その日のまえに (文春文庫)
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その日のまえにの感想・レビュー(1385)
その日のあとで、私は最後にどんなことをいい残せるのだろうか。。。 ”○○していいよ”わたしはそんなふうに言ってあげられるかなぁ。 短編集ですが、一つ一つすべて素敵な余韻を残してくれる素敵な本でした。
今まで読んだこの方の本で1番良かった。「潮騒」が1番好き。自分や身近な人の「死」を、自分だったらどうやって受け止めるんだろう。
忘れていいよが、忘れられない。誰にでも必ず訪れる「その日」。私は、どんな気持ちで迎えるんだろう。大切な誰かを残していくなら、どんな言葉を伝えてあげられるだろう。胸に響きました。
日々暮らす中で誰にでも必ず訪れる「死」。生あるモノは「その日」に向かって生きている。余命を宣告された人々、その人々の家族の思いや夫婦の絆。どのように残された時間を「その日」に向かって生きるか。残された時間を知らされることでしか整理できない心情と触れ合い、家族との過ごし方。過去を振りかえり、思い出を懐かしみ、切なく涙する。大切な人が亡くなっても日々は過ぎ、「悲しみ」は薄れ、「寂しさ」も淡くなり、死を受け入れていく。最後が切ないと分かっている物語は、読んでいてもやっぱり切ない。心情が丁寧に大切に書かれた秀作。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/13
重松清の作品はいつも、あざといくらいにお涙ちょうだいだと思う。それとわかっていて、毎回泣いてしまう自分(笑)。死を前に、自分はこんなふうに毅然としていられるかな。大切な人を失ったとき、こんなふうに強く生きていけるかな。
突然の身内の死の後、余命を宣告されたその日から…それぞれの登場人物が感じる事などを読んで、やっぱり重松さんは繊細な気持ちなどを表現するのがうまいなぁと思いました。 いろんなお話がある中で共通するのが、どんなにその日が来ても時間は絶対過ぎていくのだと改めて実感した本でした。
自分自身や大切な人を失う「その日」。「その日のまえ」から「その日」「その日のあと」までの本人や家族の死に立ち向かい受容していく姿を描いた連作短編集。昨年「その日」の予感も覚悟もなく突然に逝ってしまった父の事を思い出し、色んな感情がわいてきて考えさせられる作品でした。淡々と優しい文章で描かれた、残された家族の「その日のあと」大切の人の死を乗り越えいつもの日常を生きていく姿が、生きることの希望を感じられる結びになっていて良かった。
ガン告知を受けた人たちの「その日」を意識しながらの生活を綴った短編集。やばいです。随所で泣かされます(T_T)絶望や悲しみや怒りや愛情...そういったものが丁寧に描かれていて滲みます。
半年ぶりくらいの重松さんの本。泣けるとは分かってても泣いてしまう。短編集のそれぞれに出てくるガン患者は結局全員亡くなってしまうのだが亡くなった遺族たちも少しずつ日常を取り戻していってると思う。和美の覚悟を決めた方が精神的に楽というのはよく分かる。それ以降の和美はホントに強かったと思う。
死について考えることは、生きることについて考えることなのだということを、改めて感じた。今しかできないことは、努力で実行できる。けど、その年齢に達しないとできない未来のことは実行できない。そういうこともあるから、それをつきつけられてしまうから、つらいのかな。うまく考えがまとまらない。また数年たってから、読み返したい。
電車で読んではいけない。 見送る側、見送られる側、それぞれの気持ちがよく描かれている。 後半、涙なしには読めなかったっけど、大切な人を亡くした事を受け入れ 残された側が前向きに生きているところまで書かれていたのがよかった。
最初は仲の良くないクラスメイト、次は10年前にだんなさんを亡くした奥さん、そして自身の告知、母親の告知。少しずつ身近なところに近づいてきた後に、その日の前・その日・その後・・と話が続く。冒頭から突然身内が!となると気持ちがついていかないのだけど、こうじわじわと外堀から埋められると考える時間がたくさんで、ほんとうに色々と考えさせられた。絶望的でも心から惜しんでくれる人がいるのはうらやましくもあった。そして手紙に驚いた。エゴや弱さが一切ない。本当に相手だけを思った内容に愛情と強さを感じた。
実は今回が再読。前回読んでから3年。やっぱり、前と同じところで泣いてしまった。死と向き合っている人、そしてその人に関わる家族・友達。一冊の本の中にいくつもの物語があり、そしてその物語が最後には絡んでいく。重松さんの物語は暖かい!
