月島慕情 (文春文庫)
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月島慕情の感想・レビュー(270)
帯に書かれていた「まがいものの幸せはいらない。ばかやろうでいいです」という文を読んでなんとなく買った。受験のただ中で自分の進路について色々思うことがあった時期だった。この本を読んで、登場人物達の姿から自分の本当の幸せは何なんだろうと考えた。歳をとる毎に趣深く読めるようになる作品だと思う。自分にとって生涯大切に読み続けたい本に出会えました。
浅田次郎の小説に登場する主人公たちに共通点があるとしたら、それは矜持を保った人間ということ。「雪鰻」の自衛隊師団長、「めぐりあい」の温泉街の女性マッサージ師、「月島慕情」の女郎もまた、どんなに自分が損をしようと、人として生きる道はまっすぐだ。だからこそ読み終えると、抑えようとしてもほろっと涙がこぼれてしまう。
冬の凛とした空気の中、全ての短篇に魅力的な人々が登場し、泣かせてくれます。 ちょうど寒くなりつつある、このタイミングで良い本に巡り合えました。「雪鰻」に出てきた数々のエピソードには考えさせられました。
浅田次郎は勧められてはじめて読んだ。嫌いではないけれど、良くも悪くも三谷幸喜作品のようだ。つまり、どの作品も安定していて面白い。けれど想像通りの面白さで終わっている。期待を裏切ったり作品によって波がある方が好みだ。でも他の作品は読んでみたい。
しっとりとそこにいる人たちの佇まいが描かれていて、好きだ。どんなに平凡な人間にも静かに流れている大河のような時間の流れがあって、その静かな流れの中で、そこかしこに落ちている悲しみを胸において生きている様が、落ち込んでいる自分に光りを与えてくれた。読んで良かった。・・・・・・でも、ゴキブリは飼わないでほしい(笑)
悲しいでもうれしいでも虚しいでもないなんとも言えない涙が出る。 涙を流す理由にもいろいろあるのを教えられる様なスゴ本。 この人の泣かせる技ってなんでこんなすごいんだろう。
時代背景も主人公の年齢性別も様々な短編集。「冬の星座」はあざとささえ感じそうなほど、泣かせ内容だったけど、しっかり涙が出てしまった。と思っていたら、その次の「めぐりあい」があまりにも切なくて・・・。音を吸収する雪がせつなさも吸収してくれるといいと思った。そして今度鰻を食べるときは、きっと「雪鰻」を思い出してしまいそう。
次郎さんの人情噺はなんて言ったらいいのか・・そう駅の立ち食いそばみたいなもんで、老舗の1500円の天ぷらそばには敵わないんだけどなぜか不意にそして妙に食べたくなって暖簾くぐっちゃうみたいな懐かしくて深い味わいがありますね。この短編集もお品書きは七つ、お薦めは表題作の「月島慕情」かな。いい出汁が出てる、そして絶品の浅田印の一味でほろりと泣かせます。
うまく言葉に出来ないけど、いいね、浅田次郎の小説は。少し物悲しく、でも心があったまり、過去の話だけれども不思議と未来に思いをはせられて。そんな感じだなぁ。
「ここ泣くところだから、しっかり泣かんかい!」的な文章に反発を抱いて浅田次郎さんの作品はクールに読んでいましたが、今回は負けてしまいました。 たぶん年のせいだと思います。(笑)
短編集。様々な時代背景があり、バラエティーに富んでいます。せつない気持ちになる話が多く、中でも「めぐりあい」は巡り合って欲しいと思わずにはいられない話しです。
シューシャインボーイの原作はこれに入ってたのか。ドラマ見て好きだった話。表題作は、これ絶対うまくいかないんだろうなあと思って案の定だったけど、思わず心配したような暗い読後感じゃなかった。さすがの浅田節。
作者(浅田次郎)の記憶を元に書いたショート×ショート。人のやさしさが随所で書かれていて読んでいて安心できる。月島は作られた島だったので昔「築島」といわれていたがが上に見える月が立派だから月島になったらしい。ホントかな~
1と2は。書けそう。せやけど3はもうひとつ。パン小説やね、次郎ちゃんの。
電車の中で泣けてしまって恥ずかしかった。市井に生きる名もない人々の生き様にも人の心を打つものがありうるのだと再認識しました。ありがとう。
月島慕情の
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感想・レビュー:92件














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