扉守(とびらもり)
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扉守の感想・レビュー(440)
ちょっと不思議なほんわかした短編集。恩田陸の光の帝国好きな人は好きそうな話だと思う。文庫になったら欲しいな、と思うけどならないかな…?ならないならハードカバーで持っててもいいかも。大事に抱えていたい。
ほんの少しファンタジーの入った少しだけ不思議な物語たち。普通ならありえない出来事をおおらかに受け入れてしまう気質というか、すごくあたたかい気持ちになれました。お気に入りは「天の音、地の声」と「ピアニシモより小さな祈り」それとストーリーより描写が好きなのが「桜絵師」です。
ほのぼのしたファンタジーですごく癒しな感じ^^*光原百合さんの本で以前読んだ『銀の犬』に比べて切ない話が少ないので、違った意味で前向きになれる本だと思うv登場人物たちがみんな素敵で引き込まれるように読めた^^
軽い感じでサラっと読めました。扉守とピアニシモより小さな祈りが良かったです。人との繋がりやその地にある古くからのお話も時に大切だなぁと思ったりして(^_^)/
どのお話も不思議で人間離れしたキャラクターたちが魅力的でした。不思議なお話ではあるけど、現実で誰もが直面する悩みも描かれていて共感できるところもありました。この作家さんの作品を読むのは、これが初めてだったので、他の作品も読んでみたいと思いました。
こういう日本的にファンタジックな物語は大好きです。尾道が舞台というのも素敵。すぐそばに、人ではない人々がいるかもしれない、不思議な世界が広がってるかもしれない。おすすめ。シリーズ化希望です。あ、ミステリではありません。
尾道をベースにした街・潮ノ道で起こるちょっと不思議な出来事を連作で綴った短編集。異世界が絡む話ってあんまり入り込めないんだけど、これはおもしろかったなー。桜絵師の話が好き。 ちょっと文体を変えればラノベになりそうな作品が多いな、と思った。不思議さのさじ加減が絶妙な気がする。
幻想的で不思議な話。さらっとした話が多かった。潮ノ道という場所に訪れる人とそこで暮らしている人の感情がクロスして、心温まるような話が多かったと思う。綺麗な文章の中にたまにハッとさせられる一文が有ったりして、なかなか楽しかった。
図書館の本:言ってみれば怪奇現象なのかもしれないのだけれど、それが普通に受け入れられてしまう、不思議な世界観。そっかぁ、どこかう舞台が懐かしいと思ったら、作者が尾道出身なんだ。
潮ノ道で交差する人や物や人外の想いを綴った連作短編。全体的にやさしい気持ちに包まれていて、温かい物語でした。表題の「扉守」はちょぴりビターでしたけれども。
潮ノ道という場所での不思議な話。不思議なことを自然に受け入れられる話ばかり。それぞれの話が不思議で怖いようで切ない。心が温かくなったり、締め付けられたり。でも読んで良かった一冊。「とても悲しいけれど、残念なことだけれど、存在しているせいで自分も周囲も不幸になってしまう『想い』というのが、この世にはある」そうかもしれない。
不思議な世界観ながらすんなりと入っていけた。
風景の細やかな描写に想像が膨らみ舞台のモデルとなっているという尾道にも興味が湧いた。
色々な『思い』がひとつひとつの物語になっていて想像することで楽しめた。
是非続きも読んでみたい。
潮ノ道の舞台になった町には何回も訪れたことがあるが、ノンフィクションといわれてもおかしくない感覚がする。一度飲むと、どんな形であろうと必ず帰ってこれる「帰去来の井戸」が好き。人の気持ちは儚いけど力強い。
山に囲まれた、小さな海沿いの町。言い伝えやお寺、町並み、来訪者たち…不思議だけど温かく、優しく、時には憎んだりしながらも深い慈しみに満ちたお話。
帰ってくる死者、絵の中の少年、拗ねたピアノ。みんな自然を愛し、人を愛して。木々のざわめきや海の波音が聞こえるようで、ほっこりしました。『ピアニシモより小さな祈り』が一番すき。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/24
冴え冴えとした月光の下、古びた井戸から溢れだす澄んだ水。かすかな光を帯びたそれは《雁木亭》前の小路をたちまち水路に変える。満月の光に照らされて漕ぎ来る白い小舟。心ならずもこの町‐潮ノ道‐に戻れなかった魂。店の前『船でお越しの方はこの杭におつなぎ下さい』の文字。杭に船をもやった魂は、月の照らす間だけ懐かしき町と人を巡り夜明けに浄土へ旅立つ。この井戸の水を飲んだ者はこの地の力に引かれ必ず戻り来る【帰去来の井戸】の言い伝え。架空の町・潮ノ道は著者故郷の広島県尾道。不思議な力持つ町を舞台の短編七編。→続く
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 09/24
広島の書店員が選ぶ広島本「広島本大賞」にノミネートされた本です。何とも不思議な雰囲気をもつファンタジーで、尾道市出身である作者らしく、読みながら尾道の風景を感じられました。海と山に囲まれた、島国日本ならではの情景と不思議体験のような気がします。「帰去来の井戸」「旅の編み人」が印象に残ってます。
初作家さん☆不思議な世界が心地よいね!「天の音、地の声」「旅の編み人」がお気に入り。零のピアノも聴いてみたい♪「どうだ、歌っているほうが楽しいだろう」
潮ノ道という町で起こる不思議話の短編集。ほっこりとした気分になる。了斎さんがいい味を出している。「写想家」の菊川さんに私を撮って欲しいと思った。「ピアニシモ」と「帰去来」がほんのり優しく良かった。
人間以上に人間らしい彼らのことが愛しくなります。ぱたぱたさんに切なくなり、薫さんに魅了されました。不思議っていいな。心あたたまる作品でした。
私が産声をあげた土地をモデルとした潮ノ道では、非日常が日常の顔をしている。好きだなー不思議町。そして広島弁は文字にすると読み難かった(広島県民なのに!)また朱華園やカラサワに行きたくなったー!