途中まで読んでて、これは外で読むもんじゃないなぁ…と思って、途中からは家で読んだ。前半の一つ一つは独立した短編集だが、「その日」3編に微妙に絡んできたりする。よく出来てる。そして泣ける。身近な人の死、そして自分の死についてさえも考える一冊。秀作。
涙なしでは読めない一冊。自分の境遇と重なるところも多々あり、かなり感情移入しちゃいました。「その日」がいつ来るかわかったら、一体私はどう生きるんだろう。明日がくるのは当たり前じゃないんだ、って思い知らされた一冊。
余命宣告されて、死への準備期間があることは幸せなのか?とても難しいと思います。確かに残された時間で、過去を振り返ったり、会いたい人に会いに行く事はできますが、その分、死への恐怖は想像以上のものでしょう。いろいろな事を考えられました。短編ですが、最後には全部の話が少しずつ絡んできて、そこが最後まで夢中にさせられました!とにかく涙なしでは読めません。
旅行にさほど興味のない自分ではあっても、数ヶ月先に旅行の予定があるというのは悪くないものだと思う。ただし、旅の目的地が死なのだとしたならばどうだろう。どうやらキャンセルできそうにない数ヶ月先のその日までに人はどうするのだろう、どうなるのだろう。これ以上なく残酷で、やるせない出来事のはずなのに、悲しみだけではない、悲しみとは真逆の感情すら沸き上がる物語。忘れてもいいよ。どうしようもなく深い、深い、想い遣り。
87点…身近な人の死を扱った短編集。中でも死に行く妻に寄り添う夫の姿を描いた最期の三編は読んでいて胸が締め付けられました。突然愛する人を失うのも悲しいことだけど、余命を宣告され「その日」に向かって生きていくというのも正直相当辛い。病院に行く度に少しずつ「生」から遠ざかっていく姿を目の当たりにするのはやるせない気持ちでいっぱいになる。自分も数年前に母をなくしていて、その時のことが甦ってきて涙が止まらなかったです。忘れなければ日々を生きていけないけれど、ちゃんといつでも思いだせる。人間は優しい生き物なのだ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 12/22
ひなっとぉ@灯れ松明の火
リーディングさま、ご指摘ありがとうございます。点数はあくまで個人的に主観でつけているのでお気を悪くなされたなら申し訳ありません。点数だけでなく、稚拙ながら感想文も書いているのでご容赦願えると幸いです。
ナイス!
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01/10 20:33
リーディングさま、ご指摘ありがとうございます。点数はあくまで個人的に主観でつけているのでお気を悪くなされたなら申し訳ありません。点数だけでなく、稚拙ながら感想文も書いているのでご容赦願えると幸いです。
ナイス!
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01/10 20:33
人は死をどうやって迎えるかという哲学的な題材なのに暖く優しい世界を重松さんが描いている。後半戦は涙なしでは読めない。
中盤から泣きっぱなしでした。女性目線の「朝日のあたる家」「ヒアカムズザサン」がとても共感、素直に応援できて好きな話です。トシくんとお母さん、きっと大丈夫だよと祈っていました。「その日のまえに」息子さんたちが可愛くて普通の一家の会話がたまらないです。和美が残した手紙、普通の長文だったとしても泣いたと思うけど、あれは衝撃を受けました。前半の話の登場人物が出てきたことにも、彼らのたどった道にも驚きと寂しさが。もし自分だったら、って何度も考え、最期にそばにいてほしい人がそのたびに浮かんで、また泣きました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/21
「神さまよりも人間のほうが、ずっと優しい。」きれいごとじゃない死の現実が、身に迫って泣けてしまいました。誰かの死を心から悲しめないことも、身近な誰かが死んだことに慣れていくのも、怖いです。でも、そこにある気持ちはきっと認めなくちゃいけない。余命を知る人生は果たして幸せなのか不幸なのかも、分からないです。しかし、「考えることが答え」というのは、私の中で忘れられない言葉になると思います。
★★★★☆ とにかく泣けました。。。「その日」なんて、自分にとってまだまだ先の話だと思いながら、手に取ったんですが、「その日のまえに」読んだら、自分に限りなく近い世代の話で、引き込まれ感情移入しまくりました。重い話ではありますが、読んで良かったと思える作品集でした。やっぱり、重松作品 好きです。まだまだ、これからも追いかけていきます。
変わらない未来を嘆いたり、何もない毎日が幸せなことに気付かないままその日が来てしまったりする。生きる者には必ずその日が来る。実感はないが自分にもくる。人一人が亡くなっても時間は止まらない。生きれば生きるほど失うものは増えるけど、それでも生かされた者は前を向いて。涙よ、邪魔しないでくれ...この一言に全てを持って行かれた。何を書いても薄っぺらい感想にしかならない気がする。何も言うことが見付からない。この本は優しく、優しく寄り添ってくれる。ふと立ち止まってこの本を読んだら、明日がもっと身近に思えることだろう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(14)
- 12/06
ひなっとぉ@灯れ松明の火
読了しましたよ。ん〜、読んでよかった。仕事の昼休みにちょうど、最期の子供に母の病状を告げるシーンを読んでいて、やばいくらいに涙が止まりませんでしたよぉ。素敵な本に出会えたことを感謝。
ナイス!
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12/22 23:54
読了しましたよ。ん〜、読んでよかった。仕事の昼休みにちょうど、最期の子供に母の病状を告げるシーンを読んでいて、やばいくらいに涙が止まりませんでしたよぉ。素敵な本に出会えたことを感謝。
ナイス!
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12/22 23:54
涙腺が崩壊する本。1篇ごとに込み上げてくるものがある。泣きたい人、真剣に人の行く末に向き合いたい人にオススメの一冊。
良書。身近な人の死をテーマにした短編集です。私の言葉だと安っぽくなってしまいそうですし、またネタバレにもなってしまうので、感想で多くは語りません。特に40代男性の方には強くお勧めです。家族や友人にあらためて心から感謝するきっかけになると思います。
その日のまえにの
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感想・レビュー:323件
















































