誰か―Somebody (文春文庫)
誰か―Somebodyを読んだ人はこんな本も読んでいます
誰か―Somebodyを追加
誰か―Somebodyの感想・レビュー(1333)
自転車にひかれて死んだオジサン(梶田さん)の娘たちから相談を受ける杉村。そして、、な話。梶田さんの死には何があったのか?過去に何があったのか?って話。面白かった。自転車事故という地味な話から、派手な展開も無く突飛な事件に巻き込まれたりもしない。のに引き込まれた。なんだろね。この面白さは。人物描写が巧いのか?語りが巧いんだろね。
宮部みゆきはほんとすごいや。一気に読まずに居られない。杉村三郎シリーズ第一弾、読みごたえ十分でした。どこがこんなに面白いのだろうと考えても逃げてしまう、わたしには分析できない、もうただ熱中しちゃう!と、あとがきに拠ると、作者が神の目線でなく平凡な目線で謎に取り組むからとある。なるほど~。
休みを使って一気読み。気づけばご飯も食べずに日付変わってるし・・・(--〆) 結末はなんかもやもやするんですけど登場人物はなかなか皆さん個性的で面白かったです。
急な仕事の関係でようやく読了。やはり時間をかけて読むと感動がうすれます。3月になったらまた以前のようなペースで読めればうれいしのですが。!!次作が楽しみです。
★★★☆☆ 「名もなき毒」を読んでから、前作がある事を知り読んだ本です。まあまあでした。「名もなき毒」の方が、個人的には、かなり面白かったです。この話にも、毒はありましたが、個人的にあまり好きな毒ではなかったです。。。 但し、主人公を取り巻く環境などは、この本でよく分かりました。非常に羨ましい限りですwww
誰も一つぐらいは暗い部分を持っているのではないか? それを胸に秘め続けて悩み恐れる人と、他人のそれを気にもとめないで無神経に振る舞う人がいる。そういう意味では、これも一つの「名もなき毒」なのかもしれない。ストーリーに大ネタがある訳ではないが、宮部さんの卓越した描写力により、何気ないシーンでも、自分がその場にいるようなリアル感に浸れるため、引き込まれてしまうのだ。
苦手な宮部さんですが、コレはひきこまれた。 羨むべく環境にある主人公の杉村に対しても始終好感度が高かったです。 が、差ほど盛り上がるトコロもなく・・・ハラハラするわけでもなく・・・なんとなく解決し、ありゃま終わっちゃうのかな?と思ってたら、、、、まさかあんな話しが隠れてたとは。。。。後味は悪いです。 内容とタイトルが結局繋がりませんでした。
事故死した男の過去を探していく作品。その間に深まっていく謎と伏線が後半から一気に明らかになっていく。最後はちょっとすっきりしないけど、それが現実らしいのかもしれない。
私はこの主人公が嫌いだ。幸せすぎるっていうか、いい人から揺れない感じがちょっとね…。ただ、それは小説の面白さとは別。鼻につくけど、話の運び方、秘められていたことの明かし方はいいと思う。結末は、すっきりとは終われるわけないよね。気づいてるけど、気づきたくないこともあるんだ。
『名もなき毒』の後に読みました。普通の人が知らない間に毒に汚染されていくという点で、続編に繋がる。タイトルの『誰か』は誰のことなんだろうと考えながら読みましたが、はっきりとした答えが出ませんでした。
おもろかっただけに、なんとも後味の悪い感じ。無理にハッピーエンドにする必要はないけど、少し希望の光が見えても良いんじゃ…?過去の事は話してあげるべきだだったんじゃないだろうか。幸せになって下さい。と思っているなら尚更。このままじゃ、きっと一生暗闇から抜け出せない。
名もなき毒を読んで、再読。 一人の事故死をきっかけに、家族の溝が明らかになった作品。 特別な誰かではなく、やはり、どこにでもいる当たり前の人がすれ違うことで、厄介ごとに巻き込まれていく。
読後、嫌悪感のようなものをしばらく引きずった。姉妹の確執、嫉妬、愛憎とはこんなにも強い感情なのかと考え込んでしまった。宮部さんの作品は、こういう人間の醜い黒い部分を無理にハッピーエンドにこじつけようとしたり、最後に説教くさくしたりせずにありのままを臆せずに描いているところがとても好きです。
『名もなき毒』と順序が逆になったが、十分楽しめた。特別な話のようでいて、自分の周囲に起こってもおかしくないような気にさせられる。いつのまにか読者(傍観者)であることを忘れ、主人公と同じ気持ちでそわそわしたり、ムッとしたりしてしまったのは、話の運びに無茶がないからだろう。 本筋とは違うが、ところどころで「美しい日本語だなー」と思いながら読んだ。ときどき変な言い回しを使う作家たちには見習ってもらいたいものだ。(いくら発想や構成が良くても、基礎の文章力は大切!)
