動機 (文春文庫)
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動機の感想・レビュー(930)
こちらに登録するのは初めてだけど、もう何度目かの再読。昨年末に再放送されたドラマ『陰の季節』を観たら原作が読みたくなったので。
男性の作家が書いたな!と思わせる作品達。「硬派」。好きになれるか、なれないか微妙な作家です。「逆転の夏」は「騙されている。絶対に裏がある」と思いながら読み進めた。
どの作品も読みごたえがあって、この作家さんは久しぶりでしたが、読んでよかったなぁ。私は本のタイトルにもなってる「動機」が一番好き。人間って、人生って・・・そんな悪いもんじゃないよね、って思わせてくれる。
テンポが良く、先が気になりページを進めてしまいます。 展開、まとまりもよく 短編としては、良い作品だと思います。 欠点が一つだけ・・・ どうにも、救われない話が多いと思います。
短編4編。動機・逆転の夏・ネタ元・密室の人。動機が一番おもしろかった。逆転の夏はちょっと複雑。あーそうだったの!と思わせてくれる。この作家の作品はこの緊迫感が魅力だと思う。
4本の短編集。最初のが一番好きで後になるほど、のめりこみ度は縮小(苦笑)。動機は面白いね。人の裏って分からない。その裏の描き方が見事だった。
「事件」にまつわる自分津を主人公にした4つの短編。「動機」は警察の管理部門の警視が主役で、前作「陰の季節」と同じような雰囲気を感じさせる。残りの3作は警察関係者以外が主役だけど、いずれのキャラも横山秀夫らしく派手さはない。主人公たちは胸がつまされるようなつらい状況に追い込まれるし、すっきりとした読後感はないけど、読み応えは十分にある。殺人事件の被害者と加害者、それぞれの葛藤を上手に織り込んだ「逆転の夏」が一番よかった。
横山さんの本といえば、臨場が有名ですが、この短編集「動機」もそれぞれの主人公やそれを取り巻く人々の心理描写や設定が絶妙でおもしろい。警察官だけでなく、事件記者、裁判官などが主人公で興味深く読むことができます。犯人当てのミステリーに飽きている方にはおすすめです。個人的には、最後の「密室の人」がおもしろかったです。
短編だった。それぞれ人間の良さを実感できるし視点も様々で楽しめる。長編で読みたかったなあ。
横山作品はこれで5冊目。今までで一番下かな・・・でも世間の評価は結構高いんですね。あえて言うなら表題作の「動機」は良かったです。登場人物の心の動きがどれも切ないです。
時々、横山秀夫が読みたくなる。 読んで、やっぱり横山秀夫が好きだと思う。 まさにそういう一冊。この人の心の描写と短編でも綿密に練られたストーリーにいつも唸らされます。
相変わらず男臭く、陰鬱で目の前に広がる世界は白黒な印象。「第三の時効」でも感じたが誰が見方か敵なのかという、疑心暗鬼にさせられ不安感が常に付きまといます。どれも良かったが「動機」「逆転の夏」が特に面白かった。
この短編集には4本の短編が収録されています。どれも面白かったのですが、個人的には裁判官を主人公にした「密室の人」が好きです。伏線が絶妙で、その回収も見事でした。最後のどんでん返しには、本当に驚かされました。横山さんの全作品に言える事ですが、犯人当てようと思ったら、出てくる登場人物全て疑う必要がありますよね。
警察、前科者、記者、裁判官。4つの職種の人間とその環境の心模様を描くミステリー。人間の心を読んで予想して納得したとしても、結果はもっと意外なところに。人の気持ちは、わからないものだねぇ。
出来事そのものよりも、それぞれの登場人物の心模様がそれを元に複雑に絡み合っていくのが面白い。テンポが良いため時間や事件が迫ってくるドキドキ感を感じられる。『逆転の夏』が私的には一番面白かった。
警察手帳30冊紛失事件の「動機」を表題作とする短編4本。解説にもある通り、横山秀夫の描く男たちの魅力はその超硬派な姿であろう。「動機」においても、警察官として何十年も勤めあげ、普通の人間が踏み込めないような領域にいる硬派な人物が見せたスキだからこそ読者に与えるインパクトは大きかった。前科持ちの男が匿名電話で殺人を依頼される「逆転の夏」も良い。警察官や記者を主役とした作品が多い中で、犯罪者の心理を巧みに描いた本作は新鮮だ。既に書いているかもしれないが、こういう犯罪者を主役にした長編ものも当たると思う。
