陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)
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陰陽師 太極ノ巻の感想・レビュー(359)
「そ、それはつまり、美というものがこの世に在るためには、それを見る者と、見られるものが必要ということか」「そういうことだ、博雅」「む、むう」「源博雅だけがいて、月が無いのでは美はない。月だけがあって、源博雅がいないのでは、やはりそこに美はない。源博雅がいて、月があって、はじめてそこに美というものが生ずるのだ」(東国より上る人、鬼にあうこと)
いつも晴明と博雅が酒を飲みながら話している所から始まるのが凄くホッとする。晴明の家の庭の描写も季節に合わせて変わっていく様子が綺麗で良いです。露子姫も再登場してくれて嬉しい。それにしても呪の話になると毎回嫌がる博雅が面白いw
晴明が「呪」の話をしようとすると、先回りして回避する術を博雅が覚えたようですw 露子姫と黒丸の再登場が嬉しい。黒丸は結局なついたんですねー、黒丸が大人しく露子姫について歩いてきたのかと思うと、かわいくて仕方がないです。
晴明と博雅のやりとりに毎度のことながらほっこり和む。自然のままにしてある晴明屋敷の庭の描写がまた良い。そんな中にひょっこり露子姫が再来。虫の統計を取っていたとはまた面白い。中学生の自由研究みたいだが、この時代の女性としてはさぞ変わり者と云われていたことだろう。この娘は好きだ。ちゃっかりと小槌をくすねていた晴明に呆れる博雅、楽しそうに大笑いの道満。なんだかほのぼのした巻。
露子姫再登場。道満に貰った式神をさっそく使役しているのが彼女らしい。「鬼小槌」こっそり撥ねた上前を道満に見つかっちゃう晴明がちょっと可愛い(笑)「覚」化物が女性の姿なのが怖さ倍増。魂消(たまげ)る、って確かに魂が消える、だな。「針魔童子」言葉遊び。いつものごとく利用されまくってる博雅(笑)。 この巻に至って晴明と博雅の繋がりが随分と深くなっていて、以前は見え難かった晴明の博雅への精神的依存さえはっきりと明示されて来たのが、なんというか、新鮮な(笑)驚きと微笑ましさを感じるなぁ。
露子姫は黒丸を大事にしているようで、良かった(^^) それにしても道満殿、俺が仕事を作って 晴明がそれを請けたのだから、報酬を分けろ、って横暴だ。けど憎めない人。
(☆☆☆☆)どの作品も晴明と博雅が眺めている庭の景色がとてもきれいに表現されていて気持ちがいい。「二百六十二匹の黄金虫」では露子と気になっていた式神黒丸が再登場。「棗坊主」の人の命のはかなさにじんわりとくるものがあった。自分だったらあんなに素直に受け入れられないかもしれない。道満は相変わらず。今までは映画のイメージが強かったけれど、読み直しているとなにやら愛らしいキャラクターだなとつくづく思う。この人が一番人としてリアルなのではないだろうか。そして晴明だけでなく道満にまで愛される博雅の笛。聞いてみたい!
露子はかわいいなあ。彼女は清々しくて好きです。博雅と晴明の二人だけでも充分に魅力的だけど、やっぱりたまには華がないとダメですよね。道満も無事レギュラー入りのようで嬉しい。「鬼小槌」の珍しくしょんぼりした道満にちょっと胸がきゅんとしました。
何でも『呪』の話にしちゃう晴明さん、博雅さんが混乱しはるから言い方考えてください、私も混乱します(笑)露子ちゃん面白いねぇ。。間違いなく蟲チェックしたってコトやんなぁ。。。さすが♪ あの、黒丸くんが見てみたい。男前っぽいし。 夜中に鬼さん達に出会ったらどうしたらええんやろ。。。匂いでバレるんやったら隠れれへんわ。なまじっか見える方が怖いな。。 学んだコト、簡単に名乗ってはいけない。ってか家来はほったらかしですか。。ズルい。 最近、蜜虫さん出番多し。すっかり博雅さん顔馴染みだねo^^o
惰性で読めないマンネリなシリーズというのは、そうそう無いと思います。全く同じ枠組みの中に、常に新しい発見や感動や不思議が用意されているのが素晴らしいです
この巻も肩肘張らずにスイスイ読めた。昆虫大好き・露子姫の詳細な分類が,黄金色の虫の正体を突き止める!→『二百六十二匹の黄金虫』。“猿叫の病”の原因は鬼から押しつけられた小槌。恋の恨みで御主人様を殴打!→『鬼小槌』。タイムスリップ?!仙人の囲碁を見ている間に時は流れて…白湯を飲んだら床が濡れる→『棗坊主』。何者かが追ってくる!旅人を助けるために晴明たちは猫を連れて行く→『東国より上る人,鬼にあうこと』。人の記憶を食べる妖怪“覚(さとる)”vs晴明→『覚』。針を握って生まれた播磨の国の性空聖人→『針魔童子』。
「マンネリをおそれない。」(p274)、この一言に尽きる。いくら読んでもつまらなく感じさせない本作品の安定感には敬服する。
この巻で嬉しいのはあとがきで夢枕先生がついに「どうやら、一生書いちゃうことになりそうです。よろしく、おつきあい下さい。」って言ってること。こちらこそ、一生ついていきますので、よろしくお願いします。といった感じ。
露子姫の再登場にうきうきしつつ読み始め、そのまま勢いで読みきった。『虫愛づる姫君』の「(そんなのないけど)以下次号」の続きを読ませていただいたような気がしました。
陰陽師シリーズの読む順番を間違えたので、たまに初めて出会う登場人物がちらほら・・
この時代の女性なのに水干を来て外をうろちょろするし、はっきり意見も言う露子姫が個人的にはお気に入りです☆☆
★★★★☆ 安定感が抜群。安心して読める。作者もあとがきで書いているように、マンネリといえばそうかもしれないけど、それがつまらなくならないところがスゴイ。この二人が、次はどこへ「ゆこう」「ゆこう」となるのか、楽しみ。
三巻から途中飛ばしてるので、ん? とところどころなったけど、晴明と博雅のコンビは相変わらず。この二人と事件があれば、陰陽師だと思えるのはすごい。ホームズのようにぱぱっと事件を解決してしまう晴明、その晴明になんだかんだと付き合ってしまう博雅の関係が楽しすぎる。なのであとがきに書いてあるように、一生書き続けてほしい。
ほろほろと酒を飲んでいる・・・この陰陽師シリーズも残す所少なくなってきました。どの話から読んでも晴明と博雅の縁側で、荒れ放題の庭を眺めながら酒を飲むシーンから始まるストーリーは安心します。一気に読んでしまうともったいないので、一日一話に限定しています。二人の酒語りシーンが好きで飲みながら読むようになってしまいました。そうすることで、自分もその中にいる気分になれるような気がします。そして、読み終わると少しさみしくなります。無二の友人と別れるような気がして・・・
『針魔童子』での呪の話が好き。晴明と博雅の横で静かにお酌をする蜜虫のように、あの縁側で彼らのやり取りにひっそりと耳を傾けるためにこのシリーズを読んでいる。
いつもの場所で飲みながら、自然現象の美しさや不思議さを語る博雅の豊かな感受性が素敵。毎度、晴明の「呪」の話も面白い。「呪」を通して色々な物をみると、面白いし納得する。
陰陽師 太極ノ巻の
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感想・レビュー:58件














ナイス!
































