蒲生邸事件 (文春文庫)
蒲生邸事件を読んだ人はこんな本も読んでいます
蒲生邸事件を追加
蒲生邸事件の感想・レビュー(1435)
主人公の孝史のキャラクターが気に入らず、ずーっとイライラしながら読んでいた。主人公がこんなにも肌に合わないのも珍しい。勝手な行動や傍若無人な発言がダメだった。ところで、二・二六事件。知ってはいるけれど、詳しくもない・・・というところは孝史と一緒。これを読んで少しはわかったような気も・・・する。五・一五事件とごっちゃになっていたけれど(あっちは犬養毅が殺されたということしか知らないけれど)。
読むのは2回目です。宮部さんの大好きな作品。恩田陸さんの「ねじの回転」もそうだけど、この時代の人たちって、本当にタフで、ちゃんと生きるためにがんばっている、そういう人が多いと思いました。例外ももちろんあるだろうけど。ラストは出来れば再会してほしかったです。
物語に引きこまれ一気読みしてしまった。さり気なく伏線を張り、見事に全部回収。読んでて気持ちよかった。しかも密かに社会風刺まで入れるなんて、さすがは宮部みゆきとしか言いようがない。
タイトルと装丁があんまりしっくりこなくて今まで読まなかったんだけど、いやいや、素敵な作品でした。宮部みゆきは特殊能力をほんとに上手に使うよね。個々人の行動に関係なく、歴史は動くっていう著者の考え方は、なかなか。
過去があって今がある、どっちが幸せということもなく。読み応えありました。少しだけ歴史が変わって最後の約束に至る。とりあえず二二六事件から現代史を学びたくなります。
結構分厚めの本だったけど面白くて今日0時から読み始めて朝まで読んでしまい1日で読んでしまった。時間旅行者に出会い昭和11年2・26事件が起こるその日にタイムスリップしてしまうはなし
平田の、タイムトラベルに関する思い・考察が非常に印象的だった。 「それは抜け駆けだ。その時代その時代を手探りで生きている人たちを、高所から見おろす行為だ。やっていいことじゃない」。 ”過去を変える”SFは多々あれど、違った視点の今作は新鮮だった。
ちょっと前にBOOKOFFで購入。本棚に寝かせてあった1冊。 タイムトラベラー。事件。戦争。 高校生の時は、歴史ってそんなに好きじゃなかったけど、義務とか暗記から遠ざかるにつれ、興味がわいてきて楽しめるようになってきたな~。 蒲生邸事件の年代のほかの本も読んでみたくなっちゃった。 登場人物の心の動きにいろいろ考えさせられたけど、タイムトラベラーの影響で歴史が一部分でも変わる(修正される)っていうのは、あんまりよくわからない。
帝国陸軍 蒲生憲之大将邸跡に建つ平河町ホテルで大火災が発生。大学受験のため宿泊していた尾崎孝史は炎に巻かれ逃げ惑う。謎の男に導かれ暗闇を飛翔した先はー昭和11年の2月26日。あの226事件の当日だった。蒲生大将の謎の自決は本当に自決なのか?他殺なのか?無くなった拳銃の行方は?孝史のふきへの恋心も読みどころのひとつ。平田の正体=輝紀。ふき=孝史の祖母って予想してたんだけど外れた~ふきとの再開出来なくて残念っすw
羽海野チカさんの短編集→パトレイバー2→ニニ六事件→蒲生郡が書棚にある…そんな理由で再読。97年の日本SF大賞、優れたタイムトラベル作品。隔絶しがちな日本近代史を、現代と地続きであると教えてくれる素敵な本。
上質のSFであり、ミステリーであり、歴史小説でもある幕の内弁当みたいに豪華なエンターテイメントです。作劇上の必然とはいえ主人公の孝史のアホの子っぷりはドジっ子萌えっぽいところがありますね。声は浪川大輔で脳内再生決定でしょう。226という出来事をしっかり扱いながら、エンタメのいろんな要素を破綻なく詰め込んだ、宮部作品でもかなりの力作。広瀬正のマイナス・ゼロ辺りを思い出させるものがあります。描写自体はあっさりしているのに終章に圧倒的なカタルシスがあるのはさすがというべきでしょう
10年ぶりくらいに読み返してみたら案外と難しい言葉が多くて 面倒臭い部分はざっと読み飛ばしてしまいました。 また10年くらい経って気が向いたら今度はしっかり読みたいと思います。 それにしてもこの表紙はやめて欲しいなぁ。
二・二六事件を絡めた時間旅行の物語。分厚い文庫本だが、表現が丁寧で非常に読みやすくすいすい読めた。この手の題材は大好物。ふきに萌え(笑)
サスペンス色は薄く、どちらかといえばジュブナイル小説みたいな感じ。時空を超えると少しのことでも歴史は変わるという設定が普通だと考えていたので、歴史の大きな流れは変えられない。という設定が気に入りました。確かにその通りなのかもしれない。蒲生大将が未来の日本を見てどれほど衝撃を受けたのだろう、、こんな軟弱な日本を・・今を生きている自分はいつも考えないけれど、その時代時代で生活している人は確かに存在するのだなぁと、、そのひとりひとりが歴史を作っているのでしょう。
再読。初読時はあまり好きではなかったけど、今はいい話だと思った。初期の孝史の幼稚な傲慢さにはイラッとしたけど、成長したなあとしみじみ………蒲生邸の人々がそれぞれに相応しい結末を迎えられて、よかった。
