春、バーニーズで (文春文庫)
春、バーニーズでを読んだ人はこんな本も読んでいます
春、バーニーズでを追加
春、バーニーズでの感想・レビュー(213)
憧れの結婚。でも生活を営むと視点がこのように変化するんだと、目の前に迫ってきて、結婚生活が退屈に思えた。だから、みんな独身生活を貫いちゃうんだな。
駅名の描写が嫌だった。東京で生まれ育ったから違和感があった。
表装、タイトル、写真が今までの文庫本と違ったな。大人の絵本みたいだった。
成長というのか時間の流れというのか、大事なところをあえて書かないというのか、行間どころか空白を読ませるのが上手いと感じました。時はやっぱり流れてしまうのですね。
人生は選択の連続。選ばなかった人生に誰でも思いをはせる時があると思う。でもそれは選んだ人生を少しでもより良く思えるように、少し寄り道する大切な時間だと感じました。私も寄り道しながら、今の生活頑張っていかなきゃなって思いました。
『最後の息子』が好きだったのですが、今作もいいです。良作です。どの話も一切の無駄がない削ぎおとされた文章が読んでいて心地好い。特に「パーキングエリア」のラストと「楽園」は良かったなぁ。欲を言えば、閻魔ちゃんとの話ももう少し読んでみたかったです。
巧いです。一切の無駄がない洗練された作品だと感じました。小説を語る巧さが読書体験を充実させる、という当たり前のことに気づかされます。出版不況が続く昨今、閉塞感を打ち破る「新しさ」が持てはやされます。その中で吉田修一さんは、小説の純粋な魅力で勝負していける貴重な作家ではないでしょうか。『最後の息子』を読まずに本書の購入を検討している方は、一緒に購入されたほうが賢明です。私は今から買いに出かけます。
買ったときは写真に惹かれて、読み始めたら話に惹かれて、読み終わったら両方満足でした。最後の息子が良い意味で男くさい本、だと思っていたから、この本もそうだと思ったら、灰汁が抜けたように、すっきりしていた。目に見えない何か、諦め、ひたむきさ、嘘。けど、決して暗くない。巧く言えないけれど、もっと年を重ねたらまた、読んでみたいと思う。
長崎出身、大学進学と同時に上京、という著者自身の経歴と重ね合わせて読めるところに、リアル感があるのかもしれない。風景や出来事の描写がやけに心地良い。文学しすぎず通俗に堕してもいない絶妙なバランス感。久しぶりに気持ち良い読後感に浸れた。
風に煽られるような生き方をしてきた若者が、着地点を見定めてみようする。ふと見えてきた人生は甘くもあり切なくもあり、そしてやっぱりどこまでも不安定だけれど、自分だけの場所はどこかにあるはず。そんなメッセージを感じた。父親の「まずは、今やれること、一生懸命やってみろ」という言葉がシンプルでいい。義母の作るバターと苺ジャムがたっぷりと塗りつけられたトーストも妙に印象的。そうか続編だったのか、で、『最後の息子』を再読したくなりました。
装丁も、タイトルも、挿入されているモノクロ写真も、物語も何だか全てがセンスの良い本。物語もいい感じだし、本全体も素敵な本だと言えるだろう。こういう本を作ってみたくなる。
なんだか、すっきりといい感じ。
ドラマはまだ観れてないんですが、主人公像は西島秀俊さんで楽しませていただきました。結婚生活や恋愛を扱う小説ってどうしてもべたべたと独特な感じがあって、それが苦手なんですが、この本は主人公がふわふわ拠り所のない人物のせいか、そういうところがカラリとしていて心地よかったです。短篇の描き方がものすごくうまいなあ、と思って。いい本でした。
読み終わってから最後の息子の続編だということを知りちょっともったいないことをしたかなと。最後の息子を読み終わったのち再読しようかと思います。ふと日常的に感じる自分でもよく分からない障壁。そんな障壁を手でなぞりながら、本当はただの円柱だということに気づきつつ回り道するような内容だった。なんかいいなって感じ、濃くもなく淡くもなく、だけどそれくらいがちょうどいいみたいな
読書メモ。「最後の息子」の続編だという。続編は失敗が多いが、この作品は数少ない成功例だと思う。ここまで“そこに居る”人間くささを感じた主人公は居ない。主人公という表現も適切ではない気がする。人、か。いつか最後の息子と合わせて再読したい本。
『最後の息子』の続編らしいが、まだそちらは読んでいない。選ばなかった人生があることは否めないが、岩に打ちよせる波のリズムと沖のヨットのリズムが完全に合うことは、もう二度とないのだ。たまに合致するときがあったとしても。
標題作だけが、続編かと思ってたら違った。パーキングエリアが好き。明日、私も実行したい。行間と紙質を普通にしたら、すごい薄くなるのかも。この行間は、詩っぽい。楽園は、詩っぽかったけど。
なにげない日常の中でふとわいてくる気持ち。 もしこの人と結婚してなかったら、どんな違う人生を歩んでいたんだろう。 もしこれを左に曲がれば、違うところに行けるんだろうか。 それは決して今の生活が不満だからっていうわけじゃなくて、 そういう可能性もあったんだよなーって思って人の縁みたいなものを強く感じます。 「パーキングエリア」のラストがいいです。 奥さん、やるね!かっこいい。
表紙も中身もオシャレだった。続編は好きじゃないけど、これは好きかも。ちょっとわからないところがあったけれど。なんて言うか、この作者が描く人物はどれも独特で新鮮。一言で言うなら、オシャレ。
春、バーニーズでの
%
感想・レビュー:44件















ナイス!



























