竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)
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竜馬がゆく〈2〉の感想・レビュー(1673)
何人かの登場人物が「龍馬伝」のキャストで脳内再生される。特に岩崎弥太郎が、あの役者さんで怒鳴り散らしてる。彼は見事にハマリ役だった。竜馬は完全に写真の龍馬で。福山も悪くなかったけど、私のイメージとはちょっとズレがあるんだよなぁ。
本書は江戸留学からの帰郷〜道中での出会いと再会、別れ〜土佐で上士と下士の衝突〜長州への視察〜脱藩を描いたパートです。剣の道一筋だったせいで、政治情勢に疎かった竜馬が、幕末を変えるには何かを成し遂げるべきか、具体的にどう動こうかわからず、模索している竜馬の若さと葛藤が描かれてます。竜馬もこういう時期があったかと思うと意外だった。
ついに竜馬脱藩へ。土佐藩という「枠組み」に対して、未来を見いだせないと感じた竜馬の先見性と行動力。新たな世界へ飛び出す竜馬。3巻以降はどうなるのか・・・って、わくわくした昔を思い出しましたw それにしても、土佐藩の上士と郷士の関係はすごく興味深い。というわけで、三巻へ進む。
竜馬が江戸から土佐へ。旅行中も含めてまあいろいろと周りでは起こります。血気盛んな時期、時代に「待つ」ことができるのはなかなか難しいことだと思います。そして海外のことを学び、他よりも一歩以上先のことを考えているとやはり周りとはだんだん合わなくなってくるのかと。
土佐藩がこんなに階級の厳しいところだったとは・・・。この時代は、流れを変えたい人と変えたくない人の両極端だったんだな。情報が少ない中で自分の考えをまとめ、高め、広めていく。今では想像できない世界。私は龍馬のようなタイプは好きにはならないだろうけど、もし今そばに龍馬がいて、この今の日本を変えようとしているのなら、心から応援したい、と思う。
お調子者の竜馬が日本について考え、行動し始める巻。竜馬を変えた一冊とも言える。竜馬が脱藩の意志をを乙女姉さんに言いに行った時の乙女姉さんの覚悟に痺れました!あんなに反対した権平兄さんの弟想いも、業物の刀をくれた栄姉さんも素敵。良い家族に恵まれて育ってきたんだなあ。これから竜馬が日本の為にどう動いていくのか楽しみです!
剣術修行後一銭も持たず、しかも途中迄は泥棒を連れて土佐までの旅。そして土佐から萩へ行って久坂さんと会ったりして色々な人から影響を受けて少しずつ竜馬が変わっていこうとする様子と、土佐でのなんだかぐだぐだな感じ、どちらも愛すべき人物だなぁと。その後吉田東洋の暗殺~脱藩まで。いよいよ動きだしそうな3巻が楽しみ。
東京〜東海道(無銭&護衛)〜高知〜萩〜脱藩の道。竜馬はあきれられてばかり。親友でさえ理解できないんだなぁ。本人は笑って気にしない。最良の時期に自分の出来ることに集中している。焦らず等身大なのが良いみたい。土佐藩の接待法笑えるー(p231)。
江戸での剣術修行を終えた竜馬は土佐へ戻り、自分が果たすべき役割について考えを固めていき、ついに土佐藩を脱藩する決意をする。1巻では何も考えていないように見えた竜馬が、2巻ではめまぐるしい成長を遂げていく。様々な人との出会いや書物が彼を大きくしていく様が手に取るようにわかる。土佐藩の旧態依然とした体制に辟易し、脱藩して藩の枠を越えた浪人の集団で倒幕を志すに至る行動力はすがすがしい。考えの異なる多様な人間と語りあうことの素晴らしさ、彼らが与える影響力の大きさについて強く意識させられる内容だった。
一巻では、どこかおもしろい武士のお兄ちゃんだったけれど、二巻ではだんだんとイメージしている竜馬に近づいてきてる。竜馬自身も魅力だけど、今回は武士のシステムに圧倒されてしまった。どんどん人が死んでいくのが、潔くも見えるし切なくもある。でもプライベートな竜馬はすごくかわいい。
江戸での修行を終え土佐に返った竜馬が、今自分が日本の為に成すべきことを考え脱藩するまでをみずみずしく描いた第二巻。/土佐に帰ったたあとは、何をすればよいか分からずぷらぷらする竜馬。現代風に言えば高学歴ニートといったところか(笑)。しかし、何か事を成したいという大きな志、そして誰をも引き付ける人間味。これが一介のニートとの大きな違いであろう。また、大きく動き始めた時代が竜馬ほどの人物を放っておくわけがない。周囲の人々、環境、全ての要素が竜馬の背中を押していく。まさに天が竜馬を世に送り出したとしか思えない。
思想ではなく、”事業”からの尊王。言葉だけでは咀嚼しきれないが、少なくとも既存の概念とは異なる思考が竜馬の根底にある。脱藩といっても単なる既成の流れに乗るためではなく、日本という国を視野に置いた”何か”を目指すために動いた点が異質。言うまでもなく口先だけではなく実行するところがミソ。付け加えて、乙女は言うまでもないが、権平やお栄の弟を想う気持ちがなんともいいですね。
漠とした大きなものの為に、周りの犠牲を強いてまでの脱藩。 現代人との違いを大いに感じました。 剣術家としての成長がただただ面白く、はっきりとした思想を持つまでの過程を楽しんで読み進められます。
