蘭陵王
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蘭陵王の感想・レビュー(123)
仮面の逸話の人物。主人公が信念を語らず、淡々と描かれてるので、国を建て直す意欲がなかったように、かと言って絶対の忠義を尽くしたわけでもないただの武人のようにみえた…。ヒロインの個性や、蘭陵王の兄弟の方が人間味があって魅力的で、安徳王のほうに「もしも」と言いたくなった。この作者ならもっとダイナミックに活用できる美味しい要素がたっぷりあったと思うのだけど、長さのせいか、掘り下げ切れてなくて勿体ない感じ。
左方舞楽「蘭陵王」のモデルになった人物として興味を持って読んだ。余りに高潔で、強く、女性にも淡白すぎる設定にされていて、人間味が余り感じられないが、武勲を立てながらそれが北斉の時の皇帝に危険視され、二十代後半で死を賜ったという悲劇の生涯のアウトラインが良くつかめた。蘭陵王は六世紀に中国で栄えた北斉の王族。これは、日本では雄略天皇や仁徳天皇の御代。あの時代に、北斉では、こんなに悲惨な皇帝による王族や臣下への粛清が行われていたという、時代背景が良く分かった。当時、非業の死を遂げたのは蘭陵王だけではなかった。
久しぶりに読み返しました。テンポの良い文が気持ちよく、さくさく読めます。でも難しい人名に足を取られるので、人物表があると嬉しいぁ。・・・それと新作待ってます。
相変わらず良くこういった人物を探してくるな~って感心してしまう(笑)あまりメジャーな時代ではないし登場人物たちも有名な人ではないので仕方ないけどちょっと説明の文章が長くって蘭陵王や他の登場人物たちの個性が生かしきれてない感じがあったかな~。田中芳樹の中国物は面白くって好きなんですがいい加減に中断しているシリーズものも完結させてほしいですね(笑)
中国史はまるきり無知だし、最初、多数の登場人物の人名と王朝の対立に目を回したが、すいすい読めた。蘭陵王と月琴、安徳王のキャラクターに救われたからだろう。なんとなく「創竜伝」の二兄と三兄が脳裏によぎりってしまうのだけど(笑)各キャラの内面の心理はほとんど書き込まれない。史実の列記でお話がすすむ。作者独自の歴史観もあまり無く、ちょっと史料にひっぱられすぎたような味気なさが残る。けれど、巻末の参考文献が圧巻! 漢文(中国文)を丹念に読みこみ執筆されたのだろう。
古典舞楽の関連から、随分前から興味があってようやく読めたのだけど、表紙が…正直、電車の中で読むのがちと恥ずかしいかった…。それはさておき、乱れて転落していく国家を最後の底力で支えようと転戦し、そして陥れられて斃れるという、中華の歴史に繰り返すパターンなんだけど、彼のような人に「もしも」があったら、世の中はどう変わっていたんでしょうねぇ、と、嘆息せずにはいられませんな。
超美形の天才戦術家が腐敗した国家のために戦い続けるというラインハルトとヤンのイイとこ取りみたいな主人公です。ヒロインも田中芳樹ヒロインのテンプレみたいな感じで読んでて気持ちよかったです。
帯に「その若き将軍は美しすぎる顔を隠すために仮面をつけて戦場を疾駆した」とあるので、どんだけイケメンなんだそりゃ~っと。不純な(笑)動機で読みました。王子だの将軍だの書かせたら、田中先生相変わらず巧いですね。で、顔が良くて戦に強く、性格もいいというあり得ないくらいのカリスマ、蘭陵王。もっと突っ込んだ、たくさんのエピソードを読みたかったです。気が付けば悲劇スイッチ入って(没)ですか。悲しすぎる。ラスト、月琴と蘭陵王のエピソードは甘いラブストーリーか少女漫画どっぷりなんですが、なぜか妙に感動しました。
久々に田中芳樹さんの本を読んだ。蘭陵王自体に興味があったが、面白く読めた。中国の歴史書に登場する人物を取り上げて書くスタイルが多いが、親しみを持ちやすいのではないだろうか。
久しぶりに田中芳樹作品を読む。よくもわるくも田中芳樹だ~て感じは変わらなくてなんだか懐かしい。そういえば創竜伝て完結したのだろうか?
