架空の球を追う
架空の球を追うを追加
架空の球を追うの感想・レビュー(557)
お話の一つ一つが新鮮。中でも「二人姉妹」「ハチの巣退治」は笑いました。特にハチは最高…この話の為にこの一冊を購入したいくらいです(図書館で借りたものです)。「二人姉妹」は最初、シリアス系なのかなと思っていたのですがオチがいい。思わず読んでいる私も最後はぽかーんとしてしまった。「パパイヤと五家宝」は、私も社会人になって一人暮らしをしたらこんな買い物をしてみたいなと思いました。これも同じくくすりと笑ってしまいました。どれも温かいものから笑えるものに、苦いお話もあって面白かった!
日常生活の一コマを切り取った短編集。「パパイヤと五家宝」と「ハチの巣退治」が好きだった。自分と重なる風景。見たこともない情景。ページをめくるたびにいろいろな世界が広がって楽しくなったり、切なくなったり。
「日常の何気ない景色をどうしてこんなに綺麗に写せるんだろう」と感心してしまう写真集のような短編集。一つ一つの話はとても短いが、その情景を鮮やかに想像させ、さらに様々な感情を引き出し楽しませるのは、作者の技量が高いからだろう。☆どれも良かったが、特に気に入ったのは…思わず吹き出してしまった「ハチの巣退治」「パパイヤと〜」。マルケスの「百年の孤独」を彷彿させる力強さのある「太陽のうた」。切ない情況にも関わらず、爽快感で締めくくった「彼らが失ったものと〜」英国人夫婦のようになりたい♪
短編集。表題作や「二人姉妹」、「銀座〜」といった日常のひとこま。「ハチの巣退治」「太陽のうた」などの海外に趣を置いたもの。いろんな作品を楽しめた。なかでも「あの角を〜」の人間の温かさが心地良かった。
短編集。かっこいい書名だなと思っていた表題作の『架空の球を追う』は読んでいて、なぜこの名前がついたのかを知った瞬間、ニヤーッと顔が緩んでしまった。やっぱり森さん好きだなぁ!と改めて思った本だった。
くすっと笑ったり、ふーむと思ったり、その一瞬が面白い短編集。世界は何気ない感じの小さなきっかけで回ってるんだな。「二人姉妹」が好き。
短編集です。1つ1つの
完成度が高いと思いました!
「彼らが失ったものと失わなかったもの」が素敵な話だなと思いました。
森さんの短編集面白い。人間の機微を丁寧に描いていながら、最後にクスりと笑える落としどころ。慣れ親しんだ五家宝がこんなところで、でてくるとは。
日本の外が舞台になっていたり、日本人ではない人たちのストーリーに気取りのようなものを感じてしまう。面白くないわけではないけれど、印象に残らない。ちょっと小洒落たお話になってしまうのが惜しい。
「架空の球を追う」
情景が頭に浮かんだ。幼さの残る野球少年たちとどこか感傷的な母親たちを、幻想的な夕焼けが包んでいる。映画もしくは絵画のような作品。架空の球を追うという表現自体が絵になる。一編の小説と言うよりは、何枚もの絵なのかもしれない。
面白い短編集。着想がいい。女子会で新宿と銀座のどちらがいいか、というトピックだけで、これほど面白い小説を書けるのは森さんぐらいかもしれない。「ハチの巣退治」も、文字通りハチの巣退治のお話だけど、それが一人の女性の生き様を見事に浮かび上がらせて見事。
静かな短編集だった。最初はエッセイかな?と思ったのだけれど、徐々に物語の様相を帯びてきて一気に取り込まれる感じ。色んな海外の描写が結構好きだなぁと思った。取り立ててこれが1番というのはないけれど、どれも余韻の残る物語たちだった。
年齢、性別、国籍が様々な人の日常の1コマを切り取った話。「銀座か、あるいは新宿か」の登場人物に親近感がわく。気心の知れた女同士の飲み会って、下らない論争で盛り上がるんだよね。でも、それが楽しいんだ。居酒屋で実際にいそうな人達の話で面白い!