剣がたつ‥‥。何事も極める。それに人はついていく。竜馬は剣で己の道を開いたと言っていい2巻き終了。どこかの試合で負けていたらこの流れには決してならない。それは言える。3巻はどうなるか楽しみ。
江戸修業を終え、東海道を無一文で土佐までその道中の物語と武市さんと土佐勤王党設立そして脱藩までの話
この巻から血生臭い幕末の風雲が始まってきます。
矢野市之丞の道場での立切はとても緊迫していてよかった。剣術シーンをここまで面白く描けるのは司馬さんだけだと思う。
江戸から帰ってきた龍馬が土佐で過ごして自分のやりたいことを見つけ、脱藩するまでのお話。武市半平太の土佐勤王党が吉田東洋を暗殺し、いよいよ坂本龍馬が表舞台にという感じで早く先が読みたくなります。
竜馬はあいかわらず飄々としていていいなあ。武市や他の志士たちが狂信的に騒いでいる傍ら、竜馬だけやけに大らかに構えているのが面白い。脱藩なんて大したことないように思えてくる不思議。さあ、脱藩でもするかな。
竜馬脱藩まで。脱藩とは私が考えていたよりもずっと深刻で大変な決意のいることだった。剣術の鍛錬があったからこそ、その後の道が開けていく。竜馬の家族もすごい。学問の害って、確かに有る。先入観抜きに物事を見て、小さいことに捉われず大づかみに意味が分かればそれでよし。
修行を終えたものの何をしたらいいのか分からない。あの坂本龍馬も24~5のときは、現代の若者と同じように迷っていたんだな、と思うと少し勇気が出る。スケールは違えど、「大学卒業したは良いけど何したらいいかわからない」って言ってるのと同じような感じなのかな、と(笑)。龍馬が脱藩を決めた時に乙女が言った「女に生まれて、そのうえ武門でなく医者の妻なんぞになって、無念のやり場がありませぬ」にはなんかグッときた。そして陸奥守吉行を贈ったお栄のその後のエピソードも切ない。刀は正にも負にもすごい力を持っていると思う。
竜馬脱藩。公家家臣との交わりや、長州への旅を通して、「倒幕」の志を醸成させていく竜馬は、上士だ郷士だと階級制度にうるさい旧弊のこびりついた土佐藩を飛び出す。一方、親友の武市半平太は、参政・吉田東洋を暗殺し、藩の内側から変えようとする。それぞれが、いよいよ歴史の表舞台へ。わくわく。
なにかを成し遂げたいという志はあるがなにをしていいかわからない。それでも、脱藩した竜馬の行動力はすばらしい? もしかしたらただの馬鹿になってたかもしれん。それにしても、幕末の志士はかっこいいな。
千葉道場での修行を終えて土佐に帰り、脱藩までが2巻。藤兵衛は無事に江戸に帰れたのだろうかと気になる。吉田東洋の古ふんどしの件にはちょっと笑えました。
竜馬脱藩に、同じく司馬作品『峠』に描かれた河井継之助を連想します。かたや藩を超えた国の行く末を想い脱藩した男、かたやあくまで藩の中の武士であることを捨てなかった男。どちらも幕末の、同時代から浮き出た器を持ちながら全く対照的なのは、個人の資質以上にそれぞれの藩の事情もあったのでしょうか。ともあれ、坂本龍馬に一藩は狭すぎた、というのは読んでいてよくわかります。脱藩にかけ吉田東洋の死と兄権平の想い、姉栄の話と深く胸に残る名シーンが多くなります
大きな志はあるが一体何をすればいいのか分からない。そんな龍馬さんがそれでも前に進み続ける姿。そして支えてくれる家族。特に家族が泣かせてくれます。この巻は。
江戸での剣術修行を終えた竜馬は土佐へ帰還。時勢を少しづつ把握し自分が何をすべきか悩み、学問を蘭学を学び進むべき道を模索中。桜田門外の変により各地で革命の動きが起こり武市半平太が土佐勤王党を結成し勤王倒幕に動く。土佐では藩祖山内一豊以降の上士・下士という厳格な身分制度により下士の半平太は藩を動かすことができないため、頑固家老参政吉田東洋暗殺を実行する。暗殺シーンの緊迫感が凄い。竜馬は藩に見切りを付けついに脱藩。大きな犠牲を伴い…。そして…謹慎中の土佐の大殿様は激怒!激怒!ああ、次巻以降が恐い。
読み始める前は、メジャーすぎる坂本竜馬という人物に偏見があったのは確かです。・・・読み始めると竜馬に関わる多くの登場人物と同じく、奔放に生きる不精な男に惚れている自分がいました。
桂小五郎、西郷隆盛といった幕末を語るには欠かせない人物が続々登場するし、竜馬の郷土である土佐の大きな動きもまた注目すべき点。竜馬自身、著名な千葉道場の免許皆伝を得て、己が進むべき道を暗中模索している姿が魅力的。先に広がる世界が、脱藩する事によって大きく広がっていく。また、吉田東洋暗殺の現場、その場にいた人物の息遣いや緊迫感が伝わってきて、司馬遼太郎さんの力量に感服。ところどころで、作者の取材旅行で得た情報や現在はどうなっているかという状況が描かれているので、面白さに拍車をかける。
江戸での剣修行を終えて、幕末という時代の移り変わりの時に1人の若者が自分に一体何ができるのかと苦悩しながら少しずつ自分の答えを紡ぎ出して行き、脱藩という選択を選ぶ。まだまだ目指す先は朧げで目を細めても見えないが、光を求めて強固に進む竜馬に自分もこうありたいと胸に響く思いでした。
竜馬がゆく〈2〉の
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