荒野
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荒野の感想・レビュー(1325)
父親が有名な小説家で、 一般の家庭とはひと味、違う感じやねんけど、その中で、恋愛とか色々あるわけ。ゆうやと荒野のその後、気になる。ほんま、大人と子供の間の感じがいい。
コミックスの1巻を読んだ流れで久々に再読。もう少し大人になった荒野とその周りの話も読みたいなぁと思った。何年も経って読み返したせいか、私が共感できる部分も変化していたようで、大人のオンナの記述の所も、あぁ、わかるなぁと思えた。
蜻蛉のような男に惹かれるのが女の性(さが)、共感してしまうわたしはもう大人の女なのだろうか、まだ少女なのだろうか…荒野の強さが眩しい。危うさが愛おしい。わたしにもかつてあった時間のはずなのに。
結構な長さの本なのに一気読み。自分の中学生の時ってどんなだったかなと 思い出しながら読みました。少なくとも、荒野ちゃんの様じゃなかったけど。少女から女性に変わってくのって結構面倒ですよね。ゆっくりと素敵な 女性になってほしいな彼女には。
3部で感じた文体の違和感はラノベ時代に書かれた1・2部に付け足されたと知り納得(どこかよそよそしく感じていたのは初期の文体に合わせるためかと)。変な言い方になるが、桜庭一樹が普通の青春小説を書くとこうなるのか!と驚いた。ラノベにいるのはもったいない、上がってきて当然。思春期の少女の心と身体の成長をとても清々しく緻密に描いてあり、女性なら共感できるポイントがいくつもあると思う。最終章での眼鏡の生かし方はとてもよかった。桜庭作品は物語と登場人物に対しての愛情がものすごく感じられるところがものすごく好きです。
恋愛小説家の父親の存在で、様々な女の情念が散らばっているけど、爽やかで瑞々しい青春小説であり、荒野の成長物語だった。思春期の異性への意識と芽生える好奇心。それと相反する拒絶。女の本能的な姿を嗅ぎつけ、それにちょっと嫌悪しつつ、自分も女という生き物になっていく戸惑いに、少女の潔癖さが揺れる描写がリアルで。それでも好きな人が出来て、恋をしてそんな感情もすっかり忘れて、子どもの女の子みたいになっちゃって。そうやって、人は知らない間に大人の階段を昇っていくのかもね。
引き込まれる作品。少女の成長の物語。印象に残ったのは、荒野の父親が「君が僕の事が嫌いなはずないじゃないか。」というような事をいった事。一体どれだけの父親が、確信を持ってこんな事がいえるのだろうか。荒野の視点から見た父親と、父親自身の物語はだいぶ違うのだろうなぁと思い、この父親の物語も読んでみたいと思った。非常に面白かった。
またもぐいぐい読まされてしまった!荒野が少女から少しずつ大人になるのを繊細な表現と友だちとの軽い会話で描いている。遠ーーい昔の(笑)少女の頃の気持ちを思い出させられるかのような桜庭さんの表現に脱帽!いろいろとにぎやかな中学生生活と古い鎌倉の家の静かなたたずまい、波乱含みの大人の生活。いろんなギャップが魅力。少女から女になっていくのは力強くもありなんだかせつないな。
鎌倉関係でオススメ頂いた作品その2。1,2部は以前読了していたので3部のみ感想。鎌倉に住む純文学作家を父に持つ女の子荒野が、恋多き父と家に入れ替わり立ち替わりする女たちを眺めながら、自身も恋をして、女が目覚めていくまでのお話。女学生が思ったままを書き綴ったような瑞々しく流れる文体。自分の鎌倉に対するイメージと重なって、うっとりさせられる。でも、少女を経て大人の女になったからこそ書ける文体。絶妙なさじ加減です。
中学の時って、こんな感じだったな…言葉にできない微妙な気持ちを、よくぞここまで繊細に!! 読み終わった今、「プラトニックラブがしたぁーい」と思いました。
桜庭さんがこんなピュアな作品も書くんだとびっくりして、すごく新鮮だった。少女荒野から見た大人の世界と自分の恋と友情。荒野のように、現実をありのままに受け入れることができたらいいな〜。彼女の魅力は純粋でまっすぐ、自分にも他人にも嘘をつかないところだ。多分彼女の父もそうなのだろう。女を泣かせて悪い人。でもきっと自分ではどうにもならない。それを小説として書くのは痛みだろう。
再婚相手の連れ子を好きになるって、ママレードボーイかい?と思いながら読み始めた。どの作品でもそうだけど、桜庭さんは少女だった頃の気持ちを物凄くちゃんと覚えてると思う。
私が言葉に出来ない感情を荒野の言葉や気持ちから感じることができ、共感と感動をたくさんしました。 悠哉くんはあいかわらず物語の初めから終わりまでかっこいいままで、荒野ちゃんの成長ぶりはステキでした。 単行本ではなくハードカバーで読まれることをオススメします。 中学3年の頃、友人に勧められて読み、高校3年で読み返したのですが、中学生の頃にこの作品の魅力に気づけた友人はスゴイなと思いました。
桜庭一樹の作品は二作目です。題名からなんとなく思っていたのと違って、荒野という名前の女の子の12歳から16歳までの話でした。恋愛小説かなとも思ったのですが、荒野の恋愛自体はとてもゆっくりした感じでした。小説家のお父さんが沢山の女性と関係を持っていて、父親の愛人や新しい母親を通して女性について描かれていて、こちらの比重の方が大きかったように思います。登場人物の中では奈々子が一番印象に残りました。
