姫椿 (文春文庫)
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姫椿の感想・レビュー(359)
温かい話ばかりではなく、再会のようにぞっとするようなものもあったけれど、どれも失敗や転機からどこかへゆこうとする人々の話のように思えました。その道行は人によって異なっていて、そして、決意の過程も違っていて、それこそ、再会のように、幾通りもの人生を歩む可能性があったけれども結果的に、彼らはこのような道を選びだしたのですね
「シエ」というお話が、大好きなので購入。やっぱり一番「シエ」が好きです。読むと、無性に満開の桜を見たくなる。「零下の災厄」は、全ての謎解きを期待してしまうのが、読み手の性なのかなと思いつつ、どうしようもなくもやもや。
どの話もよかったが、とくにシエが気に入った。シエのかわいらしい見た目を想像してほんわかしていたら、予想以上にどんどん重たい話になっていって、最後にはキュッと心を締め付けられた。スーちゃんは一生分の不幸を若くしてすべて知ってしまった、あとはしあわせになるだけ。もっと不幸な人はいくらもいるかもしれないけど、そのときたしかにスーちゃんはせかいで一番不幸な人だったんだ、とおもった。
めっちゃ泣ける!ってわけではないけど、渋くていい話という感じが多かった。私は『マダムの咽仏』『オリンポスの聖女』『永遠の緑』が好きだった。「大人になること」を考えさせられるような短編集だったように思う。
ラストにきちんとしたオチがある作品もない作品も,読んでいる途中の感覚は同じ。浅田次郎のすごさは,過程の描き方の上手さなのかもしれない。登場人物たちの心情や経験に我が身を重ねることもしばしば。自分の経験など,ありふれたものなのかと感じ,安心する気持ちと残念な気持ちと。
短篇集自体あまり読んだことがなかったけれど、短篇集っていいかもと思わせる一冊だった。初めての浅田次郎作品で、読みながらまず受けた印象は「大人の物語だなあ」ということ。これまで読んできたものと毛色が違ったので、しっとりした感じが新鮮で、話によって雰囲気もがらりと変わるので、単調にならずに読めてよかった。ところどころ笑ってしまいそうになる箇所があるのもまた良し。ほっこりする話もいいけど、「再会」「マダムの喉仏」「トラブル・メーカー」みたいな話が好きなのは、まだまだ子供ってことなのかな…。結婚したことないし…
浅田次郎の短編は読みやすくて、心がジワッとあったかくなるようで好きです。「永遠の緑」とか「姫椿」みたいな中年の夫婦愛っていいですね!ああいう夫婦、かわいい中年奥さんになりたいな。
初めての浅田次郎さん。正直興味を引かれたわけではなく、人に浅田さんを勧められ、まずは短編集から…と手に取った作品。シエが一番好きです。永遠の緑も、最後がすきだな~。
浅田さんにしては少し感動が薄かった。じーんとしたい人には他の作品をお薦めしますが、「永遠の緑」だけは別格。はじめて競馬ってロマンチッックだなと思った。
随所に浅田イズム。どれも記憶に残る話ではないけれど、だからこそ再読に向くのでしょう。最初と最後の「シエ」「永遠の緑」、エッセイ等も読まれている方には「姫椿」がおすすめです
人情物や皮肉めいたお話など、けっこう多彩な短編集。あえて言うならハート・ウォーミング要素が強い印象で、どれも安定した面白さがある。特に最後の「永遠の緑」は素晴らしい。今まで読んだ短編の中でも、指折りに好きだ。
浅田次郎大好きだ、て再認識しました。シエも好きだけど、永遠のみどりも好きだな。授業中なのに涙が出てきてしまった(笑)読み返す時は、1人でひっそり読もうと思いました。
短編集です。最初から泣けます。やばめです。最後の「永遠のみどり」は好きな競馬のお話しに泣ける話を加えてます。浅田次郎のこういうところが好きな理由。
ほんわかしながら、ちょっと不思議な短編集。最初の「シエ」と最後の「永遠の緑」が好き。 とても優しい気持ちになれた。 内容(「BOOK」データベースより) 飼い猫が死んでしまったOL、経営に行き詰まり、死に場所を探す社長、三十年前に別れた恋人への絶ち難い思いを心に秘めた男、妻に先立たれ、思い出の競馬場に通う大学助教授…。凍てついた心を抱えながら日々を暮す人々に、冬の日溜りにも似た微かなぬくもりが、舞い降りる。魂を揺さぶる全八篇の短篇集。
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感想・レビュー:65件














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