パーク・ライフ (文春文庫)
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パーク・ライフの感想・レビュー(941)
何日かかけて少しずつ読み進めた作品。読み終わり,帯に書かれた村上龍さんのコメントの意味が分かった。何かが始まりそうなのに,結局何も始まることなく終わった。そこではただ,時が流れていた。
『パーク・ライフ』と『flowers』両方共に読み易くてスラスラ読めた。 好きなのは優しい感じがする『パーク・ライフ』の方でした。でも、結局どういう事か正確には把握出来てないので雰囲気だけを楽しんだ気がします。 『flowers』は嫌な気分やねんけど思い返すとそんなに嫌な気分じゃない気がする。でも、記憶に残ってるのは嫌な部分。やっぱ嫌な話やな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/12
ずっと望月の名前を何と読むのか気になっていたが、なんだ、気にすることはなかったじゃないか。パーク・ライフは日常の話だから、毎日ちょっとづつ読むと楽しい。
「パーク・ライフ」と「flowers」、靜と動ともいえる2編が収められている。すんなりと物語に入り込めるのは後者だが、印象深いのは前者だ。再読したらもっともっと面白くなりそうだ。★★★★☆
「パーク・ライフ」と「flowers」の二編が収められている。それほど沢山の吉田修一を読んだわけではないが、彼の作品を読むと「どこか、淡々としていて乾いている印象」がつきまとう。パーク・ライフでは終盤の公園で知り合った彼女が「よし。・・・私ね、決めた」と呟いて、別れるシーンは、読んでいて、なぜか梶井基次郎の檸檬とオーバーラップした。一方の「flowers」は谷崎潤一郎かと一瞬、思ったがやっぱり梶井基二郎だった。終盤、主人公がシャワールームで先輩と暴力沙汰を起こすシーンの文章は圧巻。
うまいなあ。収録されたのと発表順は逆みたいで、でもこの順番だからこそうまいなあって感じたのかも。出来事の同時描写の眩暈のするやうな感じが好き。見え方と見られ方と見方、か。 付記:表題作の主人公の母親に、閻魔ちゃんをみてしまうのは俺だけ?
『鞠子といると、ときどきふっと力が抜ける。他の誰といても味わえない不思議な感じで、軌道を離れた人工衛星の、やる気のない後ろ姿が目に浮かぶ。』
村上春樹を彷彿とさせる、日本なのに英語圏の生活を思わせる描写。そこまで感じるモノは無かった。ただ、あの表紙が気になる・・・・あの黄色い人が持ってる得物はなんだ・・・
なんとも言えない読後感。悪人や日曜日たちでも思ったけど、吉田さんの作品にはリアルな生活感が滲んでいて、他人の生活を、それもドラマティックではない普通の、少しくすんだ色の生活を覗き見ているよう。それでもパークライフは、所々共感したりハッとしたりして、あのラストもなんか好きだ。しかしflower…うーん、今の私にはまだ良さがわからない作品でした。
地下鉄で知り合った男女が日比谷公園で偶然再開するという話。恋に陥りそうで、全然たんたんと話しが進む。さしてドラマティックでも30代男を中心に、彼とその周辺に生きる人間たちの生活が、たしかなリアリティでスケッチされていく。そう、淡い水彩画を思わせるスケッチのような小説だ。
表題作をアクセク働いていた頃読んだら、す~っと脱力して 自分も日比谷公園でのんびりランチを取っている感覚になった。 それ以来、心が疲れたときに定期的に読む本!
