若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)
251ページ
355登録
amazon.co.jp で若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

若い読者のための短編小説案内を読んだ人はこんな本も読んでいます


若い読者のための短編小説案内はどんな本ですか?

村上春樹
エッセイ
文学
その他
小説

若い読者のための短編小説案内を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

若い読者のための短編小説案内の感想・レビュー(214)

村上春樹さんは、どんな作家さんが好きなんだろう?どういう視点で本を読んでいるのだろう?・・そんな感じで読みました。村上さんの読み方は、丁寧にひとつひとつ洗いだしながら、本を読みこむ・・さすが書くことを生業とする人だと驚き!また作品から察する感性もスゴイ。作家の人生と作品を符合させながら、作家の胸中をも察していく感性も。『若い読者』と銘打ってありますが、全然若くなくても(笑)楽しめる本でした! 『あとがき』の文章がまた良かったです。本の読み方というのは、人の生き方と同じである云々。しみじみしました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/31

わかりやすっ!こんだけ歩み寄ってくれると楽しめる

作家の「創作本能」が嗅ぎとるものってすごいな、という印象。個人的には「ガラスの靴」の解釈が、『スプートニクの恋人』やブルトンの『ナジャ』にも適合されるんじゃないか、と感じた。読書の楽しみ方を示してくれる貴重な一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/04

久しぶりに良い本を読んだ。しかし村上さんの様な小説の読み方をしたことのない私には、少々難しくもあり、また興味深くもありました。そして、村上好きとしては、村上さんの小説がこの本のように解読されたものを読んでみたいと何となく感じました。

短編をひとつひとつ解説してくれる本。読みやすく、面白い。特に「馬」はとても難解だったが、解説を読んで、ああそういうことか、と腑に落ちた。またこういう本を書いて欲しい。

出てくる短編全てが気になる!

あとがきに書いてある短編小説の読み方が最も印象に残る。そこまで小説を噛み砕こうとしたことはないから。 早速、『馬』は買いました。

これまで自分にとっての短編小説は「短時間で読むことができる娯楽」だったのですが、それを改めようと思いました。読書に限らず何をするにしても、まずは自分なりの基準や芯のようなものがないとその世界を広げていくことができません。そもそも短編小説がなぜ短編でなければならなかったのか、などいろいろと自分なりの考えを持って本と向き合うと、また新たな発見があるのでしょうね。非常に勉強になりました。自分の読書世界を広げてくれる一冊になると思います。

emi
書かれている作品全部知らないのすが、そういう読み方ってあるんだなぁと思わせるエッセー。やっぱり“書く側”の読み方っていうのがあるのかも。 カタカナ語多し。よくわからんが大変 村上春樹っぽい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/12

読者としての村上春樹さんの視点におののいた。そこまで小説を読み込んだことがかって一度としてあっただろうか? 読めなければ描けないのかもしれない。そんな恐怖をも感じた一冊。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/19

村上春樹の小説の読み方・捉え方やどのように小説を書いているかが書かれていて村上ファンにはたまらない一冊かも(^_^)v でも内容が難しかった(泣)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/27

★★★

読書会みたいなもんですね。やっぱ長編読みます。

作家さんの小説の読み方は、自分の読み方とはこうも違うんだなと感じた。そんなことあたりまえなんだろうけど。とりあえず同じ作品を何回も読み返して、そしてその作品を好きになるようにしようと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/03

村上春樹の仕事に対する考え方と取り組み方が割とはっきり書いてある。えーとねじまき鳥(だったかな?)に書いてある中国での残虐な描写の原型は長谷川四郎からの影響が少なからずあるし、アメリカにいた頃の大学の授業で学生に求めた、題材をなんども読み込むことやその小説をすきになること等は、アンダーグラウンドで彼が取り組んだインタビュイーに対しての姿勢そのものだ。解説そのものよりも彼の視点、物事の捉え方がどうであるかをさらけ出してくれているので非常に好感が持てるし彼の小説を読み解く上で大いに参考になる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/29

