ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)
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エッセイ
米原万里

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ガセネッタ&の感想・レビュー(203)

英語以外の言語のエキスパートが書いたエッセイを読む機会はほとんどないので、興味深く読んだ。先日NHKイタリア語講座テキストに『シモネッタ…』というタイトルの本の広告が載っており、勝手に米原さんの本に便乗して… と不快に思っていたら、著者は彼女のお友だちでお互いにこのように呼び合っていたという事実を知って、ちょっと申し訳なく思った。英語の通訳でさえ大変な仕事だと思うのに、ロシア語なんて… 反射神経が良くないとつとまらないな。下調べもものすごくめんどくさそうである。彼女の本がもう読めないと思うと悲しい。

どうやら世の中には、「美しい言葉」と「醜い言葉」がある、かくあるべき理想的日本語が存在すると思っている人が結構いるらしい/自然界にも世の中にも人間の感覚にとって心地よい音、耳障りな音がある。でもね、音楽そのものには美しい音も醜い音もないんだ。要は、伝えようとするメッセージを、それが美しいものであれ、醜いものであれ、最も的確に表現すること、これが音楽も含めすべての芸術に求められていることなんだからね その、表現することの難しさよ。

「軽い笑い話で読者の興味を引き、徐々に自分の主張を織り混ぜ、増やしていく」という手法がめだって多少鼻についた。本文中でそれをノウハウとして明かしているからだと思うが「言わなければ気にならないのに」と少し残念。「なるほど勉強になるなぁ」と思えない辺り、絶対私は物書きにはなれないな。その点以外は充分楽しめた。通訳という視点が私には新鮮だったし、しかもロシア語という所がかなり斬新。英語の通訳者では出てこないだろう視点が満載で、色々と刺激になった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/24

著者らしいさまざまな視点から言語をとらえていて興味深い。1つ1つが短いため深い考察はないが、考えるきっかけを与えてくれる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/17

米原氏の著書を読んだのはこれが初めて。タイトルから連想される内容とは異なり、通訳の体験談を中心とした言葉にまつわるエッセイだった。スタンダードから外れていることは強みになるという指摘がgood。B+

米原万里の寄せ集めエッセイ集。通訳の裏話や文化論比較などの考察もあるが、どれも短いエッセイ(2~5ページ程度)のため深さはそれほど無い。彼女の通訳論は前作「不実な美女か貞淑な醜女か」を読めば十分伝わってくる。どこか他の米原エッセイで読んだような内容もチラホラとあり、ネタかぶりも。でも、米原ファンとしては、いーんです。それでも。彼女のブレない文章を読んでいるだけで幸せ。何度読んでも、日露の話者としての複眼的な視点には唸らされる。何冊も読むことによって、彼女の思想を、自分の血肉に加えられることが嬉しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/15

考えたらわかるもんだが、言語というもの、翻訳で、しかも同時通訳で100%疎通できる様な甘いものでない。そんな業界の中での珍事や知られざる苦労を楽しく読める。でも、軽すぎて全部読むのやめた(^^) でも今度「不実な美女か貞淑な醜女か」は読みたいな。

男性以上に男前な米原さんの文章。「日本語の文章は情報量が多い」という記述に納得、これから死ぬまで、あと何冊読めるんだろと思ったら、やっぱいい本探して読書しよ~と新たに決意! 今更ながら米原さんの書評に注目。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/27

「コマーシャル・セックス・ワーカーの職場」がうけた。たしかにことばは誰かのものではない。“うつくしいことば”の定義より、ことばは変化するととらえたほうが的確だと思った。石の花読みたい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/07

May
米原さんを集中読みすると、目新しいエピソードが少なくちょっと「お買い損」な感じも… 初めて読む米原万里さんだとしたら、間違いなく抱腹絶倒エッセイでしょう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/23

UN
相変わらず読み続けている米原万里さん。あちこちに書かれた短文の寄せ集めのようで、印象も散漫で、そんなには抱腹絶倒(出版社の内容紹介)というわけでもないけれど、彼女の感覚・判断には信頼を置いているので、楽しい。「は?」とか「え?」とか思わずに読めるシアワセ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/23

p195辺りの「鎖国癖」については教育行政にたずさわる方によく読んで欲しいと思います。p278の「芋蔓式読書」を読んで「石の花」を読みたくなりました。まさに芋づる。近所の本屋さんが亡くなってしまう危機感はボクも常に感じています。p59のメゾフォルティストの話には自省を促されました。驚いたのはp75。「愛の対義語は無関心」って、マザーテレサの言葉じゃなかったんですね。(←これから裏とりします)
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/10

通訳者としての立場から、「美しい言葉を使うことよりも、最も的確に伝えたい気持ちを表しているかどうかが大切」とおっしゃっていたことが印象に残った。膨大な読書量による知識の深さも素晴らしいし、ユーモアも含まれた表現に言葉への愛を感じる。

自分の視点が偏っていたこと、視野が狭かったことが良く分かってしまった。この方は職業や行動範囲かワールドワイドなだけでなく心の中までワールドワイドだと思った。こんな素敵な女性になりたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/15

タイトルで期待するほど面白くはない

英語を学ぶことで逆に国際化から遠ざかっているという視点はこの人でないと書けない。語学の達人で多文化、多人種の囲まれた少女時代を送った筆者だからこそ提供できる視点は本当に貴重。題名ほどシモネタもガセネタもないわりとマジメなエッセイ集。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/07

tom
同時通訳者の世界の見え方を洒脱に書きつづった本。すごいですよね米原さん。しゃれっ気と誠実を一つの体の中に持つなんて,なんという人だろうと思ってしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/22