今回は警察内部だけでなくその他の立場の話もあり、新鮮であった どの話も普段と同じように細かい心理描写があってヒューマンドラマを楽しめる 事件の解決がほぼインスピレーションという点はちょっと改善して欲しい
警察組織だけでなく新聞記者や裁判官を中心に据えた作品など四編からなる短編集。お気に入りは「密室の人」。
横山さんの作品は短編も長編もどちらも好きだなぁ。 横山作品といえば、警察関係者が主人公の場合が 多いけど、この短編は主人公が警察官、元服役囚、 新聞記者、裁判官と色んな立場の人がいて、その分 内容もバラエティに富んでて楽しめましたわ~♪ 過去にドラマ化された作品もあったらしい・・・ いまさらながら、見てみたかったなぁと残念・・・
久々に没入できた。短編集であるが、どれも読み込ませる。筆者に呻らざるを得ない筆致である。とにかく警察関係のことをよく調べてある。これからしばらく横山作品を読んでみようと思う。
全四篇。凡そ自分の立場からは無縁と思えるのに、登場人物像の存在感と心理描写の巧みさで頭の中に画が浮かんでくるんですよね。苦悩してみたり戸惑い感じたり。短編集ハズさないなぁ。とは言え先に読んでしまった「第三の時効」が秀逸過ぎたから、続き物ではないけど刊行順に読んでゆくのも一興かも。
犯罪に関わる人間たちの短編。社会に出ていなく、重ねて人見知りが激しい私にとっては耳に痛い(整腸剤を飲まなくては…笑)。表題作が気に入っているが、『ネタ元』は女性の社会進出という問題を取り上げている点で興味深かった。未だ男女雇用機会均等法は紙の上のみでの効力であるし、ひろみのような女が多数を占めているのが実情であるため、その見直しも難しい。ジレンマの中で自分なりに足掻く主人公が好印象だった。初めて読んだが、他の作品も読みたくなった。
「動機」「逆転の夏」「ネタ元」「密室の人」4作収録。どの作品も秀逸過ぎて声も出なかった。横山秀夫氏すごいなーー。一番好きなのは「逆転の夏」。圧倒された。
横山さんの本は組織の中で生きるつらさをつきつけてくるようで、翌日会社に行きたくなくなる率が高い。それでも登場人物の人生が真にせまってきて、本当に読みごたえがあると思う。「逆転の夏」は一級のサスペンスだし、表題作は読後感がとてもよかった。仕事と家族。永遠のテーマでもある。
日本推理作家協会賞受賞作品。4つの短編からなる物語で、どれも少し重苦しくて堅いの話なのですが、読み応えがあっておもしろいです。「動機」は気持ちが晴れる終わり方で、驚きや感動もあって綺麗に纏められていました。「逆転の夏」は殺人を犯した人間がもがき苦しみながら生きる様がひしひしと伝わります。暗い結末だけど、一番印象に残り面白かったと思います。あとの2話はちょっと物足りない感じですが、最初の2話だけでもこの本を読む価値があると思います。
知人のオススメで初横山さん。何だか男臭いイメージがあって敬遠してたのですが、面白かったです。最後の「密室の人」が切なくて…!読まず嫌いはだめですね…
4つの短編の中で私が1番おもしろかったのは「逆転の夏」でした。女子高生を殺害し、出所した山本を待っていたのは彼の過去を知る人からの殺人依頼。もう人は殺さないと思いつつ、顔も見たことがない息子のために、自分の過ちで別れた女房のために、目の前にぶら下がる金に引かれる山本はついにその依頼を引き受けるのだが…。物語そのものもおもしろいし、人のいろいろな思いを的確に描く彼の作品はいつ読んでも本当に気持ちいいものです。
4編収録の短編集。短編ながらずっしりしていて読み応えがありました。どの話も良かったけど特に表題作が好みです。苦悩する描写がやっぱり凄いですね。ひしひしと心情が伝わってきました。今手元に「陰の季節」もあり次に読もうとしていたのですが、リンゴを送ったのってその二渡さんなんですかね?もしかして読む順番を間違えたのかな^^;
動機の
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