悩んだけど再読、シリーズ第2弾への伏線?が散りばめられていた^^ 2011年から本当に自転車の安全運転について大騒ぎしています。
再読。語り手でもある主人公の視点や感じ方が絶妙に良かった。後半にいくにしたがって暗い過去が明らかになったり人の悪い面が剥き出しになっていったりする中で重苦しさが前面に出てくることがないのは、この小説の「陽」の部分を構成する暖かい妻子に恵まれた主人公が語り手であるからで、その暖かい「陽」の側面がそのまま書き手である宮部さん自身の暖かさであるように感じられた。
テンポよくスラスラ読める(宮部さんの小説はみんなそうだけど)
彼ら彼女らはこれからどうなるんでしょう。主人公杉村にとても好感を持てました。最後で罵られたとき、私が言い返してやりたくなりました。まあ…暴言の中身はそんなに間違ってないんですけど。
すごい大事件や大きなトリックがあるわけじゃない。些細な事件から人間の裏側(なんか陳腐な言い回し…)が知られる。読後に何かが残る。そんな宮部さん作品が好きです。
『名もなき毒』の後に読んでしまうことになっちゃいましたが。ひとつの事件をキッカケに、新しく出てくる謎と、それを取り巻く人々の心理。小説的には小さな事件かもしれないけど、そこに隠されているものを考えさせられる一作。
小説は思考実験である。その認識に立っているわたしは、例えばSFやファンタジーなど、エンターテイメントといわゆる文学的小説を区別したことはない。むしろ、思考実験というよりは、人間の感情実験というべきであって、いつの時代でも、どんな舞台でも、人間が物語の主人公である以上、その感情の動きがドラマそのものと言っていいだろう。本書はミステリー小説である。もちろんある犯罪はあるが、その事件自体よりも、登場人物たちの心の動きが、ミステリーであり、読みどころである。そういう意味で本書はすぐれて文学的である。
テンポも良く、すいすい読めたが“腹が立つ。何なんだあいつ。それからどうするんだ”っていうモヤモヤが残ったまま終わってしまった。
再読です。「名も無き毒」の前に読んでおこうと再読したのですが、かなり前に読んだのでほとんど内容を覚えてませんでした。…というか本棚にあることすら忘れてました(笑)。ですが宮部作品やっぱり一気に読ませてくれます。面白かった~。オススメです。
『名もなき毒』を読むために数年前に読んだ本作を再読しました。なぜタイトルが『誰か』なのか考えながら読んだ記憶だけがあって、その理由を覚えていなかったので、今回もずっとどうしてなのか考えながら読みました。自分の両親のことを調べてみたら、どんな過去が出てくるのだろう?もし、自分の子どもたちが自分の過去を調べたら、どんな過去が出てくるのだろう?その結果、自分はどんな人間としてとらえられるんだろう?そんなことを思った作品でした。
以前に読んだことがある本だった・・・。しかし、最後覚えていなかったけど、読み進めていくと、そうだった!と思い出した。少年の母親の立場だったときの気持ちを考えてしまった。
宮部みゆきの本を初めて読んだ。ちょっと腑に落ちない部分もあったがとても面白く、そして様々書いていたわりにはスピード感もあった。この方の本ならどんどん読み進めたい。家族に対しての温かい感じがしたのは今の自分の気持ちの問題だろうか?他の本を読めば解るのかもしれない。
「名もなき毒」よりはライトな感じだけれど、でもやはり読んでてチクチクする。被害者の娘の自己主張している感じが、なんだか不快感に感じる。出てくる人はみんな「普通の人」なんだけれど、でもみんな秘密がある。 最後はすんなり落ち着いたけれど、自分の中ではちょっとだけ消化不良が残った。
名もなき毒を読んで、読んだはずだけど、覚えてなかったので再購入。名もなき毒にリンクがある、人の毒『人間は相手がいちばん言われたくないと思ってることをいう口を持ってる。その狙いは正確』との言葉、あと、子供に危害が加わる云々への不安が印象的。姉妹の微妙な対抗心ってあるのかな。分かんないけど、気分的には杉村さんと同じくなんだかなぁって感じ。読み返しして良かった。
人間の嫌なところを見せられて終わり、杉村が感じたであろう無力感を同じように感じました。杉村や梶田に関わる人たちによる様々なヒューマンドラマを読んだような感じでした。それが面白かった。
自分で知っているだけでは足りない。だから、人は一人では生きていけない。どうしようもないほどに、自分以外の誰かが必要なのだ。なるほどだから「誰か」という題名なんだ。不義してた婚約者じゃなく、正義感からその不義を暴くことになった主人公に対して恨み怒る女性の気持ちがコワイ。普通の人しか登場しないが、それぞれが持つ心の奥が怖い。
おもしろい。事件(事故?)そのものは自転車のひき逃げというあまり派手なものではない。その被害者の過去を調べる杉村三郎,その妻,その娘,その同僚,答えてくれる人々,一人一人のことがとてもよくわかる人間ドラマだった。いや~~~良い本に巡り会えた。
食傷気味になってしばらく遠ざけていた宮部みゆきを久しぶりに読みました。中だるみを感じさせずに、上手こと最後まで人を引っ張り続けるストーリ展開は流石です。義父というキャラクターが、また程よいスパイスになってこの話をより味わい深くしています。本書を読み終える前に『名もなき毒』も購入してしまいました。
面白かった。もしかしたら宮部さんの作品の中で一番好きかもと思い、他の方のレビューをみてびっくりしました。いろんな人を丁寧に描いていて、ちょっとしか出てこない人までもしっかりイメージできました。ミステリーとしてはあんまり盛り上がりも裏切りもないですが、登場人物の息づかいみたいなものがすごく伝わってきて、読んでよかったなあと思いました。
誰か―Somebodyの
%
感想・レビュー:208件














ナイス!



























