、それだけにリアリティがありますね……。
〈学校〉と呼ばれる閉鎖施設で少年少女が巻き込まれる連続殺人。巻末解説の題名がネタバレ、しかも目次にも記載されているので読み始めから残念感が漂っていたけれど、自然に楽しめた。というより解説はミステリ的側面に傾斜しすぎで腑に落ちない。そういう読み方もできるという解釈は面白く、解説の通りに捉えるならミステリの一ジャンルにおける傑作なのかもしれない。内容に関しては、ラストで現実が崩れていくのがおそろしい。僅か二十頁で伏線が全て回収されていくのは爽快で、伏線を伏線と気づかせないのは流石。作中の犯人当てクイズも面白い
伏線の妙にひたすら感心。しかし文春はよく某氏の某作とほぼ同時期にぶつけてきたなとこっちにも感心w まぁ、何はともあれ実習で3人で推理をして多重解決するシーンとか凄く面白い。いや、巧いなあ......。
主人公のマモルが学校と呼ばれる謎の施設に気づいたらいて、そこは魔界のような世界にも感じられるというような序盤からまさか、こうなるとは。これは非常によく出来ますね。真相が分かると驚きを隠せなかったです。
新規購入ではなく、積読状態のもの。2011/8/30〜9/1隔離された『学校』に連れてこられたマモル。そこでは11歳から12歳の六名の少年少女が奇妙な集団生活を送っていた。新入生がやって来たとき、連続殺人が起こる。果たして犯人は誰か、学校は何の目的で作られたのか?いやいやまんまとしてやられた。あまり他に類例がない作品ではないか。シリーズもの以外でも西澤氏の実力を確認できた作品である。
ホラーだと思って読んでた。boys and girlsの推理はそのくらいの品質だった。最後あたりでようやく推理ものかと気づいてさめてしまった。落ちは分からなかった。解説、何言っているのかさっぱり分からなかった。
オチの、叙述トリック的な意外性としては最近の某作品に劣る。ミステリとしてもいささか単純。ただしタイトルの含意、学校の意義、認識論とファンタジーの内容は面白かった。実習も退屈させない。
なんてこった。つまりは物語なのだ。誰しもが自身を物語の中に配置せずには生きられない。誰かの物語を守り、そして自らの物語を守る。私の物語と彼の物語の間で折り合いが付かなくなったとき、崩壊する。そうだ、崩壊だ。ラスト、全てが明らかになった(とされる)ときに、なにか自分の足元が随分頼りなく感じたものだが、つまり、われわれ読者が信じる物語(読者自身が日々すがっている主観的に現実的なフィクション)の信頼性を脅かすのだ、この物語は。ある物語の信者である読者にとっては、これはまさしく〈異教徒〉だったということだろう。
表紙買いして放置していた1冊。実習の課題をこなしながら日々の生活を送りつつ、学校の謎が明かされて終わり、みたいな日常ミステリー的なものを予想していたので、急にばたばた人が殺され始めてびっくり笑。まさかそんな結末が待っているとは…読了後に冒頭の夢の部分を読むと胸がしめつけられるような気分になりました。しかしっ。人生の大半のことは記憶がないのに、この半年のことは覚えている、一体どんな健忘症なんだ…ファンタジーを受容することで健忘症治っちゃいました的な?…ナイナイ。そのへんがなんか惜しい。
友人がジャケ買いした本を借りて先に読んだ。知らない作家だし、まぁ時間つぶしになればいっかと思い読み進めていたが、おもしろくて続きが気になってすごい勢いで読んでしまった。なんでなんで!?とゆう思いからのこの落ち!あたしは納得できるし、ありえるわ。ラストのステラ切ないなぁ。ファンタジーを信じて死んでしまった四人のほうが幸せなのかもと思ってしまった。心理学をうまく題材にしたおもしろい小説でした。他作品もきっと読みます!
こういう話大好き!面白かった。最後のネタバレでびっくり。想像もつかなかった。最初ファンタジックな話なのかと思ったけど、全くそんなことはなかった。
ミステリ史に残るような傑作だと思いました。結末に進むにつれ、泥沼へ誘うようなあの感じが何ともたまりません。『現代本格ミステリの研究― 「後期クイーン的問題」をめぐって』と合わせて読みたい本格ミステリです。(同時期に出た某作より、こちらの方が好きかもしれません。)
状況が異常すぎて結局どんな解釈でもいいんじゃないの?って思ってしまった。非日常が非日常的に説明されても意外性が薄れますね。
読友さんお勧め作品。面白かったです!終盤が驚愕の連続で、すっかり騙されました。場所がわからない学校に集められた6人の少年少女。新たに1人の新入生がきたことによって何かが崩れ、次々と事件が起こる――。学校の閉塞感と異様さ、学校に関する謎の数々。そして仄暗く不気味な雰囲気が漂う中で起こる殺人事件。全体を暗く重々しい雰囲気が包んでいて、後味も良くはありませんが、しっかり騙されたので爽快さ、騙される楽しさを味わいました。
読後切ないですね。何が真実なのかわかりません。いろいろ現実のことを考えてしまった。ゲームなんかでも、ファンタジーの世界はいる間はいいけどでてしまうと現実との違いに嫌になったりしますが…。あるトリックがでてきた瞬間他の作品を思いだしましたが、私個人的にはこちらの作品の方が好みでした。
あっと驚く結末が用意されているけど、設定自体が無理があるかも。さすが、変格の雄。http://bookreview999.blog72.fc2.com/
同じ時期に出た某作とメイントリック自体は一緒ですね。けど、断然あっちの方が良いんだよなぁ。やっぱりこっちのは多少なりアンフェア感があるから。やっぱり書いたことは守ってほしいからなぁ。
そう来たか!と唸ってしまう衝撃のラストでした。小説というメディアだからこそ作れた話なんじゃないかなと。読後は自分の足場(寄る辺)が心許無くなりました…。
西澤さんの作品で今のところ1番びっくりした作品。
まだ全作品は読めてないので、もっと驚くものがあるかもしれませんが、 作者さんに関わらず考えても、驚愕指数はかなり高い作品でした。
人間にとって真実は時に残酷。
再読するときには、この世界のひずみがいたるところで音をたてていることがわかります。
すごくゾワゾワします…
神のロジック 人間の
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感想・レビュー:54件














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