銀河不動産の超越
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銀河不動産の超越の感想・レビュー(551)
淡々と読み進められるけど、時々「んっ?」って読み直して「うんうん」って納得して。最後には「うーん」ってニヤリとしちゃう感じ。幸せな結末が嬉しいな。
「幸せを築く能力」って、周りの人たちを大切にする能力、幸せを幸せと気づいて感謝する能力、そのために努力することができる能力なのかもね。それを持っていれば、転がってくるのかもね。
森作品は、S&Mシリーズが好きで、読んでいる作品が偏っているのですが、なんとなくこの作品を手に取ってみました。ミステリーではなく、ただただ不思議で、面白い登場人物を楽しみながらあっという間に読了しました。作品の世界観や主人公が借りた家が面白いだけでなく、表紙も楽しくて何度もみながら読みました。図書館で借りた本なので返さなければならないのですが、買っても良いかななんて考えています。
一気に読むのがもったいなかったので、1章づつ時間をかけて読みました。最後守れなくて一気によんでしまったけど。読んだ人は分かると思いますが(笑。とても温かい気持ちになれました。影響されすぎかもしれないですが、結婚したいな思ったり。仄かにですけど。 また読み返したい1冊です。
これはミステリーなんでしょうか?イメージしてた森博嗣さんの作風と全然違って、どこか気の抜けた登場人物たちが織り成す、おだやかなストーリー。草食男子的な主人公がなんとなく伊坂幸太郎とかぶるのは気のせいかな。スタンダードな森博嗣作品を読んでから読みたかったかも。
現代版お伽噺、と感じながら読み進めた。展開もキャラ造型も巧いし、広大な空間の推移も面白い。感嘆そして満足のため息。何処と無くシュールな感覚を持った無気力な男は、不思議な縁が重なりに重なりに重なって、とても幸せになりました。実際、誰が、童話に於ける魔女で王様でお姫様かは分からない。ただ、きっかけに出会える、そして活用できる人間だからこそ、幸福になれる。幸せそのものでなく、幸せになる、ってことについて考えさせられた。
いつも気怠く人より疲れやすいが、責任感ある主人公は銀河不動産へ就職する。就職先には大柄な銀亀社長と年齢不詳の事務員佐賀さん…様々な客が往来し、社長を尊敬し手本としながら接客を続けるうちに自分が望んでもいない環境になっていく。他人から見れば羨ましくなる環境、チャンスにも主人公は従来の性格上とても逃げ腰。読んでいてもどかしいがとても面白かった。のんびりし過ぎず、ハラハラし過ぎず…いい作品が読めた気がします。
主人公が森さんで、登美子さんが実際の奥さんに近いイメージを持って読んだ。間宮さんの人生論(?)、きっかけの話には納得した。森さんは相変わらずキャラクターを作るのが上手いなぁと思った1冊。
ゆるーく読んで終わってしまいました。だけど最後の間宮夫妻の"きっかけ"の話には頷けました。あの家であの人達の中で暮らすのはちょっと楽しそうかも。
森博嗣の大人の童話のようなお話。 計算された構成で、さすが という内容。読者の好きなツボもきちんと抑えられてます。森作品は、こういうのが一番向いているような・・・ 一人称のため、多少文体を変え句点も多めにして、主人公の性格を反映させて物語のリズムも最初に伝えている。 この手の作品が増えることを望むが、森作品で一番好きなのはやはりエッセイであったりする。
平成の流され侍ことローギア高橋くんのちょっと不思議で可笑しな毎日の淡々日常系. 人それぞれあったスタイル(生き方)がある もっと自由に、囚われることなく生きるというメッセージが作品の底流にあって 高橋くんはかなり森さん自身じゃないかと思われるのだが、会話の掛け合いから日常にちょっとだけ入り込むファンタジイもまた品のあるユーモアがあって小気味よい.日常であり非日常. ただ、「幸福を掴むのは、その人が持って生まれた能力によるものです」という件は、解るけれどそれを言ってしまっては身も蓋もないと思うのだが
前半はかなり好みだったが、終盤から結末はガッカリ。高橋くんを応援する気持ちで読んでいたが、結局どうなってほしかったのか自分でもよくわからない。
主人公のまわりに現れる人物が、個性的でその人々との係わり合いによって主人公の人生も変化していく。サクッと読める。読んでて思わずくすっと笑ってしまい心があたたかくなる作品。また再読したい。
森作品2冊目。前に読んだのが「工学部~」なので、ゆる~い感じが持続中。淡々と進む非日常、物語としての盛り上がりは目立っては無いのだけど、どこか心を引っ掻いてくるものがある。読んでいて"楽しい"ものは久しぶりかも。
主人公は、省エネとは言っても、元のポテンシャルが高いんだと思う。柔軟な思考と高い適応力を持っていないとこんな風には馴染めない。不思議ではちゃめちゃなのに、何となく人のあたたかさがある、森さんらしい作品。
他の人とは元からあるエネルギィの量が違う気がする、自分では最大出力なのだが、世間一般からは元気がなく怠けているように見えることは認めざるをえない…という、気力体力が不足した省エネ青年が主人公。ユーモア溢れる文章が始終面白い。他の登場人物もマイペースで個性的。共感から読み始めて、面白さで読み進み、読み終わった後も余韻が残る小説だった。誰でも幸福を積み上げられるという森さん流の人間賛歌だと感じる。
冒頭の数ページにとっても共感してしまい(笑)読みはじめました。でも、高橋くんの、寛容さ、冷静なツッコミ、お仕事に対する真剣さ、登美子へのやさしさ、等々、読んでいくうちにこの人ただ者ではない!すごすぎる!そりゃあ、社長さんになるのも納得!!と思いました(笑)
最後まで子どものことが気になったんだけど…いやぁ、高橋くん心が広すぎる!素敵!