潮ノ道という町で起こる不思議な物話。日常というのは、実は色んなバランスをとりながら成り立っていて、それが崩れないように守ってくれる何かだったり、誰かがいたらいいなぁと思う。桜絵師とピアニシモより小さな祈りが良かった。続きが出たら読みたい。モデルになった尾道もいつか行ってみたい。それにしても、了斎さんて何者なんだろう•••。
ジャケ買いした初光原作品。小さな町を舞台にした、少し不思議な短篇集。この世界観はすごく好き。日常に溶け込んでる非日常を、それを知らない人の目線から味わえます。どの話も優しくて、じんわりとした読後感。光原さんのお話をもっと読んでみたいと思いました。
連作?短編集。
各話の主人公たちが、日常のなかで不思議なものに関わっていく。
不思議話が好きな自分が食い付かざるを得ない雰囲気だった。
この本の舞台のモデルは尾道で、自分も現在尾道を棲み家にしてるので、風景描写に「あそこかー」と思えたりする。
キャラで好きなのはあらくねさん。人の話聞けよ!的な、主人公とのかけあいが面白かった。
名言だなと感じたのは、『それがこの世界の片隅で、ピアニシモより小さい音でしかなくとも』という台詞。
この台詞の続きは是非本文で(笑)
潮ノ道という町が舞台の連作短編集。一つ一つのお話から優しさが染み透ってくる一冊でした。悲しみ、寂しさ、そして時に殺意まで抱く人々。物に宿った想い。川の水が海と溶け合うように、世界のバランスを見守る者たち。不思議な舞台でありながら、もしかして本当にこんな町があるかもしれないと思いました。どのお話も良かったけど、やっぱり「ピアニシモより小さな祈り」が一番好きかな。
不思議な力を持つ町潮ノ道を舞台にした連作短編。あとがきにもありましたが舞台になった尾道は、作品のモチーフになることが多い場所ですが、なんとも雰囲気のあるところで是非一度は一度は行って見たいところです。どの話もちょっと不思議なほんわかな話の中に少しトゲのあるものでした。その中でも『写想家』は一味違って好みでした。写真撮らなかったらどうなっていたんでしょうね。
不思議な力の集まる町の不思議な話の短編集。切なかったり、ちょっと怖かったり、ほっこり温かだったりする話達。あっという間に引き込まれました。魅力的な人物達に魅了されました。
一度は行ってみたい街、尾道をモデルにした潮ノ道を舞台にした不思議短編集。“写想家”“旅の編み人”がお気に入り。前者はモチーフ(?撮って下さい、私を。真っ黒でぐちゃぐちゃで…うんざりなんです。汚な過ぎてダメでしょうか?)が、後者は登場人物造形(いいコンビ過ぎる!アラクネさんの髪がほどけるところがとても綺麗…)がツボ。一話一話が宝物のような一冊でした。
不思議な力が集まるまち“潮の道”を舞台にした連作短編集。瀬戸の海に面した坂の多い、まちのモデルは尾道だとすぐにわかった。どの話も幻想的で暖かい。もっと読みたい、シリーズになってないのかな。読み終えてカバーを見直すと、読む前にはきづかなかったものが見えてきてすごく楽しくなりました。
あたたかい話がいっぱいで、空気感がなんだか気に入りました!幅広い世代に受け入れられそうです。ピアニシモよかった。
多少の馴染みがある場所なので、読んでいて情景が頭にはっきりと浮かんできました。
ちょっぴり切なくもありがら、あたたかい作品。
細い路地を迷い込めば、こんな不思議な出来事に出会えそうな、そんな予感がしました。
久しぶりにしみじみと、こころが温かくなる本でした。「写想家」では、もし菊川が祥江の写真を撮らなかったら・・・とぞっとしましたが、こういう話の流れが作者の優しさかなと。幼い女の子にとって「ホットケーキが食べたい」というのが人生の重大事であったように、ひとそれぞれに「人生の重大事」ってあるのよね。
扉守の
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感想・レビュー:248件














