直木賞受賞第一作ってことは『私の男』の次がこれ!?と吃驚する程、あのどす黒い背徳感とは対極の、素直で可愛い女の子の成長物語。でもこの小説、一部・二部は『私の男』より前に書かれてたのね。 素朴で奥手で「女」に抵抗感じてた荒野の初恋が意外にあっさりうまくいっちゃうとか、あんな色々問題ある家庭で育ってなんでこんなにいい子なんだーとか多少違和感もありつつ、読んでて楽しかったしきゅんきゅんきた(笑)マイペースな妖怪っぽい蓉子さんのキャラがけっこう好き。正慶さんは、想像ほど嫌な父親ではなかったけど、こりゃ悪い男だわw
そういえば桜庭初期作品は女子中高生の主人公が多いよね。荒野はゆったりとして、ひかえめな性格なんだけど、パパの多数の愛人、新妻に収まった蓉子さんとの確執、悠也への淡い気持ち、そしてクラス内での盛りあがるガールズトークなどによって、否応なしに、そして不器用なりに成長していく。特に家庭がこうゆう環境でなかったなら、色々なことに気づくのがもっと遅かったような気もする。
とても無邪気な荒野ちゃんと、彼女を取り巻く人々から匂う性の香りがあまりにもかけ離れていて、最初は荒野ちゃんがかわいそうにも感じたけど、それは彼女も成長していく中で身につけていく大人の香りなのかなとおもった。あと、日常の描写がとても細かいところまで考えられていてとてもリアル。桜庭さんは些細なこともよく覚えてらっしゃるのだなと思った。
小説家の娘・荒野12歳。中学生になって、セーラー服を着て、ちょっぴり大人になった気分になって。そして、悠也を好きになって。友だちには彼氏ができたり、女の子が好きな女の子が居たり、異性への接し方が変わっていく男の子たちが居たり。接触恐怖症の荒野は「私は変わらない。変わらないで私」と思う。それでも時は流れて。荒野はただ一つの恋は忘れないまま、女になっていく。生々しくないけれど、誰もが変わって行く大人への過程。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/03
確かに、男子は地下組織ですよね。ひっそり好きな人教えあって協力体制だったり・・・ 一昔前の設定も素敵です。 あっという間に通り過ぎて、細かい忘れてしまうような数々を、覚えていて著せる桜庭さんはすごいと思います。
12歳から16歳の荒野を、筆者独特の語り口で描いている。YAに分類するにはちょっと異色。だけど、成長その只中にいる一人称で語っているYA本が多い中、10代でこの桜庭視点(?)を身につけておくのは最強かもしれないなー。
「私の男」で無理!!!と思ったんだけど、なぜか手に取った「荒野」で桜庭さんに落ちました。荒野すきだなーーー。私にも少女だったころがあることを久々に思い出した。桜庭さんらしさもあちこちにちりばめられていて、他の本も次々と読むことにしました。ただ、文庫は三冊に分かれてる。一冊ものもほしい。そしたら買います。
父の宝物で、少し潔癖なところのある荒野がゆるゆると人に慣れ、女であることをおそれなくなっていく様は、懐かしく微笑ましく、わずかにさみしい。
少女を通じたおんなの話だけど、少女の甘さとふわふわと、その後ろに潜むおんなのどろどろ。上手いなあ。彼女らのこれからが決して明るくないことが見え隠れするのが、この人らしさなのか…。そんな感じが好きですけどね。
わたし個人的におんなというものが苦手ですがそれに対面している荒野はすごいなあというか、なんとなく共感、とまではいかないけど同じような感覚はわかる気がする。悠也くんの文化的少年っぷりがかっこいい。素敵。
やっと読み終わったよ〜! 文庫で知って、二冊かって三部だけこれを学校の図書館で借りて読むと言うね(^○^) ゆうやも荒野もとても純粋で わたし普通に容子さんもえりかもすきですまたよみたいきゅんきゅんよりどくどくする、そんな、おんなといういきもののはなし
桜庭さんてすごい。女の子が大人になっていく過程になつかしいやら、せつないやらで、ぐ~っとくる話でした。猫背になっちゃうよね。
「荒野」って主人公の名前だったのかw 彼女が子供から大人へと成長していく過程を描く作品。 荒野がちょっと神経質な気もするけど、思春期の女の子の潔癖さはよくわかるなぁ・・・。 私にもあんな時代があったのかw 忘れていた青春時代を思い出させてくれました。 まぁあんなにダークな青春ではなかったけど。
“荒野”とは、主人公の女の子の名前。父は 有名な恋愛小説化で、女の人が 入れ代わり立ち代わり…。そんな荒野の12歳から16歳。思春期の話です。舞台が「 鎌倉 」と いうこともあって、物語は 静かに進められる。あなたの思春期を、思い出させてくれる一冊かもしれませんよ!!…父が作家で、女の出入りが多々あるような思春期を送った人は いないと思いますが(笑)
荒野の
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