たまたま目に留まり、購入しましたが、面白かったです(^^)主人公の冷静な語り口が、良いツッコミになってます。しかし、最後はまとまり過ぎてあっけなかった気がしないでもない… いや、でも読んでいて楽しかったからいいや☆
122頁で池谷さんとの会話の後に"池谷さんはそこではははと笑った。よほど自分の言い回しが気に入ったのだろう。私は、体温が少し下がりそうだった。"って所が作者らしい表現でものすごくツボにはまってしまいました…(>_<)
まず最初に一人称で主人公を女と思ってしまった。これが叙述トリックなのでしょう。「きっかけ」って凄く小さく、見落としがちだけどそれに反応して自分の持つ能力と努力次第で、すべてが変わる。主人公は悪く言えば周りに流されるタイプだけど、見方を変えれば環境や人や事柄に柔軟に対応できる性格ゆえ、多くの人と出会ったことできっかけと共に産まれた持った能力や性格にプラスになるものを得た。「きっかけ」「能力」「環境の変化」「出会い」の噛みあいが人を作るという点に関して、この作品は強く主張している。
数年に一度の図書館本。森さんはいろんな本を書かれているんだなぁ。でも、やっぱり伝えたいこと、書きたいことっていうのはどれも通じるものがあるなぁと思う。名前の通り不動産屋さんの話ではあるのだけど、もはやラノベともいえるレベルで話が進み、いわゆるハッピーエンドを迎える。流れに身を任せられるって、本当は芯の強いことなんだろうな。有川さんの緩甘っぽい展開に近い。ここ何年の流行ということなのかな。
森さんのミステリーが好きで、図書館で借りた本。あぁこの人こういうのも書けるのかぁと思った。私はファンタジーとかバトルとかSF、ミステリーなど、およそ日常からかけ離れた話が好きなのだけど、これは抵抗なくすんなり読めてよかった。とても爽やかで、とりあえず森博嗣さんの作品をもっともっと読みたいと思った。
一気に読破。これといって大きなことが起こる事もなく、淡々と読めた。凡人と謳っているけれど、人には当たり前だけどそれぞれ人生があって、色々なことが起こって積み重なってる、凡人って何だろう?って考えさせられた。森博嗣さんの日常を通して書かれる話好きだなあ。
さくさく読了。非凡だけれど、本人は至って淡々としている住人達たちが好き。高橋くんも振り回されながらもきちんと働く好青年に見えた。私も一緒に住んでみたい!!
最初の数ページで、主人公にすごく親近感。連載、みたいな風だったけどどうなんだろう…? 間宮さんに池谷さん、それにいろんなアーティスト。佐賀さんが素敵過ぎたけど、文章的には登美子さん来たところで一変したというかまさかの横道に逸れていったというか…森さんは以前途中で断念してたから、とりあえず最後まで読めて良かったです。
省エネ青年が入社した不動産屋に近所の富豪が来店した。具体的な希望はないが部屋を借りたいという。社長に言われとりあえず紹介した物件を購入してもらえることになった。但し、条件が1つ。なぜかそれは主人公がその家で暮らすこと、だった。広大な敷地の家を家賃は現住の家賃と同額でいいとまで言われ困惑する主人公であったが・・・。ここまでいくとファンタジーです(笑)女性人が超能力者のようで怖い。でも、愉快な展開で面白かった。心配は杞憂に終わる。危機感無さ過ぎの主人公でした。疑問点はあるが幸せそうだしいいよね。
最初から最後まで、たんたんと進んだようにも思うし、ほんわかと進んだようにも思う。どちらにせよ、読後感は良かった。森博嗣というと理系臭(?)がするイメージがあったけれど、この本はそれを感じなかった。
どこかぼんやりとした主人公を取り巻く、一風変わった人たち。主人公は想像する。彼らはもしかして宇宙人なのではないか?と。森作品の登場人物はみんな魅力的だなぁ。ひとりで過ごすには広すぎる空間に、その魅力的な人たちが集まり、集団生活する。間宮氏のドールハウス見てみたい。大変おもしろかった!
このゆるさ、そして温かさ……。本当に主人公の高橋くんのような人生だったら幸せだなぁと思いました。周りに流され、いろんなことを寛大に受け入れられる、それも一つの才能ですね。
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