題名の通り若い読者のための短編小説案内です。目の肥えた方は当たり前のことを書いているのであまり面白くないと思います。特に感想は無く普通の小説でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/23

村上春樹が作家の視点で物語を分析し、作品の背後にある作者達の『自我』と『自己』の在り方に迫る論旨。筆者も述べている通り、確かに我流の分析で専門用語も現れないが、それ故に村上春樹自体の作品に対する(特に短編に対する)感覚が、鏡写しでじわじわと伝わってくる点が良い。内包された無意識とかはまんま村上作品のテーマだし、一ファンとして非常に興味深かった。彼らの登場した背景に関わる知識を踏まえつつ、自分の言葉で(独特の文体は全く崩れていない)筋道立てた論を分りやすく述べている辺りは本領を発揮し流石といったところ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/11

分かる比率が初読より上がっていた

 この本のおかげで、読書の幅が広がりました。紹介されている本が未読でもたのしめる。だけど、実際に原著を読んでこの本を再読するとまた発見がある。

なんとなく理解しながら読み進めた。読めば読む程、村上春樹がどんなことを考えながら小説を書いているのかということを少しなりとも知ることができて、そっちに興味をもって読んだ。映画でも小説でも、意味のないものはないんだなって改めて思う。私はまだまだ浅いな!

たとえこの本で取り上げられている作品を未読だったとしても、十分に満足できる内容になっている。小説の作り手目線からの小説の読み方というのはとても興味深く、改めて自分の読みの浅さを知ると共に小説を読むという行為の楽しさを再確認できたような気分になれた。

職業評論家と違って作品に対する愛情が伝わってくるのがいい。取り扱われている作品は一つも読んだことがないけど、読んでみたくなる。この作品に対して何か述べなければならない、というのではなく、自由に好きなものを取り上げその魅力を伝える、という読者的な視点がいいんだと思う。通常の読者に近い目線で見るから、共感できるところが多いような気がする。村上作品の中にはよく、登場人物が文学作品について述べる箇所があるけど、いい色どりになっていて楽しい。1Q84では、自身の作品観のようなものが述べられていておもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/12

最初の「僕にとっての短編小説」、と、「まず始めに」以外は難しかった。ただ、前に読んだときは違い、少し触れていた分だけ、収穫もあった。

取り上げられた作品群、全然読んだことがないので、内容についてはコメントを避けたい。ただ、語り口が作者&作品に対する愛情が満ち溢れていて、単なる評論とは一線も二線も画しているところがさすが村上春樹である。私は文学部出身(但し専攻は西洋史学)であるが、村上氏によるこのような講義が開催されれば、自分の指導教官の授業を差し置いてでも、出席しちゃいますね^^
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/12

阿久正の話までは大学講師然とした語り口で冷静に作品を分析しているんだけど、阿久正の話から少し語り口が熱くなってきて小説家村上春樹が露出しちゃっている感じが面白いと思う。いずれにせよ、小説の読み方を人の見かたを借りて体験できるというのはなかなかできない。そういう意味でとてもためになる。

村上春樹の視点から見た短編小説案内。着眼点がふつうの読者とは大きく異なって非常に興味深い。

村上春樹がかつてアメリカの大学で行った日本文学の講義を本としてまとめたものらしい。読んだことのない短編ばかりだったけれど、村上さんの語り方は実に読書欲をくすぐってくれる。文学の世界の奥深さと、その深みにハマっていく楽しさが詰まった書評本。

第三の新人とよばれる小説家の短編を中心に取り上げている。いくつか読んでいた短編もあったが、こんな風に読めるのか!と眼から鱗が落ちるような感じ。読んでいない短編に関しても、構成やあらすじが記されているので、おおよその内容を把握することはできる。しかし、それでも原作に戻って読みたい!と思わせてくれる小説案内である。村上さんが着目するポイントみたいなものが感じられておもしろい。小説内で起こってしまった(または起こるべくして起きた)ひずみに注目することこそが、作家の葛藤を浮き彫りにしていくのではないかと示唆する。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/05

