大地の子〈1〉 (文春文庫)

大地の子〈1〉 (文春文庫)
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小説
山崎豊子
歴史
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大地の子〈1〉の感想・レビュー(399)

以前NHKのドラマで印象的だったので、いつか読んでみようと思いやっと手にしてみました。まずは山崎豊子氏の文章の安定感。難しくなりそうな内容もすんなり入ってきます。文化大革命はいくつかの本で読んでいるので、知らない人はちょっと分かりづらいかも?しれないですが、戦中からの日本と中国の関係を知るには良いと思います。最近の中国を知る意味でも、また対日感情がどこからきているか知るためにも読んで損はないと思います。どう解釈するかは別ですが。

苦難の連続、あの当時の中国で日本人が生きていくことを想像すると・・・ いろいろ考えさせられました。

中国大陸に取り残された日本人、いわゆる中国残留孤児である陸一心が中国で生き抜いていく様を描いた小説。一巻では松本勝男と言う名前で、満洲国に住む日本人少年であった時分から、青年になり文化大革命に翻弄される場面が描かれている。本書の中で私が一番グッと来た場面として、一心が養父のことを泣きながら爸爸(日本語で言うとパパ?)と初めて呼ぶシーンがある。二人の間に血の繋がりは無くとも互いを思う気持ちがあれば、そこには親子関係が成立するのだと訴えかけるような場面に思わず目から汗をかいてしまった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/31

独裁による不条理。正当化のツールとしての文化大革命。これも歴史の事実。 @yonda4

山崎作品の他の主人公同様、困難の中でも信念を曲げない主人公の姿に胸が熱くなる。一方で、中国の人たちの強烈な日本人憎悪に圧倒される。中国の反日感情は、少なくとも最初の時点では、家族を殺されたという切実で正当な理由から始まっていることを、日本人は忘れちゃいけないと思う。勿論、主人公への仕打ちが正当化されるものではないけれど。そして、中国人でありながら主人公を実の子のように愛してくれた養父母との絆は、涙なしには読み進められなかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/26

まじめに生きていくことが馬鹿らしくなってしまいそうなエピソードばかりで、かの国の不条理さのルーツを見た気がした。押しつけられる着飾った言葉はどれも空々しくて、やるせない怒りが込み上げてくる。つい半世紀前の出来事で、今でも似たような国はあるわけで、平和な時代・国に生まれたことに感謝せずにはいられない。先を読めない展開で、残りもあっという間に読んでしまいそう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/02

四冊にもなる長編なため今まで敬遠してたけど、思いの外スラスラ読めた。中国に取り残された日本人孤児の運命が辛いけど、もっと知らないとダメだ。

今まで知らなかった残留孤児の凄惨な状況に涙ぐみっぱなしだった。日本人がしたことも良いこととは言えないのだけど、それでも最低限の人間扱いさえしてくれないその環境が本当にあったモノだと信じたくない。けれど、すべて本当なんですね・・・・。生まれによって扱いが変わるのはどの国も共通なのだけど(人種差別や片親など)、それでも現在に生まれられて本当に良かったと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/24

凄惨すぎるが、これと同じようなことがあったんだよね(;_;) 残留孤児ってことばだけしか知らなかった自分の無知さに恥ずかしい気持ちになった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/18

すでに四回も泣いた……。

よくこんな悲惨な境遇で生きてこれたものだ。あまりに重くて過酷な描写に飛ばし読みしそうになりつつ、この巻の最後には早くも号泣!それにしても中国という国にはずっと人権なんて存在しないのだと改めて納得しました。日本に生まれてきて本当によかった。愛国心を改めて思い起こした第一巻でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/19

読み始めはきつかった。 凄惨な状況に挫折しそうになったけど、少しずつ希望が見えてきたから、ちょっと安心した。 登場人物の心情を直接描写する記述は少ないように感じるのに、体の芯に迫ってくるものがあるのは、さすがと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/18

山崎豊子先生の作品は好きでほとんど読んできたけれど、この作品は、中国残留孤児となった日本人が主人公ということで、あまりに主人公が苦難の連続なのではないかしら…と長年読むのをためらってました。ありきたりな感想ですが、中国人である育ての父と、日本人である生みの父との間で苦悩する主人公の姿に、何年経とうと“普通の市民”にとって「戦後」が終わることなどないのだということを、自分の祖父母の姿と重ね合わせて思いました。ラストシーンには異論もあるでしょうが、一気に読める傑作でした~。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/17

間髪入れず2巻目へ

思ってみれば、中国の近代史ってほとんど知らない。なんで文化大革命が起きたの?いまだに消えない反日感情って?もちろん知識としてはある程度のことは知ってる。けど、もっとリアルな感情の部分で感じたい。生まれる前のことだけど、ただの歴史で終わらせたらいけないな~。そんな気持ちで読みだしました。

う~ん、はるか昔?に上川隆也の出世作としてドラマは観ていたんだけど、かなり筋は忘れてたので、 けっこうぐいぐい読めちゃった。 しかし、子供のころからエライ悲惨な目にあっているなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/15

子供の頃TVを見て、何故大人なのに中国残留孤児?と思い、肉親と抱き合って喜んでいる姿を見ても何も感じずにいた自分が恥ずかしい。さすがに大人になれば、戦争がもたらす悲劇や解決が遅れた原因に日中政府両国の責任である事は頭では理解してはいるが、旧日本軍が犯した事、残留という言葉はおかしいのではないかと感じる。侵略行為にも関わらず、置き去りにされた子供を自身の子以上に深い思いで育てる主人公一心の養父陸徳志に深い感銘を感じながら、一方で自分の無知や現代社会とのギャップに心が痛む。日本は忘れてはいけない事は多くある。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/15

