陰陽師―夜光杯ノ巻 (文春文庫)
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陰陽師―夜光杯ノ巻を追加
陰陽師―夜光杯ノ巻の感想・レビュー(420)
ちょっといつもの感じがマンネリに思えて買ってからしばらく積読にしてたのを久々に出して読んだ。そしたらあのマンネリな感じが逆にいいという不思議!(笑)やはり何時でも彼らはあの濡れ縁で庭を見ながら酒を飲んでるのがいいですね。
とても優しい平安不思議絵巻。人を想う気持ちも、美しいものをめでる気持ちも、人の心はいつになろうとも変わることはないのだと感じます。晴明と博雅のやりとりが相変わらずでとても可愛らしいww
1度読んだときなんかいつもの雰囲気と違うなぁと違和感を覚え思わず続けて2周読んでしまいました。結局、文句無く面白かったですw2周続けて読んで面白いってすごいなぁ…特に最後の2編が好き。浄蔵恋始末は素敵なお話でした。
今回はお茶目な二人が多かった。誰かのモノマネをする晴明とか、唇を尖らせたり頬を膨らませまくる博雅とか。可愛い。そして今回は博雅無双でしたね。楽器やら神様やら知らぬ間に落として、最終的に晴明に「……馬鹿」と言わせ…何と言う魔性の男!話としては、魔鬼物小僧と浄蔵さんの話がしんみりしつつもほろっときた。特に「四十年もかかってしまった」「私とそなたにどれだけの時が残されているか分からないが…」のくだり。そしてそれに対しての晴明の科白。いい読了感でした。
相変わらずの博雅無双。博雅くんは愛され平安貴族ナンバーワン。いやしかし今回、原因も博雅の笛で解決も博雅の笛、みたいな事件あったぞ……。(どんだけだよ!) 収録作の一「竜神祭」は原作陰陽師にしては珍しくスケールのでかいトンデモで、むしろ岡野玲子が描きそうでありました。むしろ見たい。彼女の絵で。CGを多用すれば映画にも映えそうだが、野村萬斎はおかえりください。
「そなたのことは、四十年一度も忘れたことはなかった。これからどれだけの時が残されているかわからないが、その全ての時を共にすごそう…」 この一節でほろりと涙がこぼれました。
最近、旅行のお供は陰陽師と決めていて、今回もグアムに連れて行きました。苦手な機内もあっというまにすぎる様に、間違いなく面白いとわかっていて、旅行気分が削がれ過ぎないよう軽過ぎず重過ぎない短編集。という我儘な願いを叶えてくれるありがたいシリーズ。この巻は怖いよりも切ない話が多かったかな。今回も大変お世話になりました。
酒席で始まる定番のでだし。博雅と共に出かける事の自然さ。最初の頃から何も変っていない様式美に読み始めた当初から何も変らず、ぼーっと「いいなぁ」と言う感想に落ち着くのです。
今回もいつも通り、博雅と晴明の会話にホッとさせられる話が多かった。博雅の笛がキーワードだったような気がします。月突法師の話が一番印象的だったかな?ツクツクボウシだったとは。
「月琴姫」博雅は天然たらし なのかと、本気で思った。「蚓喰法師」慌てすぎて虹を掛け間違える。少し可笑しいけど、なんだか ほわっとするお話しでした。「浄蔵恋始末」素敵なお話し。「食客下郎」晴明が照れた!デレた!思わずキュン。
未読だと思ってたけど実は再読だったみたいです。夢枕さんの陰陽師は文章が読みやすい。風に乗ってるようにサラサラ進む。各話に季節感が溢れていて寒い季節なはずなのに、春を感じたり秋を感じたりと読んでいて気持ちがいい。常に博雅のことを言い当てる晴明と、拗ねて見せる博雅がいい!晴明の脅し言葉『呪の話をするぞ』に弱い博雅に笑ってしまった。結局今回は呪の話はなしで(笑)『月琴姫』がいいな。沙羅が好き。私はお酒はあまり呑まないけど、晴明の家の簀子で博雅の笛を聴いたり、晴明の呪の話を聞いたりして季節を感じてみたいなぁ〜。
シリーズの中で一番良かったと思います。特に最後の2編は胸に染み渡りました。お話自体も素敵だったんですけど、やはり晴明のツンデレが(笑)「馬鹿……」ってww不意打ちだったので笑いました。普段流してるのに照れてるぞっ。キュンとするではないかぁー。その瞬間いつも頭に思い浮かべている晴明がキラキラとした漫画の絵に早変わりして驚きました!!