この一冊を読んでいるうちになんだかむずむずしてきて短編小説集を買い込んでくる……という現象を、いったい僕以外に何人の人が味わっただろうか。それだけでも、この本には大いに価値がある。ついでに言うと、村上春樹の読み方はやっぱり独特で、取り上げる一作を選別する際、「うまく書かれていないもの」を選びたがる節がある。そこにこそ、その作家の揺れ=本質が垣間見えるという考え方らしい。どうも、村上春樹は作家自体を小説として読んでいるんじゃないかとさえ思えてくる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/21

村上さんの影響で他の作家の作品にも興味をもって読んできました。でも日本人作家は初めてなので、これから意識して探して読んでみたいです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/26

読むときの姿勢として「できるだけ好きになろうと努力すること(冷笑的にならないこと)」という一文があった。なんだかとっても肩の力が抜けて楽になる言葉だった。そのほうが読んでいて楽しいもの。この案内を片手に図書館いこう。

大学の授業を疑似体験できとても興味深かった。いささか消化不良だったので紹介されたテキストを読んでから再読したい。あとがきの言葉が印象的。素晴らしいものについて語り合えるって本当に幸せ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/01

よかった。なかでも『樹影譚』への評が興味深かった。ただそれ以上に「読むことを大事にしてね」という村上さんのメッセージが強く感じられた。

最近「本ってどういう風に読んだらよいのか」と悩んでいる自分にとって、よい指標になった。特に最後のほうに書かれている『真剣に本を読むにあたって心がけているポイント』はこれから実行してみようという気になった。

Ray
個人的にはとても面白い本だった。主流的な日本文学のつまらなさに辟易して距離を置いてきた(かに見える)作家の視点から、「面白い日本文学」が語られている。春樹さんの後進を育てようとする姿勢が素晴しいと思った。作家が小説を読む際の感覚や視点というものもよく分かります。説明的な文章も非常に巧い方ですね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/20

『長谷川四郎「阿久正の話」』については特に苦言が目についたけど、それは愛着あってゆえのことのように感じた。それと同時に、村上春樹の小説に対する思いがよく表れているのもここだったと思う。/「文庫本のための序文」はいち小説家としての彼が、短編小説というものをどう考えているかがわかるし、また、「あとがき」もとても素敵な文章。/村上春樹が日本文学について語ることはあまり多くないので、そういう意味でも貴重な本。

★★★

実作者ならではの視点、私感が興味深い。村上春樹自身の小説法にも触れることができ、肩の力を抜いた文体が講義を聴いている生徒の気分にさせてくれる。改めて、読書の喜びを思い出させていただきました。

作家の立場から、「第三の新人」と呼ばれた作家たちの短編を読み解いていく。作者自身の書くこと、読むことに対する真摯な姿勢が伝わってきて、非常に興味深かった。取り上げられている短編はどれも読んだことのないものだったので、それぞれの短編を読んだうえで再読したいと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(1) - 07/09
カンジパパ
そうですよね!真摯なんですよね。正面から「がっぷり四つ」な感じが伝わってきました。あ、僕はこの本のハードカバーの方からきました。
ナイス!ナイス! - 08/01 00:48


村上春樹の小説の読み方を疑似体験できたのが収穫。小説を楽しむ新しい定規を手に入れた感じ。読み方ってなかなか体得できないもん、そういう意味ではお役立ちな本なのかも。 それに、取り上げられている作家が未読のばあい、すごく読みたくなる。村上春樹が、なぜこの小説を面白いと思ったかを素直に語ってるからなんだろうな。面白いと思ったことを、丁寧に、ベターな言葉を選んで伝えられるのって素敵なことだよなあ。 小島信夫が気になったので読んでみよう。その後、再読したい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/20

もっと見る
若い読者のための短編小説案内の 評価:44 感想・レビュー:47
ログイン新規登録