竜馬がゆく〈4〉 (文春文庫)
竜馬がゆく〈4〉を読んだ人はこんな本も読んでいます
竜馬がゆく〈4〉を追加
竜馬がゆく〈4〉の感想・レビュー(1428)
勤皇・佐幕両サイドの描写がバランス良く織り込まれている。竜馬を軸に据えるからこそできる描き方で、「飛ぶが如く」にまとまりが無いのはこういう人物がいなかったからだろう。こんな立ち位置にいたというだけでも十二分に偉大なのだが、「司馬氏は坂本龍馬を過大評価している」と言われたりする。そんな事を言う人がいても、この小説が数ある幕末維新物の中で最上級に面白い作品である事は動かないし、ついでに維新の全体像を大掴みに知る事ができるというオマケまでついてくるのだ。竜馬と龍馬がイコールでないとしても、まったく偉大な作品だ。
竜馬の動きがにわかに活発になりだす。「勝大学」ともいうべき専属教授の元で多くの経験をする彼がついに船をゲットすることに。。。崩壊しつつあるといっても、一介の浪人が船を得たり幕臣と交流するだなんて本当に凄い。
どんどんおもしろくなってくる。夢を叶えた龍馬ってすてき。でも身なりがもっときれいだったらいいのに・・・。龍馬の身分が郷士でなかったら歴史は今と違っていたかもしれない。歴史の不思議を感じながら読みました。
行雲流水のごとく、かつ竜跳虎臥に男一匹天下に向かう。 男子たるものかくのごとく生きたいものよなぁ。 あと、さな子さん萌え。 我ながらこの手の時代小説にしばしば出てくる烈女でありながら乙女でもある女性に本当に弱い。 3巻読んでから2,3年積んでたけどやっと消化できた。 多分5巻を読むのも2,3年後くらい。
念願の軍艦を手に入れられた龍馬が嬉しそうで、読んでいてなんか微笑ましいしこれからどんな風に展開されるのか楽しみ。著者の竜馬はおしゃれだがその才能が全くなかったというのは面白かった。女性からしたら「おしろい」や「片袖」のエピソードは罪作りだなぁと思いつつ、魅力的な人で愛されるのがよくわかります。このあたりは映像で見たかった。
竜馬がついに、ついに念願の軍艦を手に入れる!/時勢がいよいよ煮詰まり始めようとしている。長州の勢力は弱まり、京では新撰組が台頭し、土佐では勤王党が倒れ武市半平太も切腹に追いやられる。一方、竜馬は自らの志に向かって、独自の道を歩み続ける。時代の流れと共に荒れ狂う志士たちと、時勢に流されずもっと先を見据え続ける竜馬の対比が印象的な一冊。
4巻は内容が盛りだくさんだったな。半平太の切腹は昔読んだ時にもすごい衝撃で今回も読んでてそのときの衝撃思い出した。それにしても日本全体を見つめて軍艦手に入れたり、北海道で屯田兵を開始させようとしたり竜馬のアイデアや見識はホントすごい。
竜馬が軍艦手にいれてテンション上がっている一方で、半平太を初め多くの人が切腹…時代が大きく動いてるのがわかった。さな子が勘違いから暴走してしまってるけど、竜馬の態度を見たらああなってしまうのもしかたない。
ついに軍艦を手に入れる竜馬。私塾の一員である陸奥宗光のカミソリ具合が光る。「わずかに他人より優れているというだけの智恵や知識が、この時勢何になるか。そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、それだけで歴然たる敗北者だ。」この巻の一番の盛り上がりは、さな子の竜馬への求婚だろう。断られれば自害する、という覚悟はあっぱれ。モテる男は辛いものだ。登場する志士が(後に~)と表記されるたびに、維新後この連中は剣を捨てたのだ、といことを改めて意識させられる。激烈な時代をまたいで生きた人間たちの生々しさが伝わってくる。
