コルシア書店の仲間たち (文春文庫)
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コルシア書店の仲間たちの感想・レビュー(109)
02/03:蒼
01/16:ペ子
01/08:多聞
12/18:まる
11/23:あいら
須賀敦子初読。抑制された文体が心地よい。あとがきにある「人間のだれもが、究極においては、生きなければならない孤独と隣あわせで、人それぞれ自分の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらないということを、ながいこと理解できないでいた。・・・私たちはすこしずつ、孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野でないことを知ったように思う。」という考えが、この文体とリンクしているのかしら。
10/05:小鳥ストーカー
淡々と、しかし瑞々しい言葉で綴られる思い出の風景。年月に洗われた記憶の中に、活き活きとした人々の姿がある。こぼれていったモノの残していった感触が、その不在の確かさが、たしかに存在した過去を照らし出している。だから、この本に登場する人物には、自分もずいぶん前に合っているような気がする。見知らぬおもかげを懐かしむような、不思議な感覚が切なく、あたたかい。
09/28:絵美花
09/23:せお
09/22:keitakasugi
09/14:きままによむよむ
09/03:憩子
淡々とした描写がイタリア人の「陰」の部分を感じさせて親近感が湧く。著者が描いたこのミラノの印象を、自分が今ミラノに行ったとしても感じることは出来ないはずである。貴族社会や革命運動コミュニティ、日々の生活など旅行者には触れることはできそうにない。まるで夢のように、この本の中でのみその世界に触れていられる気がする。
時間が経つにつれじんわりと心の中にしみいるような文章で、自分もその時期に書店に出入りしていたかのような気持ちになる。過激な感情表現ではないのが余計に余韻をもたらしてくれる。
うつくしい日本語にため息が出てしまう。「ミラノの書店」が舞台というだけで素敵。出てくる人物はみな魅力的だったけれど、なにより須賀さんがたいへんに寛容な方だったのがわかる。友人たちをやさしく抱きしめていたのが伝わってくる。
05/13:Akeru
最初なかなかなじめなくて同じ所を何度も読み返してるうちに、文章に自分が溶け込んでいくのを感じることができた。イタリアの香りが伝わってくるような気がした。また読みたい。
初須賀敦子。とても好き。小さな書店を中心に、自分の身の回り半径5m以内の出来事と人だけ、それだけの材料で織られたものが最終的に「街と時代の物語」になっている。ジャコメッリの「私には自分の顔を愛撫する手がない」が出てきたのに少し驚く。あの司祭たち一人ひとりに名前と『顔』があるということを写真作品だけ見る時にはあまり意識していない、とか、本筋と関係ない余計な事を考えた。
02/24:イータン
02/23:レイエル
01/24:n
1950年代半ばにミラノに実在した書店を取り巻く人々と著者の記録。灰色の空にずっしりとした建物が並んでいて女の人のファッションは地味というイメージ。モンテナポレオーネ通りやスカラ座、もう一度行きたくなった。 イタリアでは貴族階級が当時はまだ根強く存在し階級間差別は思いのほかしっかりとある。そんな中人種、ジェンダー、国籍、収入を超えて人々をひきつける何かがコルシア・デイ・セルヴィ書店にはあった。 書店に携わる一人一人に歴史があり、人生がある。あくまでprotagonistaとして著者は生き生きとキャラクター
01/14:kimagure_cat
01/03:UsutaruAsaumi
12/15:青椅子
丁寧できれいな文章にまったり。イタリアはミラノにあるちょっと変わった書店に出入りする人々との交流を綴ったエッセイ。著者の夫をはじめ、書店の友人達と新しい共同体という夢や文学について語り合った日々。書店の面々の生活の移り変わりを気取らずに懐かしむ気持ちが伝わってくるけれど、未練がましさを感じさせない、すっきりとした読後感でした。
12/04:て☆
12/04:て☆
美しい文章で綴られる、ミラノでの思い出話。記述の取捨が上手で、読者に向けて語りたい一番大切な所だけを読ませてくれているような読みやすさだった。友人のことをこれだけ語れる年のとり方が、自分にできるだろうか、と、読み終わって自分自身のことを振り返った。
11/01:まちこ
09/24:徳島
少しずつ少しずつ、大事に読んだ。こんな素敵な文章が書ける人なんて中々いない。何度か出てくる「私のミラノ」という言葉が、「私の宝物」と言ってはるみたいですごく良い。しかしながら、すごい運命を生きた人だなぁ。一体なんの巡り合せで、この本に出てくる様々な人たちと、運命共同体みたいにして生きることにならはったのか。人の運命とはほんとに不思議なものだなぁ、とつくづく思う。さておき、須賀さんのエッセイって、なんて上品なんだろう。表現にうっとりする。好きだ。
09/16:ひらく
[A+]静かで、穏やかに物事を語る筆致がすばらしい。過去を回想したエッセイだからそこには少なからずノスタルジアがあるが、ノスタルジアに酔いすぎず、むしろ冷静に抑制し、上品に過去を語っている。それ故、エッセイにおいてはしばしば曖昧になりがちな論点も、クリアに提示され、読者に感慨深さを与えることに成功している。本書は「時間の経過」という人類普遍的な問題に対する、優れた答えの一つだと思う。ただ、教養だのイタリア貴族だの、お高くとまっている観も否めないため、読み手を選ぶ本かもしれない。
コルシア書店の仲間たちの
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感想・レビュー:35件














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