読み終えたばかりだというのに、これ程読後感のない作品もめずらしい。何の印象もない。だから何?って感想しか思い浮かばない。芥川賞受賞作だからとこれを最初に読んでいたら、「悪人」も「パレード」もきっと読まなかっただろうな…。
読みやすかった。さくっと読み終わって「・・・・・・で?」って思った。 ハラハラドキドキも、どんでん返しもない御本です。 なんだろ?友達のブログを読んでいるような感じ。 スタバでカフェモカを頼む女性には読んでもらいたいですねw
居心地が悪かったり、何か良い予感がしたり、時々、ふっと現実感が無くなったり。公園を舞台に、そんな現代の日常感覚を戯画化して描く。ストーリーらしいストーリーは無いけど、悪くない雰囲気。
表題作は「干しっぱなしの洗濯物」に代表されるような、どこかに何かを置き忘れてきてしまったんだよなあ、とぼんやり思う男の人の日常の話なのだろうか。女性のほうが物語の中の存在感がはっきりしているように感じた。
芥川賞受賞作みたいだけど、派手な話ではなく坦々と日常を生きてる主人公が、色んなキッカケがあって少しずつだけど変わっていくお話のように思えた。でも登場する人達みんな感情が薄い感じがあって、「flowers」のシャワーシーンではなんだかとても怖かった。魅力的な作品とは思えなかったけど、「パーク・ライフ」よりも「flowers」には負の魅力みたいなのがあると思う。
「同質性を前提とした異質性より,異質性を前提にした同質性の方が大事って話を聞いたことがある。」それをなんとなく思い出した。表題作は,お互いに違うものを見ていて,しかも違うものを見ているお互いに惹かれているとような感じ。flowersは,逆にどんどん違うものを見るようになって,違うんだって解ってしまった・・・という感じ? いつか再読したらもう少し読めるだろうか。
都会の生活の一場面を切り取って、ぽんっと目の前に出された気分です。そしてあとは好きにしてくださいと言われた気分。全体の雰囲気や読後感は、村上春樹さんのダークナイトにちょっぴり似てるかな。
主人公は普通の会社員。ある日、地下鉄で知り合いと勘違いして話し掛けてしまった全く知らない女性と日比谷公園で再会する。それから二人は公園を中心に交友を重ねていく。 この付かず離れず、好きなの?嫌いなの?どっちなの!?って距離感が読んでて楽しかった。所々クスッと笑えるし。良い所で終わってしまい残念。是非ともこの続きを読みたい。でも、やっぱり、ここで終わってるから良いんだろうなぁ
この小説の登場人物はみな何かしらを留保している。都市特有の、お互いを十全に受け入れようとしない妙な距離感がある。お互いの職業を打ち明けない、別居解決のための話し合いを先延ばしにする、大切な結婚の話を切り出せない、「なぜ」を問わせようとしない……。でも彼らはそのことに怯えていたり恥じているわけではなく、その留保し迂回する外縁のコミュニケーションによって万が一にもたらされるかもしれない「ほんのわずかな、あるのかどうかさえはっきりしない希望のようなもの」の到来を信じているように見える。(続)
表題作は芥川賞(2002年上半期)受賞作。読んで面白い作品かと問われれば微妙だったかなと。ひとえに主人公の男に感情移入できず、魅力を感じなかったからかも。もう1作の「flowers」のほうが興味深く読み易かった。
やっと「起」が終わった!と思ったらそこで話も終わってた。山になりそうな要素が色々あって、どう展開していくんだろうとワクワクしてたらスッと終わってしまい、「こんなのアリなの!?」と、ビックリして誰かに話したくなった。モヤモヤと興ざめしてしまい「フラワー」は読んでない。あと、自分達の都合で愛猿ラガーフェルドを放ったらかしにして帰ってこない宇田川夫妻は動物を飼う資格なし!
最初はほっこりしてていい感じだったんだけど、文学的すぎて何が伝えたいのかよくわからなくなってきた。中編2つからなるんだけど、表題作の方をおすすめします。
表題作の方が雰囲気、テンポともに断然好みです。読み終えてみると、彼ら自身より取り巻く情景がより印象に残る。けど読了感が若干ものたりない。
表題作よりflowersの方が好きだな。ある同僚との日々が面白おかしく描かれていたかと思うと、後半で一変して、思わずえぇ!?と驚いてしまった
空気感の切り取り方、表現が抜群に上手い。ただ面白かったかと問われると...。引き込まれる部分はあったので他の作品を読んでみたいです。
★★★★★ 吉田修一さんの作品で初めて読んだのがこの『パーク・ライフ』だった。とにかく例えのセンスが素晴らしい。作中のあらゆる表現に共感し、「自分の日常にも訪れるはずの何気ない出来事に実は意味があるんだよ、恐ろしい何かが潜んでいるんだよ」と教えられる。コレという何かが書いてある訳ではなく、物語も「あれ?続きは?」という中途半端な所で終わり肩透かしは否めないが、それは私たちの日常も同じこと。意味がなさそうで実は確実にある何かに気づかずに生きている、そう誰の分身にもなりうる人間の話だ。好きだ。
パーク・ライフの
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感想・レビュー:197件









