11話の短篇集ですね。何かテーマというか共通項があるのかはっきりとは解らないけど。多分語り手または視点を持つ人が全員30代の女性。でも立場も職業もはたまた国籍も多岐にわたっている。クスリと笑える要素も沢山あって楽しかった。とくに「ハチの巣退治」のジョーがカッコイイ。
日常の一部分で、ふと訪れる貴重な瞬間をいつでも覗けるような、そんな作品が集まっているように感じました。表題作は鮮やかな少年たちの練習風景+見守る母親という光景を、「シャッターを降ろす」ように切り取っていて、特にそんな思いが強く感じられて好きです。他の作品だと「ハチの巣退治」が特にお気に入り。手紙の書き損じギャグは数度目になっても笑ってしまいました。
いろんな人の人生を、ちょっとだけのぞき見たような感覚。共感できるものや、そうでないもの。それぞれだなぁと心底思いました。
日常の一瞬を丁寧に切り取っているなぁ。さらりと読み終わってもじんわりと残り続ける感じがある。難民キャンプの女性の話が特に印象に残る。それが彼女の日常なのだ。新宿と銀座で盛り上がる女子達の会話は面白いけど、会話のみで文章をつないでいくのは好きじゃないので、それが残念だった。ドバイの二人の長編化希望。
短編集というか掌編集というか。自分とは関係ないはずの人達の話なのにちょっと共感したりできる。私も牛ステーキより豚の生姜焼きが好きだよ。シリアスに喧嘩してても○○○でまとまっちゃう姉妹とか。ハチの巣退治のジョー君いいね、商売上手。
「銀座か、あるいは新宿か」「ハチの巣」が好き。カラフルとはまた違った感じで日常の中のふとしたことをちゃんと表現して文にしていて、その中にきらりとした幸せみたいなのが落ちているのを見つけられた気になるから森絵都さんの作品は結構好き。ただそれと相成って少しインパクトが無いと感じてしまったりもした。
再読。日常のささいな事に幸せを感じるっていいことだなあと実感。短編なので読みやすいし、寝る前に一話読むと寝つきがいいような気がする。
森絵都さんの作品は好きです。一話目のこれが幸せといわず何を幸せというのかというような、じわじわ来る幸福感や日常の中でふっとやり過ごしてしまうような、感情の揺れみたいなものをとても的確に捉えていて、うーんあるあるという感じになります。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/14
ひとつひとつの物語はとても短い。けれど毎日のほんの一瞬のできごとをこんなにも色鮮やかに切り取って表現できるもんなのか、と感嘆の溜息。無駄に長くすることができそうな話であっても敢えて短くすることで読者側に自由な創造の幅が与えられて、とても心地よかった。登場する女性たちの心の迷いや何かに囚われて視界が狭くなってしまう様には息が詰まるようなリアルを感じた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/14
表題作の他、11編の短編集。1篇1篇が短くて、すーっと読めた。日常の出来事から話が作られているが、真正面から見てたつもりが、気がつけば実は違う角度から見ていたことに気付かされた、とでもいうような驚き・やられた感があった。「パパイヤと五家宝」の五家宝が買い物カゴに入って景色が変わった感やちぐはぐだった「二人姉妹」があれの話で元通りに戻れるなんやそれ感が心地良かった。
どこかにありそうな日常を描いた11編収録の短編集。セレブっぽい奥様の真似する「パパイヤと五家宝」が面白かったです。恥ずかしながらこの作品で五家宝を初めて知り、カゴのインパクトをがらりと変える五家宝・・・なにもの!?と笑いながら読みました。あとは「銀座か、あるいは新宿か」のやりとりも、何か分かる!と頷けて好き。 短編なのでどれもすぐ終わってしまい、もう少し読んでたいなーと思いましたが、それもまたこの作品の味ですね。
架空の球を追うの
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感想・レビュー:220件




















