タイムトラベルもののSFであり、ミステリーであり、人間ドラマでもあるぜいたくな作品。18歳の青年の語りがすごくリアルで、とても読みやすく分かりやすかった。人は歴史の一部であり、そして歴史そのものである。歴史は変えられない、これを受けとめてどう生きるか。事件にまつわる登場人物の決断や心情の変化が気持ちよく、読後感は良い。もう一つ、解説にもあるように、過去を差別しないということ。戦国時代や幕末ばかりに目がいって、戦前の歴史を軽視する理由はない。歴史の正当な評価なしに明るい未来はない。自戒の意をこめて。
再読。主人公は大学受験に失敗し、予備校の試験を受ける為に泊まったホテルの火事に巻きこまれる。命を落としかけたところを時間旅行者に救われ、二・二六事件前夜の昭和十一年の蒲生邸へとやってきた。歴史の前で無力な人間。それでも必死にもがきながら、生きていく。そんな一人一人の人間が、歴史を作り上げた。今を生きる事で忘れがちだけど、もっと勉強して知りたいと思わされた。きちんと知りたい、知らなくてはいけないんじゃないのか?日本が歩んだ道を。学生時代にも衝撃を受けたけど、時を経て、これはやはり偽りのない名作だと思わされた
凄く良かったです!初めは主人公の行動にイライラしたけど、途中からはどんどん引き込まれて行きました。全体的に切ない話だったけど『あの時のあれはこれだったのか!』と思わされる所が多くて、私は好きなタイプの話でした。きっとまた読みます。
この作品を読み終えた時、なんか今まで思いつめていたことから開放された気がしました。そうか・・・!!そういうものなんだ・・・と。それまでの私の歴史観が根底から覆った気がします。
「歴史を動かしている根底にあるのは、歴史自身の意思の力」。実際に、「歴史の意思」でこの世の中は動いているのかもしれない。偶然に見える出来事は、「歴史」にとっては必然のことなのだろう。ただ、配役に多少の変更があっても。「歴史の意思」、なんとなく「戦国自衛隊」を思い出した。
歴史は変わらないっていう概念が面白かった。読了感も良い。長い作品だが、一気に読めた。ただ、二・二六事件を日本史で習わないってところに時代を感じました(笑)
『過去』を愚かだと哂う権利なんて誰にもないんだ。「どうして今、拳を挙げない?声を出さない?」と憤ってる未来人さんが、もしかしたら私達の後ろに居るかもしれないよ
「JIN-仁-」の最終回の後、ネット上でやたらと「蒲生邸事件思い出した-」って意見が多かったので、「そうだったっけ?」と思って再読。なるほど、たしかに。未来の“結果”を知っている人があの時代を必死に生きた人を「間違っている」と批判するのはカンタンだけど、それは所詮、後出しジャンケンなのだという感覚に大いに納得。右とか左とかじゃなく、歴史を差別しないっていう描き方は潔いなぁと。
↓私もです。歴史の修正力って言葉が浮かびました。長かったけれど、後出しジャンケンをしたい人の気持ちと、してはならないと考える人の気持ち、両方よくわかります。2.26事件のこと、そのあとの戦争へ突入していく歴史は、暗いものとしてどうしても見たくないのですが、その時代の人達も一生懸命生きていたわけで、歴史を差別しない作者の心意気なのだなとあとがきを読んで知らされました。
ちょうど「仁」が終わってから見たから、なんかいろいろ仁と照らし合わせてしまった。仁の展開もこちらの展開も好き。終わり方が切ないけど、後味は悪くなくて安心した。平田さんェ…
SFの賞受賞とあったのでもっとタイムとラベルに重きを置いているのかと思ったけど、個人として歴史をどう見るかというか日々の生活の積み重ねが歴史であること疑似体験させてくれる感じだった。何もかもを手作業しなければならない時代、不便だっただろうけど充実していたんじゃないかと、今の自分たちの便利さを振り返ってみたくなる。
時間旅行者って言葉がまず好き。で、その人たちが楽しんでる訳じゃなく、なんだか宿命を感じて時間旅行を背負ってるって言うところが私にはぐっと来た。 歴史の流れは変えられないって言うのは、今ちょうどTVドラマでも同じような放送をしているので、考えさせられるキーワードかなぁ。。。
再読。「永遠のゼロ」を読んだら読み返したくなった。 ちなみに、他の人のコメントにあるほど主人公にイライラを感じなかった。
現代史オンチの予備校生が二二六事件真っ只中の昭和11年にタイムスリップする話。大きな歴史の流れは変えられないけど、だからこそ、懸命に生きる。最初は主人公にイライラしたけど、読み進めるウチに先が気になる本でした。
時代物が苦手が災いしてか、全く話しに入りこめませんでした…主人公の身勝手すぎる行動やわがままぶりもイライラさせられて、読み進めるのが苦痛でした。無事、読了できてほっとしています。
タイムスリップできる超能力者に巻き込まれ偶然二二六事件の時代にタイムスリップした主人公。その超能力者の目的を解き明かしていく。主人公の推理と自分の推理が一致するが、それが裏切られていく。抜群の推理小説ながら、メインテーマは歴史を生きる「個人」の存在意義について。没入できてすごいおもしろかった。名作!
蒲生邸事件の
%
感想・レビュー:208件














ナイス!


