「月琴姫」「龍神祭」「無呪」博雅に潜在する途方も無い力を見せつけられる3本。"天下懈怠のしれものなり"と謗られるほどの無邪気な男は本当に「邪気が無い」という希有な心の持ち主なのだ。これほど恐ろしい事は無い。己の思慮の外で、人に限らず、モノや鬼、はては神々をも虜にしてしまう。「蚓喰法師」はラストがお伽噺のオチっぽくて笑えた。「食客下郎」あー、あれだ、『おじゃる丸』の信号機トリオ!あれ多分リアル系だとこうだよね。「魔鬼物小僧」人前ではちゃんと博雅に対して敬語な晴明にツンデレな気配を感じるのは不謹慎ですか(笑)
“陰陽師”,今回もハイクォリティ!博雅に弾いて欲しくて音を出さなくなった中国伝来の楽器の精は沙羅殿→『月琴姫』。来る…来ない…恋に狂った女が毟っていたのは男の髪の毛→『花占の女』。久々の蝉丸法師。博雅の笛を取り返しに船で中国へ→『龍神祭』。ツクツクボウシの化身が千匹の幼虫を守る→『月突法師』。混沌とした力が鬼に見えたり死んだ娘に見えたり→『無呪』。水を飲み過ぎる病は虹の虫が原因→『蚓喰法師』。閻魔様の手下に牛を喰わせる→『食客下郎』。焼死した小坊主さん→『魔鬼物小僧』。大僧正の長い恋物語→『浄蔵恋始末』。
大好きなシリーズ。実は『瀧夜叉姫』と『首』は未読なのですが、途中巻を読んでいなくても全く問題なく楽しめるのが、このシリーズの良いところではないかと。晴明と博雅が、2人で酒を酌みわしている。あるとき、不可思議な出来事が2人の会話にのぼり(たまに博雅自身に原因有)その原因究明、問題解決のために2人が腰を上げる。"「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。"ーーマンネリとか、ワンパターンとは言いたくない。この予定調和な流れを、かくも楽しませてくれるのは、やはり晴明&博雅コンビの魅力に尽きるのです。
人の死や最期にまつわる話が多かった感があります。浄蔵恋始末ラストの、清明の台詞がしみじみと胸に迫りました。くどいようですが、巻を重ねても惰性で読むことが出来ない、希有なシリーズだと思います
読んだか読んでないか判らなくなって図書館へ。何度読んでいたとしても、読むとほっとする2人。こんな風に心を許せる人が自分にもいればなぁと思う。・・・現実ではなかなか無理でしょうけど(苦笑) 綺麗な笛や琵琶の音、季節それぞれの色が目の前に浮かぶ。うん、やっぱりこのシリーズ大好きだ!
安倍晴明と源博雅の連作短編集。9作を収録。お約束の基本形を使いながら、様々な事件に挑みます。うーん、この安定感は凄い。不安なく、まったりあっさり読めるところがお気に入り。
清明が柱に寄りかかり片膝を立ててお酒を飲む。香り立つ庭木のにおい、そして隣に博雅。ずっと変わらないもの大事なものがあるって幸せだと思う。読後感が良いのはその安心感なのかもしれない。
「この世に、おまえがいてよかったと、おれはしみじみと今、そう思っているのだよ・・・」こんな台詞を、自分も友人に言ってみたいですね、でも恥ずかしくて言えないか。
陰陽師―夜光杯ノ巻の
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