竜馬が船を手に入れてわくわくしてた巻。竜馬の子供っぽさが可愛いと思いつつ、それに振り回された形のさな子が可哀想(・ω・`)可哀想といえば武市さん夫婦も…(´;ω;`)
竜馬の軍艦取得も嬉しいのですが、むしろ各藩、主に長州藩の情勢変化に読み応えを感じました。 国が一つにまとまらない中、人の心もばらばら、そんな中藩を拠り所に強く生きていく武士たち。環境と教育が異なれば、同じ人間がこうも違う考え方をするのだなぁと恐ろしく感じました。
物事には何事にもタイミングがあることを再認識。ただし、時勢にとらわれない信念が前提。この信念からくる私欲なき志の下であれば、夢(例:軍艦入手)も夢では終わらない。そんな前向きなメッセージを常に感じる。一方で、容堂の勤皇派弾圧は一豊の海岸での惨殺を髣髴させ、付け加えて、この時代の”勝者”のメンタリティが第二次世界大戦のメンタリティの基となったくだりは、維新の負の遺産かもしれない。それにしてもさな子の”決意と涙”。これはすごく想いが伝わる。”家紋の袖”は一生大切にしたんだろうな。いい話。
「切腹」。ただ単に死を軽んじているのではなく、覚悟することで、死への恐怖をおさえつけ、今なすべきことに必死になる。この時代の武士たちは、いつ死んでもいいという覚悟で生きていた。極端な行為ではあるが、命と向き合うため、ちゃんと生きるためには、必要な覚悟にも思えてくる。ほんと、すさまじい。
土佐勤王党の武市半平太が切腹し、竜馬はいよいよ各地を奔走して長崎にたどり着いて長崎の魅力に感じいるまでのお話。ますます竜馬自身がやりたいことに向かって突き進んでいる感じがします。
物語が一気に加速。竜馬軍艦で長崎へ。陸奥陽之助が光ってる。辞世の歌を詠む途中で斬り殺されてしまった独眼竜らの最期は悲しすぎる。せめて最後まで詠ませるのが武士の情けではないのか。
武市半平太の切腹までの話は、やっぱり富子との夫婦愛が切ないです。この時代を生きる女性は辛かっただろうなぁ。そしてさな子も。龍馬の姉の乙女と同様、さな子も男に生れていれば時代を担う中心人物だったかもしれないのに、と思った。それに引き換え、龍馬よ、ちゃんとはっきり言ってやれよ。さな子がかわいそうだよ…。まったくこれだから男は…^^;
「日本を背負う気になってみろ。その気になって背負えば、日本などは軽いものだ」―政変による長州藩の没落、武市半平太率いる土佐勤王党の瓦解など、激動の時代、竜馬は海軍事業に没頭する。陸奥陽之助とのやりとりがほのぼのしていていい。名コンビ!?
「燃えよ剣」を先に読んだので藤堂の人柄が良くて最後が残念であることが本当に良く分かった。この巻は長州についてもっと知りたいと思わせる!度が過ぎるほどの攘夷思想はどのようにして出来たのかが気になってしょうがなくなる。
国の先行きを思い、行動に移してきた幕末の個々。武市半平太の自刃の時、それを悟って夫の最期の時のためにとまっさらな衣類を準備していた妻富子の心遣いに目頭が熱くなる。凛とした、夫を何よりも思い遣る素敵な女性だったんだな~と。そして龍馬はついに、夢見ていた軍艦を手に入れることが出来、少しずつ大望を成し遂げるための礎を築き上げていく。新撰組との接触、脱藩という大罪、色んな意味でいつ命を落としても不思議じゃなかった龍馬だけれど、沖田総司の言葉が全てを語っているように思えた。「土方さん、あの男は、斬れませんよ」
