世界クッキー
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世界クッキーの感想・レビュー(302)
読む人にもう少し分かり易く説明する努力を含めての表現というもの。ひとりよがりの文の容量が多過ぎ。自己陶酔を含めた「酔い」への戒めを他でもなく本書の中でも書いてる作者が誰より、それを自重しても良いのでは。
唯一無二の感性を、唯一無二のことばで書けるひとなのだと感じた。「これは、どういうことなのだろう?」ととまどうような表現もあって目がすいすい進むというようなことはなかったけれど、じぶんの内面は川上さんの文章に追いつきたい、追いつきたいと一生懸命だったようにおもう。到底届かないようにおもえる思考にも、すれ違うようにシンクロする瞬間があってそれがとても気持ちいい。なかなか句点に辿りつかない、はらはらと綴られる川上さんのことばたち。まだ彼女の本は2冊しか読んでいないけれど、ああ、やっぱり好きだとおもうしあわせ。
川上さんのエッセイ初読み。装丁・イラストが凄く可愛い。彼女の独特の感性がぎゅぎゅっと凝縮されたエッセイ。彼女は作家である以前にアーティストなんだなぁと思った。2011/632
この人の頭の中は一体どうなってるんだ、とつくづく思う。自分にはない感性の塊のような人だから、書く文章は時として読みづらく、頭に入ってきにくい。けれど、その異質感がとても刺激的で楽しい。原色にきらきら輝く宝石のような。言葉の気持ちが分かる人。ずっとそのきらきらを見続けていきたい。
「乳と卵」読んだけどよくわかんなくて、でもエッセイは読みやすかった。独特の感性、どうしてこんなに人気なんだろう。こちらもよくわかんない。それにしても歯が好きって、アナタ・・・やっぱよくわかんない。
表紙もイラストとコサージュの組合せがかわいらしい/巻末の初出一覧のタイトルだけ見ても詩のような美しさ/でも美しいだけではない、言葉は平易だけど必要十分にあらわしている。外国語訳した場合この辺りを翻訳するのは骨が折れそう
誕生日の一週間前、精神的に辛いときに生協で吸い寄せられるように見つけて買った。ブログとは違うから、かなりきちんと思考して書いてるかんじ。時が流れてゆくことに敏感なのは相変わらず。私も。苦しくなることもあるけど、この心が感じることを大切にしないと。あるがままに。
こう暑さともろもろで苛立っているわたしの頭に、けれどこれはすこんと入った。面白いし、新鮮な水をごくごく飲んでいる気がする。やっぱりこの人好きだ。
自分の好きな感じの文章を書く子が大絶賛していたので、思わず手に取ってみた川上作品。抽象的なテーマが多いのに、ここまでくっきりはっきりと分析して書いてるのは凄い。鋭い洞察力が光る文章が多いので、甥っ子や母親とのエピソードは、そのギャップにほっこり。
とんでもないものに出会った時のなんだろうこの感情は、でも言葉になって出てこない!というのをいとも簡単に歌のように文章にしてしまっている。嫉妬というのか、本持ったままうわあああっと、ごろんごろん転がりたくなるようななんだかそんな気持ちになります。わたしだけ?
「単語の気持ちが、わかる人」 さらっと読めない言葉、よくよく考えると私の中心にグサッと、ずんと、衝撃が与えられる不思議。 「背中を押され背筋が際限なくのびてゆく思い」 こんな風に言葉をつなげてみたいなぁと思います。
世界の断片の集まり、まさにクッキーでした。本当に言葉も人も大切にしているんだなと、文章の節々から感じられます。この人のエッセイが好きで、読んだのは3冊目になりますがいつも視点や考え方の面白さになるほどと唸るばかり。「何も『ない』ことが自由なのか、それとも譲れない何かが『ある』ことは、豊かさに繋がることなのか。」私もじりじりしました。
本書に収められたエッセイには、多くの疑問や問いかけが散りばめられている。それは、川上未映子の日常における発見から、いつも起こる。例えば「あたりまえのことですけれど、小説を読んでいると、はっとすることがあります。ああ、ここには文字しかないではないか、というようなこと。」とか、例えば「このあいだ私は、喫茶店でお茶を飲みながら、あっ。このお店にいる人が全員もれなく、頭蓋骨を所有しているのだ!」とか。その発見は、小説家の、というよりも、詩人のまなざしから来ているような気がする。(つづく)
等身大のエッセイで読みやすかった。乾燥対策の話、三鷹の太宰治の墓を訪ねた話、「体調やペンとか鉛筆とか書くもので文章が変わる」という話が面白かった。たまに、町田康氏の文体に似ているなあと思う文章があったけれど、その部分は何で書いたのだろう?
「からだ」と「こころ」がすぅーっと離ればなれになったり、片方がボワっと巨大化して、もう片方がしゅるしゅるとちじこまったり、そして何事もなかったかの様に元に戻ったりする様子を、畏敬を込めてじっと凝視しているような川上未映子さんの文章が好きです。
【図書館】彼女は子供の頃の無邪気さを忘れてなくてかわいらしい。そのかわいらしさ羨ましい。私も昔は、しかくやまるの数を数えていたなとうっすら思い出したけど、この本を読まなければそんな事すっかり忘れていたもの。装丁かわいい。カバー外してもかわいい。あまりにラブリーでちょっと川上未映子さんのイメージとは違って最初見た時はびっくりしたけど。『おきゃん』って言葉、彼女の本でよく見かけるけど、良い響き。
「読んだあとは、どこか世界が変わって見える。」したら、私は未映子の見てる世界を、ちょこっとでも見る事できた気になる。気がする。エッセイたまらん。
「わたしの文章は、たぶん大阪弁を使ってることから「耳に聴こえてくるような文章」とか「音読したい文章ね」という感触があるそうで、最初はこれにもちょっとびっくりした。わたしは文字というものはほとんど目で見て目で意味を汲み読み、そして目で書いているつもりだったので、読んでくれた人の耳や口に響くということを知って、「なあんだ、目も耳も口も、やっぱりつながっているのだな」という愉快を連れてきてくれて、嬉しかった。」
買って読むような本じゃないけど、そんなに批判されたり、ましてやムキになって批判するような本ではないと思う。 上澄み液みたいなエッセイが出せるのだって、芥川賞の副賞みたいなもんだ。
世界クッキーの
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