古代中国の物語を読むたび、「君主」の人となりが如何に治世に反映されるかというのを考えさせられます。血筋なのか実力なのか、国を統治することの難しさと、権力を手にした人間の欲望。現代に通じるものがあるのかも。ところで、個人的には名前が覚えにくくて大変でした。系図がついてて助かった…。
田中芳樹の中国モノは、大抵滅亡する王朝における悲劇の人が描かれているなと。一般読者が知らない素材を取り上げてくれるのは素直に嬉しいが。一度、田中さんも好きな光武帝を書いて下さい、長編で(笑)。
田中芳樹らしいかなと思いますね読みやすい歴史小説なのかな~って思います。中国の歴史って栄華の終わりには悲劇ばかり、人間的にすばらしい蘭陵王の話もっと知りたくなりますね
良くも悪くも田中中国本(娯楽性と真面目さのどちらもが帯に短し襷に長し)の域を出ないが、きっと史書を漁るだけでも面倒にすぎる時代が大変判りやすく。主人公はキャラクターでなくて歴史なのだろうなと。
昨今流行りの「○○過ぎる」の先駆的存在とも言える人だという程度の理解だったけど、北斉にとって彼は「傾国」だったのかも。品格って修養の末に身に付くものなんだなと思う。この一族の腐りっぷりには言葉がない。ヒーローをヒーローらしく書いているあたり、筆者の愛情というかポリシーを感じるなぁ。
久々の田中芳樹流中華歴史小説! 久しぶりのせいなのか、ちょっと補足…というかうんちくが多かったと思いました。でも読者をひきつける卓越した描写力は健在! この勢いで「楊家将演義」も訳してほしいです!
蘭陵王としょう摩河の一騎打ちは迫力があった。陳慶之や秦しゅく宝など今まで田中先生が書いてきた人物がファンサービスのように記述される。蘭陵王が女性に潔癖だったのもかっこいい。
はぁ…。読み疲れました。三国時代と隋唐に挟まれた、中国史の中では存在感の薄い南北朝時代。短命で呪われた北斉王朝の太祖の孫にして、悲劇の武人貴族・蘭陵王。彼の18歳から27歳までの怒涛の戦国物語。貴種流離譚ってやつです。日本武尊然り、源義経然り。でも、こんなに読んでて苦しくなる物語とは思わなかったです。外も内も美しい人でした。ヒロインの月琴が元気一杯でいてくれたのが唯一の光でしたねぇ。
舞楽でしか聞いたことのない人物にこんな勇壮で華麗な物語があったのね。久々の田中さん作品、たくさんの史料を読み込まれてて凄いです。歴史資料を積み重ねられたなかに浮かび上がる蘭陵王のひととなり。史実とファンタジーのあわいが良いですね。この時代のこと調べたくなりました。
「アルスラーン戦記」よりは、どちらかというと「銀河英雄伝説」の雰囲気に近かったような気がします。蘭陵王の姿が、どことなくキルヒアイスに重なって見えたのは私だけでしょうか。あまりにも悲しすぎる結末だったけれど・・・月琴の存在が、その哀しみをわずかでも癒してくれたような気がします。久しぶりの田中作品、しっかりと堪能させて頂きました♪
うわぁ、久しぶりの田中さん新作!出たことにびっくりしました(失礼)。半分くらいは歴史のあらすじみたいな…いや必要なんでしょうが!もっと蘭陵王がばっさばっさなぎ倒す話かと思った。残念。しかし田中さんの歴史小説もしっかり裏付けあるから人気なのかも。
鬼の仮面をかぶって戦う眉目秀麗な武将。小説より、漫画か映像で見る方が映えそうな人物である(鬼面をパッと取るところは、是非スローモーションで)。 蘭陵王はじめ登場人物の心理描写は弱いが、斉・周・陳の新三国時代というマイナーな中国史を扱ったところは好感度大。
オイシイ設定で武装した蘭陵王ですが、私には早足すぎてちょっと、着いていけませんでした。三国志とかと違って前情報がないから、漢字ばかり、主人公以外のエピソードの多さに混乱してしまいました。しかし、享年27歳?この手の主人公にしては若すぎる、美人薄命。
中国南北朝時代をはじめて具体的にイメージできた。登場人物も個性にあふれ読んでいて楽しかったが、やっと名前を覚えたかと思うと、次から次へと殺されてしまうのには参りました。銀英伝とまではいかなくても、5巻くらいの小説としてじっくり読みたいところです
蘭陵王の
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感想・レビュー:52件















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