一朝の夢
一朝の夢を追加
一朝の夢の感想・レビュー(52)
02/12:axl
朝顔を自分の為に作っている小市民な性格の興三郎。DNAも細胞培養も一般的でなかった時代で、時間をかけ、新種に力を注ぐ姿は病気に寒さに量に味に勝る物を作ろうとする今に繋がっている。しかし知っていながらみすみす討たれたとされた宗観っていうのは、どうかな?どうみても道、半ばの気がする。
01/21:higeoyadi
01/17:lotus
01/08:cinnamonrusk
幕末、激動の時代を信念を持って駆け抜けた人々を朝顔に絡めて描いた作品。主人公の興三郎は兄の急死により家督を継いだものの、荒事の苦手な心優しい、朝顔を愛でる男。しかし、その朝顔を育てる腕前によって幕末の争乱にまきこまれてしまう…。昼行灯の興三郎が、大切なものがこの指の隙間からこぼれ落ちてしまうのを食い止めたい、と男として一本筋が通った人間になっていく姿が良かったです。平和な世なら、里恵や小太郎と穏やかに暮らし、宗観様や三好と朝顔談義に花を咲かせることもできたのだろうに…と思うと切ないですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 12/22
朝顔をテーマにした幕末小説ということで、ややスローでぬるい内容かと思ったら、大間違い。幕末の井伊大老暗殺事件などもからみだして、物語に僕好みの疾走感や重厚感がでていた。出来のいい兄ふたりと違い武道がからっきしの主人公の葛藤が朝顔の交配を通してよく書けていたと思う。
11/26:hiromi35
11/24:pinetree
趣向の凝らされた時代ものでした。幕末、北町奉行所の閑職の同心中根興三郎が、丹精を込めた朝顔を幼なじみの里恵に渡したことから、趣味人同士の交流が、果ては安政の大獄、桜田門外の変へと繋がっていきます。 朝顔を通じての交流から、里恵と交わり、多くの知己を得、興三郎は生き生きとした表情になっていきます。しかし、その周辺では政情絡みの血生臭い事件が増え、ついには大事な人まで失うことに。 主旋律の物語もさることながら、想いを寄せる人との仄かな恋情がいい雰囲気を添えるいい作品でした。
10/31:tree
10/10:めにい
10/05:ごまままご
08/16:ゆ。
06/26:hattuann
06/22:さくら
06/05:美穂
05/25:yu
趣味の朝顔にしか興味がないような主人公が、時代や周囲の人の影響で段々変わっていく様子が良かった。ところで、江戸時代に流行ったという変わり朝顔、どこかで見たことがある。どこだったかな。
12/09:trebook
11/28:coco
10/31:モコ
10/20:まきこ
趣味の朝顔のこと以外となるとてんで冴えないお役所勤めの興三郎(「さらい屋五葉」の主人公に似た魅力あり)。これはそんな彼視点で攘夷派、開国派で揺れる不穏な世にある人と人との繋がりの情を優しい味わいをもって描かれた物語で、歴史に疎い私が少なからずも抱いていた井伊直弼、関鉄之助の人物像に更なる広がりを持たせてくれました。そして朝顔。大好きな花の一つでしたがこれほど珍種多種でたくさんの愛好家が居たことには本当に驚きました。朝顔図譜『三都一朝』という本の存在もこの本と出会わなければ一生知ることもなかったでしょう。
10/08:bellbell7
07/14:katta
風雲の時代の半歩前、なのがいい。幕末自体は様々な本が既にあるしテレビで取り上げられることも多い。だからそのほんの少し前、不穏さの見え隠れした平和を裏側から眺めている風なのが。興三郎が誼を通じたのはあくまで宗観と三好貫一郎であり、大老と水戸藩士ではなかったように。村上と里恵の存在が切なく哀しく、だからこそ朝顔に懸ける一朝の夢が美しかった。
01/01:せいか
時代小説はまともに読まないのでほぼ初めての本でした。桜田門外の話だと思ったら最後の方だけ。でも裏話的な知らなかったこともあって勉強になった。朝顔を通して人間ドラマを見ているみたいでした。地味ながらも主人公の興三郎の人柄が魅力的です。里恵さんの存在が…切なかった。朝顔を育てたくなる一冊。
11/17:jidaiokure
このような歴史小説風のお話は読み慣れていなくて、頭の中で登場人物を整理するのが大変でしたが、井伊直弼とのかかわりがちらほら現れてくる頃から一気に引き込まれていきました。朝顔と共にある主人公興三郎の人柄がとても魅力的。
初めは硬質な文章で地味な話だな、と思いながら読んでいたのですが、中盤あたりからぐいぐい引き込まれていきました。井伊直弼にはあまりいい印象は持ってなかったのですが、この話の大老はとても魅力的でした。最近はあまり朝顔を見かけませんが、久しぶりに見たくなりました。(北国なのでもしかして栽培は難しいのかも?)
昨年の松本清張賞受賞作。兄の急死で家督を継いだ同心、興三郎の唯一の生きがいは朝顔の育成。競争に興味のない興三郎は夢の黄朝顔を作ろうと挑む。そこに現れた同好の士、宗観。彼と付き合ううちに大きな政変に巻き込まれていく。完成度の高い、硬質な文章で今後が期待される。
09/15:すいすすい
09/06:ぽて
08/23:ki
一朝の夢の
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感想・レビュー:18件




























