戦争の法 (文春文庫)
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戦争の法の感想・レビュー(116)
01/07:まめ
11/16:f/k/a 上海
11/15:しげふ
10/02:にっちょ
ソ連を背景に独立するN***県、その中で少年ゲリラとして戦いに身を投じていく主人公。しかしそんな派手な物語の素材とは裏腹に、『戦争ものらしい華々しいセックスもヴァイオレンス』などなく、視点は徹底的に這いくつばい、ただ主人公の見たものが主人公の感じたものののみとして語られる。過剰さは少ない、だが、だからこそ戦争状況下で明らかになる、主人公を含めての人間の本質が重くまとわりついてくる。
09/12:sho_kotsu
08/28:きりん
クールで重々しい文体に惚れました。言うならアゴタ・クリストフみたいな?ドイツとか東欧とか、個人的な印象だけど、そんな堅さを感じます。設定とか心理描写とか語り口とかも気になる所なく、むしろぐいぐい読まされました。個人的には、最後のエピローグ的な部分をもっと削ってほしかったけど、こんないちゃもんを差し引いても、この作品は傑作だと思います!よかった!
08/21:透明シロクマ
08/17:クニミ
物々しいタイトルとは裏腹に、少年ゲリラの地を這うような個人的視点から書かれた戦争体験記。美味しいプロットを山ほど詰め込みながら、劇的な描写を徹底して避けているのが却って爽快で一層生々しく、やたらに面白い。日本の田舎が舞台となっているのがまた、戦争という状況下における濃厚な人間性をリアルに感じさせて良い。戦争によって顕にされるこの人間臭さが「戦争の法」か。
難しかった…主人公が少年ゲリラだったこともあり、感情移入ができなかったし、語り部の「私」が好きになれなかったことも大きいかも。でも、こういう主人公にしたことが、戦争という状況を描こうとした作者の狙いだったのかな。なんか、すごい敗北感です。
06/11:gado8
05/28:陸
04/06:なお
04/02:耳鳴り
03/30:tamakiti
02/21:sanson
02/18:inugami4649
02/12:dabadaba
12/23:一馬
12/14:a.
12/07:いづみ
(☆☆☆☆☆)筋道だけでいえばわりとオーソドックスなドラマに見えなくもない。が、それを映す文がなんとも濃い。「神崎は算盤勘定のミイラですよ、だから伍長の方が賢いんです」「「女が利口に生きるために頭など不要である、もっともそれは誰であっても同じかもしれない」 象徴的であろうとするのか、面白さをもとめるのか、結局は欲求が先に立つのだろうけど、その欲求を欲求として認識しなくてすむ幸せというものは、あるものだよなぁ、とか思う
面白かったです。なるほど。私が読んだ佐藤さんの作品中でいちばん身近なリアルさを感じました。しかし音楽の描写すごいです。聴いたことなんてないのに、イメージさせられてしまう。
10/06:moki
09/29:zerotwist
09/05:gern
08/25:sosororo
08/22:サワン
08/04:tamegorou
レジスタンスとか民兵モノが大好きなので即購入。二年ぶりに文庫で再読。イデオロギーを掲げた戦争(内戦?)の歯車となっている兵士ら・武器商人らがその実欲にまみれている…というのがまた佐藤亜紀らしい。 現代版で書き直したらPMCとか出てくるのかな。
07/25:鞆弥
数年ぶりに再読。最近の佐藤亜紀は推敲に推敲を重ねた研ぎすまされた文体だが、この作品は充分密度が濃く読み応えがある。日本の一部が独立し、価値観や生活、教育、人間関係まで混乱するなか、こ狡く逞しく生きる主人公を通して戦争の愚かさを示している。俗にいう「平時に人を殺せば犯罪者だが、国家の元戦争で人を殺せば英雄」。伍長や千秋の様な怪物を生み出すのは戦時だからこそ。しかし、圧倒的な人間の欲に比べたら、イデオロギーなんてぶっ飛ぶんだな。この描き方が佐藤亜紀らしくていい。
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感想・レビュー:37件














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