ロシア語もとい外国語がぐっと身近になる本。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/13

何度読んでも面白い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/07

二回目だと思ったんだけど、中程から全然記憶になかった。途中で投げ出していたものと思われる。これを機に魔女の1ダースも再チャレンジしてみよう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/14

寝る前にチマチマと再読。「言葉」と格闘されてる人ならではの視点が面白いんですよね。同時通訳という「言語を跨ぐ」事の面白さと怖さ、難しさを巧く楽しく書かれてる上、辛辣な批評も感じられるお得なエッセイだと思います。これを買って以降、米原さんの著作を買い集める様になりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/28

軽くて洒脱。笑えて、それでいてひとつひとつの言葉にうなずける。そしてこのバイタリティ。私も見習わなくてはならないと真剣に痛感した。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/31

ばかばかしく面白い部分と、知識として面白い部分と、心を震わせるような面白い部分と、すべて入っていました。米原万里さんの入門書としてはうってつけだと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/16

海外

SD
視野の広さと仕事のタフさは「ロシア語担当」ならでは。通訳のイメージががらっと変わりました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/17

「美しい言葉」にぶんぶんと頷く。正しい日本語じゃなくても、今のこの気持ちをぴったり表す言葉がこれしかないんだ!ってこと、あるもの。確かに美しい言葉と言葉遣いだけでは到底間に合わない!
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/13

(再読) 読んでいると、ものすごくロシア語が勉強したくなってくる。いや、別の外国語でもいいけども。でも、今からの人生ほとんど役に立たないとはおもうんだけど・・・。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/09

ロシア語同時通訳者のエッセイ。「日本人はその当時最強の国の言葉を一心不乱に覚える性癖がある」という指摘には感心。確かに昔は漢語→江戸末期にはオランダ語→戦後はアメリカ英語。いまは外国語といえば英語と反射的に思ってしまう。ほんとにそうだよなあ、偏狭だよなあ と。軽妙な語り口ながらいろいろ考えさせられるエッセイがいっぱい。多少内容は重複してますが・・・。作者の早逝が悼まれる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/05

これほどの才媛がこの世にいないなのかとほんとに残念。ユーモアあふれるエッセイに思わずニヤリです。また著者の人と人の間でコミュニュケーションを取る大切さと誇りに、人間にとっての本当の大切さを知る思いを感じた。それにしてもサミットで、日本語だけ英語を通してしか通訳されていないという話に驚きと、日本政府(外務省?)は何をやってんだという怒りが。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/01

すでに他の場所で呼んだことがあるエッセイが多かったので、残念。

10代の頃、この方の連載が好きだった。生き生きとした文章が魅力的だったのだろう。この齢で読むと、自分の大学生活が思い出され、共感したり、懐かしんだり、真剣に勉強すれば良かったと後悔したり…。あと「語根」の正しい意味を知ることができて良かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/27

日本語一本で生きる憐れな私は、今後素敵な翻訳家探しの旅に出ねばなるまい。見つけたならば、その方にストーカーの如くつきまとうつもり。折角の名著、感動を丸ごといただきたい。他力本願で申し訳ない。言葉って深いなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/18

自分も第二外国語が英語でないので興味を持ったのがきっかけでこの本を読み始めた。自分が抱えている不安や悩みが、当時通訳として最前線で活躍していた著者と同じことに驚いた。語学の勉強は言葉だけでなく、色んな道を開拓させてくれると痛感。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(2) - 08/11
かばこ
残念ながら人違いのようです。。。でも同じ東南アジアの言葉です。
ナイス!ナイス! - 09/07 20:38

まりあんぬ。
大変失礼致しました。最初のコメは削除しますね…。話は変わりますが、かばこさんの「色んな道を開拓」という言葉、素敵ですね。私もそのように言えるよう、もう少し語学を頑張りたいものです。
ナイス!ナイス! - 09/08 21:18


仕事で同時通訳の方とご一緒する機会があるので、会場ではお水は必ず用意しよう、とか、本番前にはあまり近づかないようにしよう、だとか心得た。ユーモアがあって、バサバサとキレのよい言葉達がつづられていて、読んでいて爽快な気分になった。それと同時に、米原さんの好奇心旺盛で、興味を持ったことをとことん噛み砕いて知ろうとする姿勢に刺激を受けた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/28

言葉を扱う職業ならではの泣き笑い。その真摯な姿勢に平伏。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/31

目次がイタリア料理のコースメニュー風になっていて、それだけでも「人生大いに楽しもうではないか」というメッセージが感じられてワクワク。 それにしても同時通訳って凄い仕事だ…。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/20

Mie
ロシア語同時通訳者だった著者が書き下ろした抱腹絶倒のエピソードが満載のエッセイ集。同時通訳者ならではの「言語」や「コミュニケーション」に関する仮説、検証、グローバルな視点での世界観など、興味深い内容も多い。他のメディアで公開された内容を集めたエッセイ集なので、どこかで読んだなぁという内容が散見されるのは止むを得ないでしょうね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/26

再読。今、なぜか米原さん再読ブームが来ているのです。きっかけは水村美苗さんの『日本語が亡びる時』だと思うので、近いうち水村さんのほうも読んでみるつもり。

すらすらっと読めるエッセイ集。通訳の立場から感じる言葉の奥深さとか、通訳ってそのまま訳しているだけかと思っていたけど、聞き取った通釈者の解釈によっていかようにでも翻訳されてしまうんですね。玉石混交かなぁとも思いますが、良い塩梅でシモネッタが挿入されているので、読み疲れ無く一気に読める本かと思います。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/03

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ガセネッタ&の 評価:49 感想・レビュー:50
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