「あなたが日本人だと解っていたら、愛など抱かなかった、許せないわ」←「そんなものは愛じゃないだろ」って突っ込みながら読むのが空しくなるほど、中国で生まれた日本人であるがゆえに一心が受ける数々の差別や、過酷すぎる刑罰の描写に胸が痛む。それだけに、血のつながらない養父の一心への思いと行動に救われ、涙する思いで読んだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

大好き
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/04

残留孤児たちの生き様は想像を絶する悲惨さだ。歴史に翻弄され続けた残留孤児たちの人生は反戦と言う意味で後世に残すべきものであり、この小説も大いに意義があると思う。重いが続きが楽しみ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/30

主人公は、開拓団の日本人の両親の元に生まれて、ある日ロシア兵の迫害を受けた際に両親兄弟と生き別れになり、中国人の義父母にて育てられる。大学時代までは良かったが就職直後文化大革命の波に翻弄される。正しいことも正しいとは言えない、知識人が囚人として扱われ、労働改造所送りとなりダム建設の重労働をさせられ、、、、なんとも想像しがたい時代背景です。そんな厳しい状況下でも、両親に会いたいという希望を元に、何度か死んでいてもおかしくない状況を綱渡り的にも生き延びていく主人公の心の強さはには感動します。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/18

a*c
保存番。残留孤児の壮絶な人生。毛時代の中国で、思想・哲学の大崩壊を経て、中国人は完璧な拝金主義になるという皮肉。この時代、小説で読むぶんにはめちゃくちゃおもしろくて好きな時代である。が、ぜったいに生きたくない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/29

読み終わるまで3ヶ月くらいかかった(内容の重さからかな)。 革命後の中国で壮絶な人生を送る一心。生まれ持っての才能で幸福をつかみかけても、「日本人」という理由のみで、その幸福は逃げていく。そんな中において、一心を深い愛情を持って育て、見守る義理の家族の人間性に感動する。「思想改造」なんてことを行っていた時代は、日本も含め決して遠い昔ではないことを忘れてはいけない。

読んでいてとても辛くなりました。もちろん、心優しい人物も登場しますが、もし自分がその当時の人間だったとしたら、とてもじゃないけど優しい気持ちを維持する自信がありません。だからと言って敵国の幼い子供を虐待する事を理解することもできませんが…それは平和な時代に平和な国に生まれたせいかもしれません。厳しい時代の中でも優しい心を失わなかった方は実際におられたと思います。それは尊敬に値することだと思います。なんか感想じゃなくなってきました(;^_^A一心はこれからどうなっていくのか気になります。どうか幸せになってほ
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/15

面白くないわけじゃないんですが、いまいちノりきれない。今後どう展開されるのでしょうか。この調子で4巻まではちとキツイかも~。。。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/02

折り重なる死体に隠れて生き延びた幼い陸一心。その運命はあまりにも過酷で、先を読むのが辛くなります。それでも、残酷な世界から逃げることができないまま、中国で亡くなった多くの子を思うと、日本人として知らなければ申し訳ない。彼らにとっての祖国とは。想像しかできない読み手の胸を、強く強く打ってきます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/13

大学教授に推薦されたので読んでみた。面白かった。いきなりストレスをがつんと与えてそこから状況を少しずつ改善して行くストーリー。その観点から見て「空飛ぶタイヤ」と近い。以降で伏線となる出来事も多数。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/18

当時から現在にいたる中国国民の日本人蔑視感情を肌に感じ、また日本軍の非道にも怒りを感じました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/26

以前からチャレンジしたいとは思っていたけれど、敷居が高そうで二の足を踏んでいた。読み始めてみると、中国の体制というか文化の違いになぜそこまで・・という思いが募る。日本と中国の間でどちらにも染まりきれない陸一心を、養父が深い教養と愛情で包み込む。

★★★★☆

中国残留孤児の話。日本人孤児である陸一心を温情を持って育てた陸徳志。素直に感謝と尊敬の気持ちを持って学んできた陸一心。この一巻のラスト、父からの手紙の奥にある意味を読み取るところは感動的。一巻から引き込まれました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/26

対話も相互理解も望めない、自分で考える事を放棄してひとつの事を妄信する恐ろしさ・・・。陸一心には幸せになてほしいと思うが、とてもなれそうにないか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/14

手をつける際に、毎度相応の覚悟を要する山崎豊子さんの作品。中国政府の婉曲的な厚顔さ、離散家族の再会への思い、戦時を生き抜くための想像を絶する試練、全てが鉄鋼炉でない交ぜに渦巻く。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/15

読むのが辛くなるほど、目に力が入った。

現在のナショナリズムな中国につながった。三国志の時代とかにはこれからもつながらないだろうが、どの時点で変化があったのか知りたい。

中国残留孤児の存在はニュースや新聞で知っていた。日本人の子どもを育ててくれた中国人は、それなりに裕福だったり、裕福でなくともその子の親と親交があったのだろうと漠然と思っていた。しかし、事実は孤児を労働力として売ったりしていたのだ。しかも中国人さえ飢餓都市でソ連兵の略奪に遭ったり、関所の緩衝地帯で餓死寸前の憂き目に遭い、一心の養父さえ略奪に心ならずも手を染める・・・こういった事実はこの本で知り衝撃を受けた。そして文化革命。映画『シュウシュウの季節』でも思ったが、何と愚かかつ恐ろしい政策だったのだろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/06

まだ1巻しか読んでないけど、重。どこにでも、どの社会にも差別や区別はある訳で、その違いはすごく難しくきわどいけど、本質的には変わらないと思う。だけど、当時の中国人からしたら、日本人は悪の象徴そのもので、そうしたくなるのもすごくわかる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/30

重い

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大地の子〈1〉の 評価:27 感想・レビュー:53
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