「土佐ではのう、下士は犬猫同然ながじゃ。下士の分際で藩を動かそうなど虫唾が走る!」(by龍馬伝)容堂公により武市半平太を切腹させ土佐勤王党が崩壊する。妻富子との夫婦愛に感動。そして創作だろうけど北辰一刀流の竜馬と新選組 藤堂平助との対面が好きで“同門は血より濃い場合がある”新選組では天然理心流の結束が固いように。平助の葛藤に苦しむ姿が何とも悩ましい。さな子さんの決意も愛くるしい。さて脱藩浪人でありながらついに軍艦を手にいれた竜馬は罐いっぱいに五平太を炊きながら長崎へ、世界が広がっていく。
武市半平太の末路にああ、この小説も折り返しなんだなあ、と感慨深い気になります。富子やさな子など幕末の女たちの鮮烈な印象もこの小説の魅力ですね。司馬史観全開のこの小説では当然、守旧派の人間はよくは描かれませんがそれでも容堂の印象は強く残ります。どうにも嫌いになれない人物ですね。ここまで読んだ人間ならだいたいは竜馬って度を過ぎたただの船馬鹿なんじゃないの、とも思ったでしょうがそんな彼にもついに軍艦が。ストーリーのペースが全くダウンしてませんね
勝海舟との出会いが、これほど竜馬を大きくさせて行くのですね。この2人が出会っていなかったら維新の歴史は違った筋書きになっていたかも。
半平太がついに竜馬の恐れていた事態になり、投獄。 愛妻家で富子とのやりとりには心がほっこりしましたが、投獄となり半平太の身体の一部のように生きてきた富子の悲しみは壮絶なものだったと思います。しかし、それに反して長生きしたのはやはり女の強さというところでしょうか。 竜馬だんだんと世を動かすような力を付けていくのが目に見えてくる巻で気持ちの高揚が止まりません。最高の青春小説です。
竜馬がゆく。三回目の読破中。相変わらず、面白いのだが、気のせいか、2、3巻に比べ、勢いが落ちたような気がする。竜馬が、方向性が定まらずも、暗中模索に格闘している若々しさが読んでいて痛快だった3巻以前に比べ、海軍塾創設など、ある程度、竜馬の歩みも安定し、竜馬自身も一皮むけ人としてかなり大成してきたからかな。それでも武市の死は涙を誘うものがあったし、竜馬が船を手に入れたり、夢の実現に向かって突き進んでいるところなど読みごたえがあった。5巻以降、さらに興奮の波が増す!
本当に変化が激しく、重要な起点になる4巻!!やはり何回読んでも面白い!わたしは、神戸海軍塾設立、この件が一番印象的です。ほかには、武市半平太を筆頭とする勤王党の崩壊や京の政変による、長州の失脚。新撰組の登場。あと恋物語と内容が濃いですね。
竜馬は理知的には開国主義であるが、感情的には長州の攘夷主義を支持するとの表記があった。このあたりが、NHKドラマ「龍馬伝」と「竜馬がゆく」の攘夷派に対する扱いの違いのような気がした。そんなことはさておき、この作品の肝は、文久三年今日の街角で竜馬が土方歳三と沖田総司と出会うシーンだ。作家の想像力は、同時期同場所へいた3人の人間の出会った可能性をひとつのエピソードとして作り上げ、しかもこの3人の人物像を一筆書きでみごとに描きあげている。いやはや小説の醍醐味とはこのあたりだ。
幕末から明治維新に至る中で様々な人の死と思想の争いと葛藤があったのだと再認識。周囲が騒がしいのに天に身を任せる竜馬の姿は清々しくあります。武市の死は哀しくも切なく。夫婦愛も素晴らしく、それに対し竜馬は女性の私からすると腹立たしくもありますが、お登勢さんのようにも感じてなりません。竜馬の人間的魅力だからでしょうか。竜馬の許嫁だと信ずるさな子も現代では前のめり気味に感じますが、この時代だからこそ必然であり、竜馬も罪作りな男だと思いながら、運命であるとも感じます。お田鶴様との身分の違いも然り。運命とは何たるか?
竜馬がゆく〈4〉の
%
感想・レビュー:130件














ナイス!































